JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

世論調査

2017年10月02日 | g-i

北からは雪や霜の便り、この辺りも朝晩の気温がめっきり低くなり、昨日の晴天に干された冬がけをさっそく使った母は、今朝しっかり寝坊をしました。(笑)
もう十月ですもんねぇ・・・・晩秋を迎えやがて冬へと向かう季節を止めることはできません。

明後日4日は『仲秋の名月』、はたして拝めるかどうかはお天気次第でありますが、名月にかかわらず澄んだ空に浮かぶ月を愛で、虫の声を聞くと
「秋だなぁ・・・なんとなく寂しいなぁ・・・」
なんて感じたりしますねぇ
えっ?アンタは一年中寂しいだろうってですか?
「それを言っちゃあ、おしめぇよぉ」

さても、今や世間の関心事は選挙一色でありますねぇ
こうなると飛んでくるやも知れないミサイルなんかどうでもいい感じさえ受けてしまいます。
ただね、延命強化を狙ったAさんも、チャンスとばかり出張ってきたKさんも、それに翻弄される諸氏先生方も、結局「誰一人国民目線を持たない大先生方に変わりは無い」と思ってしまうのは私だけでしょうか?
そこにも何だか晩秋を感じるんですねぇ私。

昨日の夕刻、料理当番が忙しい時間に『世論調査』の電話が掛かってきました。
「選挙には行きますか?支持政党はありますか?選挙区では誰に投票しますか?比例区はどこに投票しますか?・・・・」
もちろん衆院選に関する調査です。

私、「一発勝負の入学試験」って制度が昔っからあまり好きじゃござんせんでね、
入試のごとく「選挙だからよろしく」とその時ばかり大声上げたり、握手してくるようなヤカラは好かんのですよ。
偉そうに言えば「日頃の姿、考え方を重視する」そんなタイプ?
ですから、今回の選挙も必死にやって来るであろう選挙活動など無視して、すでにほぼ投票先を決めています。
「私の票は浮遊票じゃございません。組織に属さない固定票であります。」
とはいえ、いつも選挙結果を見ると我が一票の力無さに打ちのめされたりするんですけどね。(笑)

おっと話が逸れました。そんなわけで悩むこと無く『世論調査』に協力しました。
きっとどこぞの新聞の調査結果に「ウン%」我が意見も繁栄されてるんでしょう・・・・・されてんだろうねぇ?

ということで、準備中に『世論調査』に邪魔された『料理当番、本日の一品』です。

母のリクエストでソースカツです。
最近ね、益々母の好みが分からなくなってきました。これだけのボリュームで肉系の料理を出すと、
「あ~あ、これだけで腹一杯になっちまう、チット残すようだなぁ」
そもそも肉があまり好きじゃ無いんですから
ところが、昨日はペロッと食べるんですよ。
「どこが肉嫌いなんじゃぁ~~~い!?」

 

私はこっそり仕込んだ筋子の酒粕漬け(和え?)で、珍しくもローゼスのハイボール????????
ハッキリ言います、これは合いません。直ぐに日本酒へ切り替えました。(笑)

弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、ガレスピーです。
じつは夕べはなんとなくロリンズが聴きたくなりましてね。「WAY OUT WEST」をプレーヤーに乗っけたんですが、
「なんか違う」
そんで結局このアルバムにしたという一枚です。

以前紹介した「SONNY SIDE UP」と今日のアルバム、そして「FOR MUSICIANS ONLY」「MODERN JAZZ SEXTET」これをヴァーヴ四部作と言うかどうかは知りませんけど、(「WORLD STATESMAN」なんかもあるしねぇ)ともかく「大物集めてドォーン!」的アルバムの一枚ですね。
「大物集めると作品が貧弱になる、てな事がままある」というお話しは以前もしましたけど、このアルバムにはその例は当てはまらない気はします。

「SONNY SIDE UP」ではロリンズとスティットのテナーバトル?的なところも聴き所みたいなこと言いましたが、ここでは二人が共演した演奏は入っとりません。(だから「DUETS」なんでしょうけど)そのぶんレイ・ブライアントがイイ味を出しているように思います。
もちろん、ガレスピーあってですよ。(笑)

ともかく、改めてお猪口をロックグラスに切り替えて夕べ聴いていた一枚です。

DUETS / DIZZY GILLESPIE
1957年12月11日録音
DIZZY GILLESPIE(tp) SONNY STITT[3~6], SONNY ROLLINS[1,2](ts) RAY BRYANT(p) TOMMY BRYANT(b) CHARLIE PERSIP(ds)

1.WHEATLEIGH HALL
2.SUMPHIN'
3.CON ALMA (alt.take)
4.'CON ALMA
5.ANYTHIN'
6.HAUTE MON'


山百合と我が腹言葉

2017年07月20日 | g-i

山百合の今し開ける白さなれ  中村汀女

昨年は咲かなかった山百合が、今年は見事な花をつけました。

山百合には『純潔』『無垢』『威厳』『荘厳』『人生の楽しみ』てな花言葉があるんだそうで
「ふむふむ、純潔無垢とはまさに私にピッタリの言葉だ。」
「アンタ、一度辞書を引き直したほうがいいよ。」

でもねぇ、私的に、大きくてたしかに威厳のある花だとは思うんですが、あまり好みじゃないんですなぁ。
『花と小父さん』の歌詞じゃないけど、どちらかといえば「小さな花に口づけをしたい」てなタイプなんですねぇ~これが(笑)
つまり
「『純潔』『無垢』はイイけど『威厳』『荘厳』はいらない」
そんな感じ?
だって、『威厳』『荘厳』って何かちょっとイヤミを感じたりしませんか?

「結局はだなぁ、バブはそういった重々しさがあって立派な者とは不釣り合いだと感じる、自分に自信の無い小心者だということだな」
「それを言っちゃぁおしめぇよ」
でありますけど、実際そうなんでしょうな。
「高嶺の花には手を出してもどうしようも無い、自分の目線にかなう花を」
みたいな・・・・・・
私に腹言葉を付けるなら『卑屈』『劣等感』『小心者』まっそんなところでしょうか。

話はコロッと変わりますけど
「我が聖なる日」7月17日から一週間後、これが○-クママの誕生日というのは今年も変わらず(あたりまえか、笑)、来週の火曜日辺りに顔でも出そうかと思っていると
「25日に(キング)ギドラからの誘いがあったんだけど予定ある?」
とのメールが、
おそらくはギドラもゴジラ(ママ)の誕生日を意識しての事だと察し
「モスラもお供させていただきますです。」

先日、○ークで『歳』の話になりましてね。
「ママ、そういえば誕生日が近いけどもういくつになるのっては訊かない・・・・ただ、また歳を取るんだねぇ、ハハハハハハ」
「バブ、アンタ何言っちってくれてんの、歳はね、取るもんじゃ無くて重ねるもんなのよ。分かってないねぇ」
「はぁ」

ゴジラ曰く
『歳』というものは、年々積み重ねてそれがミルフィーユのごとく人間の味わいとなっていくんだそうで、
「だから、もうすぐ歳を取るんじゃ無くて、「歳を重ねてまた一層魅力を増すんだねぇ」って言わなくちゃダメ!」
「はぁ」

腹言葉『卑屈』のバブに言わせていただきますとですね。
「つまり、『歳を取る』というのは後ろ向きで、むしろ『歳を重ねるねて魅力が増す』と前向きに思いたいと・・・・・完全に年寄りの考え方だよね。それに増すのは魅力じゃ無くてずうずうしさだったりして」
・・・とうぜんゴジラの放射能熱線は浴びたくありませんので口にはしませんでしたがね。

もちろん、歳を重ねるごとに旨味の増すミルフィーユでありたいですよね。私みたいに「食べてみたら、スッカスカのパイ生地みたい」てんじゃそりゃ寂しい。

結論、
「山百合の姿に 我が腹言葉を見る」
もしくは
「我が層は パイ生地に似たり スッカスカ」
おそまつ!

さて、今日の一枚は、ポール・ゴンザルベスです。
インパルスのコルトレーンを17日から聴き過ぎた感がありましてね。同じインパルスレーベルのこんなんを選んでみました。
おっと「こんなん」てぇ言い方はありませんね、どうしてもインパルスというとコルトレーンを代表格とする「あんなん」イメージが強い中での「こんなん」という表現です、悪気はありませんしこのアルバムを卑下するつもりなど毛頭無いことをおことわりしておきます。

(当事)流行のジャズ・ロックで始まるこのアルバム。
エリントン楽団で活躍したゴンザルベスが無茶苦茶楽しんでいる一枚のように私は感じます。
もちろん聴いている方も身体が自然と動くような楽しさを感じます。まぁまぁいかにも「エリントン楽団で名を売ったんだ!」的感じがあるっちゃあるけど、それが良い方に作用しているようにも思います。
共演者も気持ちよさそうで、レニーのボーカルがどうかは別にして、トレーン疲れの我が身には良薬でした。

TELL IT THE WAY IT IS / PAUL GONSALVES
1963年9月24日録音
PAUL GONSALVES(ts) RAY NANCE(tp,vln) ROLF ERICSON(tp) JOHNNY HODGES (as) WALTER BISHOP JR.(p) ERNIE SHEPARD(b,vo) OSIE JOHNSON(ds)

1.TELL IT THE WAY IT IS
2.THINGS AIN'T WHAT THEY USED TO BE
3.DUKE'S PLACE
4.IMPULSIVE
5.RAPSCALLION IN RAB'S CANYON
6.BODY AND SOUL


オヤジは若者との交流を願っとります

2017年07月09日 | g-i

九州での豪雨、大変なことになっとりますねぇ、被災者の皆さんのお気持ちは、本当のところ私なんぞには計り知れないものだと理解しております。
あの大震災の日も、地震だけを被災した者、津波の被害をも受けた者、原発被害を受けた者、それぞれ・・・いや、被災者個々によってその気持ちは違うし、映像だけで本当の惨事を感じる事など不可能ですしね。
ただただ、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに今後さらなる被害の拡大が無いよう、そして一日でも早い復旧を祈っています。

先日何気にネットニュースを覗いておりますと
ソニー・ミュージックエンタテインメントがレコード生産を復活するとのニュースが。
若者の間ではじんわりとレコード人気が高まっているとウワサは耳にしておりましたが、「一時的なものだろう」と高を括っていました。
それでも大手が生産開始となればこれは一時的なものでも無いんでしょうかねぇ?
それからするってぇと、先日もやっていた「レコードからパソコンへの取り込み」というのは「時代遅れのとんちんかん」ということになるやもしれません。
若い世代のこの傾向は、「普段用はネット配信で手に入れ、家でじっくり聴くのにはレコードを購入する。」みたいな感じなんでしょうか?それともDJ用?

レコードを買い、CDで買い換え、さらに未発表テイク追加CDを買い、さらにさらにもっと未発表乗っけちゃいましたCDを買い、
「なんでおんなじアルバムを何枚も持ってんだ?」
なんて思ってると、アップルミュージックやらプライムミュージックやらを使えばその全てを聴くことが出来る、
「そんな時代にレコードって・・・・・」
そう思うでしょ普通はね。
なにしろレコードのA面B面に入る曲の長さはCDの比じゃ無いし、ネット配信なら自分が持っているメモリー量だけの問題になるでしょ
音質だってそうですよ、私は未だ試聴もしておりませんが『ハイレゾ』なるもんがあるっしょ



週刊文春の7月13日号の表紙は「SOL MONK」でした。
モンクのソロが大好物の私は、
これなんかまさにレコードを含め計4枚仕入れました。(笑)

と、まるでレコードを完全否定しているように語っとりますが、
「なにぃ~~!オレほどレコードが一番だと思っているヤツァいませんぜ!」
まぁまぁ、そこまでは言い切れませんけど、私のレコード好きは、このログを見れば少しはおわかりいただいているはずです。
そこからしますてぇと、あのレコード針が見つからないという闇の時代が去ったのであるなら、私としても歓迎ではありますけどね。

今やCD時代も過去の遺物になりつつありますが、最初CDが出回った頃、まるでレコード盤のごとくCD盤を持ち
「CDクリーナーみたいなもんはあるんかいな」
なんて、レコード盤並の扱いをした覚えがあります。
ところが、ある日、若者(まっバカ者でありましたが、笑)のアパートに遊びに行った時のこと、CD盤がそのまま何枚も放置されていて
「オイオイこんなことしといたら、曲がるし傷が入って針飛びするぞ」
なんてね。(笑)
それが今やCDすらゴミと化す危険性が迫っとります。

レコード盤の復活は「アナログ回帰」「ジャケットの楽しみ」という観点であり得ても、本当に難しくなるのはCDの存在かもしれませんよね。
我が莫大な(まっ言うほどではありませんけどね。)CD・・・・・
「けっこう金かけたんだけどなぁ」(笑)

ともあれ、レコード盤の取り扱いは「データ一発消去」の若者にはちょっくら難しいところもあります。
そんな時はお近くの昭和オヤジにぜひご相談いただきたい

「オヤジは若者との交流を願っとりますよ。」

さて、今日の一枚は、ゴードンとっさぁんです。

間近に迫ったトレーンの命日、ゴードンとっさぁんはトレーンやセシル・テイラー、アーチ-・シェップにアメリカを追われたと言う方もおりますが、当事ヨーロッパには、アメリカより自由にジャズを奏でる環境があったからという説を私は信じたいわけであります。(笑)

とにもかくにも、このアルバムでのゴードンとっさぁんは、じつに気持ちよさそうにテナーを吹きまくっとります。
あわせて、ドリューもエエし、ベデルセン、アルバートもそりゃもう気持ちイイ

今日みたいに暑い日に、ちょっと大きめの音で聴くと、汗はさらに吹き出るものの爽快ささえ感じます。
「うん、久々にイイ選択であった。」(笑)

THE APARTMENT / DEXTER GORDON
1974年9月8日録音
DEXTER GORDON(ts) KENNY DREW(p) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b) ALBERT HEATH(ds)

1.THE APARTMENT
2.WEE-DOT
3.OLD FOLKS
4.STROLLIN'
5.CANDELELIGHT LADY
6.STABLEMATES
7.ANTABUS

追伸、
暇こいてブログなんぞを更新している間に、いつも蕎麦を送ってくれる従姉妹のいる檜枝岐に「記録的短時間大雨情報」が出たようです。何事も無ければ良いのですが・・・・


私は日々歳を取っています。

2017年07月03日 | g-i

今朝は「都議会選での自民大惨敗」と「藤井四段ついに敗れる」のニュースで持ちきりでありました。藤井四段の連勝が止まったのはちと残念ですが、まだ若いんですからね「順風満帆」が良い結果を生むという結果をあまり知らない中年オヤジに言わせれば「さらに前に進むには、負けもまた必要」んな感じですかね。

それより、昨日はほんと蒸し暑くて気分が悪い一日でした。
今日とて、梅雨空が広がりあまり気分のよろしくない天気なんですけとね。
こんな日は、ホッコリとした映像を見るのもエエかもしれません。
もちろん仕事中に見ることは出来ませんが。

 

最近のちょっとしたマイブームが、秋田県の魅力をPRする映像作品「True North,Akita」を見ることです。
今は第三弾まで公開されてるんでしょうか?
ともかく、現代の映像なんだけど何とも言えない懐かしさというか・・・・子供達の目がキラキラと輝いていて・・・・
「オヤジは泣いちゃうよ」
って(笑)

 ♪ 忘れかけてた恋しい景色 小さな手を握りしめて 行こう帰ろう ・・・♪

そんでもって、青谷明日香さんが歌うテーマ曲「帰っておいで」が、何ともその映像にマッチしていて、これまたエエんですねぇ

思わず手に入れてしまいました。(笑)

このアルバムの中に「意味」という曲がありましてね
いまだ頻繁に写真を送ってくる母の初曾孫の可愛さ、Mさんのお店に来るめんこい赤ちゃん・・・・そんなんを見ていると
「子に過ぎたる宝なし」
と思うし、それをしみじみと歌った曲なんであります。

 ♪ でも あなたの声を聞けること
     ただそれだけで それだけで 十分だと思った
     何者かにならなくたって
     ただそれだけが それだけが 私の生きる意味 ・・・・♪

夕べは、しばしJAZZを忘れ、そんな映像を見ながら、アルバムを聴きながら、何処か涙目で日本酒をあおっておりました。
「オヤジは、日々確実に歳を取っとります!」 

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

まずは、鱈のカレー風味フリッターです。
作り方はいたって簡単、塩をした生の鱈にカレー粉をみっちりまぶして、衣を付けて揚げただけです。
特製タルタルでいただきますてぇと
「うん、いける」
と、自画自賛

もう一品は、枝豆いり鶏のつくねです。蒸し暑かったので大根おろしとポン酢でいただきました。これは母に好評でありました。

お弁当はこんなもんです。

さて、今日の一枚は、ジョー・ゴードンです。
ダウンビート誌上でブラウニーと新人王を争ったゴードン、ブラウニーの死後もっとバーンと世に出てもおかしくなかったんでありますが、おそらくリーダー・アルバムは、以前紹介した「LOOKIN' GOOD !」と今日のこの一枚だけじゃないでしょうか?
世の中「何事二番に沈む」てぇことは多いんでありますが、新人王だけでなく、そもそも同じレコード会社でやはりブラウニーにはちょっと劣り、さらにゴードンも35歳という若さでこの世を去ったもののブラウニーのそれにはかなわない(死を比べるもんじゃありませんが)

だけどね、「銀メダルのどこが悪い!」
悪かぁ無いんですよこのお方のいかにもハード・バッパーというラッパ
もう少し前に出てきて良かったトランペッターだと私は思っとります。

INTRODUCING JOE GORDON / JOE GORDON
1955年9月3,8日録音
JOE GORDON(tp) CHARLIE ROUSE(ts) JUNIOR MANCE(p) JIMMY SCHENCK(b) ART BLAKEY(ds)

1.TOLL BRIDGE
2.LADY BOB
3.GRASSHOPPER
4.FLASH GORDON
5.BOUS BIER
6.XOCHIMILCO


上手い!は認める

2017年03月31日 | g-i

昨日はとても暖かい一日でしたが、今日はそれより寒く、明日は今日以上に気温が下がっちゃうんだそうで、まぁ春なんてぇもんはそんなもんなんですかね。
桜も東京で開花してもう日も経つというのに、この辺りではつぼみが膨らむ様子も無く、来週に持ち越しみたいです。

そんなさなかじつは諸事情で3日ほど全くテレビを見ておりませんでね。
ちょっとだけ楽しみにしていた一昨日のBSプレミアム『チック・コリア&ハービー・ハンコック ライブ・イン・ニューヨーク』
「見られねぇジャン!」
とはいえ、録画という便利なもんがありますんで、夕べ帰宅後、スケート観戦をせずにそれを見ながらの晩酌とあいなりました。

チック・コリアとハービー・ハンコックというと、私がもっともジャズを聴いていたであろう高校時代はかなり毛嫌いしているところがありまして、もちろんその原因はいわゆる電化にあったわけですが・・・・
それでいて彼らの技量を否定するものではありませんでした。(言い方がちょっと偉そうですな)

ナマのハンコックを初めて聴いたのは、あのV.S.O.P.の田園コロシアム公演での事です。
ハンコックの頭が笑福亭鶴瓶(今のじゃありませんよ)みたいではあったものの、黄色いカブトムシに乗り移られたバスドラみたいじゃなかった事に安心し、いつの間にか熱狂の中にいたことを思い出します。


こんな頭ね(笑)

ナマ音を聴くとかなり感化されるというのは、私もご多忙に漏れぬところでありまして、
「それを他人はミーハーと呼ぶ」(笑)
以降、口では「好かん」と言いつつ、ハンコックを聴くことに抵抗を感じることはありません。
さらに、コリアに関しても高校時代の先入観はいつの間にやら払拭されていたのも確かだと思います。
何故なら今日紹介するアルバムを発売直ぐに手に入れたこと、ね、そういうことでしょ。

さても、そんな二人のディオなら、あのアルバムと同じディオなら、さらには、ブルーノートというこぢんまりした空間での演奏なら・・・・・
そりゃ見てみたいですわな。

1.CANTALOUPE ISLAND
2.GREEN DOLPHIN STREET
3.SONRISA
4.SPAIN

演奏曲はそんなもんでしたかね、面白かったのは合間にあった即興での二人のビアノバトル?的演奏でした、ありゃぁあの場に居たら楽しかったでしょうねぇ
そうそう、ピアノの真ん前でカレーみたいなんを食べていた女性、羨ましいねぇ(笑)

いつも思うんですがね、NHKさんに一つもの申させていただくと、
「二人の経歴やら小曽根さんのインタビューやらはいらんから、全ての演奏を放送してくれ」
「まぁまぁ、テレビだから、演出だから・・・・」

まっエがったんじゃねぇですかね、そして、他にもジャズ演奏の番組がもう少し多くてもエエんじゃないかと思う私でありました。

さて、今日の一枚は、さっきも言った二人の2枚組ディオ・アルバムです。

「V.S.O.P.以降、ハンコックは「純ジャズ復古」(何が純ジャズなのかは置いといて、笑)的方向へ向かっていったよね」
みたいなことを言われても、
「そぉ?」
V.S.O.P.以降、私自身のハンコックへの想いも変わっていたにも関わらず、そんなな態度であった私
「ハンコックとコリア?しかもディオ?」
このあり得そうも無い(もちろん、マイルスつながりは分かっていても)組み合わせに感じた興味を隠すことは出来なかったんですねぇ

改めて聴くと、上手いですねぇ二人とも、それだけは間違いない。
聴き所は・・・やっぱラスト2曲ハンコックの「処女航海」とコリアの「LA FIESTA」かな?
って、「あれ?アルバム『処女航海』を私は紹介してない?んなバカな」

IN CONCERT / HERBIE HANCOCK & CHICK COREA
1978年11月録音
 HERBIE HANCOCK, CHICK COREA(p)

disc 1
1.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
2.LIZA
3.BUTTON UP
disc 2
1.INTRODUCTION
2.FEBRUARY MOMENT
3.MAIDEN VOYAGE
4.LA FIESTA


桃の節句に端午の節句を想う

2017年03月03日 | g-i

  ♪ 明かりをつけましょ雪洞に
    お花をあげましょ桃の花 ・・・・♪

全国津々浦々、今日はひな祭り、桃の節句ですねぇ
私にとっては娘の誕生日という特別な日でもあります。
それにしても我が家の雛人形は、もう何年箱入りのまま押し入れに放置されておるんでしょうか?
「箱入り娘」ならまだしも「箱入り雛人形」はいただけないと思いつつも月日は過ぎて行くもんでございます。

  更けまさる 火かげやこよい 雛の顔 (芥川龍之介)

龍之介の家でも雛人形を飾っておったのでしょうが、場に似合わぬ段飾りだったのでしょうねぇ、寝ている目の前にひな壇があったのでしょうか?
我が家で言えば、

  雛人形 主人の床を 居間流し

狭いアパート暮らしのあの頃を思い出してしまいます。

ここ一週間ほどは「やれ幼稚園で」とか「やれ町興しで」とか「やれ○○博物館では」とか、雛人形の話題がローカルニュースなんかで多く伝えられます。
先日どこぞの博物館からの中継を見ていた母が
「あれ?こっちは左だ、こっちは右だねぇ」
と、ブツクサ言っとります。
「何?右翼か左翼か?」
「違う違う、お内裏様の位置が左だったり右だったりするからさぁ・・・うちはどっちだったっけ?」
って、ここで雛人形を飾ったのは、娘が一歳の誕生日の時くらいだったくせに、家ではって(笑)
「あのね、京都では左がお内裏様、関東では右がお内裏様・・・そんなん気にしなくてもイイんじゃねぇ?今やここでは飾んないんだから」

そもそも、日本では二人並ぶ時に「左が格上」が通例だったそうで、それからすると左側が男雛、つまり向かっては右男雛となり、京風が正解。
しかしですなぁ
明治以降西洋かぶれした日本では、西洋風、つまり「右が格上」方式を採用いたしましてですね、大正天皇の即位の礼で、洋装の天皇陛下が右(向かって左)に立たれたそうでありまして、以降、この位置関係が全国に広まったという・・・・
そういやぁ結婚披露宴の位置もそんな感じですわな

そうそう、話はコロッと変わりましてね、去年その位置関係で披露宴をあげた甥っ子の嫁さんが、母待望の曾孫を妊娠したお話しはしましたよね。
近々の情報によりますと、お腹の子は男の子で、何と予定日が5月5日端午の節句という・・・・
「○○ちゃん(我が娘)が3月3日で、曾孫の男の子が5月5日だったら、なんかめでたいねぇ」

桃の節句に端午の節句を待ちわびる母でありました・・・とさ。
「まっ、予定日に生まれるとは限りませんがね」
とは、言いませんでしたよ。(笑)

さて、今日の一枚は、バリー・ハリスです。

テッド・ダメロン作品集、まっテッド・ダメロンのお話しはひとまず置いておいて
安心して聴けるピアノトリオだと思います。
歳を経て『安心』このキーワードが益々重くなっている今日この頃(笑)、飲んでいる時でも、静かな午後のティータイムにも・・・いやもとい、ティータイムは私には無いな(笑)珈琲片手にボケタ~~ンと雑誌を斜め読んでいても、『安心』は心に健康を与えてくれるのであります。
そういう意味で、こういったピアノトリオは貴重です。

目を閉じて静かに聴き入るか、はたまた会話に盛り上がって聴いているのか疑わしいか、どんな状態でもハリスはハリスであり続ける、これってやっぱ素晴らしい事なんじゃないかなぁと、夕べ聴きながら思いました・・・・とさ。(また「・・・とさ」かい)

PLAYS TADD DAMERON / BARRY HARRIS
1975年6月4日録音
BARRY HARRIS(p) GENE TAYLOR(b) LEROY WILLIAMS(ds)

1.HOT HOUSE
2.SOULTRANE
3.THE CHASE
4.LADYBIRD
5.CASBAH
6.IF YOU COULD SEE ME NOW
7.THE TADD WALK
8.OUR DELIGHT


アイツに言われて安酒を飲む

2017年03月01日 | g-i

最近、火曜日の夜自宅に居ることが珍しい私。つまりほぼ毎週飲みに出かけているということなんでありますけど・・・・

「大丈夫だった?」
昨日の夕刻4時50分頃に大きな揺れが
「大丈夫だけど今晩は出かけないようにね。」
6年目の3.11を前にちょっと大きな地震がありました。
最大震度5弱、まっこの辺りは震度4だったようですが、けっこう長い間揺れていたような感じで
「分かった分かった、今日は家に居るから」

まったくもってあの大地震の余震は、未だ安心をさせてくれません。ちょっと大きな揺れがあるたびに母などはあの日を思い出してしまうようで
「やだやだ、地震はやだ、いつになったら治まんだろ」
「まぁまぁ、余震は何十年単位で続くそうだし、「あの日を忘れるな」っていう警告なんじゃないの」
「警告なんかいんねぇは、しっかり覚えてるから」
あの寒空のもと、庭の真ん中で小さくなっていた母をふと思い出します。


エビマヨです。

てなわけで、昨晩は家飲みでした。

先日、いわゆる「モダン以前のJAZZ聴き直し」みたいなことを紹介しましたけど
「バブ、ピアノはどうした?ピアノとジャズの関係はどうした?」
と、とあるアイツ
ピアノはどうしたって、別にジャズの歴史を語るつもりは毛頭無かったわけで、そこをツッコまれてもねぇ・・・
「アート・テイタムだって、エリントンだって、ベイシーだって、ジェリー・ロール・モートンだって入ってたじゃないですか」
「いや、ストライド・ピアノのジェームズ・P・ジョンソン、ウィリー“ザ・ライオン”スミス、ラッキー・ロバーツ、ファッツ・ウォーラー、ブギウギのジミー・ヤンシー、パイン・トップ・スミス、ミード・ルクス・ルイス、アルバート・アモンズ、そもそもジャズ・ピアノの父と呼ばれるアール・ハインズだって名前出てたか?」
「アール・ハインズは、以前に紹介したことがあったと思いますよ・・・それにそんなの全部やってたら大変じゃないっすか」
「イイから書け!」
嫌ですねぇ、こういう変に知ってるアイツのツッコミてぇのは
「アンタもね」

まっそんなわけで、飲みに出かけなかった昨晩は、これらのピアノをアテに安酒を飲んどりました。
さりとて、またラグタイムまでさかのぼり・・・となるとチト面倒ですから、言われた名前を順に

そもそも全員の音源が手元にあるかも分かりません。

ジェームズ・P・ジョンソンね、え~~と「YOU'VE GOT TO BE MODERNISTIC」「CAROLINA SHOUT」
「ウィリー“ザ・ライオン”スミス???たしかサマータイムかなんかあったような?」
「SUMMERTIME」「THE STUFF IS HERE」

そもそも、モンク好きの私がストライドピアノを嫌う理由は無いわけで・・・
セロニアス・モンクは高校生の頃、近所の住人であり地元の英雄であったジェームズ・P・ジョンソンに憧れを持っていたし、その影響は、後の彼のピアノに如実に表れとるわけですよ、ハイ。
ともかく
けっこうイイ気分になってきました。(笑)

「NOTHIN」「RAILROAD BLUES」ラッキー・ロバーツもエエじゃないですか
「IT'S A SIN TO TELL A LIE」「BABY BR」ファッツ・ウォーラーはどっかに映像もあったしね。

さてさて、ブギウギね。
ジミー・ヤンシー「P.L.K. SPECIAL」「VANCEY STOMP」
「ノッテきたノッテきた・・・けど短け!」(笑)
「JUMP STEADY BLUES」パイン・トップ・スミスの音源はこれくらいしかない。ミード・ルクス・ルイスも「HONKY TONK TRAIN BLUES」だけかぁ・・・
                                       
アルバート・アモンズはけっこうありますよ。
「BOOGIE WOOGIE STOMP」「BASS GONE CRAZY」「THE BOOGIE ROCKS」

「??????!!」

ここに至って、私はふと思い出しました。
「そうだ、アイツにクリント・イーストウッド監督の『ブルース・ピアノ』を見せてやろう」

さて、今日の一枚は、残りの一人アール・ハインズです。
以前、「HERE COMES」を紹介しましたが、これも同じ60年代の録音ですから、アイツの意図する録音では無いかもしれません。

ジャズ・ピアノの父と称されたハインズ、「トランペット・スタイル」と呼ばれた右手のタッチは年老いても健在でありますし、今聴いても新鮮みを感じる・・・・・・・それは私が歳を取ったからでしょうか?(笑)
正直、歌に関してはコメントを控えますけど、「St.JAMES INFIRMARY BLUES」は、浅川マキの歌の方が好きかな?(笑)


FATHA / EARL HINES
1960年代録音
EARL HINES(p,vo) AHMAD ABDUL MALIK(b) OLIVER JACKSON(ds)

1.FRANKIE AND JOHNNIC
2.THE GIRL FROM IPANEMA
3.BELIVEVE IT BELOVED
4.LOUISE
5.St.JAMES INFIRMARY BLUES
6.AVALON
7.BREEZIN' ALONG WITH THE BREEZE
8.FRENESI
9.BROADWAY
10.TRAV'LIN ALL ALONE
11.AT SUNDOWN
12.RUNNIN' WILD


東京Jazz 2016 そのⅠ

2016年11月05日 | g-i

先日の文化の日は、録画しておいた『東京Jazz 2016』をゆっくり見ました?聴きました?
そこで、久しぶりに『東京Jazz』の感想などをやってみようかと思っとります。

NHKで放送になった第一回目は「ざっくりインデックス」みたいな感もありましたので、第二・三回の放送を中心に、こちらは「ざっくり感想」とまいりましょう。
おっと、前もって言い訳しておきます。私の個人的感想であり好みの問題ですから、ご批判はあろうかと存じますがご容赦下さいませね。

まずは、渡辺香津美沖仁ですか
これをライブで聴ければなんも文句はござんせんが、CDまで買ってとなると二の足を踏みます。それは二曲目(NHKの放送で)の「MILESTONES」に、ちょっくら不満があるからかもしれません。
ただ、一曲目の「MEDITERRANEAN SUNDANCE」、これはエエですなぁ、できればもう少し小さな会場で間近で聴いてみたい、そう思いました。

 

次は、パット・メセニー
二連続でギターかぁ・・・・ベースとのディオですね
「GENTLE RAIN」
嫌いじゃありません、いやむしろ好きかな?ただこれもデカイ会場じゃねぇ、逆に自宅でじっくり聴き込むのが良さそう。どう考えても強めの酒が欲しい気がします。(笑)

次はと、寺井尚子パブロ・シーグレル
「LA RAYUELA」「MUCHACHA DE BOEDO」
私、以前言いましたかねぇ、アストル・ピアソラの大ファンでありまして、彼の演奏にどれほど涙したことか(笑)
となると、この演奏には満足感が欠ける気がします。大好きなバンドネオンの音色には感謝しましたが・・・つまり、私にとってピアソラがいかに偉大だったかということなんでしょうね。

お次は、ナベサダっすねぇ、やっと管が来ました。(笑)
「SOLITUDE」
フロントにサックスとペット、どれほどの安堵感があるか(笑)私の中では「これが基本だ」みたいな気持ちが何処かにあるんだと思います。
「GROOVIN' HIGH」
これですよこれ「やっぱおまえは古い!」と言われようと、こういう演奏を聴かなきゃイカンですって、ジャズフェスじゃ無いっすて。(笑)

ケニー・バロン、「SHUFFLE BOIL」王道のピアノトリオ?
まぁまぁまぁまぁ、これを王道と呼ぶべきかどうかを語り始めるとログ一回が吹っ飛びますんで止めておきましょう。
ともかく、以前もバロンについては「「美味い」失礼「上手い」事は他人様に言われる必要も無いくらいわかるし、嫌いなわけも無い」という感じで、裏返せば「それほど好きでも無い」と言っているように聞こえる、というのが私の総評であります。
しかし、前後の流れから言えば、これもまた、ナベサダ同様ホッとしたのも事実です。
ところで、ベースの北川潔も少し気になりましたが、ドラムス、ジョナサン・ブレイクのドラムセットが妙に気になってしまいました。
「普通、最低でもクラッシュシンバルは上の位置にある。」てぇのが、私の常識だったのですけど、この人完全に違いますよね?まるで二次元ドラマー?
まっイイか、アグレッシブで私は好きなドラムです。
「セロニアス・モンク・インスティテュート・インターナショナル・ボーカル・コンペティション優勝!」
という、グレッチェン・パーラトを迎えての「PHANTOMS」
エロっぽいっすけどね・・・(笑)

 

二日目の放送最後は、セリジオ・メンデス
まずは「AGUA DE BEBER」美味しい水ですな。
「小野リサの水の方が美味しそうじゃね」
なんて、言っちゃイカン
「LOOK OF LOVE」
ん~~~~、とりあえずコメント無しで
「MAS QUE NADA」
アルバム「HERB ALPERT PRESENTS SERGIO MENDES & BRASIL'66」を期待してはいけない。(失礼)

それでは三日目の放送に・・・・

って、やっぱ一回じゃ無理か、次回も続きます。

さて、今日の一枚は、前回こっちにしときゃ良かったと嘆いたジョニー・グリフィンです。
ダブルテナーのしつこさ(笑)はあるものの、グリフィンはバリバリモリモリ吹かにゃイカンですよ。
「ストリングス?糞食らえ!」
とは言い過ぎですが、前回紹介アルバムより私は確実にこちらの方が好きです。

BLUES UP DOWN / JOHNNY GRIFFIN
1960年8月17日, 1961年6月5日録音
JOHNNY GRIFFIN, EDDIE LOCKJAW DAVIS(ts) LARRY GALES(p) LARRY GALES(b) BEN RILEY(ds)

1.CAMP MEETING
2.BLUES UP AND DOWN
3.NICE AND EASY
4.OH, GEE
5.WALKIN'
6.LEAPIN' ON LENOX
7.LAYIN' ON MELLOW


B面がイイ

2016年11月01日 | g-i

「今年はコタツ出そうか?」

我が家は暑がりが多いのもありますけど、「冬場でもストーブ一つで十分暖かい」てな事を以前申したごとく、ここ何年も(ん?何十年?)コタツを出した記憶がありません。
しかし、こう急に寒くなると「コタツもエエねぇ」てな気分もおきようてもんです。
まっ、そう言いつつ最終的には出さないまま冬を越すんでしょうけどね。

それにしても最近のコタツてぇのはオシャレでありますねぇ
「夏はテーブル、冬はコタツのツーウェイ」
なんてぇのはあたりまえ、椅子でも使えたり、洋間のリビングでもOK、なんてね、ちょっと見コタツとは思えない代物ばかりです。

「そのへんに関しちゃ、オレなんざぁ昔っから最先端を行ってたね」
「あら?どうして?」
「だって、夏も冬も部屋のテーブルはコタツだったもん」

そんなアホはほっといて(笑)
昔のコタツで何が良かったって、そりぁコタツ板のB面でしょ
緑や青のフェルトみたいなんが張ってあった、あのB面ですよ、ねぇ
これがじつに便利だった


こんな感じのコタツでした(もっとボロだったけど)

ある時は麻雀卓、またある時はポーカーテーブルやカジノテーブル、ボードゲームやるにも何故か板を裏返ししたりして
「やっぱ花札は座布団か?」
なんて、わけの分からんことも言っとりましたが
あのB面が、ビリヤードは無理としても、ほとんどのゲーム会場へとちんけな6畳の部屋を変身させてくれたのでありました。

今思えば、真四角で適当な大きさってぇのが良かったんですよねぇ、何処に座っても変わらぬ距離感、それでいて相手の手が見えるわけでも無い、近からず遠からず、まぁ特に麻雀の場合、長方形や丸じゃいけませんもんね。

テレビゲームやスマホゲーム全盛の今、あの何とも言えない楽しさが懐かしい。

「冬場は、布団の中でもちょっとしたゲームがあったりしね」
寒い寒いと凍えた手をコタツの中に入れると、出したときには何故かつねられたような傷
「慌ててヒーター触っちゃったよぉ」
なんちゃってね。
「ハイハイ」

さて、今日の一枚は、ジョニー・グリフィンです。
が、前々から言っとりますよねぇ、「私ゃどうにも+ストリングスてぇのは・・・」って、このアルバムも好んで聴いたことはありませんでした。

まっ内容は、レディーが得意だった曲をストリングスとブラスをバックにグリフィンが奏でるというもんでありまして
「歳も行ったし、素直に聴けば大丈夫なんじゃね?」
てな感じで久々に聴いたんですが・・・・
いやいや、デカイのをバックにしてもグリフィンはグリフィンなんですよ
でもねぇ・・・・やっぱ
「なにもデカイのバックにしてグリフィン聴かなくても・・・」
とはなりますね。

「同じ61年なら「BLUES UP & DOWN」を聴きゃ良かった。」と、何処かで思っとります。(反省・・笑)

WHITE GARDENIA / JOHNNY GRIFFIN
1961年7月13,14,17録音
JOHNNY GRIFFIN(ts)
Clark Terry(flh, tp) Jimmy Cleveland, Paul Faulise, Urbie Green(tb) Ray Alonge(frh) immy Jones(p) Barry Galbraith(g) Ron Carter(b) Ben Riley(d) + strings

1.GLOOMY SUNDAY
2.THAT OLD DEVIL CALLED LOVE
3.WHITE GARDENIA LIS
4.GOD BLESS THE CHILD
5.DETOUR A HEAD
6.GOOD MORNING, HEARTACHE
7.DON'T EXPLAIN
8.TRAVELIN' LIGHT
9.NO MORE
10.LEFT ALONE


QQには、この妙薬

2016年09月09日 | g-i

先日の『焼肉の日』『防災の日』つながり?
まぁまぁ今日9月9日は、Q月Q日で『チョロQの日』なんだそうで、
「『オバQの日』でもいいじゃないかぁ!」

と、そんな話はどうでもいいんですが
「なんじゃいチョロQの話じゃないんかぁ~~い!」(笑)

いやいや、QQの話ではあるんですよ救急な
昨日の昼食後に突然の腹痛が・・・・
これほど明らかな腹痛というものをしばらく感じていなかったので、
「ついに内蔵に来たか?」
こういう時に口にする薬は昔っから決まっています。
超超チョー久々に『正露丸』をのみました。
おかげで早々に治まりましたけどね。

私ねぇこう見えてけっこう神経質でありまして、(「ウソつくな!」
部活の大会の直前や苦手なテストの直前・・・ともかく昔っからちょっと緊張すると直ぐに腹痛を起こす体質でありました。
ですから『正露丸』には、ほんと数えきれぬほど助けられてきたのであります。

あの何とも言えない香り、アレを嫌う方もいますけど、あれもね、なれるとコーラの香り?ドクターペッパーの香り?みたいなもんで、ちょっと心地良い香りに感じたりして・・・・(異論はあるでしょうけど、今は聞きません。笑)

いろんな腹痛薬を試したんですけど、私はあの香りが一番効くと今でも思っています。まぁこれも私の場合神経性腹痛が多いから、安心感がそうさせるものなのかもしれませんけどね。
「ともかく、主成分『クレオソート』に発癌性があろうと無かろうと、んなこたぁ関係ない、私の腹痛には『正露丸』が一番効くんだから」
と、何怒ってんだかよくわかりませんが(笑)

ところで、『正露丸』が正しいのか、『征露丸』が正しいのか?
そもそも『征露丸』は、日ロ戦争中に開発された薬だったのでこういう名前になったそうで、第二次大戦後、ロシアに気を遣ったために「正」の字に変更になったんだそうですな。
そういやぁ、
「『ラッパのマークの正露丸』の大幸薬品が「正露丸」を商標登録して独占使用権を主張」
てなニュースがいつぞやか流れましたですね。
まっ今でも32種程度の同名薬品が売られているそうですから、この企みは失敗だったのでしょう。
(CMで、やたら「ラッパのマーク」「ラッパのマーク」と連呼するのは、他社との差別化を強調するためだそうです。)

その中で奈良にある日本医薬品製造では、今現在『征露丸』の名で製造販売をしているようですよ。(同会社のHPにしっかり載っとります。)

いずれロシアを征服できるわけもなく、いまさら銘銘にロシアが文句を言ってくるかは疑問ですが、プーチンさんの来日に影響が無ければ良いんですけど(・・・って、んなこたぁねぇか。笑)

とにもかくにも、『クレオソート』の効果を偶然発見した戸塚機知二等軍医正に、我が繊細なる胃腸も長年お世話になったという事実、これが大切なんであります。
「感謝しておりますよ。」

おっと、なんの話でしたっけ?
そうそう、久々のQQ腹痛も下手すりゃ臭いだけで治ってしまうという妙薬に、またも助けられたというお話しでござんした。

さて、今日の一枚は、エディ・ヒギンズです。
私はヒギンズをあまり聴かないという事は、以前もたしか言ったように覚えています。それは
「どうしてもヴィーナス・レーベルで出された数多くの盤が、私には個性的なものを感じさせてくれなかった。」
という、じつに曖昧な理由であるように思います。
つまりそつがなさ過ぎるんですよねぇヒギンズって・・・

今日のこの盤はヴィーナス・レーベルではありませんけど、シカゴのクラブ「ロンドン・ハウス」のハウス・ピアニストをつとめていた頃の録音で、「ちょっとだけ張り切っているヒギンズが聴ける一枚」として、私は認識しているアルバムです。

SOULERO / EDDIE HIGGINS
1965年8月25日録音
EDDIE HIGGINS(p) RICHARD EVANS(b) MARSHALL THOMPSON(ds)

1.TANGO AFRICAINE
2.LOVE LETTERS
3.SHELLEY'S WORLD
4.SOULERO
5.MR.EVANS
6.DJANGO
7.BEAUTIFUL DREAMER
8.MAKIN' WHOOPEE

追伸、
北朝鮮のおぼっちゃま、またしてもやらかしてくれたらしいですけど・・・・
おぼっちゃまに与えるオモチャは選ばにゃいかんですなぁ
そもそも核兵器だのミサイルなんてぇもんは、お子ちゃまに与えちゃイカンオモチャなんでありまして(普通はオモチャじゃ無いけど)
「チョロQで我慢しなさい!」