JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

棚に上げれば何でも言える

2017年09月26日 | j-l

『謙虚』『謙遜』『気高い人』『真実』『陶酔』『初恋』
咲き始めた庭のキンモクセイ、花言葉はそんなもんらしいですが

まぁまぁ世の中、衆院解散に小池新党、北朝鮮問題、そんな話題で持ちっきりですねぇ。
わざわざ経費を使って議員大先生を集め、何も語らず何も議論せず解散ってねぇ、もったいないというか、まどろっこしいというか、
撤収するためにPAや舞台装置を設置するみたいな、誰かのコンサートだったら非難囂々でっせ、しかも払い戻し無し・・・・
大先生方にキンモクセイの花言葉を噛みしめて欲しいと思うバブ君でありました。おっと『陶酔』『初恋』は別ですがね。

そんなつもりじゃなかったけれど、なぜか身にしむ歌謡曲・・・・桑田佳祐が歌います『若い広場』
 ♪ PON PON PON   PON PON PON  PON PON PON ......

半年楽しませていただいたドラマ『ひよっこ』も土曜日には終わってしまいます。話によれば全てハッピーエンドだそうで、それがなによりじゃないですかねぇ
大好きな三男もさおり(米子)と結ばれたようで
そうそう、さおり役の伊藤沙莉ちゃん、
最初
「何だろうねぇ、他の出演者に比べて華が無いというか、ブ○というか・・・」
なんて大変失礼な感じを持っておったんですがね。
三男とキスを交わす頃には、
「なんだよ、けっこうカワイイジャン!」
って、

「まぁ、嫁にするならあんなんがエエよ、徐々に可愛さが増すというか、飽きないというか・・・・」
「お前は何様じゃい!」(笑)
「自分を棚に上げれば、○○大先生にも、米子にも、何とでも言えるの!」

ともかく、どこぞのゴジラと同名の首振り人形の姿も見られなくなるかと思うと、少し寂しい気もします。
「って、アンタは時子(佐久間由衣ちゃん)に会えなくなるのが寂しいんでしょ」

話を戻しましょ
『ひよっこ』の主題歌に乗せられて購入した桑田佳祐の「がらくた」ですが
「『大河の一滴』目的で買った「ヨシコさん」は何だったんだろう・・・」
初回版ボーナストラック以外は全て「がらくた」に収録されているという
「やっちまったぁ!」(笑)

 ♪ ・・・・・ちぎれ始めた絆に 幸せ過ぎて気付かぬまま あゝ秋がゆく・・・・・♪

「それでもけっこう聴いてるから良かったんじゃないかねぇ。
と、自分に言い聞かせるバブ君でありましたとさ、チャンチャン。(笑)

てなことで、『料理当番、本日の一品』

秋シャケ、それに茄子・インゲン・シメジのソテー、ホワイトソースがけです。

もちろん私はシメジ抜き・・・というか、ほぼイカの三種盛りで済ませました。

お弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、ディック・カッツです。
まっちょっとした変化球?
我がログでは、リー・コニッツやJ.J. ジョンソンのバックでご登場いただいたくらいですかねぇ?
どちらかというと「オリン・キューブニュースとマイルストーンを立ち上げた人」のイメージが私も強いのですが・・・

まずはザックリプロフィール
1924年3月13日メリーランド州バルティモアの生まれ、私と同じ魚座ですからそりゃ優秀でしょうね。(笑)
ジョリアード音楽院を経て1950年にニューヨークへ進出、オスカー・ペティフォード、ケニー・ドーハムなんかといっしょにプレイ、その後、フィリー・ジョー・ジョーンズ、ジム・ホール、アル・コーン、ズート・シムズ、フィル・ウッズ・・・・オーケストラUSAなんかにもおったんですな。
マイルストーンを創立したのは1967年、プロデューサー、A&Rマンとしても活動して、リー・コニッツとも共演と、日本にもコニッツといっしょに来とります。
演奏はジョン・ルイスも認めたという・・・(ルイスってぇとこが私は今一つ気に入りませんが)そんなとこですかね。

肝心のアルバム(今日の)ですが、悪くは無いんですよ。
ただ、ピアノが中心アルバムというよりはギターが引き立ってます、
「いや、ちょっと目立ち過ぎじゃねぇ?」
正直、トリオ演奏を聴いてみたかったと思ったりします。

1958/12/17,1959/1/23)
PIANO & PEN / DICK KATZ
1958年12月17日、1959年1月23日録音
DICK KATZ(p) CHUCK WAYNE[1,3,4,8], JIMMY RANEY[2,5,6,7](g) JOE BENJAMIN(b) CONNIE KAY(ds)

1.TIMONIUM
2.AURORA
3.DUOLOGUE NO.1
4.GLAD TO BE UNHAPPY
5.ROUND TRIP
6.AFTERNOON IN PARIS
7.AIN'T MISBEHAVIN'
8.ACRAPPLE FROM THE APPLE


マキからモンロー? ブゥブゥビドゥ!!

2017年09月19日 | m-o

「最近はどうにも何事アンチョクになっちゃぁいませんか!?」
いやいや、これは解散を急ぐ安倍さんに向かってでも、世間の皆様に向かってでも無く、私に向かっての一言であります。

 ♪ ぼうやそんなに泣くのなら そんなにねんねが嫌いなら
   砂漠の星へすてましょか 砂漠の星は赤い星
   赤いお馬が走って行く ・・・・・♪

息子にも娘にも小さい時に唄い聴かせた『ケンタウルスの子守歌』です。あっ浅川マキね。
夕べ、ほろ酔い気分で湯船に浸かり、思わず口ずさんでおりました。
「アンタが風呂で唄う歌はなんでそんなに暗い歌ばっかなんだい?」
まぁまぁまぁまぁ
そんでね、唄うと原曲が聴きたくなる。もちろんアルバム「裏窓」のラスト曲だからレコードをかければ良いんですが、酔っ払ってるしB面全部を聴く元気も無い(べつに途中からかけりゃイイじゃん)、セレクトCD、携帯プレヤーともにこの曲は落とし込んでないし・・・・
となればネット頼りです。

「え~~と『ケンタウルスの子守歌』と入れてぇ・・検索!」
すると直ぐにダウンロードできるページを発見しました・・・・・・・
しかぁ~~し!ここでですよ
「最近はどうにも何事アンチョクになっちゃぁいませんか!?」

レコードを持っていながら「レコード盤を回すのが面倒」、さらにだからPCに落とし込んで気軽に聴けるようにするのも面倒、ならばネットで
「チョチョイノチョイだんべさ」
って、それでイイのか?そこに愛はあるのか?(笑)

ちょっと大げさですかねぇ、結局私はその場でチョチョイと聴ける短い曲を聴かずにレコードをかけたのでありました。しかも『引越し』から始まるB面全てです。さらに、ジャケットをながめていたら『セントジェームス医院』がどうしても聴きたくなってA面も全て聴いちゃいました。

「もういっぱ~~~い!」

さらにさらに、南里文雄のトランペットを聴いたら彼の演奏が聴きたくなって、これは友人にいただいたCDコピーですが「南里文雄 栄光のトランペット」というもんを聴き始め

 ♪ ごんべさんの赤ちゃんが 風邪引いた ・・・・♪

あはは、んな歌は入ってませんよ、原曲『リパブリック讃歌』を聴いて身体がノッテくる
『月光価千金』を聴いてエノケンが聴きたい気分だけどこれは持ってない。ならばとナット・キング・コールの『月光価千金』(GET OUT & GET UNDER THE MOON )を聴いて、
「そういやぁ、ヘレン・ケインの『GET OUT & GET UNDER THE MOON』が何処かにあったはずだ」
と、探しあててこれを聴き、

 

ベティちゃんを思い出しながらそのままヘレン・ケインを聴いていると(寄せ集めなのでアルバム名も何も無いんですが)

 ♪ I wanna be loved by you just you and nobody else but you
   I wanna be loved by you - alone. Boo boo bee doo ・・・・・♪

マリリン・モンローのオッパイとお尻を思い出しましたぁ・・・・

しかしまぁ、浅川マキからマリリン・モンローのお尻まで至る妄想をだれが予測できますでしょうか?
「音楽って素晴らしい~~~!これも安直に走らなかったおかげやね。♪ブゥブゥビドゥ!」(笑)
それはイイけど、下手すりゃ映画『お熱いのがお好き』まで見そうな勢いジャン。

「あ~~ぁこりゃまた寝不足だぁ!」

ちなみに、『お熱いのがお好き』は見ませんでしたよ。(笑)

さて、今日の一枚は、ジョージ・ムラーツです。
大学時代に買った一枚ですねぇ・・・10年以上前に(ジュ十年!なんと2005年の7月ですって)一度紹介しているアルバムです。
なにしろムラーツのベースに一番惚れ込んでいる頃にこのアルバムは買った記憶があります。
以前も言いましたがサドメル楽団の来日公演を見てから(聴いてから)「ハナとムラーツ」はしばらく私のアイドルでした。
それでもこのアルバムも最近ではレコードで聴くことはほとんど無くなり、レコード盤を回したのは超久しぶりです。
・・・・・レコードはやっぱエエですねぇ
ベースの音って、特にそんなことを想わせてくれるように感じます。

PORGY & BESS / GEORGE MRAZ
1976年6月28日録音
GEORGE MRAZ(b) ROLAND HANNA(p)

1.SUMMERTIME
2.IT AIN'T NECESSARILY SO
3.STRAWBERRY WOMAN
4.THERE'S A BOAT DAT'S LEAVIN' FOR NEW YORK
5.OH BESS, OWHERE'S MY BESS
6.OH BESS, OWHERE'S MY BESS
7.I LOVE YOU PORGY
8.JASBO BROWN BLUES


ダメだこりゃ×2

2017年09月18日 | m-o

台風18号は各地に爪痕を残し北海道へと向かいました。
この辺りは他に比べればまぁましな方で、夕べから今朝にかけ少々強い雨と風はあったものの大きな被害の状況は聞いておりません。
今じゃ台風一過、綺麗な青空が広がっています・・・・
「って、オイオイちょっと暑すぎじゃござんせんか?!」
被害を被った方々を思えば、そのくらい我慢せねばイカンでしょうね。

    生きがいは何かと聞かれ「生きること」(山田和一郎・栃木県・61歳)

シルバー川柳の入選作が発表され、下は4歳から上は100歳までと幅広い応募の中から選ばれた20作は今年もまた秀作揃いです。

    ピンポーンにやっと出たのに不在票

大阪府は54歳の女性ヘルパー榎本美智代さんの句は、我が母を詠まれているようで涙が出そうです。(笑)

今日は敬老の日、もちろん母を敬う心にみじんの曇りもござんせんが(そこで笑ってるのはダレ?)、入選作の年齢を見ると私もすでに敬われる歳になったのではないかと・・・・・

「一度、国語辞典でイイから『敬う』の意味を調べた方がイイよ、アンタの場合」
 *相手を尊んで礼をつくす。尊敬する。

「つまりなにかい、歳は相応でもオレには資格が無いと・・・・ごもっともです。」
「オイオイ、納得しちゃったよ」
まぁね、それだけ気持ちが若いっちゅうことで
「だから、そうじやなくてね、アンタの場合は大人になれない若者といっしょ、自覚し反省しなさい!」 
「ファ~~イ
「ダメだこりゃ」

先日⒉時過ぎまで飲み歩いていた話をSAちゃんにすると
「バブさんもそろそろ飲む量を控えた方がイイですよ」
と忠告されました。
まさに歳だけはその域なんでありますよねぇ・・・・しかし
「あのねSAちゃん、『飲む・打つ・買う』ってあるじゃん。あたしゃね、打つも買うもあきらめてんだよ、飲むくらいの甲斐性は残したいじゃないかいな」
「何が甲斐性だか」

以前のシルバー川柳に
    この歳で止めてどうする酒たばこ
てぇのがあのましたが
    金よりも大事なものが無い老後
てぇのもあって、私なんざ、SAちゃんが心配してくれる健康もさることながら、酒で身上つぶしかねませんからねぇ・・・・

「そのへん、敬老の日の夜に酒でも飲みながら真剣に考えよぉっと」
ほんとに
「ダメだこりゃ」

ということで、『料理当番、本日の一品』です。

え~~~なんちゃないピーマンの肉詰めではありますけど、ポイントは手作りトマトソースでして、昨日最も時間をかけた部分です。
添え物の包み揚げは、一つがチーズと豆入り、もう一つはタコ、揚げ玉の入ったたこ焼き風です。

 

連休だと昼飯も作らされたりします。昨日は半チャーハン・ラーメン、今日は夕べのトマトソースを使ったパスタ・・もとい、スパゲッティでした。

弁当はこんなもんです。

さて、今日の一枚は、お久しぶりのミンガスです。
ベースのミンガスじゃありません。ピアノとボーカルのミンガスです。

このアルバム、今日の午前中に聴いたのですけど、普通休日の朝っぱらに聴くアルバムじゃ無いでしょうか?
私はそうは思わなかったりして(笑)
けっこう元気が出るというか、一瞬、やる気が出るというか

ミンガスのボーカルがどうだとか、ピアノがどうだとか・・・・
別にイイんじゃないでしょうか(笑)
どこがどうだか分かりませんけど、私はわりと好きなアルバムだったりします。
自由でノリノリでそのくせ繊細で・・・いかにもミンガスらしくありません?

ところで、北の白豚は「OH! LORD DON'T LET THEM DROP THAT ATOMIC BOMB ON ME」と叫んどるのでしょうか?

OH YEAH / CHARLES MINGUS
1961年11月6日録音
CHARLES MINGUS(p,vo) JIMMY KNEPPER(tb) BOOKER ERVIN(ts) ROLAND KIRK(ts, manzello, stritch, siren, fl) DOUG WATKINS(b) DANNIE RICHMOND(ds)

1.HOG CALLIN' BLUES
2.DEVIL WOMAN
3.WHAM BAM THANK YOU MA'AM
4.ECCLUSIASTICS
5.OH! LORD DON'T LET THEM DROP THAT ATOMIC BOMB ON ME
6.EAT THAT CHICKEN
7.PASSIONS OF A MAN


終わりよければ全て良し

2017年09月14日 | m-o

台風の進路が気になりますねぇ、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

と、そんなことも忘れ、一昨日はいつものように飲み歩いておったのですが、いつもと一つ違ったのは、我が町の中心繁華街に出張ったことでした。
最近は「最後は○ークで飲んだくれる」というパターンと「年齢的に多くのはしごは難しい」との理由で「新たなお店に御出ます。」との事も無かったんですけどね。
一昨日は違いました。

遅い昼食(?)をちっちゃな中華料理屋さんで夕方とった後、(といっても、春巻きと餃子で一杯飲んだんですが)
「ママ(○ーク)、今晩はお店空ける?」(最近、火曜日に休む事も多いんでね。)
と、連絡を取ると
「バブ、たまには中心繁華街にでも出張ろうか」
「えっ?そりゃまぁエエけど(結局店は休むんか~~い!)」

ということで、
「まずは焼き鳥屋さんででも一杯飲んで・・・・」
と、昔よく私が行っていた寂れた焼き鳥屋さんに・・・ところが
「こっちも休みか~~~い!」(笑)
そこで新規開拓とばかり、2人とも初めての焼き鳥屋さんに
名前はあえて出しませんが、ここねぇ・・・・
いや、焼き鳥や料理、お店の内装もなかなかのもんだったんですよ、ところが、まぁ愛想が無いというか(愛想が無いのも売りならイイけど)煮え切らないというか。
ママのお腹が満たされたところで(私は餃子食べてましたから、笑)早々にお店を出ました。

「ママ、やっぱ美味しいウイスキーが飲みたいよねぇ」

ならばと知ったバーへ、ところが今度は
「ごめんなさい、いっぱいなんです。」
まったくねぇ、休みだったりいっぱいだったり、ついとりません。

「しゃあない、昔(ママの修行時代)の知り合いの店に行ってみっか」
と、○ークママ。
道すがら話を聞くと、
「じつは日が明けると、その修業時代の師匠の命日なんよ。そんでね一杯飲みたかったわけ、その店のマスターも同じ師匠の弟子だしイイやね」

やって来たのは『BAR JETLAG』というお店であります。(「店名公開OK」いただきました。)

「師匠の御霊に、乾杯!」

これがねぇウイスキーの種類もさることながら、マスターがまぁエエ男でね、顔や人柄ばかりじゃござんせん、声がア~~タ、男の私でも惚れそうなほどスンバラシイ
「マスター、「ジェットストリーム」って言ってみて」(笑)


こんなマッカラン、私は初めて飲みました。

『終わりよければ全て良し』休みやいっぱい、愛想無しの焼き鳥屋、全てご破算でございますよ。
美味しいウイスキーをたらふくいただき
「余は満足じゃ」
楽しい夜を過ごしました。これも○ークママの師匠のお導き
「ありがたや、ありがたや」

さて、今日の一枚は、ジャック・マクダフです。
選んだのは・・・ノリだけです。(笑)

まぁ、我がログによく遊びに来ていただいている方ならおわかりでしょうが、私好みのジャズ(強調)アルバムとしては、この手のアルバムがどんな位置に存在するかはおわかりいただけると思います。
だから、ノリですよノリ、ごめんなさい真剣に聴いちゃおりません。

でもね、大ヒットした「THEME FROM ELECTRIC SURFBOARD 」にしても、私好みのジャズとしてどうかは別にして嫌いな音楽じゃ無いんです。
たまにはこういうのを聴いてみるのもエエかなぁ、ってね。(笑)

軽いです、ほんと軽いです、「じつは中身は軽率なチャラ男」みたいな私には一番合っている音楽なのかも知れませんね。

DOWN HOME STYLE / JACK McDUFF
1969年6月10日録音
JACK McDUFF(org) JAY ARNOLD(ts) CHARLIE FREEMAN(g) JAMES ALEXANDER(el-b) SAMMY GREASON(ds)

1.THE VIBRATOR
2.DOWH HOME STYLE
3.MEMPHIS IN JUNE
4.THEME FROM ELECTRIC SURFBOARD
5.IT'S ALL A JOKE
6.BUTTER(FOR YO POPCORN)
7.GROOVIN'
8.AS SHE WALKED AWAY


うすき身・・悪い?

2017年09月11日 | d-f

 あはれ
 秋風よ
 情(こころ)あらば伝へてよ
 ――男ありて
 今日の夕餉(ゆふげ)に ひとり
 さんまを食(くら)ひて
 思ひにふける と。

 さんま、さんま
 そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
 さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
 そのならひをあやしみてなつかしみて女は
 いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。

今年はどうにも秋刀魚が不漁だそうで、昨日買い物に行った時には、まだ一尾150円以上、型もあまりよろしくありません。
「イイ型で100円前後、秋刀魚はそうじゃなくちゃ」
一尾150円を高いと感じる庶民の心、お偉いお方にはわからんでしょうなぁ・・・

 鈴虫の音鰯にしのび寄り

鰯が高級魚(?)へと・・もとい、もっともっと安かったころ、週に何回も食卓に顔を出す鰯に辟易したりもいたしましたが、今となれば鰯や秋刀魚、そんな庶民的魚がいかに美味しいか悟ったりしますねぇ、まぁ「歳のせい」でもありますけど


不漁でも『目黒の秋刀魚祭り』は、
無事行われたようですね。(朝日新聞より)

これからの季節、刺身はもちろん、煮たり焼いたり揚げたり、どんなんにしても秋刀魚は美味い、「鰯のように少し食卓から遠のく魚にだけはなって欲しくない」と願うばかりです。

鰯と言えば、『鰯雲』てぇ雲がございますね、『鱗雲』なんても言いますが、秋を代表する空模様であります。

「ママ、これなぁに?」
「ん?あぁつみれね、お魚のハンバーグよ」
おでん鍋の前で、こんな会話を耳にしました。
鰯を手開きして、叩いたり当たり鉢で当たったりしてつみれを作る。てな姿はおそらく見た事が無いんでしょうね、いや鰯の姿さえよく分からないのかもしれない、となれば『鰯雲』という季語もいずれ消えて行くんでしょうかねぇ?

 鰯雲胸そらしてもうすき身ぞ (木村蕪城)

蕪城さん、鰯雲が広がる綺麗な空を見上げ、その美しさにボ~~~ッとしたんでしょうが、けっきょくうすき身からは逃れられない、いや、それ以上にうすき身を感じてしまう、あらかわいそ
って、そういう意味の句なのかどうか?(笑)
まぁまぁ、秋の空(鰯雲)にはそんな美しさもあり、その美しさがまた寂しさをも想わせる的な事なんでしょう。
なんだか身につまされます。(笑)

「まぁアンタの場合、うすき身というよりうすきみ悪い身だろうけどね。
「ちゃうて、ほんとにうすき身なの!」

どちらにしても、今年の秋刀魚のごとくあんまりイイ身じゃござんせん。

 鰯雲私のうすき身癒やしてよ

なんの話か分からなくなりましたんで、ここらで『料理当番、本日の一品』です。

「多少高くてもイイ型じゃ無くとも秋刀魚を食べたい」てんで、大葉を巻いて揚げてみました。ソースは梅肉仕立て、なかなか良いお味でございましたよ。

油を一度温めてしまったので、野菜中心にフライも揚げましたが、天麩羅やフライを揚げると量が多くなってしまう傾向を今回も繰り返してしまいましたけどね。(反省)

お弁当はいつもどおりです。

さて、今日の一枚は、マイルスです。しかも超超どきゅうメジャーアルバム。

昔ね、ジャズ喫茶に行ってリクエストを求められる事なんてもあったじゃないですか、そんな時、いわゆる「超メジャーアルバム」てなものは、けしてリクエストしちゃいけない的、う~~~ん決まり?掟?暗黙のルール?????ともかくそんなんがあったんですよ。
さらに「超超どきゅうメジャーアルバム」は、かける方にも難しさがあったりして、その点、私がバイトをしていた田舎のジャズ喫茶は気楽でしたねぇ
だから、「マイルスもコルトレーンも、ビバップも前衛も聴き放題」という、私にとっては願っても無い環境であったわけですが

このアルバムはもちろん過去紹介したことはあります。ありますけど、他のアルバムが普通に3回出ていたりするのが、おそらく一回だけの紹介だと思います。それもおまけCDの付いた「スペシャル・エディション」の紹介だったと

もちろん、おまけ盤のニューポートでのモンクとの共演、これに感動した事は今でも忘れませんが、元々のオリジナル盤(「スペシャル・エディション」ではDISC 1ね)は、「持っていながらまた買わされた」感が今でも納得できずにいたりします。(笑)

ともかく、夕べ久々にLPでこの名盤を聴きながら一杯飲みましてね。
汚い我が部屋を一瞬にして誰にも邪魔をされない理想空間に変えてしまう力強さ、こりゃあうすき身じゃござんせん。
やはり、良い物は良いのです。

'ROUND ABOUT MIDNIGHT / MILES DAVIS
1955年10月26日,1956年6月5日,1956年10月26日録音
MILES DAVIS(tp) JOHN COLTRANE(ts) RED GARLAND(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)

1.'ROUND MIDNIGHT
2.AH-LEU-CHA
3.ALL OF YOU
4.BYE BYE BLACKBIRD
5.TADD'S DELIGHT
6.DEAR OLD STOCKHOLM

追伸、○ークママへ

先日いただきました貝焼き(ウニ)、美味しくいただきました。(夕べじゃありませんが、笑)
やっぱ貝焼きはエエですねぇ、7月に安倍さんも召し上がったようですけど、
「ほんとにこの旨さが分かったんかいな?」
ともかく、ごちそうさまでした。


♪・・・・ありがと、ありがと、おでん ふぅふぅ

2017年09月04日 | j-l

やっぱり青空はいいもんです。
昨日の超久しぶりの青空にそんな思いをなさった方も多いと思います。しかも蒸し暑さは無く爽やか、私なんざぁ思わず自転車で公園に出かけてしまいました。
それがね、私のボケは確実に進行していますねぇ、カメラを忘れたのはまぁイイとしても、携帯まで家に置いてきてしまうという・・・
「写真を撮るつもりじゃなかったんか~~い!」(笑)
それでもシオカラトンボと競争したり、ボケ~~っとベンチに座ったりすると、身も心もリフレッシュできて・・・イイ時間を過ごした気になりました。

太陽輝く青空、爽やか太陽さんとまん丸お月さんの会見は初々しくてよろしゅうございましたねぇ、幸せそうな若者の姿は私なんぞには少し眩しすぎますがホッコリした気持ちにはさせてもらえるもんです。
それにひきかえ、共産主義未来の太陽?民族の太陽?社会主義の太陽?まっ何の太陽でもイイけど、ぶくぶく一人だけ肥えて太陽どころか破裂して超新星にでもなろうかというあの男は、ろくな事をしてくれませんなぁ
どうしたらあのぶくぶく男の膨張を止められるのか?難問であります。

話はコロッと変わって、
そんな爽やか青空の昨日は『料理当番、本日の一品』のメニューに選択の余地はありませんでした。
 ♪・・・・ありがと、ありがと、おでん ふぅふぅ・・・・♪
Mさんのお店でおでんのセールが始まりしてね、微力ながら売り上げ貢献をせねばと、メニューはおでんで決まり。
先週のあのクソ暑い時なら「えっ!おでん?!」てなもんが、ここ数日の低温傾向に「それもまたよし」でありました。

ところで、私ね、土曜日はほぼ一日Mさんのお店におるんですけど、
 ♪・・・・ありがと、ありがと、おでん ふぅふぅ・・・・♪
この曲が何度も店内に流れるんです。これがねぇ、耳に付くというかむかっ腹立つというか
「うるせぇ!!」
流れるたんびに心で叫んどります。

調べてみるとこの歌
BiSHというアイドルグループ?が唄っておるんですがね
「Saちゃん、こんなグループ知ってる?」
「知らなぁ~~い、興味なぁ~い」

アイナ・ジ・エンド、モモコグミカンパニー、セントチヒロ・チッチ、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・D
「日本人なら日本の名前に敬意を払え!ふざけた名前名乗りやがって!」
と、オジサンは思わず怒りたくなるような6人のグループなんだそうで、ちなみにBiSHとは「Brand-new idol SHiT」(新生クソアイドル)の略なんだとか
「それはピッタリなネーミングだ」
代表曲は・・・・・

って、まてよ、
これって、宮城県で話題になったPR動画的狙いに、今私が引っ掛かろうとしている?
「クワバラクワバラ・・・世の中どこにどんな仕掛けや落とし穴があるか分かったもんじゃねぇ」(笑)

ともかく、おでんは美味しくいただきました。もちろん日本酒とともにね。
あらためて『料理当番、本日の一品』です。

こちらがメインのおでん

私は鰹のたたき付です。(贅沢ぅ)

お弁当は、豚の生姜焼きと辛子明太のハーフ&ハーフ弁当です。

さて、今日の一枚は、ユセフ・ラティーフです。

ユセフというと一風変わった感じのする日本人ウケしないマルチ奏者?
まぁまぁ、かく言う私は以前も言いましたかねぇ、嫌いじゃありません。
アルトからテナーに移ったのが高校時代だったそうですが、そのテナーをブリブリ吹いているリーダーアルバムも、(サイドメンとしてはけっこうあるし)
「ほれ、この通りあるんですよ」(笑)

私的には、後のユセフの方が好みということはあるんですけど、この演奏を忌み嫌う理由は全くありません。
夕べおちょこをロックグラスに持ち替え、部屋に籠もったころに聴くには十分すぎる一枚です。

LOST IN SOUND / YUSEF LATEEF
1961年8月14日録音
YUSEF LATEEF(ts) VINCENT PITTS(tp) JOHN HORTON(p) RAY McKINNY(b) GEORGE SCOTT(ds) CLIFF JARVIS(ds)

1.OUTSIDE BLUES
2.SOUL BLUES
3.BLUE ROCKY
4.DEXTERITY
5.TRUDY'S DELIGHT
6.INTROLUDE
7.TRAIN STOP
8.BIG FOOT