JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

愚息からの電話

2006年07月30日 | m-o

関東まで梅雨が明けましたね。我が地方も、ここ三日ばかりそこそこの青空ですが、梅雨明けはまだなのでしょうか???
今日の最高気温は24.8度・・・あはははは、こりゃ梅雨明けどころか夏じゃないですね。
それでも、遠くでこの地区のお盆行事に欠かせない踊り囃子の音が聞こえます、きっと練習の真っ最中なのでしょう。

涼しい休日をゆっくり過ごしていると、珍しく息子から私ご指名で電話がありました。
「お父さん、カムイ伝って知ってる?」
いつもながら唐突な質問です。
友人になぜかこの手のマンガ・マニアがいるそうで、その友人から『カムイ伝』を借りて、はまってしまったそうなのです。
「このマンガ、お父さん世代のマンガでしょ?」
「う~ん、お父さんはその世代よりは、すこし若いかな」
「へえ~、そうなんだ、じゃ電話替わって」
「なんじゃい、それで終わりか?」

『カムイ伝』といえば、この作品のために月刊漫画誌『ガロ』が創刊されたという、白土三平の代表作であります。私が『ガロ』をよく読んでいたのは、1970年代ですから、『カムイ伝』全てを連載中に読んだ世代よりは、いくぶん若く、週刊少年サンデーに連載され、アニメ化にもなった『カムイ外伝』のほうが、リアルタイムだったように思います。
それでも、『カムイ伝・第一部』は読破しました。なぜだろう?どうしてだろう?
それは、ジャズ喫茶に、この『カムイ伝』を置いてあるところが多かったからではないでしょうか?

『カムイ伝』にせよ、『ガロ』にせよ、当時のジャズ喫茶に集まるヤカラには、よく合った代物だったのかもしれません。まぁ私もそんなヤカラの端くれだったのでしょうけど(笑)
あの頃は、音楽に、本に、先輩に、友人に、そしてマンガにまでも、私は大きく影響を受けていたんですね。そんなことをふと思い出していました。

これは、きいた話ですが、法政大学の田中優子先生が『カムイ伝』をテーマに講義をされているとか。現代の学生たちは、『カムイ伝』をどうとらえるのか、少々興味があります。
しかし、残念ながら、我が愚息があの『カムイ伝』を読んだからといって、なんらかの影響を受けるとは、まったく!思いません。(笑)

そういえば、マンガもずいぶん長い間読んでいませんね。こんど久しぶりに読んでみようかな、でも、何を読んだらよいものか?お勧めがあったらだれか教えてください。

さて、今日の一枚は、なんとなく当時の『ガロ』に流れていた反骨心を思い起こし、ミンガスにしてみました。ミンガスは取り立てて大好きといったミュージシャンではないのですが、この「MINGUS AH UM」は、そこそこ聴いた一枚です。
個人的には、2曲目、レスター・ヤングに捧げた「GOODBYE PORK PIE HAT」がお気に入りです。
今日の話の流れからいくと、7曲目「FABLES OF FAUBUS」のお話ということになるのかもしれません。でも、以前にこのログか、「ジャズ四方山話」で書いた記憶がありますので、今日は止めておきます。
ともかく、反骨に関しては、ジャズ界でこの人の右に出る人はいない、これは間違いないでしょうね。当時のジャズ喫茶に集まるヤカラは、そんな精神も大好きだったように思います。

MINGUS AH UM / CHARLES MINGUS
1959年5月5,12日録音
CHARLES MINGUS(b) JIMMY KNEPPER(tb) JOHN HANDY(as,cl) SHAFI HADI(as,ts) BOOKER ERWIN(ts) HORACE PARLAN(p) DANNIE RICHMOND(ds) WILLIE DENNIS(tb)
1.BETTER GIT IT IN YOUR SOUL
2.GOODBYE PORK PIE HAT
3.BOOGIE STOP SHUFFLE
4.SELF-PORTRAIT IN THREE COLORS
5.OPEN LETTER TO DUKE
6.BIRD CALLS
7.FABLES OF FAUBUS
8.PUSSY CAT DUES
9.JELLY ROLL


違う面(つら)

2006年07月28日 | a-c

今日は一日雨、高校野球の地方大会も、長引く梅雨のせいで、我が地区では日程が大幅に遅れております。我が母校もめずらしくベスト・フォーに残り、準決勝を楽しみにしていましたが、本日もまた延期、今日の雨の様子では、明日もグランド状態がどうか心配です。できれば好条件で思いっきり戦わせてあげたいものです。
まあ、私としては明日、明後日に順延になったことで、テレビ観戦が可能かと喜んでいるふしもありますけど。

最近やたらと『世界遺産』が話題になっていますが、帰りがけに本屋を覗くと、気になる本が見つかりました。

以前にお話ししたでしょうか? 私、学生時代に『UFO超心理学研究会』という、なんとも怪しげなサークルに所属しておりました。実質二回生からは『文化部連合会』の活動に従事していたので、サークル活動はおろそかではありましたけどね。
そのサークル内に『AC班(古代文明班)』というグループがありまして、そこそこ熱心に古代文明の研究(?)を行っていました。

その頃、UFOも、PSI科学(超心理学)も、まったく信じていなかった私が、(ひどい、そんなこと言いながら、神奈川県の厚木での講演会で、『超心理学概論』の講師役をやったこともあるんですよ。)もっとも興味を覚えたのが、南米の古代文明でした。
そんなわけで、今でもそれらしき本を見つけると、ついつい購入してくるのです。今回買ってきたのは、『世界遺産』でもある『ナスカの地上絵』に関する書簡であります。

現在、『ナスカの地上絵』は、拡大法という、つまりは、小さな絵を一点を基準に同倍率で延長していく、という方法で書かれたというのが、もっとも有力な説となっていますが、中には成層圏超の高さからしか確認できない図形も存在しており、明確な描き方は現在でも謎とされています。
もちろん、拡大法には根拠があり、地上絵の先端で杭が発見されたり、地上絵と同型の小さな絵が発見されたりしていることがそれです。

(おっ?なんだか厚木の公演のような口調になってきたぞ。)

ともかく、ナスカだけでなく、南米の古代文明には、多くの謎とミステリーが尽きず、私の興味を沸き立たせるのです。
さぁ~て、この本も、明日、明後日に読むのが楽しみになってきました。
でも、こういった本って、興味のない人にはまったく興味のないもの(あたりまえだけど)、私みたいなのが、ワクワクして読んでいるのは、一種オタクっぽい気もしますけど・・・・・・、そういえば『AC班』の連中は、いかにもそれっぽかったような・・・・・・・
あ~っと、チャリンコはじめ当時の『AC班』のみなさん、これは失言であります、失礼いたしました。

「人心の同じからざるは面のごとし」、中国の格言です。「人間の心は人ごとに違う、それは一人一人の顔が違うのと同じようなものだ」ということ、興味の対象がちがうのもまたしかり、それを避難することは、自分をも否定することになってしまいます。
失言は、心よりお詫びします。

これは、音楽にも当てはまる考えかもしれません。一人一人が同じ曲を演奏しても、できあがるものは人それぞれだし、聴く方だって人それぞれで感じ方が違う、好みも違う、だからきっと面白いんですね。

ということで、今日の一枚、
私は、いわゆるブローするサックスというのを、ずっと嫌いだと思いこんでいました。
小さいときに嫌いだと思い込んで、ずっと食べなかったものが、大人になって食べてみたら「あら、旨かった」ってことありますよね。(私は山芋がそうでしたが)
ブローするサックスも、私にとってはそんなたぐいのもので、いわゆる食わず嫌いで、ずっと敬遠していたんです。

ボス・テナーこと、ジーン・アモンズもそんな一人でした。未熟な私には、その良さがわからなかったんですね。後々になって、なにかの拍子に聴いたら、けっこう楽しかったんですよ。以来、食わず嫌いは無くなりました。(笑)
「JAMMIN' WITH GENE」は、そんなアモンズが、イースト・コースとの猛者を集めて、ジャムったアルバムです。
ブローするサックス、そしてジャムセッションに違和感がない方でしたら、とても楽しいアルバムだと思います。

JAMMIN' WITH GENE / GENE AMMONS
1956年7月13日録音
GENE AMMONS(ts) ART FARMER(tp) DONALD BYRD(tp) JACKIE McLEAN(as) MAL WALDRON(p) DOUG WATKINS(b) ART TAYLOR(ds)
1.JAMMIN' WITH GENE
2.WE'LL BE TOGETHER AGAIN
3.NOT REALLY THE BLUES


賃上げ失敗

2006年07月27日 | d-f

「あ~あ、またうっとうしい天気かな?」と起きてみると、外は夏空、一日得したような気分ですが、午前様の私には、まさに太陽が黄色に見える始末で、「健全な日々をおくれよ」と、ジリジリのお天道様がおっしゃっているようでありました。

  私がだれかを傷つけるとき
  苦しむのはこの私
  あなたがだれかを苦しめるとき
  傷つくのはそのあなた

  苦しみも傷もついてくる
  影のようにどこまでも

谷川俊太郎氏の「影と海」という詩の一編であります。

最近の中東の状況を見ていると、誰もがなんとかならないものかと考えるでしょう。ところが大いなる歴史があの地域を難しいものにしている、我々の理屈ではついて行けない現実が、世の中にはあるものです。
でも、中東が安定してもらわないと、困るんですよねぇ・・・・、だって毎日、車を利用している私としては、ガソリンの価格が大きく家計に関わってくるんですよ。

「また、ガソリン値上げだってよ」
「えっ? まいったなぁ・・・・ 大統領、大臣、いや将軍様、ガソリンの高騰に伴い、なんとかお小遣いの引き上げをお願いできませんでしょうか?」
「何をトチ狂ったこと言ってんの?ガソリンが高くなると、あんたの給料も高くなんの?そんなことないでしょ、だったらエアコンを使わないとか、無駄な場所に行かないとか、自分で工夫するしかないでしょ」
「ハイ」(フンだ、買い物の送り向かいもしてやんねぇぞ!!!)

でも、どうにも腑に落ちないのが、何でガソリンは、税金にも消費税がつくんですかね???、地方では、車は生活の必需品なんですから、なんとか考えてもらえないかなぁ・・・・・
あ~あ、この夏は、エアコンをかけずに車に乗らなければいけないのでしょうか?

追い打ちをかけるように
「だれかさんの場合は、自分の腹に入れるガソリン(?)を減らせば、ガソリンの高騰も乗りきれんじゃないの」
ははははははは、返す言葉もありません。

ともかく、一般民の犠牲が、少なくすむように、頭のよろしい御偉さんがたが、よくよく考えて行動していただくことを心から願うばかりです。ついでに、ガソリンの値段もなんとかしてください。

さて、今日の一枚は、アート・ファーマーです。
私は、ジャズテットのころのファーマーより、ワンホーンで叙情的なファーマーのほうが、どうも好き見たいです。
「暑い一日が終わり、夕暮れの心地よい風を楽しみながら、ゆったりとお気に入りの椅子でグラスを傾ける、隣に美人なんかいたら最高!」
って、そんな感じがするのが、私にとってのファーマーなんです。(なんじゃそりゃ?)
アルバム「ART」もそうですが、今日のアルバムも、そういった意味で大好きな一枚です。

PERCEPTION / ART FARMER
1961年10月25~27日録音
ART FARMER(flh) HAROLD MABERN(p) TOMMY WILLIAMS(b) ROY McCURDY(ds)
1.PUNSU
2.THE DAY AFTER
3.LULLABY OF THE LEAVES
4.KAYIN'
5.TONK
6.BLUE ROOM
7.CHANGE PARTNERS
8.NOBODY'S HEART

小さな抗議

2006年07月26日 | g-i

いやはやどうしたことか突然の大晴れです。
「なんだ、いよいよ梅雨明けか?」
「明日からは、またダメらしいですよ」
なんだ、明日からはまた梅雨空に戻るそうです。そういえばいつもの年なら、朝方私のボロ屋の近くから、「ラジオ体操第一~~~♪タンターカタカタカ タンターカタカタカ」っていうのが聞こえてくるのに、今年はさっばり静かです。
夏休みに入った小学生も体をもてあましているのでしょうね、せっかくの今日の晴れ間はブールかな?

話はコロッと変わりますが、先日から我が家のガスレンジの調子がいまひとつ、母など「つかないつかない」と、ガス臭ささに気づかずに何度も着火を繰り返すしまつ。
「こりゃ、危ないから買い換えないとダメだな」
『日曜コック』の私としても人ごとではありません。
今日の昼、別件で「やま~~だ、でんき(チャンチャン)」に行く用事があったので、ついでにガスレンジも見てみることに。

不思議なものですね、なぜかパロマは敬遠してしまいます。機能、安全性、一切関係なく、パロマという文字を見るだけで目をそらしてしまう。
「店員さん、この二万なにがしと、四万なにがしは、何処が違うの?」
なんたらかんたら説明を受けて、
「こちらのものは・・・」とパロマの説明
「いいいい、パロマは買わないから」
店員さんも
「そうですよね、ガス湯沸かし器じゃなくても・・・気持ちわかります。」
おいおい、店員がそんなこと言っていいのかい?

さっそく自宅に電話を入れると
「いいのいいの、二万なにがしでじゅうぶん。給料もらったばっかなんだから、そんくらいのお金持ってるでしょ?めんどうだから買って来ちゃって」とのご命令
「ラジャァ、リンナイ二万なにがしのガスレンジ、購入してまいります。」

我が家がリンナイを選んだくらいじゃ、たかだか二万なにがしの製品じゃ、パロマさんにはなんの影響もないでしょうけど、被害者のご家族に社長が詫びにも来られない会社の製品は、私は遠慮させていただきます。これでも小さな抗議行動といえるでしょうか?

おっと、今日は夜の7時から仕事が入っておりまして、レンジを入れ替えたら、また出かけなければいけません。
「忙しい、忙しい」(ふりだけ)

ということで、急ぎ今日の一枚ですが、また古いのを持ち出してきてしまいました。これを「スターダスト」の最高峰と呼ぶ方もいらっしゃいますが、私はそうでもありません。(笑)
もう一つ言わせていただければ、リダーがライオネル・ハンプトンなのに、彼が参加しているのは一曲目だけというのはどういう訳だ!!!!
でもね、こういう演奏って、聴いていて疲れないんですよ。それにハンプトンが参加している一曲目「スターダスト」は、なかなかいい。(私は一番とは思いませんが・・・しつこい!)
ともかく、これから出かける車内で聴いて行こうと思っています。

STARDUST / LIONEL HAMPTON
1947年8月4日録音
LIONEL HAMPTON(vib)[1]
CHARLIE SHAVERS(tp) WILLIE SMITH(as) CORKY CORCORAN(ts) TOMMY TODD(p) BARNEY KESSEL(g) SLAM STEWART(b)
LEE YOUNG(ds)[1,2]
JACKIE MILLS(ds)[3.4]
1.STARDUST
2.ONE O'CLCK JUMP
3.THE MAN I LOVE
4.OH, LADY BE GOOD

活力の素

2006年07月25日 | g-i

昨日は行きつけのバーのママの誕生日。というわけで、一応のプレゼントを持って飲みに行ってまいりました。
「ところでママ、いくつになったんだっけ?」
「えっ?三十・・二歳」
「三十二??????ママ、いくつから毎年歳を減らしてるの?」
「・・・・・・・・・・!?」

まぁ、ママがいくつであろうと酒の味が変わるわけでもなし、いやいや、もとい、ママの美しさであれば、歳など関係ありません。(笑)
「おめでとう!!カンパーイ!!!」
ママの誕生日を口実に、またまたたっぷり飲んでまいりました。


すでに、素敵な花の贈り物がありました。
ちなみに私もバラを一本持って行ったんですよ(笑)


これが私からのプレゼント
花瓶とガラスの花です。

最後はお土産までいただいて、
それがね、「私は福山雅治と結婚する」と豪語するママが、ラジオかなにかで彼が旨いと言っていた、九州は佐賀県のサンポー食品さんが出している『焼き豚ラーメン』を、わざわざ取り寄せたのだそうで
「バブさん、彼お勧めのラーメンだから食べてみて」だってさ。

そういえば最愛の彼から、プレゼントは何が届いたのか、訊いてくるのを忘れてしまいました。
「今晩、二人きりになったら、おもいきり抱きしめてもらうからいいの、夢の中で」
てなこと、言われそうなので、訊くまでもないか。どうぞどうぞ、彼のCDでも抱いて寝てくださいよ。

ともかく、ママ、いつまでも今の元気をキープして、楽しいお店を続けてくださいね。ママの笑顔と美味しいお酒は、私にとって大切な『活力の素』ですから。

さて、今日の一枚は、リトル・ジャイアント、ジョニー・グリフィンであります。フォーク・ソングを4曲も取り上げたこのアルバムは、なかなかメロディアスで、いつものグリフィンの力強さもあって、私は好きなアルバムです。それにしても、グリフィンはどうして高い評価をされないんでしょうね?職人っぽいからでしょうか?私の中ではかなり評価の高いテナーマンなのですが・・・・
おまけみたいな言い方ですが、ロン・カーターという人は、好き嫌いは置いておいて、やっぱり上手いベースを弾きますよね。そんなことを、ふと思わせる一枚でもあります。

THE KERRY DANCERS / JOHNNY GRIFFIN
1961年12月21日[2,6,7], 1962年1月5日[3,5,8],29日[1,4]録音
JOHNNY GRIFFIN(ts) BARRY HARRIS(p) RON CARTER(b) BEN RILEY(ds)
1.THE KERRY DANCERS
2.BLACK IS THE COLOR OF MY LOVE'S HAIR
3.GREEN GROW THE RUSHES
4.THE LONDONDERRY AIR
5.25 1/2 DAZE
6.OH, NOW I SEE
7.HUSH-A-BYE
8.BALLAD FOR MONSIEUR


外科医の器量

2006年07月23日 | m-o

今日は「土用の丑の日」、皆さんは鰻をお食べになりましたか?
「平賀源内の口車に乗るような、そんなまねはしない」なんて人もいないでしょうが、鰻が嫌いという方はけっこういらっしゃいますよね。私も好んで蒲焼きは食さないほうで、白焼きなら山葵で少々といった感じです。
ところが、本日の我が家の夕食には、鰻の蒲焼きがデーンっと鎮座ましておりました。
「嫌いでもしょうがないよね、もらい物は捨てるわけにもいかないし。」
そうなんです。
「中国産じゃないから、美味しいよ」と近所のおばさんが持ってきてくれたのです。いただき物を粗末にするわけにもいかず、世間一般の「土用の丑の日」を満喫することとなりました。(まぁ、夕食を作る手間は省けたので、よしとしなければいけませんね。)

今日は友人S君が久しぶりに遊びにやってきました。
自慢のアイスコーヒーを飲みながら、話をしていると
「バブさん、最近、嫁さんが俺のこと疑っているみたいなんですよ」
彼は、結婚7年目、もちろん私より数段若い34歳であります。
「なんだぁ、また悪い虫がうずいてきたんじゃないの」
と、冗談を言うと
「ほんのちょっとだけ」と、親指と人差し指でサインを出しやがる。
(ゲゲゲゲゲ!こいつほんとに浮気をしてやがった!)

うらやましいやら、にくたらしいやら・・・・・いやいや、そうではなくて
「おまえ、家庭に持ち込むような浮気は、良くないよ」
話を聞いて、さらにビックリ、相手は人妻だと言うではありませんか。
「バカ、よせ、絶対によせ!俺が先輩から教わった教訓を、おまえにも伝授するから、いいか、『人妻と会社の女には手を出さない』これだぞ!」

三ヶ月ほど前、とある飲み屋さんで知り合ったそうで、最初は人妻とは知らずお付き合いをしたそうです。それでも、先月までお付き合いが続き、今月初めにきちんと別れたとか。
「ほんとに何の問題もなく別れたんだな」と私、
「ええ、だから今は浮気はしていません。」
(なっなにーー!今はしていません?そんなうらやましいこと・・いやいや、そんなこと、今じゃなくてもやっちゃいけない!!!!)
「なんだ?それが奥さんにばれたのか?(自業自得だ、地獄を見ろ~~~~!)」
「いや、ばれちゃいないとは思うんですがね・・・」

S君、女を、いや女房を甘く見ちゃぁいけやせんよ。大なり小なり、あなたは必ず女房の前で尻尾を出している、やっぱり地獄を見るのは明らかだな。
「まぁ、自分でまいた種だ、自業自得とあきらめて、一生、嫁さんの尻に敷かれることだね。(ざまあ、みやがれ!!!)」

それにしても、飲み屋で知り合った男にホイホイついて行く、人妻も人妻だなぁ、その女にも天罰があらんことを!!!

「ともかく、これからはおとなしくして、嫁さん孝行しないとダメだと思うよ。」と言っておきました。
S君、ここで君にもう一つの名言を授けよう

夫婦間の会話は、外科手術のように、慎重に取りかからなければなりません。ある種の夫婦は、正直なあまり、健康な愛情にまで手術をほどこし、そのために死んでしまうようなことになるのです。-モロア-

ばれずに済むなら、そのままで、自分の行動を戒めなさい。夫婦はともに、財前先生も及ばぬ外科医の器量が必要なのだよ。

さて、今日の一枚は、「浮気と聞いたらこの歌しかないでしょ」ってんで、「GUESS WHO I SAW TODAY」の名演がおさめられた、カーメン・マクレエの一枚であります。
夫の浮気を発見した妻の歌ですけど、このマクレエのように、かわいげのある感じであれば、夫も救われるかもしれないけど、S君の妻は、こんなに優しかぁないよ。
世の夫各位、どんなに優しい妻でも、どんなに可愛らしく歌い上げられても、腹の中は男みたいな甘さを持ち合わせないのが妻ですぞ、心して行動あれ。

AFTER GLOW / CARMEN McRAE
1957年3月6日[1-4,7,8,11,12],4月18日[5,6,9,10]
CARMAN McRAE(vo,p[1,4,8,12]) RAY BRYANT(p) IKE ISSACS(b) SPECS WRIGHT(ds)
1.I CAN'T ESCAPE FROM YOU
2.GUESS WHO I SAW TODAY
3.MY FUNNY VALENTINE
4.THE LITTLE THINGS THAT MEAN SO MUCH
5.I'M THRU WITH LOVE
6.NICE WORK IF YOU CAN GET IT
7.EAST OF THE SUN (WEST OF THE MOON)
8.EXACTLY LIKE YOU
9.ALL MY LIFE
10.BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA
11.DREAM OF LIFE
12.PERDIDO (LOST)

追伸、
今日、我が家に遊びに来たのは、いつもの飲み友達(建築系)S君とは、別人でありますので、誤解無きよう。


えっ?バブ二世の恋人!?

2006年07月22日 | m-o

今日は趣味部屋の掃除を済ませ、入れ立てのコーヒーを飲みながらゆっくりと自分の世界に浸っておりました。
BGMFは、「サイドワンダー」「ブルースエット」「ブッカー・リトル」、「落語百選 夏」を読みふけりながら「素人鰻」の落ちをむかえるあたりで、うるさい声が現実世界に私を呼び戻しました。

ドンドン!「いくらなんでもボリューム高すぎゃぁしあせんかいてんだ!」
あらら、落語本なんか読んでるから耳まで感化されちゃったかな?
そういえば、たしかにいつもより一時間ほどボリュームメモリが高い、
「あんちくしょう、聴いてないようなふりをして、毎回ボリュームチェックしてるんじゃあるまいな?」

ともかく、半日は思いのままに休日を過ごすことができました。あらためて「趣味部屋」を与えてくれた、だれかさんに感謝しております。

最近、鉢植えの贈り物をいくつかいただき、以前に紹介した「サボテンの花」やら可愛い花が、殺風景な部屋を明るくしていてくれます。
早起きは山門の得」でのユキノシタ(花の名前はあずきさんに教えていただきました)の写真を、褒めていただいたので、調子に乗って花の写真を二枚撮ってみました。



もし、この二枚を褒めていただいたら、私の趣味が一つ増えることになるかもしれません。(笑)
それは冗談ですが、青い小さなブルーベルズの花がとても気に入ってしまいました。
奥ゆかしくて、恥ずかしがり屋で、知的で、派手な花など彼女の前ではおちゃらけのケバケバ女にしか見えない、
「よし、ブルーベルズ、あなたをバブ二世の恋人と認めよう」(ハハハハハ・・・)
あっと、もちろんもう一枚のエキザカムの花も可愛いですよ。でも、「バブ二世」は、浮気者ではありませんのであしからず。

さて、今日の一枚は、以前に「パソコン修理人」で紹介した「コンテンポラリー動物ジャケット・シリーズ?」と同系ジャケットでありながら動物ではない一枚、名アレンジャーでも知られるレニー・ニーハウスのアルバムです。
彼は、映画音楽の担当者として知っている人が多いかもしれません。クリント・イーストウッドのお気に入りですよね。軍隊でいっしょになってからの仲だそうですが、映画「バード」の音楽担当も彼でした。ジャズ・アレンジャーが映画に関わるのは、けして珍しいことではありません。ラルフ・バーンズ、ジョニー・マンデル、ベニー・カーター、クインシー・ジョーンズ、ギル・メイ・・・数えたらきりがない、ハービー・ハンコックだって「ラウンド・ミッドナイト」でやってましたよね。

本人もアレンジャーとしての認識が強かったのか、ワン・ホーン編成をとらず、複数ホーンでのアルバムばかりです。このアルバムもピアノレスの4本ホーン編成です。彼の代表アルバムだと思います。

LENNIE NIEHAUS, VOL.5 : THE SEXTET
1956年1月9,11,12日録音
LENNIE NIEHAUS(as) BILL PERKINS(ts,fl) JIMMY GIUFFRE(bs) STU WILLIAMSON(tp,vtb) BUDDY CLARK(b) SHELLY MANNE(ds)
1.THOU SWELL
2.I WISHED ON THE MOON
3.KNEE DEEP
4.FOND MEMORIES
5.TAKE IT FROM ME
6.BELLE OF THE BALL
7.AS LONG AS I LIVE
8.ILL WIND
9.THREE OF A KIND
10.ELBOW ROOM

追伸、
ブルーベルズの花の写真は、上下が逆さまになっています。本当は下向きに楚々と咲いている花です。


バブ二世

2006年07月21日 | a-c

今朝起きると、へそ脇5センチほどのところがなんだかかゆい、(けしてへそ下ではありません。)
「げげっ!蚊のやろう!!!!」
しっかり、チョンチョンと二ヶ所、綺麗に並んで赤くなっています。片方はすでに夜中かきむしったのでしょうか傷になってました。
こんなに柔らかくて、可愛らしいお腹になんて事してくれるんでしょう。
アルコール入りの我がドロドロ血液は、よほど美味しいらしく、私は蚊によく刺されます。

誰もが使っている文明の利器で、私は2つだけ敬遠しているものがあります。冬場のファンヒーターと夏場の電気式の蚊取りです。
蚊取りに関しては、どうもなんとなく、臭いがあるような気がして、これがダメなんです。故に、我が家では未だに蚊取り線香を使用しております。

小学生の頃は、蚊取り線香に蚊帳というのが、夏の定番でありました。夏休みに、友だちの家に泊まりに行き、まずは、スイカを食べて、花火を楽しんで、蚊取り線香の煙漂う蚊帳の中で大はしゃぎしていると、友だちのお母さんに怒られちゃって・・・・・あの独特の香りがノスタルジックな気分を誘います。

蚊取り線香といえば、なんたって「金鳥の夏」でおなじみの「金鳥の渦巻」でありましょうね。上山英一郎が会社を創業したのが明治18年だそうで、明治23年には、棒状の蚊取り線香をすでに販売していたそうであります。そうそう、私は「金鳥」の社名は、ずっと「金鳥」だと思いこんでいた一人です。(えっ?おまえだけだって)じつは、大日本除虫菊株式会社が正式名だそうで、たしかにパッケージにはそう明記されてます。

もちろん、蚊取り線香は「金鳥」だけではありません。今、我が家にあるのはアース製薬のもの、こちらはアースの前身、木村製薬所が昭和15年から販売を始めたそうです。手巻きで作っていた渦巻き蚊取り線香を、業界に先駆け機械化したのは、現ジョンソンケミカル、山彦除虫菊だとか。その他にもワイバア(大正製薬)や、象のマークのフマキラーなんてのもあります。
イギリスで小説の題名になってしまったのは、「ムーンタイガー」こと、虎のマークの内外除虫菊。調べてみるとなかなか奥が深いかもしれません。

蚊取り線香といえば、欠かせない私の分身がおりました。
色つやといい、太り加減といい、かわいさといい(笑)、まさに私の分身、バブ二世であります。
ともかく、今夜は魅力的な私のお腹を、いまわしき蚊の魔の手から、バブ二世に守ってもらわねば、
「頼んだぞ!!!バブ二世!!!!」

さて、今日の一枚は、金鳥つながりで、寺井尚子っていうのも考えたのですが、ははは、アルバムを持っておりません。
そこで、何の関連もないのですが、ケニー・ドーハム、ジャッキー・マクリーンの双頭バンドを選んでみました。
ドーハムとマクリーンは、1961年から約一年ほど、いっしょに演奏活動を行いました。ところが二人以外のメンバーは流動的で、おそらくは、二人がいっしょにやりたい時(やれる時)に気の合ったサイドメンを適当に集めて演奏していたということでしょうか。ともかく、楽しそうに演奏しています。

INTA SOMETHIN' / KENNY DORHAM  & JACKIE McLEAN
1961年11月録音
KENNY DORHAM(tp) JACKIE McLEAN(as) WALTER BISHOP Jr.(p) LEROY VINNEGAR(b) ART TAYLOR(ds)
1.US
2.IT COULD HAPPEN TO YOU
3.LET'S FACE THE MUSIC
4.NO TWO PEOPLE
5.LOVER MAN
6.SAN FRANCISCO BEAT

おまけ、
中央の蚊取り線香の写真ですが、一番右端、金鳥の赤いパッケージのヤツ、じつはこれ蚊取り線香じゃないんです。なんと、ハエ取りようの線香です。こんなものもあるんですよ。

らしい心意気

2006年07月20日 | a-c

「おごる平家は久しからず」、人間おごりは禁物ですね。
ホリエモンにしても、村上さんにしても、そして、今回の極楽とんぼの山本氏も、畑は違っても、この部類でしょうか。
『山本軍団』なるものも作り、それなりに仲間内では信頼もあったでしょうに、調子に乗りすぎてしまいましたね。被害者の少女にも幾分かの反省はしてもらわなくてはいけませんが、少女の行動を戒めてこその大人というものです、彼はあまりに愚かでありました。

えっ?こんな出だし珍しいって?
いやね、山本氏のことはどうでもいいというと怒られてしまいますが、『茨城ゴールデンゴールズ』の件が気になりまして、
以前にも記事にしたことがあったかと思いますが、大将こと萩本欽一氏とは、何度か面識がありまして、いっしょに食事をさせていただいたこともあります。今回の解散発表も、真っ直ぐな大将の性格であればこそ理解もできますし、さもあらんと感心もしました。
彼が主催する『欽ちゃん劇団』という劇団をご存じでしょうか、かつては『はしのえみ』も、『TAKE2』も所属していた劇団ですが、この劇団の旅行(といっても、毎日公演があるので近場の日帰りでしたが)に、大将はお忍びで必ず同行されておりました。
「何かあっても困るし、私の劇団だから、私に監督責任がある。」というのが理由だときいたことがあります。
『茨城ゴールデンゴールズ』にも、同じ想いをお持ちだったのでしょうね。
でもね、
「大将、大将の心意気は、十二分に理解します。だから、みんなのためにも、野球のためにも、止めないでくださいよ」と、私は言いたい。皆さんはいかがですか?

さて、今日の本題はここからなんですよ。先日の「陶酔の一日」の記事に、ブログ仲間のcocoa teaさんより、「コルトレーンのCRESCENTをどう思うか?」とのコメントをいただきました。
私は、レコードの解説やら感想というのは、文才もないのでじつに苦手であります。それでもこういったコメントをいただいたからには、ましてコルトレーンの話となれば答えなければいけないでしょう。

私が始めて買ったジャズのレコード、これが「CRESCENT」でありました。
ブラス・ロックのトランペットに端を発した私のブラス好きは、ジャズ喫茶に行って、コルトレーンを耳にしたときから、大きくジャズに斜行していきました。
当時、何枚ものコルトレーンを聴きましたが、私はこの「CRESCENT」が大のお気に入り、それで最初に買ったのがこのレコードということになったのです。

この「CRESCENT」というアルバムは、「狭間の一枚」とか、「異質のアルバム」とか呼ばれ、評価もけして高くはないアルバムだと思います。
でも、私の評価は違います。もっとも好きなアルバムと言ってもいいくらい。
コルトレーン、マッコイ、エルビン、ギャリソン、黄金のカルテットは、まさに成熟のピークを迎えていました。
その成熟度を確かめるがごとく、力強いテナーで始まる「CRESCENT」、目を閉じて聴くと、出だしで「おまえら感じるだろう?」ってメンバーにメロディーで問いかけ、「やっぱり感じてるんだ、俺もさ!」と、ソロに入っていく、そんなふうに聴こえてなりません。
「WISE ONE」がまたいい、マッコイのソロを受けて、メランコリックとも言えるほど優しさがあふれ出るコルトレーンのソロ、エルビンのシンバルの音が・・・
一転、スインギーな「BESSIE'S BLUES」での、マッコイのソロ、なんとも歯切れのよいこと。
もう、私のレコードのA面は、聴き過ぎですり切れそうです。(笑)

「LONNIE'S LAMENT」、マッコイのピアノの後に続く、ギャリソンのベースソロ、「やっぱりこのカルテットは、ギャリソンじゃなくちゃダメなんだ」と実感させられます。
「THE DRUM THING」、エルビンは凄い、コルトレーンの世界をドラムで表現できる人、それは彼以外にいないのです。まちがいない!

ざっと、これが各曲ごとの私の評です。ははははは、評なんてものになってませんけどね。

ともかく、「LIVE AT BIRDLAND」が、対外的にこのカルテットの成熟度を示すアルバムだったとすれば、「CRESCENT」は、カルテット自体が内にそれを確かめたアルバムではなかったのかと私は思っています。
確かめ合った上で、このカルテットは「A LOVE SUPREME」へと歩を進めていったのではないか、しかるに、この「CRESCENT」というアルバムは、このカルテットの内面をかいま見られる唯一の傑作であると私は考えています。

あー、疲れました。慣れないレコード評なんてのをするからですよね。(笑)
ということで、以前にも紹介したアルバムですが、今日の一枚は「CRESCENT」です。

CRESCENT / JOHN COLTRANE
1964年4-7月録音
JOHN COLTRANE(ts) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)
1.CRESCENT
2.WISE ONE
3.BESSIE'S BLUES
4.LONNIE'S LAMENT
5.THE DRUM THING


ヒーロー

2006年07月19日 | d-f

昨晩も例のごとく飲み過ぎてしまい、今日の午前中はいくぶん酒が残り気味、それが梅雨のうっとうしさとあいまって、じつに効率の悪い半日になってしまいました。
いかんですね、「飲んだ次の日こそ、効率よい一日にする」これが酒飲みの鉄則であるのに、反省しなければいけません。

それにしても、よく雨が降ってくれます。一部被害のあった地域にお住まいの方には、心よりお見舞い申し上げます。

夕食後、母が
「しかし、王はたいしたもんだね」
「何を唐突に」
母が言うには、昨日今日と王監督の手術のニュースを、かなり長い時間、テレビでやっていたそうで、
「たいしたもんじゃないの、手術の結果をあれだけ長い時間テレビでやるんだよ。他の人もニュースにはなるけど、あんなに長くやんねもんなぁ。王、長嶋はやっぱり凄い」
と妙に感心しております。
最近のジャイアンツの不振に
「あー、見てらんね、見てらんね」と言いながら、それでもテレビで観戦を続ける母、王監督の手術のニュースを見て、V9時代を思い出しているのかもしれません。

いわゆる「巨人、大鵬、卵焼き」最終世代の私にとって、王、長嶋といえば、ヒーロー中のヒーローでありました。三番と一番は、いつどんなときでも取り合いになる番号でしたね。地区のソフトボール大会なんかで、1か3の背番号をつけ、四番でも打ってたら、それだけで「あいつ、上手いんだろうな」なんて思っちゃったりしたものです。

小学生の時、父に連れられ始めて後楽園球場にジャイアンツ戦を観戦に行ったときのことを思い出します。王選手(当時)がしっかりホームランをを打ってくれたことに、えらい感激をしましたっけ、「王選手、凄い!!」
その王も長嶋も、未だに野球界には必要不可欠の存在であることは、もっと凄いことであります。

「あーあ」母のため息です。どうやら今日もジャイアンツは負けてしまったようですね。

さて、今日の一枚は、ジャズ界のヒーローがそろったアルバムということになるでしょうか。
「MILES & MONK」なんて、いかにも二人の共演盤のようなアルバムですが、もちろんそうではありません。私がこのアルバムを購入した第一の理由は、エバンスがメンバーだったマイルス・グループの演奏が聴けるということだった気がします。(ついでにモンクも聴けるし・・みたいな)
エバンスが加入中のマイルス・グループの演奏といえば、この他に「LIVE IN NEWYORK」「MILES DAVIS ALL STARS LIVE IN 1958-59」「JAZZ AT THE PLAZA」「1958 MILES」そして「KIND OF BLUE」、こんなものなか?
「JAZZ AT THE PLAZA」は、あまりにも録音がお粗末ですけどね。

エバンスが参加したこの一年を、順に聴いていくと、「KIND OF BLUE」への階段をこのグループがどう進んでいったのかが理解できる?
「う~ん、どうでしょう?」(長嶋じゃないんだから・・ 笑)
「KIND OF BLUE」は、別物でしょうね。なんだかポーンっと跳ね上がったというか。
それでも、このグループの演奏は、やっぱり魅力を感じてしまいます。
今日は、あえてマイルス・グループ5曲、モンク3曲をA、B面にそれぞれ収録したオリジナル盤ではなく、5曲を加えたCD2枚セット盤で紹介します。

MILES & MONK AT NEWPORT
1958年7月3日[DISC 1],1963年7月4日[DISC 2]録音
MILES DAVIS(tp) JOHN COLTRANE(ts) CANNONBALL ADDERLAY(as) BILL EVANS(p) PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds) [DISC 1]
THELONIOUS MONK(p) PEE WEE RUSSELL(tp) CHARLIE ROUSE(ts) BUTCH WARREN(b) FRANKIE DUNLOP(ds)[DISC 2]
DISC 1
1.INTRDUCTION
2.AH-LEU-CHA
3.STRAIGHT, NO CHASER
4.FRAN-DANCE
5.TWO BASS HIT
6.BYE BYE BLACKBIRD
7.THE THEME
DISC 2
1.INTRDUCTION
2.CRISS-CROSS
3.LIGHT BLUE
4.NUTTY
5.BLUE MONK
6.EPISTROPHY