JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

リリー・ラッシュ出動か?

2011年11月21日 | m-o

あれだけ昼間暖かだったのに、この時間になったらグ~~ンと冷え込んできました。まったくまぁ身体がついてきませんよ。

先日Mさんに言われてザッと思いつく映画音楽50を書き出したというお話しはしたかと思います。未だに何のためか理由は明かしていただけないのですけどね。
その50曲の中に、とうぜんのごとく「ウエストサイド物語」の「TONIGHT」も入っていました。
その「TONIGHT」を口パクで歌い上げたマリア、ナタリー・ウッドの死に疑惑が持ち上がっているそうでありまして、
「オヨヨ、殺人課リリー・ラッシュの出番か?」(リリー・ラッシュって知ってます?あのね、アメリカのテレビドラマ「コールド・ケース」の・・・・・まっその話はまたそのうち)
ナタリー・ウッドといえば、私が洋画に夢中だった頃にハリウッドを代表する美人女優でありましたから、ついついそんなニュースに目がいってしまいます。

ナタリー・ウッドは、1981年11月29日水難事故で亡くなったということになっていましたが、なんと夫ロバート・ワーグナーがその死に係わっていたかもしれないという・・・・・・・・
じつにワイドショー的興味がムラムラっと湧いて来るではありませんか

そういえば当時から「殺されたのかもしれない」てな噂は出ていましたよね。とうぜん疑われるのはいっしょにいたロバート・ワーグナーということになったのですが、結果は事故死チャンチャン。それがア~タ30年も経って再調査って、そういうところは「アメリカって凄いなぁ」なんて思ってしまいます。

でもねぇ、ロバート・ワーグナーも可哀相なところがありますよ。
プレスリーにデニス・ホッパー、レイモンド・バーにクリストファー・ウォーケンets.ets.・・・・・まぁいろんな方々とあれしたりこれしたり、ナタリー・ウッドってぇ女はろくなもんじゃねぇ(男目線で言わせていただきました。笑)
だからね、私もロバートに言ってやったんですよ、一度別れたんだからもういいだろうって(言ってない言ってない)
それでもついついあの大きな目で見つめられるとダメなんでしょうなぁ、峰不二子とどうしても縁を切れないルパンみたな?????そう考えるとやっぱアホは男のほうか。(笑)

いずれにしても、遺体で発見される前夜にナタリー・ウッドが乗っていたヨットの船長デニス・ダバーン氏の新たな証言で、リリー・ラッシュが出動してしまうのか?今後の捜査の進展が気になるところです。
でもさぁ、今になって新たな証言を言う船長もどんなもんなのよ?

え~~~三面記事がらみはそんなところにして、『料理当番、本日の一品』です。
「今晩御飯炊かないからね、どうせ飲むんだからいいでしょ」
夕飯をパンですますというので、こんなんを作りました。

鶏肉のグリル・クリームソース・ニョッキ添え(長ぇ)です。ボージョレ・ヌーボーを今日に取っておけば良かったと思いましたが、ビールとウイスキーにも良く合いました。

さて、今日の一枚は、記憶を無くす前のパット・マルティーノです。

「マシンガン奏法」ですか?いろんな名前を付けますが、復活後の彼の演奏を聴いて「記憶喪失でギターが弾けなかった?それは真っ赤な嘘だろう?このな難解なテクまで見せて、まるでマシンガンじゃん」てなところだったんでしょうか?良く知りませんが(笑)

復活後はともかく、喪失前のこの演奏は、楽しさがあってじつに良いと思います。ラテン系リズムやジャズロック調や、こういうのは素直に身体へ入ってくる感じがしますよね。

ジョー・ファレルのテナーもフルートも悪くありません。考えてみりゃエルビン・ジョーンズの「PUTTIN' IT TOGETHER」を聴いても、私には悪い気のしない奏者ですから当然かもしれませんが。

STRINGS ! / PAT MARTINO
1967年10月2日録音
JOE FARRELL(ts,fl) PAT MARTINO(g) CEDAR WALTON(p) BEN TUCKER(b) WALTER PERKINS(ds) DAVE LEVIN, RAY APPLETON (per)

1.STRINGS
2.MINORITY
3.LEAN YEARS
4.MON
5.QUERIDO


やっぱりブルーなんだ

2011年11月19日 | j-l

どんよりとした空から雨が落ちています。
晩秋のこんな日はなんとなくブルーな気持ちにならなくちゃいけないと無理矢理思ったりして・・・・・
ところがギッチョンチョン、中年オヤジがそんなんにひたっていたら、「ひょっとして鬱病?」とか、「男の更年期?」なんて事を言われかねません。今日も張りきってまいりましょう。
それにしても福島市の米から基準値を超える放射性セシユウムが検出されたり、除染をしても思ったほどの効果がなかったりと・・・・・・
イカンイカン、ブルーになりかけました。

そんな話はコロッと忘れ、今年もボージョレ・ヌーボーの季節がやってまいりました。
いつもの年なら、Eさんのお店に届けてそのままそれをいただくというパターンだったのですが、今年は自宅でじっくりと味わうことにしました。
と言いつつ、私はワインの味など分かっちゃいませんし、どちらかというとヘビーな赤ワインのほうが好みですから、ヌーボーにはさほどの興味は無いんでありますが、まっ恒例のお決まりみたいなもんで・・・・・いただきました。

お味はというと
「ほどよい酸味と甘みが・・・・・・・」
ごめんなさい、そんなもんどうでもよく、あいかわらず水のごとくスーッと入っていく、まさにこれぞヌーボーでありましょうかねぇ、去年と比べようにも去年の味を覚えていないのでなんとも言いようがないってんですから、私なんぞに評価を求めるのは間違いです。(笑)
それでも、サクッと一本空けさせていただくところをみると、不味くは無かったのでしょう。(大笑)

そもそも「アルコールであれば何でもいい」てな青春時代を過ごした我々に、やれ何が旨いこれが旨いなんちゅう事を語る資格は無いのでしょうね。
それなのに、最近はなんて言うかなぁ、贅沢になったというか、やれ「島物のシングルモルトがいい」だの、「ハーパーの12年はいけるけど、ターキーは8年の方が旨い」だの、なんだかいろいろ語っている自分が恥ずかしくなったりします。
つい先日も、知人に焼酎をいただいたときのことです。
「誰か焼酎を飲む人がいたら、あげても良いよ。ほらオレ焼酎はあんまり・・・・」
てなこと言いながら、
「あれぇ?オレ昨夜、日本酒もウイスキーも全部飲んじゃったっけ?」
って、けっきょくその焼酎に手をつけたんですから、「味は二の次三の次、アルコールが入っていれば」という意地汚い根底は、昔から何ら変わっていないということですよね。(笑)

あれ?何の話でしたっけ?
そうそう、ボージョレ・ヌーボーね。
そもそも酒たるもの、味以上にシチュエーションが大切なんでありまして、ボージョレ・ヌーボーなんてぇもんは、独り寂しく一本飲み干すもんじゃありません。
それを痛感した今年のボージョレ・ヌーボーでありました。
「って、けっきょくブルーになってんじゃん。」

さて、今日の一枚は、ハロルド・ランドです。
ハロルドを紹介するたびに、「お人好し」だの「西海岸に居すぎ」だのついつい言ってしまうのですが、このアルバムを聴いてもその思いは変わりません。
わざわざ「こんかいは東だよ」的アルバム名もそうですし、けっきょく一番目立つのはドーハムだったりするし・・・・
いやいや、それでもハロルドの良さが出た良いアルバムだと思います。
考えてみりゃブラウン~ローチ・クインテットでのロリンズとの比較をすると、ロリンズになってやたらテナーが前面に出た感はそれも良しとして、「お人好し」のハロルドだからこその良さもあったのだと割り切るべきなのでしょう。
好きなアルバムです。

EASTWARD HO ! / HAROLD LAND
1960年7月5, 8日録音
HAROLD LAND(ts) KENNY DORHAM(tp) AMOS TRICE(p) CLARENCE JONES(b) JOE PETERS(ds)

1.SO IN LOVE
2.TRIPLE TROUBLE
3.SLOWLY
4.ON A LITTLE STREET IN SINGAPORE
5.OKAY BLUES


生もの土産?

2011年11月18日 | j-l

今日は七十二候『金盞花(きんせんか)香(こうば)し』でありますが、いかに旧暦新暦の違いがあるにしろ「この時期に金盞花はねぇだろう」と、寒い曇り空に文句を言ったりします。
「ちょいちょい、だからアンタは学がないって言われるんだよ」
そいつが学があるのか無いのは別として、そんなことに変に詳しいヤツがいたりして
「七十二候でいうところの『金盞花』ってぇのはだ、金の盃を示す花、つまり水仙の花を意味してるんだな、これが」
「へいへい、どうせ私しゃ学がありませんよ。」


水仙や  寒き都の  ここかしこ  (与謝蕪村

まっ水仙もいささか時期としちゃ早い気もしますが、金盞花よりはましか。ともかく「寒い季節だよ」ってことで、納得しときましょ。

そんな寒空のもと、○ークママが旅に出た事は昨日の『おまけ』でお話ししましたが、何処でこのログを見ているのか、本人からコメントが入りました。
「生ものって何? 生チョコかい? 生ビールか生麦か生米か?」
私がねだったお土産の「生もの」っちゃなんだ?ってんであります。

ならばご説明つかまつりましょう。(笑)

日本人のお土産好きは今に始まった事じゃありません。国内旅行に海外旅行、同級会に同窓会、社員旅行に新婚旅行、日帰りだろうが長期だろうが、しまいにゃ不倫旅行のお土産まで買ってくるってんですから大笑い、しかも、自分や家族へのお土産だけならまだ分かるにしても、親戚やらご近所さんやら「あっ、うちの課は甘い物好きが多いから」なんて会社の連中にまで、まぁ山のようにお土産を買って帰るわけですねぇ
おばちゃん連中なんか、観光より先にお土産屋に殺到するなんて事があたりまえじゃありませんか。
まっ、これもひとつ『日本人の気配り文化』なんでありましょうけどね。

もちろん、想いのこもったありがたいお土産も多々あります。
初めてお付き合いをした彼女が沖縄土産に買って来てくれた星砂のキーホルダー(ク~~かわいい)、ウイスキー好きの私のために彼女が選んだ小樽ガラスのロックグラス、バーボンストリートで買って来てくれたショットグラスets.ets.
でも、自分が集めてるからって地名入りの提灯とかもらってもねぇ(今はないだろうけど、笑)

一昔前、海外出張のお土産っていいますと、酒、タバコ、チョコレートてなところが定番でありました。もちろん同僚の若手に酒一本ずつなんてぇのは無理ですから、タバコ一本とか、チョコレートを「皆さんでどうぞ」なんてね。(どう味わっても日本のチョコレートの方が美味しかったような気がしますけど)
それからけっこうあったのがボールペン?
ほら、真ん中あたりに水着姿の女性の写真があって、裏っ返すとスーっと水着が消えていくっていう・・・・・私なんざぁ当時の会社のデスクに三、四本入っていた記憶があります。


これこれ、デンマークはESKESEN製のフローティングペン
写真はネット上から拝借しました。

「バブちゃん、バブちゃんだから特別にイイお土産あげちゃう」
たいていこう言うときは、エロ関係であります。
これもあんがい困るんですよねぇ、家に持ち帰っても嫁になんて言われるかわからないし、ボールペンみたいにデスクに入れっぱなしってわけにもいかず、かといってやたらに捨てるのもねぇ
「ごめん、嫌いじゃないけど、気持ちだけいただくから、他にまわして」
なんてね。

そんなある日、同僚が海外出張に出掛ける時でした。
「バブ、お土産何がいい?酒か?煙草か?それとも・・・・・」
「そうさなぁ金髪美女かなぁ・・・・ペラッペラの乾きもんじゃダメだぞ、ピチッピチの生ものな」
○ークママ、おわかりいただけましたでしょうか?はい、これが「生もの」です。(笑)

冗談冗談、私が真に望んでいる「生もののお土産」は、元気な○ークママそのもの、ね、あとは旅の良き思い出話でござんすがな、ガッハハハ
よし、上手くまとまったな。(笑)

さて、今日の一枚は、ロジャー・ケラウェイです。

先日Mさんが「バブちゃん、頭に思い浮かぶ映画音楽を50書き出してくんない」とわけの分からないことを突然言い出しました。
てなことで、思い出に残る映画音楽を羅列すると、いやいや自分でもビックリ50曲なんてあっという間に思い浮かぶものであります。
「ところで、これを何に使うんですか?」
「まぁまぁ、あとであとで」
って、それ以来その理由を聞いていないのですが

ともかく、その時に「アルフィー」の名もいち早く出てきました。
「そういやぁ、ロリンズのALFIEをしばらく聴いてないなぁ」
と思いだし聴いたところ、何故か今まであまり気にも止めなかったピアノ、つまりロジャーが気になったのです。
そうなると「他の演奏も聴こう」となるのが我が習性でありまして、このアルバムを引っ張り出してきたのです。

このアルバム、なんだか曲調に定まりが無い?じつに分かりやすい曲もあれば、難解そのものといった曲もある。いったいロジャーっちゅう人は何処に足を着いて何をやろうとしてるんだ?との疑問も起きてきそうな一枚であります。
が、よくよく聴いてみると不思議と一本筋が通った個性的ピアニストであることも感じ取れるという・・・・やっぱ難解の部類にはいるのかなぁ?

ところが「難解=好き」てなところのある私が、どうも踏み込めない感があります。理由を訊かれても答えようがないんですがね。
そこかしこにいかにもの白人らしさ(じつに抽象的で逆人種差別的表現ですが)がかいま見える?ちょっとイヤラシイ?枯れてるくせにじゃっかんお高い?
考えて見りゃ「ALFIE」の「HE'S YOUNGER THAN YOU ARE」でのソロを聴いても、そのあたりを感じ取るべきなのかもしれませんが。

好みは別として、耳に残るピアノであること間違いないと思います。

THE ROGER KELLAWAY TRIO
1965年5月11,13日録音
ROGER KELLAWAY(p) RUSSELL GEORGE(b) DAVE BAILEY(ds)

1.ORGAN MORGAN
2.ONE NIGHT STAND
3.I'LL FOLLOW THE SUN
4.BRATS
5.CAN'T YOU SEE IT
6.SWEET AND LOVELY
7.SIGNA:O.N.
8.BALLAD OF THE SAD YOUNG MEN
9.NO MORE
10.THE FALL OF LOVE


『東京JAZZ 2011』その2

2011年11月17日 | y-その他

いやいやここ二、三日寒いですねぇ。
この寒い中、一昨日から昨日にかけて私は完徹、オールですよ。しかも酒呑んでじゃなくて、し・ご・と、お仕事でですよ。何が悔しくて42時間もおき続けていなくちゃいけないんだいっちゅうの。疲れは今日も引きずっています。

それはともかく、遅くなりましたが本日は『東京JAZZ2011』いいかげん寸評の第二弾です。

まずはquasimodeですか。
う~~~~ん、正直が一番ですよね。正直に言います。私は平戸祐介のピアノがあまり好きくありません。なんていうかなぁ、どうにも彼のちょっと粘りのあるピアノが後からついてくるような感覚があって、私のリズム感と反りが合わないんです。平戸啓介ファンの方には、そもそもクラブジャズなるものを私が語ってもなんの説得力もないわけで、それに免じてお許しいただきたいと思います。

次はINCOGNITOですね。
アシッドジャズ?この分野も私にとっては未開拓地帯ですからなんとも言えませんが、こちらはけっこうノリノリで聴いてました。しかし、アルバムを買ってまで聴こうという気にまではなっていません。自宅のステレオで独りで聴く代物じゃないでしょ。

やっと知った名前が出てきました。ケニー・バロンです。
以前もお話ししましたかねぇ、私にとってバロンはひじょうに印象の薄いピアニストです。とはいえ、やっと私のJAZZ範疇に入る演奏にはホッとした思いで聴き入りました。
印象は薄くとも嫌いになる要素は全くないバロン、ただ大きな会場で聴くにはいささか難があるのでしょうかねぇ(会場で聴いていないので想像ですけど)、やはりジャズ・バーで聴いてみたい演奏だと思います。

お次は去年酷評をした熊谷和徳のタップです。
今年の演奏は去年からするとかなり印象が変わりました。確か昨年はクリスチャン・スコットとの共演でしたが、確実に上原ひろみとの共演の方が私は好きです。二人のやり取りが明確ですし、心地良さもあります。ちょっと興味の湧いた演奏でした。これも間近で聴いてみたいなぁ

もちろん次も知った名ですね、セルジオ・メンデスです。
しかしまぁラップ入りのボサやサンバはいかがなものかと思って聴きましたが、そこそこ良かったですよねぇ、そんでもってコーラス右側の金髪娘・・・気になりました、全貌を捉えた映像がほとんど無かったのが残念です。もっとアップのカットが欲しかった。(って、そこかい。笑)
「MAS QUE NADA」このノリは好きです。これは大きな会場でも楽しかっただろうと思いました。

日野輝正、ん~~~~~彼のマイルス・リスペクトは毎回感じるものなのですが、正直私の好みではありません。以上(笑)
さらに次のラウル・ミドンは前回取り上げましたので省略させていただくとして、再び登場のケニー・バロンも飛ばしましょう。、おっと北川さんのベースソロ、なかなかのもんでした。

次はリー・リトナー、マイク・スターン、布袋寅泰ですか。
布袋さんは緊張気味で、あの顔のくせに(失礼)いかにも日本人らしい気配りが印象的でしたねぇ。まっこういった演奏はその場でいっしょに楽しむ企画物というのが私の根本的考え方です。善し悪しではないでしょう。

DMS、この面子が私のJAZZ範疇内にいらっしゃるわけもなく、完全において行かれてる感はゆがめませんが、音楽自体としては嫌いじゃありません。「JAZZじゃない」という意固地な偏見を私はいつ脱ぎ捨てられるのでしょうか?
そうそう話はコロッと変わりますが、私が見る数少ないテレビドラマ『相棒』の今シリーズのオープニングテーマ、あれ誰が吹いてるんですか?(塩川光二だそうです。)
DMSを聴きながら思い出すことでもないかな?
ともかく、ジョージ・デュークのボーカルはいかがなものかと思いましたが、演奏自体は楽しませていただきました。

放送のエンディングはJAZZ FOR JAPAN "LIVE"の「MY FAVORITE THINGS」でしたが、私はアル・ジャロよりやっぱコルトレーンが好きだっちゅうことで終了です。(笑)

最後に全体寸評ですか?
う~~~ん、どうなんでしょう?
一つ言えるのは、私の興味をそそる演奏が年々減ってきているように感じます。それは『東京JAZZ』の陳腐化ではなく、まさに私自身の陳腐化が原因なのでしょうね。
いずれにしても、ライブの一部をテレビで観ただけで寸評することは多いに問題でありますし、「会場に足を運んでから言え」これに尽きますね。

さて、今日の一枚は、先日買ってしまった上原ひろみです。
彼女は発展をし続けてますねぇ、若さだけで押し切る域はすでに脱して、なにより「らしさ」?「個性」?そういったものを強く感じるようになってきたように思います。
けっこうのめり込んで聴いています。
この娘、何が気に入らないって、あのメンタマでオヤジをイジイジするように私を責めてくるんでありまして・・・・・そこがたまんないかも(笑)
まっ、ときおり私の好きな(逆ですよ、逆)電子音が我に返させてくれるんですが。

アンソニー・ジャクソンはともかく、サイモン・フィリップスってTOTOかなんかの・・・・・よく知らないんだからよしましょう(笑)、ただ絶妙なトリオ感を感じさせられたように思います。
今のところこのアルバムを買って後悔はしていません。

VOICE / 上原ひろみ
2011年
上原ひろみ(p) ANTHONY JACKSON(b) SIMON PHILLIPS(ds)

1.VOICE
2.FLASHBACK
3.NOW OR NEVER
4.TEMPTATION
5.LABYRINTH
6.DESIRE
7.HAZE
8.DELUSION
9.BEETHOVEN'S PIANO SONATA No.8, PATHETIQUE

おまけ、
私の行きつけのバー、○-クのママが今旅に出ております。
ここ二、三日は東京近辺をうろついているようで、もし見かけましたら「バブがお土産を、乾き物ではなく生ものでお願いしますと言っていた」と、お伝えいただけますでしょうか。
って、「○ークママの顔しらねぇし」って話ですよね。(笑)
旅先から送られてきた写真を・・・・・・・また怒られますよね、顔はNGにします。

○ークママ、何処かでこのブログを見る機会があれば、メッセージを贈ります。
「多いに羽を伸ばしてきてください。お土産期待してます。」


夢のタイムスリップ

2011年11月14日 | g-i

お久しぶりです。PC修理やらなんやらで(いよいよ買い換えが必要かもしれません。)『東京JAZZ2011』の勝手批評も中途半端に更新を途絶えさせていました。
やっとの復旧でその続きからといきたいところですが、それは明日以降にして、一昨日行われた大学時代のサークルOB会のご報告から再スタートしたいと思います。


ちょっくらこの受付看板はひきました。
「オイオイ、どっかのカルト集団だとか思われないだろうなぁ?」

私の同期チャリンコのはからいで、被災地でもある我が地元、スパリゾート・ハワイアンズにて開催されたOB会には、遠方にもかかわらず、大先輩はもとより初めてお会いする後輩まで二十数名の参加者がありました。

宴会が5時半スタートだというのに1時前後にはほぼ全員が揃い、学生時代の部室よろしくそれぞれがまぁ身勝手なふるまい(笑)、それがじつに懐かしくいっきに大学時代へタイムスリップする思いでした。

それにしても、先輩も同期も何がありがたいって、不義理を絵に描いたような日々を過ごしていた私に「バブ」「バブ」と、当時と変わらぬ態度で接していただけたことです。(ちなみに我が名「バブ」とは、私が一回生の時このサークルの委員長であった先輩シロウちゃんが命名してくださった名であります。)
ただねぇ、お互い様ではありますが、態度は変わらずとも体型等々見た目は多いに変わっておりましたですなぁ、とくにその変化は男子に多く見られたように思いますが、私の大きな変貌ぶりがそれほどまでに目立たなかった点では、じつに良かったと思いました。(笑)おそらく皆さんご苦労をされてきたのでしょう・・・シクシク。

昼間から飲み始めた酒も良い感じでまわり宴会も大盛り上がり、最後は応援歌と校歌でしめるという、まぁ大学の0B会ではありがちな〆ではありましたが、その後もまさに部室に集まってやっていたあの頃のままに、飲み部屋集合で盛り上がりました。

そんなこんなで、あっという間に大学時代にタイムスリップした時間は過ぎ、気が付けば12時をまわっていました。
午後1時過ぎから深夜12時過ぎまでって・・・・長げぇ~~~~~
そういえばあの頃も、ちょっとした酒と場所があれば、何時間でも時を共に出来ましたもんね。ほんと、短い(?)時間ではありましたが、楽しくてありがたい時間を過ごすことができました。
何度でも言います。チャリンコ、こんな機会を設けてくれて、ほんとにほんと、ありがとね。心より感謝しております。

0B会の報告はこんなところで、『料理当番、本日の一品』もお休みしていましたので、二品ほどご披露しようと思います。



まずは秋の贅沢、手作りイクラ丼です。「金もねぇしなぁ、原発もあるし・・・・・」と今年はイクラは諦めようかとも思ったのですが、作っちゃいました。(笑)

もう一つは、昨夜の代物です。鶏と蓮根の揚げ団子と秋刀魚のグルグル揚げ梅肉添え(なんちゅうネーミングじゃい)、前の日あれだけ飲んでいるのにこれでビールと日本酒、美味しくいただいちゃいました。

さて、久々の今日の一枚は、アル・グレイです。
こういうアルバムは、いわゆる安心感のある一枚とでも言いましょうか、ある意味まさにジャズっていうのはこんな感じみたいなんで聴ける一枚です。そもそも、ベイシー楽団のスターですからね、あたりまえと言えばあたりまえなんですが・・・

そもそもジャズなんちゅうもんはムリクリ難しくする必要は全くないんでありまして、とくにリスニングとなれば、ス----ッと入り込んでくる心地良さっていうんですか、それだけを感じればじゅうぶんなのかもしれません。
その点、アルあたりはピッタリですよね。

マッタリとした昼下がりでも、少人数でワイワイ飲む酒の席でも、このほんのり感はイケルってな事を私は思うのですが、いかがでしょうか?

GREY'S MOOD / AL GREY
1973年4月,1975年10月録音
AL GREY(tb)
CLAUDE GOUEEWT[2,3,7](tb) XAVIER CHAMBON[2,3,7](tp) MICHEL ATTENOUX[2,3,7](as) HAL SINGER[2,3,7] JIMMY FORREST[1,4,6,8](ts) CLARENCE[1,4,6,8] CHRIS COLUMBUS[2,3,7](g) STAN HUNTER[2,3,7](org) TOMMY FLANAGAN[1,4,6,8](p) JOHN DUKE(b) BOBBY DURTHAM[1,4,6,8] CHRIS COLUMBUS[2,3,7](ds)

1.CATCH UP WITH THAT
2.SOMETHING FOR GREY
3.DRUMS ON CHRIS
4.BEDROOM EYES
5.AL'S MIST
6.FACE IT, HERE IT IS
7.GREY'S MOOD
8.MELLOW FOR LOVE