JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

白票を投じる会?

2012年01月23日 | g-i

大寒も過ぎ、後は立春に向けてド~~~っと・・・・・んなわけありません。今週は「寒さの底来る」なんだそうですよね、タチの悪い風邪も流行っていますし、インフルエンザも心配です。どうぞ体調にはお気を付け下さい。

そんな寒さの中、明日から自分目線でしか物事を考えられないお偉い方々のパフォーマンス会議、国会が始まるそうでありまして、
「増税、解散をめぐっての与野党対決?アハハ、ちゃんちゃら可笑しくて」
先日、ある方がこんな事おっしゃってました。
「こんどの衆議院議員選挙は、投票率過去最高、白紙投票70%、てなことにならんかねぇ・・・・・あれ?でも有効投票率が20%ぐらいでも国会議員ってなれんだっけ?」
いやいや、現実味がどうのこうのじゃなくて、「誰も選びたくない」という気持ちは分かりますねぇ。
「全員で白票を投じる会」でも作って、運動でも起こしましょうか。(笑)

 ♪ああ みずいろの雨
  私の肩を抱いて つつんで降り続くの
  ああ くずれてしまえ
  あとかたもなく 流されてゆく愛のかたち・・・・♪

久々に朝日新聞土曜版beの「song うたの旅人」話題でございます。
八神純子の『みずいろの雨』ですか、懐かしいですねぇ
ほぼ同い年の彼女がこの歌で活躍していた頃、お付き合いをしていた彼女が大のトップテン好きでありまして、姉から譲り受けた猫の額のような小さな白黒テレビで、毎週聴かされていたことを思い出します。
「あの頃は幸せだったなぁ・・・・」
オイオイ

記事によると、現在ロサンゼルスに住む彼女は、昨年の東日本大震災から二日後に帰国して「もとめられたらどこへでも歌いにいきます。」とラジオで言ったことがきっかけで、避難所での炊き出しライブを行ったんだそうです。
そのライブ中、彼女はいっさい『みずいろの雨』を歌わなかったんだそうで、<くずれてしまえ><あとかたもなく流されてゆく>という歌詞が震災と津波を連想するといけないという心遣いだったそうです。(なるほど)
ところが、「なぜ、『みずいろの雨』を歌わないの?」と残念がられ、「ヒット曲は私の名刺のようなものなんですよね。」と、ヒット曲のありがたみに気付かされたって言うんですなぁ。

ヒット優先の曲作りに疑問を感じ、音楽プロデューサー、ジョン・スタンレー氏と結婚、米国へと移住されて、四半世紀経っても、日本を捨てたことに後ろめたさは無かったそうですが、震災を経て「こんなにも日本がいとおしいなんて」と自分でも不思議なくらい感じたんだとか。
そんな彼女は、震災後二ヶ月に一回ずつ日本へ帰国、チャリティー活動では航空券の手配から仲間集めも自分で行い、交通費や宿泊費も自腹をきったそうです。

彼女の歌声に励まされた被災者はいっぱいいたんでしょうね、そして、ヒット曲の有り難みに気付かされ、あらためて日本をいとおしいと感じさせてくれた被災者の方々に、彼女は心より感謝しているんじゃないでしょうか。
「エエはなしや」

明日からの国会がどうなるかは分かりません。分かりませんが、いつもの茶番に終わるなら、「全員で白票を投じる会」考えてもいいなぁ、そう思ったりしてね。

昨日は日曜日、『料理当番、本日の一品』です。

やっぱ、暖かい料理がエエですわねぇ、家人がパンを食べるってんでビーフシチューをこしらえました。デミグラスソースは市販の物にいろいろ加えて使うという手抜きでしたが、その分煮込みにじっくりと時間をかけて・・・・アハハ、肉は煮くずれするほど柔らかでした。

こちらは、烏賊とセロリの胡麻味噌サラダです。

さて、今日の一枚は、グラント・グリーンです。
ちょっくらブルーノート続きですが、まっ良いでしょ。

ギター、オルガン、ドラムスというトリオ、ましてシングルトーンのグラント・・・・地味な感じがしますよねぇ
ところが、エエンですよ。というか、昨夜はちょうしにのって、ちょっくら家飲みが過ぎたせいもあるんですが、そういう時にこの感じがとっても良いんです。
なんて言うかなぁ、ス~~っと酔いに入っていく感じ、最後の「A WEE BIT O' GREEN」を聴く頃には、「♪ チャーチャ チャッチャ チャチャ・・・・・イヤァ」みたいな。
こういう酔いに、「何ものにも代え難い幸せ」を私は感じるんでありまして・・・・・・・・・・
そこが多くの方に理解されないんではありますけどね。

GRANT'S FIRST STAND / GRANT GREEN
1961年1月28日録音
GRANT GREEN(g) "Baby Face" WILLETTE(org) BEN DIXON(ds)

1.MISS ANN'S TEMPO
2.LULLABY OF THE LEAVES
3.BLUES FOR WILLARENE
4.BABY'S MINOR LOPE
5.AIN'T NOBODY'S BUSINESS IF I DO
6.A WEE BIT O' GREEN


愛の襷?

2012年01月19日 | m-o

方や大雪、方や乾燥乾燥と、自然というものは人間の思うとおりにはいってくれないものです。季候もさることながら昨晩も10時過ぎにドンというちょっと強い地震があったりして、未だ昨年の大震災を私たちの心だけでなく自然も引きずっているようで、ちょっと怖い感じがします。

それにしてもほんと雨が降りません。
「唇なんてカッサカサだよ。これじゃ甘いキスも出来ねぇじゃん」
って、それはカサカサが原因ではないと思いますけど。(笑)

そんな中、一昨日の晩にちょっくら面白いもんを見てしまいました。
時間は、私がMさんの店から帰ってくる頃ですから、夜の10時半ごろでしょうか。男性とおぼしき人がジョギングをしていました。
べつに凝視したわけじゃないんですが、肩から腹にかけて白い物が目につきます。
「夜間だからね、反射板は必要だわな・・・・・ん?????」
それは反射板じゃありません、襷、白い襷なんです。
「夜の駅伝?」
んなわけありませんよねぇ。
それでも気になっちゃって、追い越してから何気に車を止めてもう一度見たんです。
間違いありません。左肩からかかっているのはまぎれもなく白い襷です。
「?????????」
とはいえ、その時間に「すいません。その襷はなんなんですか?」と訊くわけにもいきませんから、家に帰ってあれこれと想像するわけですわね。

第一想像:士気を高める
彼の今年の目票は、きっと毎日のジョギングなんですよ。
だけど仕事があるのでどうしても遅くに走らにゃイカン、独りで毎日夜遅くに走っていると挫けるおそれがある、さてどうしたものかと考えていたときに『箱根駅伝』を見て、「これだ!」と思ったと・・・・・

第二想像:仲間内駅伝その1
アホな連中が(失礼)飲んでいる最中に「みんなで駅伝をしよう」なんて、バカな思いつきをして、一昨日決行した。・・・・でもねぇ、そんなノリだったら走っている人にひやかしながら誰か付いているような気もするし・・・・

第三想像:仲間内駅伝その2
きっと彼は、襷だけじゃなくて万歩計も持ってるんですよ。そんでもって目標歩数があって、それに向けてジョギング仲間同士で一人何歩って決めてあるんですわな。その万歩計を襷と共に次走者にわたすという・・・・・あるかなぁ?

第四想像:妻の愛情
「あなた!少し運動しないと・・・健康診断の結果見たでしょ」
夫の不摂生を心配した妻が、
「私はいっしょに走れないけど、私が作ったこの襷がお尻をいつも叩いてると思って、頑張りなさい。」
てな、愛の襷?

みなさんは、どんな想像をしますかねぇ?
いずれにしても、帰宅後風呂の中でそんな想像をして楽しんだバブ君でありましたとさ。

さて、今日の一枚は、ハンク・モブレーです。
先日ブルーノートのマイルスを取り上げたとき、「オールスターズ、オールスターズ、オールスターズ・・・」と、連想ゲームのごとくこのアルバムを思い浮かべました。

ブルーノートにおいて、というかアルフレッド・ライオンにとってハンク・モブレーとはどんな存在だったのか?
そんな難しいことは私には分かりませんが(笑)、例えば、ブルーノートの1500番台をザッと見ると、ハンク・モブレーは19枚に参加、これは、アート・ブレーキーの29枚、ポール・チェンバースの26枚、ホレス・シルバーの22枚、に次ぐ第4番目の多さだと(私の記憶では)いう点から、ライオンにとってよほどお気に入りのサックス奏者だったか、使いやすい便利なサックス奏者であったか、どちらかなんでしょう。(ホーン奏者としてはダントツですもんね。いやいや、初代メッセンジャーズにライオンの執着があったとも言えるのかな?)
そして、1539,1540,1541,1544,1550,このあたりのメンバーと曲を作った面子の流れは、確かに面白いと感じたりします。

その中で、モブレーのワンホーンセッションは今日のこの一枚だけですよね。
そもそも、「ライオンはあまりワンホーンセッションがお好みじゃない」というのが私の印象ではありまして、いかにワンホーンのこのアルバムといえども、やはりホーンに勝るとも劣らないミルト・ジャクソンを加えることでライオンらしさを出したと、私は単純に考えています。
「旧メッセンジャーズで、モブレーの曲を一人ゲスト的存在を付けて演奏する」
きっと、ライオンはこのスタイルが好きだったんだと思います。

とにもかくにも、この頃のモブレーの魅力は何かと問われれば、答えは「飽きない」でしょうか。テクニックが素晴らしいとか、らしいフレーズがとか、そういう感じじゃないんですよねぇ、だけど飽きない。
作曲家としての評価を語るとすれば・・・・・これは他の方にお任せしましょう。
好きなアルバムです。

HANK MOBLEY AND HIS ALL STARS
1957年1月13日録音
HANK MOBLEY(ts) MILT JACKSON(vib) HORACE SILVER(p) DOUG WATKINS(b) ART BLAKEY(ds)

1.REUNION
2.ULTRAMARINE
3.DON'T WALK
4.LOWER STRATOSPHERE
5.MOBLEY'S MUSINGS


悲劇はいつまで続くんでしょ?

2012年01月17日 | p-r

今日はどんよりとした一日でした。こんな日は晴れやかなお話しをしたいんでありますが・・・・・・

いやね、私ももう触れたか無いんですよ、触れたか無いんですが、「二本松市マンションから高線量」なんてニュースを聞いてしまうと、やはり一言二言申したくなるわけで。

皆さんは昨晩(もう一昨日か)放送されたNHKスペシャル『シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告~』をご覧になりましたでしょうかねぇ?
陸地の汚染状況はここに来てやっと少し私らにも分かりつつあるかなぁなんてとこなんですけど、海の汚染状況はまったく見えてきません。
とうぜん当初発表にあった「海は拡散するので大きな心配はない」てな事はもとより信じちゃいませんでしたよ、それでも昨晩の放送で初めていくつかの数値を知りちょっくら衝撃を受けてしまいました。
「こりゃ我が町近海の海産物は、セシュウムの半減期を迎えるまで口にできんのじゃないだろうか?っていうか、オレが生きているうちに喰えるんだろうか?」

「浪江町から避難してきたんですけど、避難先でまさか被曝するなんて・・・」
二本松市の高線量マンションの住人の方が、こう話しておられましたね。
なんともまぁお気の毒というか、踏んだり蹴ったり、傷口に塩水・・・・え~~い何でもいいけど、けっきょく突き詰めてみれば情報開示の遅れが招いた結果じゃないですか。「なんちゅうこったい」ってな話ですよ。
しかも石や砂利は問題ないって言ってたんですよお国の方は、いまさらその石が何処に使われたか調査って・・・・・

ともかく、想定外だろうと何だろうと一原発の事故が、新たな悲劇をこれからもまだまだ生み続ける事だけは、私でも想定できます。

日曜の放送で調査に協力していた久之浜漁協の皆さん、あのやりきれない顔をご覧になりましたでしょうか?
我が町に何の産業がありましょう?商業?観光業?工業?いやいやいやいや、けっきょくは農業と水産業なんですよ。その根幹が崩れ去るってことはどういう事なのか・・・・ほんと頭の良い方々、よ~~~く考えてみてもらいたいと思います。

近くまで行ったので、その久之浜の被災地に数ヶ月ぶりに行ってみました。

そして、久之浜まで向かう途中、海岸沿いに高く積み上げられた瓦礫の山も見てきました。福島県の瓦礫の行き場は未だ決まっていません。

NHKスペシャルを見る前は、前日飲み過ぎたにもかかわらず、『平清盛』を見ながら『料理当番、本日の一品』をつまみに一杯やっていました。

まずはお得意のタコカルです。

こちらは、大根と鶏肉を圧力鍋を使ってコンソメで煮てみました。これがあんがい美味しくて家族にも好評でした。

さて、今日の一枚は、ジョー・パスの大嫌いなアルバムです。(笑)

ローリング・ストーンズのカバー集なんでありますが、私の結論を言いますと「ローリング・ストーンズはローリング・ストーンズで聴くのが一番」(笑)
いやいや、これが良いって方もいっぱいいらっしゃるんですよ。
でもねぇ、若者ウケしようっちゅうパシフィックの根性も好かんし、ボブ・フローレンスのアレンジも正直、私はいやです。
「そんなら聴くな!だけかにやっちまえ!」
と言われそうですかねぇ?
「こういうアルバムも持っている」それもまた良いんですよ。(なんのこっちゃい)

ちなみに、これはあくまで私個人の見解であって、万人のものではありませんのでそのあたりはご理解下さい。

THE STONES JAZZ / JOE PASS
1966年7月20日録音
JOE PASS, DENNIS BUDIMIR(g) TOMMY PEDERSON, VEM FRILEY(tb) BILL PERKINS(ts) VICTOR FELDMAN(vib) HERBIE HARPER(p) CHUCK BERGHOFER(b) FRANK CAPP(ds) BOB

1.PLAY WITH FIRE
2.19TH NERVOUS BREAKDOWN
3.I AM WAITING
4.LADY JANE
5.NOT FADE AWAY
6.MOTHER`S LITTLE HELPER
7.(I CAN`T GET NO) SATISFACTION
8.PAINT IT. BLACK
9.WHAT A SHAME
10.AS TEARS GO BY


Oさんへ

2012年01月12日 | d-f

松もとれて、このあたりの小中学校では新学期も始まりました。
そんな中、新年の誓いも目標も立てず、初夢は泥沼に落ちていくという最悪のものを見てしまい、なんだかここに来てまた地震が増えてきたようにも・・・・と思ったら、今日は震度4、唯一期待をかもしだしたあの『小吉』も積極的に行く相手の影すら現れない・・・・・・
すでにこの一年を棒に振るんじゃないかといった雰囲気ではありますが、「あたしゃ、挫けません。」(笑)

今日は「たまにはジャズの話でもしようか」なんて思ったりして、「いったいこのブログは何ブログじゃい」てな事ではありますが

先日、とある方から
「DeAGOSTINIの『ブルー・ノート・ジャズコレクション』の定期購読を申し込んだんだけど、どうだろうねぇ」
なんてぇ事を言われまして、そりゃ私もそこそこジャズは聴いてはおりますけど、評論家でもなんでもありません、ましてその『ブルー・ノート・ジャズコレクション』なるものがどんな内容なのかも知らんわけで
「いやぁ・・・それはそれで良いんじゃないですか」
と、じつに無責任なお答えをしてしまいました。
そこで、お詫びというわけではないんですけど、そのOさんへ、創刊号『マイルス・デイヴィス』の収録曲を見て一言。

さてと、収録曲を見ると、1952年5月録音のテイクが3曲、1953年4月が1曲、1954年3月が1曲、それにキャノンボールの「SOMETHIN' ELSE」(実質マイルスがリーダーですから問題ないんでしょうね)から1曲、計6曲構成ですかね。
ブルーノートのマイルスといえば、どん底からポコッと生まれ変わる(マイルス・ファンには怒られそうな表現ですよね)までの時代の記録(もちろん、プレスティッジにも同様の記録はありますが)ということになるわけですが、となれば、「1954年のテイク「THE LEAP」あたり、もう1曲ぐらい入っている方がイイかなぁ」なんても思いますし、とっぱじめに「SOMETHIN' ELSE」の「AUTUMN LEAVES」ってぇのは、「編集的にどうなんかなぁ」なんても思います。

ボロボロ時代のマイルスの演奏で、「ブルーノートに残るものは、アルフレッド・ライオンが手がけただけあって質が高い」との評価もありますし、収録曲「DEAR OLD STOCKHOLM」あたりは、たしかに「さもあろう」とうなずけるところもあります。
もちろん私もマイルス・メタボロ時代のブルーノートでの演奏が嫌いじゃありません。いや好きです。
でも、もっとも重要なのは「ポコッと生まれ変わった」その様子なのかもしれない・・・・・・なんて思ったりもするんですねぇアタシは。(笑)

そもそも、ブルーノートでの三年、三回の演奏は、それぞれの演奏を10インチLP三枚で発売したわけで、年別に聴くのが正統かもしれません。
どなただったでしょうか、ご自身のブログ内で「1502「MILES DAVIS Vo.2」の1954年録音分を10インチLP「MILES DAVIS Vol.3」の曲順に聴いてみるのも一興」と以前紹介されていたように記憶しています。PCでブルーノート1501,1502を10インチ盤3枚に合わせて編集し直し聴いてみるというのは、悪くありません。

ともあれ、マガジンにはそのあたりの背景がきめ細かく書かれているんでしょうから良しとして、Oさんがこれを手にして「ブルーノートでのマイルスを全部聴いてみたい」とか、「同時期のプレスティッジも・・・」てなことになってくれれば、私の話し相手が一人増えるってぇことですから、エエことじゃないっすかね。

ここで、またまた更新をサボっておりましたので、日曜日の『料理当番、本日の一品』です。
先週、S君に呼び出されて事務所までちょっとした手伝いに行ったのですが、けっきょくそのまま飲みに出掛けてしまいまして、
「昨夜さぁ、鶏鍋喰ったんだけど、身体が暖まって旨かったぁ」
なんて、余計なことを翌日言っちゃったんですねぇ
「そりぁ、旨いものをおもてで喰える人は幸せだわねぇ」

鶏団子鍋を作りました。私的には鶏鍋を食べたばかりだったんで他のものにしたかったんですけどね。

こちらは、お節の余りで作ったかき揚げです。

さて、今日の一枚ですが、もう紹介済みかと思ったら「Vol.1だけだったかもしれない」てんで、今日話題に出たマイルスのこのアルバムにしました。
詳しい説明はいいでしょう。聴き所はやはりクリーンになったマイルスが自信を持って吹き上げるワンホーンセッションだと、私は思います。

MILES DAVIS Vol.2 / MILES DAVIS
1952年5月9日, 1953年4月20日, 1954年3月6日録音
MILES DAVIS(tp) JACKIE McLEAN(as) J.J. JOHNSON(tb) JIMMY HEATH(ts) GIL COGGINS(p) HORACE SILVER(p) OSCAR PETTIFORD(b) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds) ART BLAKEY(ds)

1.TAKE-OFF
2.WEIRDO
3.WOULD'N YOU
4.I WAITED FOR YOU
5.RAY'S IDEA
6.DONNA
7.WELL YOU NEEDN'T
8.THE LEAP
9.LAZY SUSAN
10.TEMPUS FUGIT
11.IT NEVER ENTERED MY MIND


私にも新たな春が?

2012年01月02日 | j-l

正月も二日、もう酒なんて飲んでる場合じゃありませんよぉ
って、Mさんのお店があるので私は飲めないっちゅうだけですけどね。(笑)
じつはMさんのお店の深夜アルバイトK太郎が、感染性胃腸炎を発病いたしまして、今晩は深夜手伝いに行くことになりました。深夜だから朝ぐらい飲んでも良かったんですが・・・・・・

二日といえば毎年観戦するのが箱根駅伝であります。今年も朝からテレビにかぶりつき応援していました。

郷土の星、柏原君は今年も輝いてましたねぇ、山登りの5区で自身の持つ区間記録を29秒更新する区間新でフィニッシュ、最後の箱根駅伝でまたしてもやってくれました。
我が母校の成績は・・・「まっこんなもんかな」(笑)
個人的に一番応援したのは東農大の同じく5区津野君でした。
放送内でのゴールはならなかったものの、なんとかゴールしたようで・・・・・・・
「津野君、君は頑張った!スゴイ!たいしたもんだ!」
心よりエールを贈りたいと思います。

そんなこんなで箱根駅伝で頑張る選手に元気をもらい、自転車に乗って氏神様へ初詣に行ってきました。
たしか去年も二日の初詣だったように覚えていますが・・・・・
と、去年のログを開いてみると、やっぱりそうでした。
去年はお祈りが足りなかったんでしょうかねぇ、最悪の年になってしまいましたが、今年はお賽銭の額は別としてもお祈りだけはじっくりゆっくりやってきましたんで、
「神様、お願いしますよぉ」

そんでもって、今年もおみくじを
「そうだぁ、去年は大吉だったんジャン」
そういえば、去年はおみくじの『大吉』の文字に浮かれてたんでしたっけねぇ
『大吉』で震災って・・・なんのこっちゃい!」(笑)
まぁまぁまぁまぁ、今年は??????

『小吉』です。
「うん、こんくらいが無難だね、アチキにとっちゃ」
なになに?
『足下をじっくり見直す時です』
なるほど、落ち着いて行けっちゅうんだね。
『こどばの不注意からつまらぬ争いを招かぬように』
そうやねぇ、あたしゃ口数少ないから(??????????えっ?)
『相性のいい相手を見つける好い機会です』
ほほう、しかも愛情運は
『この際は積極的にアタックするがよい』
だって、
こりゃ思わぬ春がやって来るかもしれませんよぉ(笑)

とにもかくにも、まだまだ終わらぬ震災、原発事故の後遺症、他人に期待してもどうにもならない事にはそろそろみんな気が付いています。
足下をなんとか固めて、自分たちの力で一歩一歩前進していかなければイカンということでしょう。
・・・・・・・・そうすると、私にも新しい春が・・・・・
ダメだこりゃ

さて、今日の一枚は、サム・ジョーンズです。
以前、ケニー・バロンについて「バロンのピアノには嫌いになる要素はまったくありません。ただ、強烈な個性というか、印象も薄いように感じます。」てな事を書いた記憶がありますが、エレピはいけません。特に「THE HYMN OF SCORPIO」、他人がなんと言おうと私は嫌いです。(笑)
ただ、だからといってこのアルバムが嫌いかというとそうでもない。何故なんでしょうねぇ?
やっぱサム・ジョーンズが良いんでしょうか?(って、自分で分からんもんが他人に分かるかいって)
あはは、そんな無責任な言い方はないですよね。けっきょくは最初の「RHYTHM-A-MING」の印象が良いからなんだと思います。
前に出ない人たちの集まりみたいなトリオが、それぞれけっこう目立って・・・それが新鮮なのかなぁ?
ともかく、バロンのエレピは嫌いですが、このアルバムは何処かにそれを打ち消す魅力もあるという・・・そんな一枚です。

THE BASSIST / SAM JONES
1979年1月3日録音
SAM JONES(b) KENNY BARRON(p) KEITH COPELAND(ds)

1.RHYTHM-A-MING
2.LILY
3.SEASCAPE
4.TRAGIC MAGIC
5.THE HYMN OF SCORPIO
6.BITTERSUITE


「呑む喰う寝る」計?回

2012年01月01日 | a-c

皆さん2012年、明けましておめでとうございます。
朝方晴れ間も見えていた空は今どんよりと曇っています。寒いです。
っていっても、完全休日が今日しかない私には、晴れてようが曇ってようが、寒かろうが、暖かだろうが、そんなんは何ら関係ありません。「呑む喰う寝る」これの繰り返しのために今日はあるのであります。(笑)

てなことで、見ていただきましょう、「呑む喰う寝る」のためだけに作り上げた『お節もどき』であります。

中身は、黒豆、烏賊人参、貝柱と蟹の身入り卵焼き、かまぼこ、豚の角煮に、得意のサーモン大根。
いかがでしょうかねぇ?もちろん全て手作りでありますから、私的には「旨い!」と言わなくちゃしゃぁない(笑)、これをアテに今年は長野の銘酒真澄の純米吟醸辛口をクイクイと朝からいっております。

  

もちろん、他にも昆布巻き、煮物、豆鯑、それからいただき物の蟹まであって・・・・・そりゃもうア~~タ「呑む喰う寝る」を夜まで続けるしかありませんやね。(笑)

これだけで二、三日呑めそうでありますが、元旦ですので雑煮も喰わにゃいけません。

毎度おなじみ胡桃をかけた田舎雑煮であります。・・・・・が、
今年は一味違いまして、その胡桃が鬼胡桃(全国的に何という種類の胡桃かは知りませんけど)。

これがね、まぁ硬い胡桃で実を取り出すのが容易じゃないんですが、味ばバツグン。油の旨さがまるっきり違うんですねぇ
以前、S君と蕎麦祭りに出掛けた喜多方市山都で仕入れてきたものです。
母なんか
「やっぱこれだ」
なんて大喜びしていました。

そんなこんなで、朝から晩まで「呑む喰う寝る」を出来るのも今年は今日だけです。ブログを更新する暇も惜しんで呑まにゃいけません。早々に失礼しますが、みな様にはこれも毎年恒例「年賀状」を用意しましたので、よろしければ下の表書きをクリッとしていただけますでしょうか。

ともかく、PCの調子が心配ですけど、今年も疲れない程度にブログを続けていくつもりです。どうぞよろしくお願いします。

さて、今日の一枚ですが、ほんとに昨日も今日もコルトレーン中心に聴きっぱなしで、イイ気分に酔ったときには必ず聴いてしまうこのアルバムにしました。もちろん過去に紹介済みのものです。(二日連続でごめんね。ペコリ)

一曲目「LIKE SOMEONE IN LOVE」の出だしを聴いただけで、すこぶるご機嫌になる酔っぱらいは「呑む喰う寝る」の繰り返しは今日だけでも、「呑む聴く」の繰り返しは、今年もちょくちょく続きそうです。
それでは、今日三回目の「呑む」を楽しみまぁ~~~す。

LUSH LIFE / JOHN COLTRANE
1957年5月31日, 8月16日, 1958年1月10日録音
JOHN COLTRANE(ts) DONALD BYRD(tp) RED GARLAND(p) EARL MAY, PAUL CHAMBERS(b) ART TAYLOR, LOUIS HAYS, AL HEATH(ds)

1.LIKE SOMEONE IN LOVE
2.I LOVE YOU
3.TRANE'S SLOW BLUES
4.LUSH LIFE
5.I HEAR A RHAPSODY