JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

「パパ」はよそうぜ!

2006年11月14日 | g-i

昨日の天気予報によると、今日は全国的にあまり良くない天気だと言っておりましたが、このあたりは青空が広がり気温も急上昇、あまりポカポカ過ぎて、昼食後など一眠りしたい気分でした。



我が家の大庭園(笑)の紅葉もなんとか色づき、今朝出かけるときには陽光を浴び、まずまずの美しさ、
「やっと我が家にも秋が来たか」と言うと、母が
「な~にバカ言ってる、もう11月も半ばだぞ」

 

たしかに、職場の近くの公園を覗けば、もうすでに季節は冬であります。
「それにしても、暖かすぎる。」
もう明日は七五三ですよ、こんな陽気でよろしいのでありましょうか?

  帯解(おびとき)は男を尻にしきはじめ

てな、江戸川柳がありますけど、女も七つ過ぎた頃から、すでに お・ん・な になっていくという、それは恐ろしい川柳であります(大笑・・・もとい、周りを伺いながら小笑)。
『帯解』とは、女の子の服装を、七歳になると付帯をやめて小袖に帯というスタイルに替えるお祝い、むかしは父親が右肩に女の子を乗せて(肩車はしない)お宮参りしたそうです。三歳の男女は『髪置』、五歳の男子は『袴着』、この三つの儀式が『七五三』の元とされています。とすれば、「男の子も三歳で『七五三』有り!」みたいな気もしますよね。

このあたりでは『七五三』に親類縁者を呼び集め、宴会を執り行う家庭も多いんです。それはもう、まるで『結婚披露宴』みたいなとんでもなく豪勢な宴を開く方もいて、もちろん「お金がかかって大変だこと」と思ってしまう私めら庶民は、貸衣装でも着せて記念写真が関の山ですけど。

私がこれから『七五三』の心配をしなければいけないとなると、孫のということになってしまいます。先日S君と飲んでいるときに、孫が出来たらなんて呼ばせるか、なんていうくだらないことを話してきましたけど、笑いながらも何故か二人ともへんに真剣でした。
「名前で呼ばせるか」
「名前はへんだろう、だけど、じいちゃんもまだちょっと抵抗あるよな・・・ジージか?」
「ばーか、そんじゃかわんねえじゃねえかよ」
「グランパー、だいパパ、大将・・・・自分の親をパパと呼んだら、お父さん、ぎゃくなら、パパ」
「おいおい、パパはないよ、パパは・・・俺はバブと呼ばせるか」
すると、飲み屋のおやじが
「まだ出来てもないんだし、それに出来たら出来きたで、なんて呼ばれても嬉しいもんですよ。」
「そんなもんですかねぇ」
「やめよ、やめよ、そんな話は寂しい。考えてもみろよ、H君なんてまだ一歳の子供がいるんだぜ!」
H君というのは、東京に住む二人共通の友人で、もちろん我々と同い歳、3年ほど前に再婚(しかも相手は20代ですよ、犯罪ダァー!)して、今は一歳八ヶ月の男の子がいるのであります。
「くやしかったら、あんたも頑張ってみたら」
「いえいえ、けっこうでございます。」

さて今日の一枚は、ニュージャズに残るゴルゾン3部作(そう呼ぶのかどうかは知りませんが)の第2作目。
ゴルゾン & フラーのコンビといえば「BLUES-ETTE」がピーンっと浮かんできます。50年代後半のファンキー・ジャズを代表する名コンビであることは、誰しも認めるところだと思います。
「GETTIN' WITH IT」「BLUES-ETTE」では、トミー・フラナガンが味のあるピアノを聴かせていましたが、ここでのレイ・ブライアントもなかなか良いんですよ。
3曲目「I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS」のピアノを一度聴いてみてください。

GROOVIN' WITH GOLSON / BENNY GOLSON
1959年8月28日録音
BENNY GOLSON(ts) CURTIS FULLER(tb) RAY BRYANT(p) PAUL CHAMBERS(b) ART BLAKEY(ds)
1.MY BLUES HOUSE
2.DRUMBOOGIE
3.I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
4.THE STROLLER
5.YESTERDAYS