今朝は冷えましたねぇ、布団から出るのに一苦労、
「もう起きなさいよ」の声に、
「根っこ生えて起きられない!」
あまえてみたところで、何の意味もありませんでしたけど・・・
覚悟はしていたものの、腰の痛みは相変わらず続いております。おかげで『夜のオイタ』はしばらくおあずけ、今日の遠出散歩も難しそうです。
「せっかくのよい天気なのに、、、、」
さて、何をしようかと考えたのですが、
「そうだ、我が『長年の友』を久しぶりに掃除してあげよう!」
と決めました。
えっ?『長年の友』はだれかって?
これがねぇ、誇れるような友でもないんですよ。古いし、性能が良いわけでもそれほど高かったわけでもないもので(じつは友人からただ同然でいただいたんですけどね。)。
それでも本当に長い間、こんな私に付き合ってくれていますので、私的には大切な友なんです。
これなんですよ、ステレオ・アンプ。
もうかなり使い込んでしまったもので、昨年も一度ストを起こしまして、スピーカーの切り替えリレーの故障でしたが、何とか部品を探し出し、バブ医師執刀のもと手術いたしました(笑)。別にもう一つ代わりもいるのですが、私には彼を見捨てる勇気が無くて。
「よしよし、そろそろ体内脂肪(ホコリ)がたまっているだろう。」
工具と掃除機とパソコン用のダストブロワーをベランダに持ち出し、分解掃除です。
案の定、体内脂肪は限界間近でした。
リレー交換手術のおかげで、彼の体内は熟知しております。基盤を外して隅々まで体内脂肪をそぎ落としてあげ、組み立て終えるとどことなく彼も嬉しそう、
「そうかそうか、まだまだ俺に付き合ってくれるんだな」
セッティングが終わって、最初に鳴らしてみたのは「SOULTRANE」
スリムになった彼は、昨日までより、軽やかに音を響かせているように、私には思えました。
さて、今日の一枚は定番中の定番、どうして今日までここで紹介しなかったのかが不思議なくらいの一枚です。(紹介するまでもないかなぁと思っていたのもたしかですが)
じつはね「SOULTRANE」を聴いたら急に聴きたくなっちゃったんですよ。
これを聴きながら珈琲なんて飲んでいると、まさに昔のジャズ喫茶を思い出してしまいます。なかにはあまりに定番過ぎて「うちはこれだけはかけないよ」なんていう偏屈マスターもいたりしましたけど(笑)
アメリカでは過少評価されていたソニー・クラークでしたが、日本ではこのおみ足に魅了された人は数知れず、ハード・バップのバイブル的存在になりました。
内容については皆さんご存じの通りと思いますので、とやかくは言いません。
そこで『アルバム・ジャケット、本物の「COOL STRUTTIN」はどれだクイーズ!』
さぁ、わかりますか? 「クッダラねぇーーー!」なんて笑わないで下さいよ。
正解は、ダガダガダガダガ・・・
1番から3番までは「COOL STRUTTIN」間違いありません。ただ若干トリミングが違うでしょ。1番はオリジナル、2番は東芝EMIから発売された国内盤(3番とほとんど変わりありませんが、右上にSTEREOの文字が入っています)、3番はアメリカ・リバティレコードから再発されたステレオ盤。
4番が面白いでしょ、これも「COOL STRUTTIN」なんです。1987年、アメリカのキャピトルレコードからの再発盤なんですが、ミスで写真が裏焼きになってしまったという変わりもの。
5番6番は、以前紹介した「もう一つのクール・ストラッティン」と呼ばれた「SONNY CLARK QUINTETS」の『柳の下に何とか盤』です。
7番は東芝EMIがBLUE NOTE1500シリーズを番号順にLP発売した時、レコード店に配られたサンプル盤。ほら、ちゃっかり油井庄一先生がカーネル・サンダースのごとく立っていらっしゃるじゃありませんか。
さて、私が持っているのはどのジャケットのものか・・・上の写真はオリジナルっぽいですが、じつはこれCDのジャケ写真、レコードは当然国内版しか持っておりません。
こうしてみるとジャケットにこる方の気持もわからなくもない、そう思いませんか?
COOL STRUTTIN' / SONNY CLARK
1958年1月5日録音
SONNY CLARK(p) ART FARMER(tp) JACKIE McLEAN(as) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.COOL STRUTTIN'
2.BLUE MINOR
3.SIPPIN' AT BELLS
4.DEEP NIGHT
自分のは2.3でした。
この盤何回ターンテーブルに載ったのでしょうね。
東芝EMI盤が最初に入手したものです。
友達から500円でした。
この友達が故人になったので、形見に取っておこうと思い、改めてリバティを購入しました。
自分にとっては思い入れ多いアルバムです。
TBさせてくださいね。
このような記事に出会うと、つい確かめますよね。持っているのは2の国内版で、まさか他は持っていませんけど地下のLP場所で聴いてきました。フィリー・ジョー・ジョーンズがいいですね。2曲目のブルー・マイナーのマクリーンのソロがいい。と楽しませていただきました。
67camperさんもオリジナルはお持ちじゃないですか。
私も何度かオリジナルを耳にしたことはあるのですが、手に入れることは出来ませんでした。
私がジャズ喫茶でアルバイトをしている時期、このアルバムにとても思い入れのある常連客がおりまして、聴き終わった後に何故か泣いていらっしゃいました。
それぞれにいろんな思い出の詰まったアルバムかもしれませんね。
ところで、他のアルバムは、ヨーロッパ盤にレアなものがあったりしますが、このアルバムに関しては私は情報を知りません。どうなんでしょうね?
いかにも日本受けしそうな(悪い意味じゃなくて)良いアルバムだと私は思います。
だって、このアルバムを嫌いだという人に、あまりあったことがありませんから
私みたいなへそ曲がりでも、名盤は名盤なんです。(笑)
ちなみに私のはキング盤です。ところでオリジナルの状態の良いやつって、いくら位するんでしょう?7~8万はするんでしょうね...
私も相場は理解しておりませんが、一説では初回アナログ・プレスは500枚程度しか無かったという話もありますので、きっと高いんでしょうね。
やっぱ、、すり込まれたものは、、なんだか、、わかるものですね。
クール・ストラッティン、、夜中にかけると、、
ホント、、煙が見えてくるような、、気がします。
ジャズ喫茶が懐かしいです。
オリジナルを持ってい方はとても少ないと思いますよ。
ジャズ喫茶を懐かしく思うのは、誰も一緒でしょうかね。