JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

がんばれ 高倉!

2019年06月12日 | d-f

梅雨入りして途端に晴れが続くてぇな年が何年か続いたように思うのですけど(私の勘違いかも?)今年は違いますねぇ、まさに梅雨空が続きさらには季節外れの寒さ(?)まで続いたりして、
私もすでに老体の身ゆえ、体調を崩さないかと心配しております。

そんな中、女子サッカーのワールドカップが始まりました。
想えば震災の年、同大会で日本が優勝いたしましたですねぇ、あの時はすさんだ心を癒やしてくれるとても嬉しいニュースでした。

カップを高々と掲げ歓喜する選手の姿にこちらまで「ウォ~~~!」と大声を上げたものです。

アルゼンチン戦はちょっと期待外れのドローに終わりましたが、監督の高倉 麻子さんは我が同郷、福島県出身でありまして、結果はともかく悔いの無い試合をと、影ながら応援しとります。

サッカーといえば
高倉監督と同じ福島市に住んでいる頃(かわいい小学生の時ね)、こんな私でもサッカーをやっとりましてね、もちろん今のように「スポーツクラブで本格的な」てなやつじゃなく、ゴールやコートは少し小ぶり、ボールはゴム製、スパイク禁止の9人制ミニサッカーみたいなもんでした。
それでも我が小学校に熱心な先生が赴任されまして、毎日放課後、いや休日もやりましたなぁ・・・ともかく、みんなで一生懸命練習をした思い出があります。

もちろんユニホームなんざぁありません。ただ、おそろいのストッキング(オレンジに白の折り返し)を買ってもらった時はそりぁもうみんな大喜びでした。 あの頃応援してくれたRちゃんやMちゃんも今やいいおばちゃん?おばぁちゃん?になっとるんでしょうなぁ
「って、やっぱモテたい一心のスケベ心でやってたな」
はいはい、だけど私はフルバックという地味なポジションでしたし、フォワードのU君に女子の目は釘付けでしたねぇ・・・・・(笑)

おっとイカン、ついつい思い出話になるのは、年寄りの証拠ですな。
「バブさんの今の体型からは想像つかないけどね」
「何を言っとるか、これでも小体連では陸上選手だったし、サッカーもレギュラー、女の子にもそこそこは・・・・・・」
「あ~~あ、モテ期が小学生とは・・・哀れ。」
「・・・・・・」

とにもかくにも
「がんばれ日本!がんばれ高倉監督!」

てなことで、『料理当番、本日の一品』であります。

まずは肉巻き、巻いたのはアスパラ、インゲン、ニンジン、茄子。

それと、こちらがメインと言っても良いかも、アボカドとトマトとモッサァレラのサラダです。

さて、今日の一枚は、マイルスとコルトレーンです。
「1960年ヨーロッパツアーの録音を一つのCDボックスにしちゃった」的CDです。
この時、マイルスのもとを離れる決心をしていたコルトレーンに、マイルスは一つの条件を出しました。それがこのツアーへの参加です。
ものの本によれば、コルトレーンはここへの参加をかなり嫌がっていたそうでございまして、なにしろ「早く自分のバンドが持ちたい、マイルスのもとを離れたい」てぇのが見え見えだったようです。
ともかく、事実上マイルスとのお付き合い最後となる(その後もスタジオ録音等共演は何度かあったものの)ツアーの記録がまさにこのCDボックスに詰まっているということになります。
この時マイルスはコルトレーンに好きなように演奏させる姿勢を見せており、各ソロを聴くと統一性に欠ける感はあります。それはその後二人が進む道の相違でありしかたのないことですが、それでもこの演奏にヨーロッパの方々は満足したに違いありません。
コルトレーンがこのツアーで得たもの、ゲッツとの共演、そして帰国の時バックに入っていたというマルスからの手紙付プレゼント、ソプラノサックスでありました。

MILES DAVIS & JOHN COLTRANE - THE FINAL TOUR(The Bootleg Series, Vol. 6)
録音日は各表記
MILES DAVIS(tp) JOHN COLTRANE(ts) WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds)

CD1
1960年3月21日(Paris, France) 
First Concert
1.All Of You
2.So What
3.On Green Dolphin Street Second Concert
4.Walkin'
CD2
1.Bye Bye Blackbird
2.'Round Midnight
3.Oleo 4.The Theme
1960年3月24日(Copenhagen, Denmark)
5.Introduction (By Norman Granz)
6.So What
7.On Green Dolphin Street
8.All Blues 9.The Theme (Incomplete)
CD3
1960年3月22日(Stockholm, Sweden)
First Concert
1.Introduction (By Norman Granz)
2.So What
3.Fran Dance
4.Walkin'
5.The Theme
CD4
Second Concert
1.So What
2.On Green Dolphin Street
3.All Blues
4.The Theme Interview
5.John Coltrane Interview (By Carl-Erik Lindgren)


リン・チーリンかぁ・・・エエなぁ

2019年06月07日 | a-c

昨日の晴天から打って変わって今日は雨模様、いよいよ梅雨が近づいております・・・・って、エェェェ!!梅雨入りしたの?!(笑)

 ♪ 六月の雨には 六月の花咲く 花の姿は変わるけれど
             変わらぬ心を誓いながら・・・・・♪

ジューンブライド、この雨の時期にもかかわらず、山ちゃんと蒼井優、アキラとチーリン
「レッドクリフの小喬でしょ・・・美人さんだよねぇ・・・なんか羨ましいなぁ・・・会話は日本語かな?英語かな?中国語かな?・・・」
ってそこじゃなくて、変わらぬ心を誓い合う方々は今年も多いんでしょうなぁ

そもそも日本におけるジューンブライドは、梅雨時の閑散期を盛り上げる企業戦略に他ならなかったわけですけど、今となっちゃんなことどうでもエエわけで、
みなさん変わらぬ心を誓い合ったのですから、その誓いをぜひとも全うしていただきたい・・・・
えっ?あんたに言われたくない?ごもっとも(笑)

さても、今日はジャズ話の続きをば
おっと、再三申しますがここでのジャズ話はバブの私感が多々含まれておりますのでご注意願います。
それでは、たしか「クレオール」からでしたかね。

ニューオーリンズはフランス支配下で長年やって来たため、フランス人と黒人のハーフが多く暮らしていました。彼らの扱いはアメリカのそれとは違い、白人でも黒人でも無いいわゆる「クレオール」と言う存在で、白人に準ずる特別な権限をもっとりました。
生活はある程度裕福で、フランス語を話し、本国からもたされたクラシック音楽を聴きその演奏を楽しむそんな生活環境であります。
ところがアメリカに売却されたことで彼らの環境は一変することとなったのです。
だってアメリカじゃいかにハーフだろーがクウォーターだろうが黒人は黒人ですから。こうしてクレオール達は・・・・まっそのへんはイイか。
ともかく当時ニューオリンズには楽譜を読める黒人(クレオール)も多く存在していたということになります。

いままで語った(笑)ニューオーリンズというある意味特殊な場所には、多くのミュージシャンを必要とする環境があり、つまりは娼館へと誘う客寄せパンダとしての音楽、さらにはダンス音楽、ストリップショーの音楽、ets.ets.・・・

最初はタバコ缶に弦を張ったバンジョーモドキや、今や立派な楽器?でもある洗濯板をかき鳴らす、ほら英語にすりゃ何でもカッコイイてなウォッシュボードっちゅうヤツですわな、あれや、これも立派な楽器牛のあごの骨をブオーンと鳴らすあれやら、んなもんで奏でておりました。
つまり貧困層の金稼ぎですから高い楽器なんぞ使えやしない、やっていたのはちんどん屋みたいなもんでしょうかねぇ、ところがそこに落ちぶれたクレオールが西洋音楽を持ち込む、さらにニューオーリンズは軍港でありましたから南北戦争が終結して余った軍隊で使っていた楽器が安く手に入る、するてぇとちんどん屋はブラスバンドへと進化を遂げ、さらに黒人特有のリズムが加わって・・・・・

さて、いわゆるJAZZの形態はこうして生まれたんだと、諸氏は申しております。

ともあれこうなってくるとスターが生まれるのも必然であります。
とても大きな音を聴かせるコルネット奏者バディ・ボールデン、彼が最初であったかどうかは私に確信はありませんが、そのスターの一人であったことは間違いないようですし、彼が結成したラグタイム・バンドはニューオーリンズを席巻し、その後のニューオリンズ・ジャズへと発展していったことも確かです。

と、今日はここまで、次はそのコルネット奏者バディ・ボールデンからお話しを進めましょう。

さて、今日の一枚は、ロレツ・アレキサンドリアです。

ボーカル得意バブがどうしてそうなったかのお話しを以前しましたですな。
「英語が苦手で歌詞の意味が分からんから」
というのが最大の原因でありました。
でもね、若い頃聴いた洋楽だって、最近のJ-POPにありがちな英語の歌詞だって、意味を理解しながら聴くてぇことは私の場合あまりないんですわ。
つまり、イメージで善し悪しを決めているわけで、その理由でボーカルを敬遠するというのはいかにも大人げない。 最近は素直にボーカルものも聴くようになりました。

ハワード・マギーの伴奏で歌い上げるロレツは素直になって聴くととてもイイ、
「還暦を迎え素直にバブは生まれ変わったのだ!」

DEEP ROOTS / LOREZ ALEXANDRIA
1962年2月録音
LOREZ ALEXANDRIA(vo) HOWARD McGHEE(tp) GEORGE ESKRIDGE(g) JOHN YOUNG(p) ISRAEL CROSBY(b) VERNEL FOURNIER(ds)

1.Nature Boy
2.I Was A Fool
3.No Moon At All
4.Spring Will Be A Little Late This Year
5.Softly As In A Morning Sunrise
6.Detour Ahead
7.It Could Happen To You
8.Travlin Light
9.Almost Like Being In Love
10.I Want To Talk About You

追伸、
先日、○ークで「ポートアスケイグ 2004年」というウイスキーを飲んでまいりました。(私は初飲でした)

55.1度と若干強めですが、アイラ独特の臭みや癖はそれほどでもなく(私はもう少し強くても良いんですけどね。)、そこはかとないキレの良い甘さが特徴的でした。
もちろん私はストレートでいただきましたが、アイラ系が苦手な方でもこれならいけるんじゃないでしょうかねぇ
よろしければどうぞ(笑)


「かとちゃん ペイ」は、まだかいな

2019年06月03日 | v-x

今日は都合により外出先からですが・・・・・・
昨今の事件を見るに、どんな人間の心にも住まいし悪魔の存在を感じずにはいられません。それは煩悩の成せるものなのか?はたまた堕天使の仕業なのか?
ただ私が思うに、これほどまでに便利と称しながら複雑になっている現代において、
「純真なればこそ堕天使は煩悩に食らいつくのではないか?」
てなことをふと感じてしまったりして。
奇怪で理解不能な加害者に対し同情も弁護もしませんが、あまりにも複雑になった人間社会が悪魔を呼び寄せている、そういうことはないんですかねぇ?

「便利なのか?」といえば、
「○○ペイ」てぇのがやたらそこら中に増えておりますが、みなさんはこの「キャッシュレス決済」をご理解されておりますですか?

「○○(私です)、この何とかペイっちゅうのは何だ?」
ちょっと前にPayPayの大型キャンペーンがニュースになった時、母がこう訊いてきました。
「だから、スマホのアプリで出来るキャッシュレス決済で・・・・・・・」
「ああイイ、現金で物が買えなくなるわけでもねぇべ、そんだったら関係ねぇ」
「自分で訊いたくせに・・・」

まぁねぇ、我が母が「○○ペイ」を利用する事は今後無いでしょうし、理解しなくとも生きていけるでしょう・・・・たぶん?

「2025年までにキャッシュレス決済率40%」
これが経産省の目標なんだそうで、消費税増税のポイント還元もこれに即した対応なんでしょうな。
まぁねぇ昔人間が貨幣制度を導入した時もそれなりの混乱はあったんでしょうから、いずれ何がスタンダードになるのかは私なんぞには全く分かりませんけど・・・・
それにしても「○○ペイ」てぇのはやたら種類が多すぎません?
「俺のスマホにはさぁ、PayPayもメルペイもLINE Payも・・・d払いも入ってんだけどさぁ、あれってどうやって使うんだ?」
「使い方も知らないでやたらと入れんじゃねぇよ!」

今後この「○○ペイ」てぇのは、銀行系やらコンビニ系やら益々増えてくるんだそうで、みなさんはついて行けますですかねぇ?

「何をどう利用するかは、貴方次第です。」
ただ、この変化について行けない人の心に住まし悪魔が動き出さないことを祈ります。。

ところで 「かとちゃん ペイ」 は、いつから使えるようになるんでしょうか?

ここらで『料理当番、本日の一品』をば

昨日近くのスーパーへ行くとオージービーフの塊がとんでもなく安く売っとりまして、「よっしゃ」てんでローストビーフもどきを作りました。ソースはちょっと甘めの山葵醤油ソースです。

残念ながら母はローストビーフなんぞけして口にしませんので、ホタテとほうれん草のバター炒めを、それと厚揚げのおろし煮で飯を食わせました。(笑)

さて、今日の一枚は、レム・ウィンチェスターです。
ウィンチェスターもきっと心に住まし悪魔が動き出した方だったんでしょうかねぇ?
一発だけ銃弾を抜いたロシアンルーレットって・・・そりゃ死ぬわ。
悪魔は才能と将来のあるバイブ奏者を地獄へと引きずり込んだのであります。

彼のバイブはキレが良い、私は好きです。それはゴルゾンスタイルでも、ネルソンスタイルでも変わりは無いと私は思います。

WINCHESTER SPECIAL / LEM WINCHESTER
1959年9月25日録音
LEM WINCHESTER(vib) BENNY GOLSON(ts) TOMMY FLANAGAN(p) WENDELL MARSHALL(b) ARTHIR TAYLOR(ds)

1.Down Fuzz
2.If I Were A Bell
3.Will You Still Be Mine ?
4.Mysticism
5.How Are Things In Glocca Morra ?
6.The Dude