JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

楽しい午後

2013年08月30日 | j-l

ここ二、三日、暑さが戻ってきてはいますが、これも台風のせいなんでありましょう。これで厄介者ではあるものの良い感じで空の淀んだ空気をまき散らしてくれれば、秋もほんの少しだけ日本列島に近づいてくれるのかもしれませんが、大雨やら強風となるとねぇ、「厄介なことは何事も起きませんように」

話は火曜日にさかのぼりますが、午後の予定のほとんどがキャンセルとなり、S君の事務所で以前から約束していた「彼のPCファイル整理でもしようか」てなことも考えたはしたものの、空は秋晴れ、事務所でPCとにらめっこなんざぁ冗談じゃない、止めました。(笑)

となれば、まずは昼飯、昼飯、
「あ~~~~なんだかラーメンが喰いてぇ、しかも、なんちゃない普通の醤油ラーメンが喰いてぇ、ひじょうに喰いてぇ」
てんで、ふと思い出したのが以前よく利用していたとある中華屋さんであります。

ここのラーメンがね、エエエエそりゃもう普通も普通、遠い昔に食べた記憶のある「あのラーメン」の味でね、強いて難を言うならば「なると」と「海苔」が乗っていないことぐらい。(これってじつに重要だっていう方もいますが、私はあまり拘りません。)
まぁまぁ、中華屋さんだからでしょうか、スープの味がエエんだと思いますねぇ、実にシンプルなラーメンがなんとも美味しいのであります。

「え?それ何ていう中華屋さんですか?」
翌日、あまりにも「久しぶりに旨かったぁ」と連呼する私に、SNちゃんがしつこく訊いてきましたが、
「あれ?名前なんだっけ?」
あはは、店名を覚えないのは昔からの私の悪い癖です。
調べましたよ、え~~~とね『中華大元』かな?
ともかく、じつに分かりにくい場所にある中華屋さんでして・・・・おっと、かの『食べログ』にも乗っとりますなぁ、興味があれば「いわき市内郷中華大元」で検索なさってみてください。

話を戻しましょう。
そんなんで、美味しいラーメンに満足した私は、ここぞとばかりに一人ドライブに出かけました。
まずは茨城の花園渓谷に行きぃ、茨城県天心記念五浦美術館を覗きぃ・・・
「あれ?写真無いの?」
それがね、カメラを持って行かなかったとばかり思ってましてね。(だから、『中華大元』のラーメンもスマホで撮ったんですわ。)
ところがア~~タ、車の荷台に積んであるじゃござんせんか。
これに気付いたのは、すでに地元の港で、Oークのママに
「仕事前に、ビール飲まない?」
と電話をした後という・・・・失敗した。(笑)

   

てな事で、その後はお決まりの飲んだくれ、花園渓谷茨城県天心記念五浦美術館で写真を撮ってこれなかった腹いせに、代行運転のおっさんを撮ってきました。

あはは、私、よくこのおっさんの代行で帰るんですが、なかなか面白いおっさんで、トレードマークの帽子と目が無くなるほどの笑顔がじつにチャーミング、これに懲りずにまた代行お願いしますね。

あれ?今日は何の話をしようと思ったんだっけ?
まっいいか、ともかく、火曜日の午後はそれなりに楽しんだということですな。

さて、今日の一枚は、ウイントン・ケリーです。

題名からするとまるで「最後の演奏」のように勘違いしますが、それはまさしく勘違い(笑)
とはいえ、37歳という若さで亡くなったケリーにとっては、やはり晩年のアルバムということにはなるでしょうかね。

じゃっかん録音に難はありますが、生き生きとしたケリーの演奏は楽しめる一枚だと思っています。
コルトレーンがポール・チェンバースを讃えて作った「MR. P.C.」でのジョージ・コールマンも、なかなかエエですわいね。

まっ名盤とは口が裂けても言えない一枚かもしれませんが、私は悪くないアルバムだと思っています。

FINAL NOTES / WYNTON KELLY

1968年9月22日録音
WYNTON KERRY(p) GEORGE COLEMAN(ts) RON McCLURE(b) JIMMY COBB(ds)
1.INTRODUCTION
2.UNIT 7
3.PIANO INTERLUDE
4.SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
5.ON THE TRAIL
6.MR. P.C.


ニュース三題

2013年08月25日 | v-x

相変わらず猛威をふるうゲリラ豪雨、何度も言いますが、日本の気候はどうなっとるんでげしょ?これ以上の被害が広がらないことを心より祈っております。

さても、とは言いつつ、私らにとって近々の問題というと、消費税?ガソリン高騰?・・・・・もちろん、そんなんのも心配の種ではありますが、やはり福島第一原発の汚染水問題ですかねぇ、大変な危機であるにもかかわらず、だれにも打つ手がない、解決策の見えない大問題は、いつまでこの手探り状態が続くのか?
「事故終息宣言」がちゃんちゃら可笑しくて、おのれのケツすら拭けないままに輸出云々を語る方々にこのまま任せておいて福島は本当に良いのだろうか?との疑問は益々募るばかりです。
今年、せっかく、やっとのことで二カ所の海水浴場を解禁し、相馬沖だけでなく、このあたりの近海での試験操業も予定されていただけに、汚染水の漏洩は、特に漁業関係者にとってはショックでありましょうねぇ
この原発事故には未だだれも責任をとっていないし、大きくて正解のわからない問題が山積していること、つまり終息などとんでもないことであるという事を、もう一度、東電、政府には認識していただきたいと思っています。

そんなやるせない毎日にちょっとだけ明るいニュースといえば、「イチロー4000本安打達成!」これでありましょうかねぇ。

アメリカでは日米通算というのに文句をつける方もおるようですが、「悔しかったら大リーグで2000本打って、日本のプロ野球でさらに2000本打ってみろよ」とも言ってみたい、あはは、大リーグで2000本打ってりゃ日本にゃ来ないか、いずれにしても2000本でもすごいって言われるなか、4000本ですからねぇ、日米通算であろうが何であろうがすごい記録には違いないわけで、同じ日本人として誇らしい気持ちに変わりありません。
「イチロー、アンタは偉い!」(笑)

笑いが出たところで、笑っちゃったというか、情けなくて笑いしか出なかったというか・・・・・
横浜で起こった「サドルに残っている女性のにおいを嗅ぎたかった男の事件」、アンタお聞きになりましたぁ?
「盗んだサドルがちょうど200個に達したタイミングで御用」って、35歳にもなって何考えとるんでしょ?
なんでも
「男が乗っていた自転車かもしれんだろ」
との問いに
「いえ、私には乗っていたのが男性か女性か、臭いで分かるんです」
と答えたとか答えないとか
もしそれが本当ならすごい才能で、これを生かす道が他に・・・・
「あるわけねぇだろ、バカ野郎!」

 以前も言いましたが、「フェチ的要素は人間誰にでも大なり小なりあるものである」とは、私の持論ですが、それが犯罪まで駆り立てるとなると、それは異常でありまして・・・・・・
「サドルフェチかぁ、考えもしなかった分野だなぁ」
って、感心すな!(笑)

いずれにしても、その35歳の男が、サドルで「何」をしていた姿を想像すると、被害に遭われた女性はどれほどの不快感を味わったことか、同じ男性として深くお詫び申し上げます。(なしてアンタが謝る?)

てなことで、今日は昨今のニュースから話題を取り上げてみましたが、ここで『料理当番、本日の一品』です。
じつを言いますと、「今日は米を炊かずに、お好み焼きでも食べようか」てな話をしておったのですけど、夕刻近くなって、カツやら、タコやら、イチジクやら、筋子やらいただきまして、
「全部少しずつ食べたい!」

そんで、こんなワンプレートを作ってみました。
乗っているのは、カツのソース煮、タコのエスカルゴ風バター焼き、ホワイトアスパラのチーズ焼き、筋子に酢の物っぽく味付けしたキュウリと大根のおろしを添えたもの、イチジクの生ハム巻き、それにサラダです。
そんでもって私はビールを飲まずに最初っからウイスキーのロックをいただきました。

さて、今日の一枚は、フィル・ウッズです。
もちろん、これも過去に紹介済みね。(笑)
今日、暑いのは暑かったんですが、風が少々あったし、「水を飲み飲みなら大丈夫だろ」てんで、日中、しかも一番暑い2時前後に車の掃除をしましてね。
そん時、ずっとイヤホンから流れ続けたのがこのアルバムであります。
ちょっと久しぶりに聴きましたけど、エエですねぇ、特にそんな作業をしているときは元気が出ます。
というか、「♪ トゥートゥルルー トゥートゥルルー ・・・」と何故か口ずさみながら、ボンネットを拭いてたりするわけでして、
「うん、暑さに負けないのもJAZZのおかげさ!」
ホントかいな?

PHIL WOODS AND HIS EUROPEAN RHYTHM MACHINE

1968年11月14日,15日録音
PHIL WOODS(as) GEORGE GRUNTZ(p) HENRI TEXIER(b) DANIEL HUMAIR(ds)

1.AND WHEN WE ARE YOUNG (Dedicated to Bob Kennedy)
2.ALIVE AND WELL
3.FREEDOM JAZZ DANCE
4.STOLEN MOMENTS
5.DOXY


素朴な疑問相談

2013年08月19日 | y-その他

暑・・・もう言うのも飽きましたかね。(笑)
お盆も過ぎ、昨日で近郊の海水浴場も海終い(まっ原発事故の影響で今年は二カ所しか海開きを出来ず、しかも震災前の利用客からすると連日の暑さにもかかわらず寂しいものだったようではありますけど)、「季節は涼しい秋へと確実に向かっている」そう信じながら、今日も憎っくき太陽を見上げるバブ君ではありましたが・・・・

甲子園ですよ甲子園、今年は特に東北勢が頑張っちゃいやせんかってんですよ?
先ほど日大山形があの明徳を破り、その前の試合では花巻東が同じ四国勢、鳴門を破り、あらま、なんと、ベスト4に東北勢2校が残ってしまったという・・・・・嬉しいですねぇ、悲願の「東北勢優勝」かなえてもらいたい。
距離的にいうと、今試合を行っている常総学院の方がはるかにここからは近いんでありますが、不思議ですねぇ、我が県代表が敗れた後は、何故か東北勢を応援してしまうんですな。
これでなんとか常総学院に勝ってもらうと、近郊の高校か東北勢が必ず決勝まで残るわけで・・・「今年は間違いなく決勝戦まで応援が続けられる」となるんでありますが、どうでしょうかねぇ?
「常総頑張れ!」(笑)

高校野球といえば、この期間、一つだけ寂しい感じがすることがあります。
それは、NHKラジオの夏恒例番組『こどもかがく電話相談』が、この期間中お休みという事でありまして。
いやね、私はべつに車中で音楽を聴いてばかりいるわけでもなく、「めんこいねぇ」と言いながら子供達の質問を聞くのも好きなんであります。そして、何とか子供でも理解できるように必死で回答する先生方にも、失礼ではありますがほのぼのとした心地よさを感じたりするのです。
特に、大人びた質問をする子は別としても、いかにもってぇ質問に答える先生方は大変ですよねぇ、ときおり困っている先生の顔が目に浮かんだりして、それもまた楽しいのであります。

素朴な疑問といえば、
私には子供の頃から不思議でしょうがない事が幾つかあります。いや、大人になってそんなのに疑問を抱く必要が一切無いので、未だによく分からないままにしておるのですが・・・

疑問その一
「山は何処からが山なのか?」
例えばですね、今年世界遺産になった富士山、あの山は、いったい何処からが富士山なんでしょ?
山以外が全て平坦な平野だとすれば、ちょっとでも坂に差し掛かればそこからがその山の始まりなんでしょうけど、じっさいはそう上手くいかんでしょ?
「何をバカなこと言ってる、富士山は0合目から始まんだよ」
「えっ?富士山の0合目ってあるの?何処何処?それって、等高線のように全体を線で囲ったとこ?」
「そりゃお前、5合目があるんだから、0合目もあるんだよ、何処だかは知らんけど、ともかくあるんだよ、そこが富士山のは・じ・ま・り」
やっぱ、納得イカン。(笑)

疑問その二
「ホコリがあれだけ出れば、きっと部屋の中の何かが減ってるに違いない、いったい何が年間どのくらい減ってるの?」
ホコリってぇものは、黙ってても立つもんで、我が部屋も掃除しても掃除しても、チラリチラリ、シラ~シラ~っとよく溜まるんですわ。
それはもちろん表から自分自身や風なんかが運び込む物もあるでしょうが、それ以外から発生する物もあるんでしょ?それを掃除機でビア~~~って吸い取って、ポイって捨てりゃ、その分そこから物が減るって事じゃありません?
「減って減って減って・・・いずれ消滅」
てな事はあるのかなぁ?

疑問その三
「・・・・・止めなさい、自分のバカさ加減をさらすだけだって」
「だから、第三の疑問は、そんなバカでもどうしてこの年まで生き長らえたかっていう」
「それはね、こんなくだらない事を、話題に出来るほど、アンタが脳天気だからだよ。」
「あっそうかぁ、一つ疑問が解決した!」
って、まだまだ私は死ねそうもありません。

さて、今日の一枚は、M.J.Q.です。
メインは表題曲、オーネット・コールマンの「LONELY WOMAN」ということになるんでしょうか?
考えてみれば、そもそも、オーネットがあの「THE SHAPE OF JAZZ TO COME(ジャズ来るべきもの)」を出すきっかけとなったのは、M.J.Qを、ジョン・ルイスを訪ねたことにあるわけで、M.J.Q.が何故に「LONELY WOMAN」?との疑問は、まさに愚問なのでありましょう。
それでも、M.J.Q.がやれば「LONELY WOMAN」もやっぱりM.J.Q.。(というよりジョン・ルイスというべきでしょうか。)
そして、二曲目以降は、さらにジョン・ルイスといった感じ?
まっ、そこがM.J.Q.の安定性?なんでしょうね。
それが良いか悪いかは、あなたしだいです。(ちょっと古いか)

LONELY WOMAN / M.J.Q.

1962年1月24,25,29日,2月2日録音
MILT JACKSON(vib) JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) CONNIE KAY(ds)

1.LONELY WOMAN
2.ANIMAL DANCE
3.NEW YORK 19
4.BELKIS
5.WHY ARE YOU BLUE
6.FUGATO
7.LAMB, LEOPARD
8.TRIESTE


動かずに過ごすには

2013年08月18日 | m-o

さても、暑い暑いとばかり言ってはいられない・・・・けど、こう暑くちゃ休日の昼間何かするのは体に良いわけもなく、『パソコン教室もどき』の無い今日は、ほぼ終日、違った、夕食準備以外の時間をレコードを聴きながらの読書に費やしたわけであります。(動かずに過ごすにはコレが一番。
おかげで買っておきながら読めずにいた3冊を読破。それはそれで充実した一日であったように思います、いや、「思いたい」かな?(笑)

読んだのはこの三冊、あはは、それにしても自分で言うのもなんですが、共通点もへったくれも何もない三冊ですなぁ
まっそれぞれの感想はともかく、このブログはJAZZ系ブログでありますから(実際はそうじゃないと思うけど)『ジャズ・イズ』に関してはちょっとだけ語っちゃう?
いやいや内容に関しては、もう一度読み直してからにしようかと思い・・・・著者、ナット・ヘントフのお話でもしようかと思います。

ナット・ヘントフ、1925年,ボストン生まれ、ジャズ批評だけでなく、自らジャズ・レーベル「Candid」を主催(たしか、アンディ・ウィリアムスを社長とするケーデンス・レコードの子会社だったと思いますが)、ジャズに心酔しながら、小説家、ジャーナリストとして多面的に活躍されたお方でありますねぇ

「Candid」というと、もちろんメジャーなレーベルではありませんし、かなり挑戦的というか、ちょっと他のレーベルとは一線を置く雰囲気のあるレーベルですよね。
あのミンガスの問題作「CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS」や、セシル・テイラーの「THE WORLD OF CECIL TAYLOR」、ドルフィーの「CANDID DOLPHY」およそ2年間に出したアルバムは、なかなかの曲者アルバムの宝庫でありました。

そんな彼は、1952年、ノーマン・グランツの推薦で、レナード・フェザーの後任として、憧れていた「ダウンビート誌」の共同編集者としてニューヨークで勤務したのでありまが、 1957年に解雇されてしまいます。その理由がじつに面白いというか「え~~~?」ってなもんで・・・

当時のダウンビート誌ニューヨーク支社は空前の人手不足、急遽新人社員募集とあいなったわけでありますけど、「スタッフの雇用は事前に社長の許可が必要」という社則があったそうで、とは言っても今日の業務にも支障が出るありさま、ヘントフはとりあえずとばかり一番経歴が優秀で、頭脳も性格もよさそうな候補者を採用してしまいます。
ところがだ、社則無視はもちろんのこと、この採用新人が黒人女性(じつはエジプト系アメリカ人だったそうですが)だったのが、その後仇となったのであります。

間もなく、シカゴ本社から社長がやってきた、
「なっなんじゃい、あの受付は!」
と激怒。理由は社則云々よりも、彼女が黒人であったこと(何度も言いますが、実はエジプト系アメリカ人ね。)・・・・つまりは、いかに黒人音楽で喰わせてもらってる会社であってもこの時代はこんな調子だったというわけですわな。

それはともかく、この事件でヘントフもあえなく解雇となったわけです。
とはいえ、その後、他紙での評論はもちろん、レコードのライナーノーツ、小説等々、いっぱしのコラムニストとして活躍したわけですから、解雇もまた彼にとっては良い経験だったということになるんでしょうな。

さてと、『ジャズ・イズ』の話には結局なりませんでしたが、ライナーノーツ等々で彼の名前を目にしたら、そんな裏話も思い出していただければと思います。

唐突に『料理当番、本日の一品』です。

アボカドとエビの和風グラタンです。何故に和風か?と言いますと、味噌、マヨネーズ、水切りした豆腐、そして先日の餅の余り物、クルミを加えた種に、アボカド、ワインで蒸し煮したエビを和えて、チーズをのせて焼きました。
以外でしたが、これが母に大好評で、めったに出ない「旨い」のお言葉をいただきました。(笑)
付け合わせは、ササミとキューリのオイスター炒めです。

さて、今日の一枚は、「話の筋からいって、やっぱこのアルバムだろ」てんで、ミンガスです。もちろん紹介済みの一枚です。

以前紹介したのは、2009年、「初の黒人アメリカ大統領誕生の日に聴くには、ピッタリの曲じゃありませんか?」なんて書いとりますなぁ(笑)
『リトルロック暴動』を曲にした「ORIGINAL FAUBUS FABLES(フォーバス知事の寓話)」のお話はその時のログを見ていただくとして、
ともかくは、ミンガスとドルフィーの凄さを味わえる一枚だと私は思っておりますんで、そのあたりをじっくりお聴きいただきたい。

CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS / CHARLES MINGUS

1960年10月20日録音
CHARLES MINGUS(b) ERIC DOLPHY(as) TED CURSON(tp)DANNY RICHMOND(ds)

1.FOLK FORMS NO. 1
2.ORIGINAL FAUBUS FABLES
3.WHAT LOVE
4.ALL THE THINGS YOU COULD BE BY NOW IF SIGMUND FREUD'S WIFE WAS YOUR MOTHER


今年も『ごちそう』だね

2013年08月16日 | p-r

まったくもって根性の座った暑さですねぇ、昔は30度越えに「ヒィー」と叫んでいたのが、今じゃ35度もビックリせず40度越えって・・・どうなっとんじゃい?!
とまぁそんなお盆、みなさんはどうお過ごしになりましたでしょうか?
帰省?バカンス?家でゴロゴロ?いやいや私みたいに普段と全く変わらず「仕事仕事」って方だっておそらくは多くいらしたのでしょう。
とはいえ私は、入盆と送り盆の墓参りだけは行ってまいりましたよ。

お盆はその年の初物やキュウリや茄子に足をつけたヤツね、あんなんをお供えして祖先の霊を迎えるもんでありますが、我が家はチト違います。
正月でもないのに餅をつくんであります
これって不思議ですか?
このあたりの人に話しても一様に
「え?何で餅?」
って言われてしまうんですよね。

    
臼と杵というわけにはいきませんが

そもそも、我が父の田舎では、正月とお盆に餅をつくのはごくあたりまえの事で、私が小さかった頃も夏休みに親戚一同で餅をつくのが楽しみだったりしました。(もちろん杵と臼でね)
そういえば以前、母にどうして餅なのか訊いたことがありましたねぇ
そのときの母の答えはたしか
「餅や赤飯は昔から『ごちそう』だったから、というよりそれくらいしか『ごちそう』が無かったからかな」
てな感じだったと思います。つまり、「お盆には『ごちそう』を作って先祖を迎えよう」って事なんでしょう。

そうそう、一度母方のばあちゃんがまだ健在だった頃、愚妻とともに突然訪ねたことがありまして、正月でもお盆でもありませんでしたが、「餅喰うが?」って、すでに90近いばあちゃんがあっという間に餅をつきあげて、食べさせてもらった覚えがあります。
あれも『歓迎のごちそう』だったんでありましょうね。それにしても餅つきが上手かったよなぁばあちゃんは(笑)

 
もちろんクルミも用意して

そんなわけで、我が家のお盆は「何が無くとも餅」なんであります。(そして私はお酒ね。笑)

  
母は一人あんこ餅を楽しんでおりました。

あはは、正月のあれを思い起こさせる、まるでデジャブみたいでしょ
ということで、私も仕事はあったものの、いちおうのお盆を楽しんだと、まっそういうことですかね。

さて、今日の一枚は、バド・パウエルです。
もちろん、8年前に紹介済みですが、父の墓参りに行くと必ず立ち寄る大親友の墓、ヤツを思い出すとどうしてもバドが頭に浮かぶんでありますよ。
ヤツは「THE SCENE CHANGES / THE AMAXING BUD POWELL Vol.5」が大好物だったんですが、今日のこのアルバムもお好きだったみたいで、ヤツの部屋で何度か一緒に聴いた覚えがあります。

どちらも超有名盤ですから、説明は必要ありませんよね。
ただ一言、良い物は良いんです。(笑)

JAZZ GIANT / BUD POWELL
1949年5月,1950年1月~2月
BUD POWELL(p)
RAY BROWN(b) MAX ROACH(ds)[5,6]
CURLY RUSSELL(b) MAX ROACH(ds)[7,12,13]
1.TEMPUS FUGUE-IT
2.CELIA
3.CHEROKEE
4.I'LL KEEP LOVING YOU
5.STRICTLY CONFIDENTIAL
6.ALL GOD'S CHILLUN GOT RHYTHM
7.SO SORRY PLEASE
8.GET HAPPY
9.SOMETIMES I'M HAPPY
10.SWEET GEORGIA BROWN
11.YESTERDAY
12.APRIL IN PARIS
13.BODY AND SOUL


秋暑き汽車に必死の子守歌

2013年08月11日 | a-c

「クソ暑い!納豆になっちまう!」
もうそれしか口に出ませんねぇ、この暑さ、
「なにぃ~~?!短くとも20日あたりまで続きそう?!」
止めてほしいですよねぇほんと、
「やせたらどうしてくれる!」(笑)
それでもゴロゴロゴロゴロ過ごしたい休日に、家人は、アレやれコレやれ言うんでありまして
「熱中症になってぶっ倒れてやる!」

くだらない前置きはこんくらいにして、本題に移りましょ(本題もくだらないですけどね、笑)
今朝の朝日新聞『天声人語』は、お盆休みだからでしょうけど、新幹線や飛行機内での子供とその親が話題となっておりました。


 秋暑き汽車に必死の子守歌 [中村丁女]

混み合う車中では子供のイライラはピークであります。ましてこう暑くちゃね。
そして、そのイライラに右往左往する、どんな親でもきっと経験がある状況でありますよね。
怒っても、なだめすかしても、お菓子を渡そうとも、オモチャを使おうとも・・・・
こうなった子供はまさに小さな怪獣、いや、ウルトラマンでも手に負えない超強力怪獣であります。
それでも現代は、冷房が入っているし、乗車時間もどんどん短くなってきていますから、昔の状況とはかなり隔たりがあるようには思います。
そしてそれ以上に、この記事を見ると、周りの大人達の反応も昔とはずいぶん変わってきているようですねぇ。
「泣く子のせいでバスから降ろされた」
「機内で泣きやまず、降りるときに何人かから罵声を浴びた」
との声があったんだそうで・・・・
逆に、若い親の甘やかしや、公共の場での無責任を怒る声もよせられたそうです。

まっ、どちらにせよ、現代は全ての人がピリピリし過ぎている社会であるようには思いますねぇ、それがいろんな事件を引き起こす一因であるとも感じます。(もちろん、自分自身もですが)

ただね、どちらの肩を持つと言う事じゃないんですよ、ないんですが
Mさんのお店に親子連れでお越しになるお客様を見ていると面白い(この言い方は語弊がありますね。)

私は自分で言うのも何ですが、子供大好き人間でありまして、一日面倒見るのはゴメンですけど、10分程度ならどんな子供にもお付き合いが出来ます。(ほんとに子供好きか?)
ですから、けっこうお店でも子供にはもてるんですよ。(笑)

そんな中、気付くのは「親の無責任さは、確かに目立つ」ってことでしょうかねぇ、いやいや、もちろん全ての親がそうだという事じゃありませんよ。
たとえば、年子の男三兄弟を連れての買い物なんてぇのは、端から見ていてもそりゃ大変、今日ほどの気温じゃなくてもお母さんは四苦八苦の汗だくですわいな。こんなんには心からお手伝いしてあげたいと私も感じるんです。
というか、普通に頑張っているご両親がほとんどだという前提で・・・

店内を走り回る子供をほったらかしに漫画の立ち読みを、しかも両親そろって平気でしているとか、1歳ぐらいの子供をほったらかしにしておいて、思わず口に入れたチュッパチャプスを平気な顔で売り場に戻すとか、この前なんか、子供が大声でお母さんを呼んでるのに、彼氏(お父さんではない、不倫でもないですよ)にベッタリまとわりついて無視してるなんてぇこともありました。

そういう光景を見ると、私は不快感よりも、その子供が可哀想でしかたがなくなるんですよねぇ、ほんとうなら「お前は親だろ!」と教育的指導をしてやりたい気分ですが、一店員ですからねぇ私(笑)

だからね、おばさま方の「若い親の甘やかしや、公共の場での無責任を怒る声」もあながち否定もできないんですわな

まっ、お店での話はともかく、『天声人語』では車中でのお話ですから、「先に周囲にあいさつをしておくだけでだいぶ違うようだ。気遣いと寛容で歩み寄り、「お互いさま」の雰囲気をつくりたいものだ。」と、まとめておられました。
ごもっともなご意見であります。でも苦言を一つ、前例のような親たち、彼らがあいさつすることはまず無いと思いますよ。それだけの常識があればねぇ、アンタ、んなことしないって(笑)

ともかく、子は宝です。ただ、うちの子もそうですが全て良い両親を選んで生まれることは不可能なわけで・・・社会で見守れることがあれば実行すべきなんでしょうね。

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

まずは、お店のSaちゃんから、それはまぁりっぱなピーマンをいただいたので、久しぶりに肉詰めを作ってみました。

こちらは焼き茄子と焼き厚揚げのあっさり餡がけ、餡と言ってもとろみをつけず、暑いんで、冷やしていただきました。

さて、今日の一枚は、レイ・ブライアントです。

というか、ここ何回か心底オススメってぇなアルバムを紹介してないなぁ・・・との反省をしながらのこのアルバムです。

これは私がこのログを初めて最初に紹介したアルバムであり、私の大好物の一枚です。
2005年の6月1日・・・・いやいや、もう8年も前じゃごさんせんか(その後、同年10月2日に再度詳しく紹介してるんですけどね。)
考えてみると、その間いろんなことがございましたねぇ・・・・って、そんな話じゃない。(笑)
このアルバムを聴くと、私の場合とても解放された気分になります。何故でしょうねぇ?
このモントルーの会場にいたら・・・・
きっと私はスイスの美味しい空気をアテに酒を飲み、演奏に酔い、ドタキャンのオスカー・ピーターソンに感謝をし、目を閉じながら体を揺すり、幸せな気分になったのではないかと、まっそう思うのでありますよ。

RAY BRYANT ALONE AT MONTREUX

1972年6月23日録音
RAY BRYANT(p)

1.GOTTA TRAVEL ON
2. a. BLUES #3  b. WILLOW WEEP FOR ME
3.CUBANO CHANT
4.ROCKIN' CHAIR
5.AFTER HOURS
6.SLOW FREIGHT
7.GREENSLEEVES
8.LITTLE SUSIE
9.UNTIL IT'S TIME FOR YOU TO GO
10.BLUES #2
11.LIEBESTRAUM BOOGIE


たまには『核』を考える

2013年08月09日 | a-c

朝から東北北部が大変なことになっているようで、今年の日本列島はいつまでこの異常気象に悩まされるのでしょう?ともかく大きな災害にならないよう祈っております。
と、他人様の心配もそれはそれ、近場じゃ自然災害ではなく汚染水流出問題という極めて厄介な人災?で大きく揺れております。これがア~タあの大震災の揺れよりも厳しかったりして・・・子々孫々まで続く揺れというもんを我々はどう受け止めて良いのか、まったく分かりません。困ったもんだ。

揺れといえば
緊急地震速報の誤報があったそうで、「各地で混乱、気象庁が謝罪」てなニュースがございましたねぇ、しかしまぁ『オオカミ少年現象』を引き起こしては困りますけど、誤報だろうが何だろうが速報は早めに出してもらったに超したことは無いわけで、今回は「何事もなくて良かった・・チャンチャン」で済ませ、次回もこれに懲りずに速報していただきたいと、私なんざぁ思いましたけど、みなさんはいかがでしょうかねぇ?

『オオカミ少年』といえば
イソップ物語でしたよね?古代ギリシャ、アイソーポスの寓話が元となったというアレですが、アイソーポスというと、語りの技で奴隷から解放された?たしかそんな方だったように記憶しています、つまりは「語り部」だったわけでしょ?(このへんから、かなりこじつけ的に話は進みます。笑)

「語り部」といえば、
『アオギリにたくして』という映画をご存じでしょうか?

今日は長崎の原爆の日ですけど、広島平和記念公園内にそびえる樹木「被爆アオギリ」の下で被爆体験の「語り部」として長く活動され、2011年7月に87歳でお亡くなりになった沼田鈴子さんをモデルにした映画であります。

1945年8月6日、米軍によって広島に原爆が投下された。21歳の田中節子(原日出子)は被爆して命は取り留めるものの、負傷した片足を麻酔処置もされずにノコギリで切断される。さらに、婚約者の戦死を知って自殺を考えるが、原爆で焼け焦げになりながらも枝に小さな芽を出すアオギリの木を見て生きようと決意する。・・・・

と、いかにも観てきたような言い方をしておりますが、じつはまだこの映画を私は観ておりません。
しかし、いずれ何処かで是非とも観たい映画として私の頭の中にその題名を刻み込もうとしています。

今月の16日まで東京渋谷の「アップリンクX」で放映されておるようであります。是非ともお近くの方はご覧いただき、その感想など聞かせていただけると嬉しいんですけどねぇ。

ともかく、「人間の作り上げた最大最悪の驚異『核』ってどうなのよ?」とか、「平和利用と言いつつも、取り返しのつかない結末を生む『核』ってなんなのさ?」とか、この時期だからこそ考えるべきではないかと・・・・・
おっ!?珍しくも真面目なバブでありました。

さて、今日の一枚は、アーネット・コブです。
いやはや、このクソ暑いときにブリブリのテナーが良いもんか悪いもんかは知りません。(笑)でもまぁ、昨晩聴いちゃったんだからしょうがない。

以前も言いましたが、私はこのテナーに幾分苦手意識を持っています。
なんて言うかなぁ、中年のいやらしさ?自分を鏡で見るような?そんなんを感じてしまうんです。節々に「大人の男は、エエでぇ」てな的外れな仕草を多用するオッサンって、どうにも扱いにくいじゃないですか。
まっ言うなれば自己反省にはうってつけのテナーではあるんですけどね。

無茶苦茶な言われようですが
「こういうタイプは好きになるとあんがいハマルのかもしれない」
とは、常々思ってましたよ。思ってはいましたけど、未だ私にハマル若い女性は・・・・ではなく、私はまだコブにはハマッテおりません。(笑)

それでも、久しぶりに聴くと・・・・ごめんなさい、やっぱ悪酔いする感じがするかな。

MOVIN' RIGHT ALONG / ARNETT COBB

1960年2月16,17日録音
ARNETT COBB(ts) BOBBY TIMMONS, TOMMY FLANAGAN[7](p) SAM JONES(b) ART TAYLOR(ds) BUCK CLARK, DANNY BARRAJANOS[7](conga)

1.NITTY GRITTY
2.ALL I DO IS DREAM OF YOU
3.I DON'T STAND A GHOST OF A CHANCE
4.EXACTLY LIKE YOU
5.WALKIN'
6.SOFTLY , AS IN A MORNING SUNRISE
7.FAST RIDE
8.THE SHY ONE

追伸、
映画『アオギリにたくして』をプロデュースし、主題歌も手がけた中村里美さん、この方にも、若干興味をもっとります。


私がアホなのは知ってます。

2013年08月06日 | s-u

以前もお話ししましたが、べつに私は毎日JAZZばぁ聴いてるわけじゃござんせん。
今日、8月6日は、原爆の日であるとともに、サザンオールスターズの新曲発売日であります。

 ♪ 希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ
   未来に平和の花咲くまでは・・・・憂鬱
    絵空事かな?お伽噺かな? 互いの幸せ願うことなど ♪

とうぜん私もMさんのお店で1ヶ月も前に予約済み、しかもお手伝いに入ったときに買ってくりゃいいものを、一番に手に入れたいもんだから朝っぱら早々にお店へ行ってまいりました。(笑)
さらには、「CDだけでじゅうぶんだろ」と自分にも言い聞かせながらのポンチョ付きであります。アホだねぇ

家にゃ使いもしないくせに団扇やら半被やら、そしてポンチョてア~タ、キスマイグッツを集める女子高生のお客さんとかわりゃしねぇっつうの(笑)
いずれ使われないままにゴミとして処分される運命なのでありましょうなぁ・・・・
「あ~それなのにそれなのに」でありますよ。

さらにさらにはです。車中で聴くのに携帯プレーヤーへの録音も考えたのですが、わざわざこれまた朝一でCD-Rに焼き直しして・・・・・
「だって、本体がイカレちゃ困るも~~~ん」
アホもここまで来りゃ立派なもんでしょ?(笑)

そういや、JAZZのCDも直接車中に持ち込んでいる物は一枚もありません。
「いやいや、アホと言う無かれ、昔っから、レコード時代から、私しゃねぇ大事に大事に扱ってきたんですヨォ~~ダ、文句あっか!」(やっぱアホだ 笑)

そんなわけで今日は、車中でサザンを何度も何度も聴き直し、ちょっと飽きるとJAZZを挟みつつのまた聴き、てな感じで過ごしております。

そういやぁ昔はレコードを買うとすり減って駄目になるんじゃないかってくらい、最初は何度も聴きましたっけね、ひょっとしたら私が持っているレコードはどれもこれも最初の時が一番聴いたんじゃないかって、そんなふうに思います。(これはみんながそうかもね。)
そうすりゃ誰だって、このベースは誰だのこのドラムスは誰だのって分かるようになるっちゅうもんか・・・・習うより慣れろ?とはチト違うけど、聴き込んでるヤツにはカナワンという事ですな
つまりその神通力は、聴き込んでいたあの時代に今の私がかなうわけがないと・・・
やっぱJAZZももっと聴き込まにゃイカンねこりゃ

とにもかくにも、広島の空に平和を願うとともに、今日はサザン漬けで私はいくことにします。

そう言いながらの、
さて、今日の一枚は、サム・レイザーです。
私がオルガンというのはじつに珍しい、しかも、このお方、おそらくは初登場でしょ、
だってねぇ、リーダーアルバムはおそらく3枚くらいしか無いと思いますよ。(違ってたらごめんなさい。)

オルガンで、しかも少ないアルバム数、ねぇ、私のところにあるのが不思議なくらいの一枚でありますが
聴いてみて悪い気はしない、ジミースミストリオの演奏を聴いて「僕オルガンで行く!」って決めたわりにはコッテコテじゃない、コッテコテじゃないということは嫌らしくない、そこが良いところでしょうか。

ただねぇ、私は真剣には聴かないかな?普通に聴く?そんなアルバムです。
昨日といい今日といいそんな言い方で申し訳ありませんが、「真剣に聴かない」それはそれで良いことだと、私は思っています。

PLAYBACK / SAM LAZAR

1961年録音
SAM LAZAR(org) MILLER BRISKER(ts) JOE DIORIO(g) PHILLIP WILSON(ds)

1.DEEP
2.LONG GONE
3.BAG'S GROOVE
4.FUZZ BUZZ
5.JUST MAKE LOVE TO ME
6.S&S
7.PLEASE SEND ME SOMEONE TO LOVE
1.SCOOTIN'


ドーンとなったバブは?

2013年08月05日 | s-u

涼しかった日々も去り(笑)また夏の暑さが戻ってまいりました。と言っても、30度にはとうに及ばぬ気温ですから文句は言えませんね。

去る8月2日は父の命日でありまして、今年は珍しく姉夫婦が休みを取れたとやってまいりました。
私も「アンタも休みな」との命令にMさんのお店はお休みさせていただき、墓参りのお伴and晩餐の料理当番を担当することになったのでありまして・・・・
「○○、桶持ってぇ、ほら草刈って」
「○○、ビール!」
「ハハ~~~かしこまりましたぁ」
まっ、てのは大げさですけどね、ちょっと疲れました。
それ以上にお疲れだったのが義兄だったようで、翌日ちょっと体調を崩しまして、一泊の予定が二泊になってしまったというおまけ付きではありました。(前日徹夜明けだったらしいですから無理もない)

そして、土曜日、仕事を終えまっすぐ帰ろうと思ったのですが、体調を崩して泊まっている義兄を横目に「よ~~~し、飲むぞう!」ってわけにもいきませんでしょ、だからね
「ちょっと遅くなるけど、そうっと部屋に入って寝るから・・・」
てんで、一人疲れを癒しに出かけてまいりました。

この日は港の花火大会がありまして、毎年のことですが道路は大渋滞を起こすわけです。
仕事が終わったのは夜10時過ぎ、まあまあ、その時間には花火見物の帰宅時間ですから、港に向かう道は逆方向ですし、問題は無いと思いつつ
「ひょっとしてお店が混んでる?????ナイナイ」(失礼)
いちおう電話を入れると
「混んでる混んでる、椅子がいっぱい余ってるから」

てな事で、何の問題も無しにバー○ークに到着した私は、ビールに始まり、テキーラ、バーボンロックといつもの長居ペースにはまっていったのでありました。
しかも、やっぱり疲れてたんでしょうなぁ、
「ママ!オレ歌う!」
「ええ?!」
他のお客さんが居なくなったのを良いことに、ハッと気がつくとギターなんぞを抱え込んでおりました。
以降、いつもの締めレッドアイが出されるまで、花火よろしくド~ンと弾けちゃって、歌いまくりですわいな。
ほんとにねぇ、ド~ンとなった花火は綺麗ですが、ド~ンとなったバブは、そりゃアンタ、
「これほど美しくないもんはない!」
でしょ
ママ、ご迷惑をおかけいたしました。ここに深くお詫び申し上げます。(笑)

それにしてもですよ、しばらくギターをさわっていなかったせいもありますけど、(もちろん酔ってもいましたしね)まぁ指が動かん、そうじゃなくたって「弾ける」まで言えない私のギターが・・・・・・・・
ともかく、バブ花火の暴発には気をつけねばイカンですな。

さて、今日の一枚は、ビリー・テイラーです。
テイラー評となると、隙がない、博学、何でもこなす・・・・ともかく、いかにも優等生的感覚でありますが、それ故にこれを悪くとる方もけっこういたりします。
つまり、オーソドックス過ぎるという感じなんでしょうか。
ここでもまさにそんなテイラーが聴けると思います。

このアルバム、私的には特に高評価な一枚とは言えません。がしかし、普段なにげに聴くピアノとして悪いはずもない、「可もなく不可もない」それもまた良いのですよ、たまには。

THE BILLY TAYLOR TOUCH

1951年2月20日, 1957年10月28日録音
BILLY TAYLOR(p) EARL MAY[1-4], AL McKIBBON[5-11](b) ED THIGPEN[1-4],  SHADOW WILSON[5-11](ds) JOHN COLLINS[5-11](g)

1.YOU MAKE ME FEEL SO YOUNG
2.EARL MAY
3.CAN YOU TELL BY LOOKING AT ME
4.I GET A KICK OUT OF YOU
5.WRAP YOUR TROUBLES IN DREAMS
6.WILLOW WEEP FOR ME
7.GOOD GROOVE
8.WHAT IS THERE TO SAY
9.THOU SWELL
10.THE VERY THOUGHT YOU
11.SOMEBODY LOVES ME


テレビはあんまり観ないん・・・

2013年08月01日 | m-o

相変わらず気象の異常は続いておりますね。先日『高校生挨拶』に感激した両親の故郷、南会津の只見町でも土砂崩れ警戒情報が発令されるなどして、ちょっと心配しています。何事もなければ良いんですけど。

話はコロッと変わって、一昨日が完全休養日だったことはお話ししましたよね。JAZZに本、もちろん酒と、インドアライフを満喫したという事だったのですけど、もう一つ、私のインドアライフには付きものの映画鑑賞もいたしまして、観たのは邦画二本、『カラスの親指』『夢売るふたり』です。(『夢売るふたり』は当日だけでは観きれず、昨日の深夜残りを観たんですけどね。)

感想はさておき、どちらもまぁ言ってしまえば詐欺師のお話でありますよね。
昨今『○○詐欺』てな名付きの詐欺が横行しておりますから、その行為がけして「よろしいものではない」と重々承知した上で、他人が欺される姿を何処かで楽しむてな変なところが人間にはあるんでしょうかねぇ?

そして、そんな詐欺の結果が、何となく幸せを呼んだり、欺される相手が悪人だったりする事が一つの条件だったりもして(これって私だけか?)

古くは、『雨を降らす男』しかり、『スティング』しかり、『ペーパー・ムーン』しかり
その点『カラスの親指』はなんとなくそれに合致するような内容ではありました。(ほら、『あまちゃん』の能年ちゃんも出ていてめんこいしね。笑)
一方『夢売るふたり』は、ちとカラーが違います。
疲れたかな?二回に分けてみても・・・・なんて言うかなぁ、私なんざぁ「女の弱さと怖さを再度味わった」みたいな?あれは監督が女性だからですかねぇ?
いやいや、悪い映画と言っているんじゃないですよ、そこは大いに勘違いしてほしくないんですが、「何となく幸せを呼んだり、欺される相手が悪人だったりする事」とは違うということです。
まっ気になる方はご覧いただければと思います。

普通に楽しむなら「悪を蹴散らす痛快詐欺」てぇのが、何も考えずに良いかもしれません。
アメリカのテレビドラマ『レバレッジ』って、みなさんご覧になったことあります?
これがねぇ、けっこう痛快なんですわ。(笑)

シーズン1では「酔っぱらいの善人」、シーズン2では「しらふの泥棒」、シーズン3では「酔っぱらいの善人」・・・・ははは、観たこと無い人には何の話かわからんでしょうが、「勧善懲悪(まっやってる事が泥棒と詐欺ですから勧善とは言えないか?)の一話完結」そこがイイ(笑)しかも悩んだり考えさせられたりってとこがほとんど無いんで、まぁまぁ「ただ愉快」ってな感じ?

歳をとると変に考えないで済むものが合ってくるのかもしれませんな、しかもダラダラと続きもんだったりすると、前のこと忘れちゃったりして、いやいや、自分の老い先を考えついつい結論を早く知りたくなるからでしょうかね

ともかく、まだ全話見終わっておりませんので、これからも良い暇潰しにはなると・・・
「あれ、バブはあまりテレビを観ないんじゃなかったっけ?」
そう、その通り、ただ、テレビをいわゆるテレビとして活用する時間は短いものの、モニターとして活用する機会は多いという・・・・
だってぇ映画は好きだし、面白いんであればドラマだって観るも~~~ん。(笑)

さて、今日の一枚は、大好きなモンクのこれにしました。もちろん、過去に紹介済み、しかも2回やってますな。(笑)
でもね、私このアルバム、レコード、CD合わせて3枚所有しております。(詳細はこちらをどうぞ)だから、3回目でもエエでしょ

冒頭のつかみ話に出てきた『スティング』の音楽と言えば、「ラグ・タイム→スコット・ジョプリン」となるわけですが、何故でしょうねぇ、私はこの冒頭曲「DINAH」を聴いても、なんとなく映画『スティング』を思い出してしまうんであります。
でもそれはやはり、モンクとラグ・タイム・ピアノに深い関連性があるからでしょうね。

ともかく、私はこのアルバムだけでなくモンクのソロが未だに好きで、しょっちゅう車中で一人ニタニタしながら聴いています。
特に「DINAH」ねぇ・・・エエんですわ、じつにホンワカしていて、短い曲なんですけど暖かい感じがするんですよね。(まっモンクのソロはほとんどに『なんとなくのあったかさ』があると私は思ってるんですけどね。)

てなことで、今日は「+何とか」無しでいきます。(笑)

SOLO MONK / THELONIOUS MONK

1964~65年録音
THELONIOUS MONK(p)

1.DINAH (take 2)
2.I SURRENDER, DEAR
3.SWEET AND LOVELY (take 2)
4.NORTH OF THE SUNSET
5.RUBY, MY DEAR (take 3)
6.I'M CONFESSIN' (THAT I LOVE YOU)
7.I HADN'T ANYONE TILL YOU
8.EVERYTHING HAPPENS TO ME (take 3)
9.MONK'S POINT