JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

長いタイトル、長い前説

2015年09月30日 | a-c

「篠懸の木ってポプラのことですよね?」
「ちゃうと思うよ、ポプラじゃ無くてプラタナスでしょ」
「あれ?そうだっけ?いやぁそんじゃUちゃんに嘘教えちゃったなぁ」
「でも何故に篠懸の木?」

夕べ飲みに出かけたN君はカラオケをUちゃんと楽しみながら、AKB48の『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』(これがタイトル?)から、「題名の一番長い歌は何か」というどうでもイイ話で盛り上がったんだそうで

「バブさんなんだと思います?」
「知らん、知らんし、興味ない」
「まぁまぁまぁ・・・・・バブさん、これこれ」
二人はさっそくスマホで調べたんだそうで、それを見せられると

メジャーでは、BEGINの『それでも暮らしは続くから 全てを 今 忘れてしまう為には 全てを 今 知っている事が条件で 僕にはとても無理だから 一つずつ忘れて行く為に 愛する人達と手を取り 分け合って せめて思い出さないように 暮らしを続けて行くのです』


あら?これは持っとるよ

インディーズだと、内核の波の『すっげー深い穴を見つけたんだ!今から飛降りるよ。存在証明なんかじゃない、この深さなら誰にも見付かる事はないだろ?生まれてしまった償いをしなきゃいけねぇんだ、生きる事と死ぬ事によって。俺はもう立派に一つの精神として立った。これ以上殺生を繰り返す理由なんて何処にもみつからねぇよ。そもそも人は今しか生きられねぇ、常に生きているのは今だ。でも「今ここ」と想ったその瞬間には既に過去になっているわけで、次々に未来が押し寄せては今を認識する間もなく過去になる。「生」という刹那を証明するのは不可能だろ。証明しようとする時には常に過去のモノとなり生きていたという記憶にすぎねぇ。つー事は生きていようと死んでいようとそんなもんどっちだって同じじゃねーか。だったら俺は希望に向かってスペシャルダイブ! 』
だと思われます。

「これって凄くないですか?」
「ぜんぜん」(と言いながら、ログねたにと書き写すした自分が恥ずかしい)

話を戻しましょ、その話のきっかけAKB48の『鈴懸の木の道で(なんたらかんたら)」から、篠懸の木とは何かという話になったという(バブログの前説としては、これが最長か?)

「篠懸の木と言えば『篠懸の径』、プラタナスと言えば『風』ねぇ・・・チミは知っとるかね?」
「??????」
ここで、「歳の何とか」が出るのは、そんなわけのわからんタイトル話から自分の話題に引き込もうとする完全に私の悪い癖です。

 ♪ 友と語らん 篠懸の径
  通い慣れたる 学舎の街
  優しい小鈴 葉かげに鳴れば
  夢は帰るよ 篠懸の径・・・・♪
     佐伯孝夫作詞、灰田有紀彦(灰田晴彦)作曲

 ♪ プラタナスの枯れ葉舞う冬の道で
  プラタナスの散る音に振り返る
  帰っておいでよと 振り返っても
  そこにはただ風が吹いているだけ・・・・♪
        北山修作詞、端田宣彦作曲

どちらも名曲でありますよねぇ、もっとも『篠懸の径』は、鈴木章治とリズム・エースの演奏で「遠い昔に耳にした」が、私にとっては正解でしょうが。
グッドマン楽団のピーナッツ・ハッコーが参加した同演奏は名演であります。

もちろんというと何ですが、このレコードを私が持っているわけではなく、そんな話からまた聴いてみたいと、YoyTubeをあさったのでありました。
「エエ、エエよ、なんだか染み渡る郷愁を感じるというか・・・・」

この演奏にそんな物を感じる事こそ、歳を取った証なんでしょうけどね。
ついでに、シャボン玉ホリデーでの鈴木章治、ザ・ピーナツ、安田伸てなメンバーでの演奏も楽しんじゃったりして・・・・・
「う~~ん、これもまたエエねぇ」
「あれ?N君とUちゃんの話は?
「いいのそんなヤツの話」(笑)

さて、今日の一枚ですが、そんなこんなで何となく『蘇州夜曲』が聴きたくなってしまいまして、秋吉敏子です。

『蘇州夜曲』これもまた名曲だと思うのですが、さすがの私も、これを聴いて昨年亡くなった李香蘭(山口淑子)を思い浮かべるほどの歳ではありません。
それでもこの曲も『篠懸の径』どうよう心の中に入り込んでくる感じがします。

ここでの演奏はじつに短いものですし、題名も「蘇州の夜」となっています。
一人アメリカに渡り2,6ヶ月、ボストンのクラブ『ストーリーヴィル』のオーナー、ジョージ・ウエイン(ニューポート・ジャズ・フェスティバルのプロデューサーでもある)は、敏子のトリオ・アルバムをレコーディングしました。
このすばらしいベースとドラムスを迎えた演奏は、おそらくは敏子に大きなプレッシャーとなったに違いありません。
そんな中、一曲だけ短いピアノソロがあります。『蘇州夜曲』です。満州生まれの敏子・・・・
伝わって来ますよね。

THE TOSHIKO TRIO / TOSHIKO AKIYOSHI
1956年4月録音
TOSHIKO AKIYOSHI(p) EDMUND THIGPEN(ds) PAUL CHAMBERS(b)

1.BETWEEN ME AND MYSELF
2.IT COULD HAPPEN TO YOU
3.KYO-SHU
4.HOMEWORK
5.MANHATTAN ADDRESS
6.SUNDAY AFTERNOON
7.BLUES FOR TOSHIKO
8.SOSHU NO YORU
9.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE


のび太!

2015年09月28日 | m-o

昨晩の『中秋の名月』は、じつに美しいものありましたが、今晩もスーパームーン、地球に最も近い月が拝めるそうで、晴れるとよろしいですね。

最近、ジーンズはのびる素材が流行なようで、イオンの『のびるっちパンツ』、高野万優ちゃんの「カッコカワイイ」(そうは言わないか?)CMなんざぁ、思わず見入ってしまいます。
そこで、『のびた話』をお一つ。

いつも明るいSNちゃんは、このシルバーウイークにあの話題になった「『嵐』復興コンサート」に行ってきたそうで、

「凄かったですよ、みんな「こっち向いて」とか、「キスして」とか書いた手作りのうちわ持っちゃって、私もペンライトは持って行ったんですけど、負けちゃった。」
って、
「ペンライト?オイオイ、SNちゃんはさすがにうちわ振り回してキャーキャー言う歳でもアルマーニ?!」
「何をおっしゃるバブさん、老いも若いもキャーキャーですよ。」
そんなもんですかねぇ
「そんでね、グッズ売り場がこれまた凄くて、やっとのおもいで買ってきましたよ。そしたら、お金が無くなっちゃって・・・バブさんどうしましょ」
「知るか!」

そんなこんなで、そのグッズの一つ靴下を
「今日履いてきてるんですけど、見ます?」

「ちょっと伸びちゃってますけど・・・・ほら『嵐』って書いてあるでしょ、可愛いでしょ」
「フフフフフ」(我ながらイヤラシイ笑いだ)
「なに笑ってんですか!失礼な!」
「いやいや、ごめんごめん、SNちゃんを笑ったわけじゃ無くて、ちと思い出し笑いを・・・・」

まぁまぁ、靴下なんてぇもんは履いて少しのびるのは当然なものでありますよ。
っていうか、履いてのびる運命にあるものってけっこうあるじゃないですか。
昔、とある女子がですねぇ、お尻にカワイイ熊のイラストが入ったパンティ?スキャンティ?(何でもイイんですが)下着を着けておりましてね。

「これがさぁ、どう見てもカワイイ熊ちゃんじゃないわけさ、ビヨ~~ン熊ちゃん?、思わず笑っちゃってさぁ・・・」
「ほんと、バブさんって昔っから失礼な人なんですねぇ・・・って、その子幾つの子?なによりその下着をどんなシチュエーションで見たんですか!」

まぁまぁまぁまぁ、
ともかくですねぇ、履いてのびる運命のものは、それを見越して購入するとか、デザインをするほうが考慮するとか、あってしかるべきでは無いかと・・・・

「それを見て笑う人が悪いんです!デリカシーが無いんです!くそオヤジなんです!」
「はいはい私はくそオヤジです。だからなにか?」

なんちゃありません。今後そういうシチュエーションに出会うことは、万が一にもありゃしませんわいな。それに対するヒガミですなぁこれは
「くそオヤジは、寂しいんだよぉそれが、シクシク」
「勝手に泣いてなさい。」

てなことで『のびた話』は、私にしちゃ伸びずに終わりまして(じゅうぶん長い)、『料理当番、本日の一品』です。

鮭が見えないほど野菜たっぷりのチャンチャン焼きです。

 

それに、ごま多めのごま汚しとかにかまサラダです。

お弁当は、生姜焼き弁当でした。

さて、今日の一枚は、前回の続きとでも言いましょうか、同日録音のモンクです。

こちらは、アート・ブレーキー、アル・マッキャンを加えたトリオ演奏盤。
この時、モンクは「マッキャンのベースに終始いらだっていた」という話が伝わっています。
つまりこれは裏返せば、ブレーキーに若かりし頃の情熱というか、感覚というか、そういったものを思い起こさせられた結果、「てめぇもついて来いよ!」みたい気持ちになったからでしょう。事実、モンクのピアノが若返ったようにも聞こえます。

このお話でもう一回というのもなんですから、Vol.3も合わせて紹介します。

THE LONDON COLLECTION Vol.2
1971年11月15日録音
THELONIOUS MONK(p) AL McKIBBON(b) ART BLAKEY(ds)

1.EVIDENCE(Take2)
2.MISTERIOSO
3.CREPUSCULE WITH NELLIE(Take4)
4.I MEAN YOU
5.CRISS CROSS
6.RUBY MY DEAR
7.NUTTY(Take2)
8.HACKENSACK(Take2)

THE LONDON COLLECTION Vol.3
1971年11月15日録音
THELONIOUS MONK(p)
AL McKIBBON(b) ART BLAKEY(ds)[6-10]

1.TRINKLE TINKLE(Take2)
2.THE MAN I LOVE
3.SOMETHING IN BLUE
4.INTROSPECTION(Take1)
5.TRINKLE TINKLE(Take1)
6.CREPUSCULE WITH NELLIE(Take3)
7.NUTTY(Take1)
8.INTROSPECTION(Take3)
9.HACKENSACK(Take1)
10.EVIDENCE(Take1)


我が家のシルバーには良き休日

2015年09月24日 | a-c

シルバーウィークも終わり、みなさんもいつもの生活に戻られたのでしょうか?
私?まぁ私の場合シルバーウィークも連休無しのしがない商売、旅行に行くでも無く、酒におぼれるでも無く・・・・・泣く(笑)

とはいえ、前回お話ししたように、先日婚姻届を出したばかりの甥っ子夫婦が訪ねてきてくれましてね。(お邪魔虫の姉まで付いてきましたが・・)
一緒に父の墓を参ってくれたことが、唯一の出来事でありました。

母曰く、
「気さくで明るくて、今時のチャラチャラも無くて、可愛い子だわ」
だそうで、
「エガッタね」
これで母待望のひ孫の顔が・・・・
まっ、我が息子の例もあるとおり、結婚したから子どもを作るとは限らず、可能性が一つ増えたというだけですけどね。

お邪魔虫の姉は、以前母のために焼いたご飯茶碗が、ちょっと欠けたにもかかわらず使い続けていると聞いて、新しいご飯茶碗を焼いて持ってきてくれました。 

が、
「あら?おしりに傷が入ってるわ」
「ふつう確かめて持ってこないか?」
「大丈夫、大丈夫、○○(私です。)ちょっとだけ手に当たるから、後でヤスリででも磨いといて。」
と、これが我が姉たらんところであります。

さっそく私が磨かされて、今日から母が使っておりますので、これもまた
「エガッタね」

ちなみに、昼の宴ではありましたが、私も料理で貢献いたしましたよ。
煮物にメヒカリの唐揚げ、鰹のお造りに和風ポテサラ、おすましに母の炊いた赤飯とね。
えっ?写真ですか?

先日○-クママに
「どうせまた、旨かったとか言って、写真でも載っけるんでしょ。私らの所には何にも来ないしねぇ、旨いか不味いかわかったもんじゃないよねぇ。」
と言われましたので
「今回は載せませんよ~~だ」(笑)

ともかく、『釣り銭事件』でチト落ち込んでいた母にとっては、良いシルバーウィークだったようです。

さて、今日の一枚は、モンクです。

休みが無いと言いながら、一昨日は完全休養日で、天気も良いしそう暑くも無い、「絶好の散歩日和だろ」
てんで、プラプラと小一時間ほど歩いてまいりました。
散歩の必需品といえば携帯プレーヤー、例によってランダムに聴いていると、「I LOVE YOU」が流れてまいりましてね。
「あっ!やっぱオレ、モンク好き、特にソロが好き!」
って、今さらですが(笑)

1971年11月14日、オールスターで構成されたザ・ジャイアンツ・オブ・ジャズのワールドツアーは、ロンドンで最後の公演を行いました。
ブラック・ライオンのアラン・ベイツは、同レーベルのために「明日、長いレコーディングに付き合って欲しい」と頼んだんですねぇ。
モンクは6時間もの間スタジオで過ごし、3時間はソロ、残りの時間は、アート・ブレーキー、アル・マッキャンが加わったトリオで録音を行ったのであります。

 

この録音は、もちろんブラック・ライオンから『NICE WORK IN LONDON』『BLUE SPHERE』『THE MAN I LOVE』『SOMETHING IN BLUE』として発売になりました。
今日紹介するのは、そのうちのソロをまとめたCDということになります。

まぁまぁ、「モンクのソロが好き」私のその想いのみでお聴き下さいましな。

THE LONDON COLLECTION Vol.1
1971年11月15日録音
THELONIOUS MONK(p)

1.TRINKLE TINKLE
2.CREPUSCULE WITH NELLIE
3.DARN THAT DREAM
4.LITTLE ROOTIE TOOTIE
5.MEET ME TONIGHT IN DREAMLAND
6.NICE WORK IF YOU CAN GET IT
7.MY MECHLANCHOLY BABY
8.JACKIEING
9.LOVERMAN
10.BLUE SPHERE

おまけ、
昨晩は、ラグビー・ワールドカップを居眠りせずに観ましたが、残念、負けてしまいましたね。
でもよう頑張っとると、偉そうではありますが感じております。
「負けなど気にせずカッコイイプレーを見せてくれ!」
以上(笑)


落ち込むなよ、かあちゃん

2015年09月20日 | d-f

長雨が上がった後に顔を出した青空は清々しく、
「まさに秋の青だねぇ」
何て思うのは、気分の問題でしょうか?

気分と言えば、長雨同様にどうにも気分が悪かったのは、安保改正法案成立とそこまでのプロセスでありますねぇ
いずれ成立は覚悟の上とはいえ、これほどの重要法案がかくもイイカゲンに(私はそう思っています。)成立して良いものか・・・・・
まぁまぁ成立は成立ですから、今後この法案がどう施行され、本当に政府の言うとおり『安全への奇跡』と成り得るのかじっくりと見定める事と、今国会で各党、各議員がどんな考えでどんな行動を取ったかを忘れる事無く、次の国政選挙で投票をしたいと考えています。

唯一、良かったと思うのは、多くの若者が、戦争、憲法9条、そして政治に興味を持ってくれたこと、そして、自分たちも考えてみようと思ってくれたこと、そこでありましょうか。
さらに、この法案成立で、「安部さん悲願の憲法改定が、成立前より厳しくなったのでは無いか」なんても思ったりしています。

話はコロッと変わって、いい話が無いから無理矢理にも「バンザァ~~イ!」と声を上げてしまったのが、ラグビーのワールドカップです。
以前お話ししましたっけねぇ?
私、昔は国立競技場で幾度も熱燗を懐に観戦したほど、まぁまぁラグビーは好きでありまして、夕べも眠い目をこすりながら観てたんですよ。
観てたんですが、五郎丸選手が二回目のペナルティーキックを外した辺りまでしか記憶にございません。(ダメじゃん!)
今朝、かの南アフリカに勝利したことを知って、「バンザァ~~イ!」ですよ。優勝したわけでも無いのにねって、それより途中で寝ちゃったくせにでありますが。(笑)
ともかく、目標のベスト8目指して、いや、このさい優勝目指して頑張っていただきたい。

昼食を取っていると、家電が鳴って
「○○さんのお宅ですか?クスリの△、××店の□□と申しますが・・・」
午前中、母が買い物に行った薬屋さんからです。
「お金を落とされたか何か、心当たりはございませんか?」

ようは「母が釣り銭をもらわずに帰ったかもしれない。」という話なんですが、
「かあちゃん、レシート取ってあんだろ、みしてみなよ。」
ところが、他のレシート(彼岸用の花なんかを買ってきたもんで)は有るものの、肝心な薬屋さんのものが無いんです。
「かあちゃん、ひょっとして、釣り銭とレシートもらわずに帰って来たんじゃね?」
「・・・・・・」

結局、明日私が取りに行くことで一件落着したのですけど、
「やだなぁ、やっぱボケたのかなぁ? ボケかなぁ・・ボケかなぁ・・・」
母はそれがとてもショックだったらしく、酷く落ち込んでまして
「かあちゃん、ちょっとした失敗だから、ボケて無くてもする失敗だから、気にすんな」
と慰めてもうなだれておりました。

明日、先日入籍した甥っ子夫婦(母にとっては孫夫婦)が、遊びに来てくれることになってましてね。母はとても楽しみにしています。
料理担当は私なんですけど、「赤飯だけは炊く」と母も張り切っておりましたので
「かあちゃん、明日はY達が来んだし、落ち込んでる暇無いよ。赤飯炊くんでしょ」

まぁまぁ、母もいっぱしの老人ですから、こんなことがこれからも有るかもしれません。
「気にせず、長生きしてくんなませよ。」
敬老の日を前に、そんなことがあった日曜日でしたとさ。

さて、今日の一枚は、カーティス・フラーです。

このアルバムには、一つ難点と言いますか、問題と言いますか、
「最も注目すべきバラード「I WONDER WHERE OUR LOVE HAS GONE」の出だしのお話し」てぇのがありましてね。
出だしのフラーの音が揺れているんです。
「秋なのに怪談?」
チャイますチャイます。
これは、マスター・テープの劣化が原因とされておりましてね。
「オリジナルにはこの揺れは無い」てんで、高いお金出してオリジナル・ステレオ盤を買った方もいたようです。
さらにこの劣化が原因でCD化は難しいともされていましたが、国内でもCD盤が出ましたし、ネット配信もされていると思います。

ところで「秋の妖怪」はどうなったかというと、修正がかなり加わっています。
私のちんけなステレオでの再生と、老化した耳では「ほぼほぼ問題なし」というか、良く聴くと分かるってんですけど、「気にしないで行け行け」でいいかな(笑)

ともかく、メンバーを見ても、その出来はおおよそ想像できるというもの
ゴルゾン・ハーモニーをとことん嫌っている方は別として、オリジナルじゃ無くてもイイから、楽しんでみてくださいって感じかな。

SLIDING EASY / CURTIS FULLER
1959年3月9日録音
CURTIS FULLER(tb) LEE MORGAN(tp) HANK MOBLEY(ts) TOMMY FLANAGAN(p) PAUL CHAMBERS(b) ELVIN JONES(ds)

1.BIT OF HEAVEN
2.DOWN HOME
3.I WONDER WHERE OUR LOVE HAS GONE
4.BONGO BOP
5.WHEN LIGHTS ARE LOW
6.C.T.A


天使のこころは大きい?

2015年09月15日 | j-l

朝晩めっきり涼しくなって、今朝なんかちょっと寒くて目が覚めました。気付けば9月も半ば、もう完全に秋ですもんね。

なんだか最近は嫌なニュースばかりで「なんなんだよ」なんて思っていると、先日Mさんのお店にお腹の大きな奥さんとそれをいたわるような旦那さんの二人連れが。

その時改めて思ったのですが、妊婦さんの顔ってぇもんは、じつになんとも素敵・・・・・
いやいや、オヤジが言うといやらしさ臭が漂ってしまいますけど、誤解めさるな。
なんていうかなぁ他には無い幸せ顔?ほら、何とも言えない柔らかな顔?????
ともかく、変な意味じゃ無く素敵じゃありません?

「ご予定はいつなんですか?」
「来月なんですよ」
「えっ!じゃあもうすぐだねぇ、楽しみだねぇ」
奥さんの素敵な笑顔につられて、旦那さんもそりゃまぁイイ笑顔。
「男の子か女の子かわかってるの?」
「ええ、私は聞いてるんだけど、この人は知りたくないって」
「いいねぇ、いいねぇ、そうだよね、生まれてきてのお楽しみ、よ~~く分かるよその気持ち。まっどっちでもメロメロだけどね。」

なんとも幸せそうじゃござんせんか。
そして、来月には天使のようなかわいこちゃんが一層の幸せを二人に運んできてくれます。もちろんそれからは大変な毎日ですけどね。
いやぁほんと羨ましい。

そんな二人にほんの少し幸せを分けてもらった気分でした。

おかあさまは
おとなで大きいけれど、
おかあさまの
おこころはちいさい。

だって、おかあさまはいいました、
ちいさいわたしでいっぱいだって。

わたしは子どもで
ちいさいけれど、
ちいさいわたしの
こころは大きい。

だって、大きいおかあさまで、
まだいっぱいにならないで、
いろんなことをおもうから。
              (金子 みすゞ『こころ』)

旦那よ、ヤキモチ焼くんじゃねぇよ。(笑)

そんなところで、『料理当番、本日の一品』です。

またしても秋刀魚です。(笑)竜田揚げみたいなもんですが、隠し味に梅を加えてあります。

それに鶏手羽の煮物。

お弁当はこんなんでした。

さて、今日の一枚は、ユセフ・ラティーフです。
ユセフにかんしては、以前も言ったとおり好き嫌いが極端だったりします。
まぁねぇ、その『こころ』は分からんでもないですけど(『こころ』だけで、本文に関連づけようとしていますが・・・無理です。笑)

このアルバムも、なんとも怪しげな感じは「いかにも」てなとこですが、それでもかなりオーソドックスな一枚ではないかと思います。

ただねぇ、本文の天使に聴かせてどうかとなると・・・・泣くでしょうね。(笑)
そもそも「はげ頭にサングラス」は、天使にわねぇ。

しかし、私は天使じゃござんせんから、彼が嫌いじゃありません。
ちょっとはまると抜けられないユセフの世界。
一度みなさんもはまってみてください。

BEFORE DAWN / YUSEF LATEEF
1957年4月16日録音
YUSEF LATEEF(ts,fl,orghul,per) CURTIS FULLER(tb) HUGH LAWSON(p,celeste) ERNIE FARROW(b) LOUIS HAYES(ds)

1.PASSION
2.LOVE IS ETERNAL
3.PIKE'S PEAK
4.OPEN STRINGS
5.BEFORE DAWN
6.TWENTY-FIVE MINUTE BLUES
7.CHANG
8.CONSTELLATION


大雨の被害はありませんでしたか?

2015年09月11日 | a-c

大雨の被害はありませんでしたか?宮城をはじめ東北・北海道では、まだ余談が許さない状況ではありますけど、これ以上被害が広がらないよう願うばかりです。

まったくもって
「台風は過ぎたんじゃねぇの?なのになんじゃいな」
と、思っちゃいますよねぇ

茨城県常総市での大水害、ヘリコプターによる救助活動の様子は、仕事を忘れて見入ってしまいました。
ああいった現場を見ると、ついつい3.11の津波を思い起こしてしまいます。
津波の直接被害が無かった私ですらそうなのですから、津波被災者の方々には、辛い思い出が蘇った方も多くいらしたでしょう。
「テレビ映像と現場ではまったく違うから・・・」
それだけに常総市の被災者の皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。

それにしても、災害時の自衛隊には頼もしさを感じます。
3.11の時もそうでしたが、私からするとあれこそが国を守る心強い自衛隊の姿に映ります。
「命を救う自衛隊であって、命を奪い合う自衛隊には、なんとしてもなってほしくない。」
強くそう願います。

ところで、昨晩は我が町もほとんどの川沿いに避難勧告が発令され、一時緊張が走りましたが、福島第一原発はどうなったんでしょ?
「9日午前0時半すぎからのおよそ2時間と、午前4時ごろからのおよそ30分の間、敷地内の排水路の1つから雨水が直接、海に流れ出しているのが、監視カメラで確認されました。」
との報道がありましたけど、昨日の雨はその時以上であったでしょうから、おそらくは雨水流出は免れぬ状況だったと思うのですけど、今のところ報道はありませんね。
これほど頻繁に災害が続く現状を思うと、事故後の原発がどれほど耐えられるのか心配ですし、他の原発の安全性にも不安を感じるのは私だけでは無いと思います。

いずれにせよ、地球は「少しずつしかし確実に」患って来ているようです。今後がとても心配です。

あらら、なんだか今日は語ってしまいました。まったまには良いでしょう。

さて、今日の一枚は、ドン・チェリーです。

が、果たしてこれはジャズなのか?
これをジャズと言ってしまったら、「やっぱりジャズって何?」との問いに「ますます混乱が起きてしまうのではないか?」
と自問自答をしてしまうのですけど・・・
まぁいいや(笑)
ともかくですね、音楽てぇもんは、シュチエーションによって聴き入る時、そうじゃない時ってぇのがあるでしょ、さしずめ私にとってこのアルバムはその極みみたいな一枚でありまして、

まず、家族みんなでとか、酒盛り場でとか、こりゃ完全に駄目ね。(笑)
さりとて、おだやかな午後の一時、一人ゆったりとした椅子で珈琲でも飲みながら・・・これもけしてありません。
ならば、寝るときに聴く睡眠導入音楽?(まっさかぁ)
目覚めの一曲(絶対に無い)

えっとね、その状況を説明できるか自信がありませんが、
もちろん時間は夜、一人ね
まず、ウイスキーを一杯(清めの酒?)、そんでもってヘッドフォンを付けて、本を読んだりつまみを口にしたりしちゃいけません。
ともかく、聴き始めたら目を閉じる、されど没頭してもダメ、正気を保ちつつ半ば精神世界に入り込むってな感じ?
ちっぽけな世界を想像しちゃいけませんよ。
目の前にあるのは広い広い大地
するてぇと、聞こえてくるのは、自然の営み的音・・(いや、楽器やコーラス(ボーカル)なんですけどね。)
そして、A面が終わった段階で一度完全な正気へともどり、一杯ウイスキーを飲んで、その後聴き続けるか決める・・・
と、そんな感じかな

わかりました?
(そんなんわかるか!)

このシュチエーションを聞いてわかるように(だから、わからんて)、私が毎日のように聴くアルバムでは当然ありません。
ありませんが、嫌いじゃありません。いや、むしろ好きだと思います。

「たま~~に、頭の中を空っぽにすると、きっと良いことがあるだろう。」
かな?

ORGANIC MUSIC SOCIETY / DON CHERRY

1971年6月24日, 7月4,28日, 8月3,14日録音
DON CHERRY(vo,tp,pocket-tp,fl,p,per,harmonium)
MAFFY FALAY(tp) CONCH-H'SUAN(tp,per) TOMMY GOLDMAN, TOMMY KOVERHULT(fl) CHRISTER BOTHEN(dross n'gouni,gnauag,p) TAGE SIVEN(b) OKAY TEMIZ(ds) BENGT BERGER(ds,tabla,mridanga,log-drum) HANS ISGREN(sarangi) RITA KNOX NANA(vo,berimbau) MOCQUI CHERRY, HELEN EGGERT(vo,tamboura) STEEN CLAESSON, ROGER BURK(vo) MARIANNA ANANA RYDVALL LIL, NIKKO STALHEIM, MONA BARBERS, OLE SOPHUS AMFRED(voice)

1.NORTH BRAZILIAN CEREMONIAL HYMN
2.ELIXIER / MANUSHA RAGA KAMBOJI
3.RELATIITY SUITE PART 1
4.RELATIITY SUITE PART 2
5.TERRY'S TUNE / HOPE / THE CREATOR HAS A MASTER PLAN / SIDHARTHA
6.UTOPIA & VISIONS
7.BRA JOE FROM KILIMANJARO / TERRY'S TUNE
8.RESA


若者よコウロコフウチョウを目指せ?

2015年09月07日 | p-r

♪ September rain rain
   九月の雨は冷たくて
   September rain rain
   思い出さえしみている .....♪

それにしてもまぁよく降る雨です。秋の長雨は春のそれと違って、どことなく物悲しげに感じるのは万人が思うことなんでしょうかねぇ?

「オイU、結局夏は終わっちゃったよ。」

Mさんのお店でアルバイトをしている大学生U君は、この夏も浮いた話の「う」の字も無く

「お前はねぇ、人はイイけど積極性に欠けるね。そりゃア~~タ、女っ気が無くて当然てぇもんだわ。」
こんなふうに私にからかわれております。すると
「いえ、まだ半年ありますから」

今年春、進級時に彼は
「今年一年で女っ気を・・・」
という、密かな野望を口にしておりましてね。

「まだ半年じゃ無くて、もう半年過ぎた、だろ」
「・・・・・・」
「よし、こうなったらだな、『夏に傷ついた鳥を落とす作戦』しかないな。」
「『夏に傷ついた鳥を落とす作戦』?」
「つまりだな、この夏辛い経験したような女子は山のようにいるだろうから、お前の人の良さを前面に押し出してだ、気弱になっている心を救ってやると・・なっ、そんでもって良いタイミングでガラッと狼に変身し~の、一気にダ~~!っと」
「そのダ~~!って何ですか?!」
「だから、元気な獲物を狙うより、傷ついた獲物を狙う、これは正当な狩りの手段よ。まぁお前の場合、特に弱ってる獲物じゃないと難しいところはあるだろうけれどもだ、これからの季節はまさにその狩りにはうってつけの時だっちゅう話よ。」
「なんすか、それ」

まぁまぁ、若い男の子をかまうのは、じつに楽しいんでありますが(酷い!)

それにしても「ここ数年、男子学生アルバイトの女子獲得率が低すぎませんか?」ちゅう話ですわ
これは、他の人の話を聞いても、Mさんのお店に限ったことでは無いようです。
まさに草食と言いますか・・・・
なかには
「ボクは二次元派ですから」
なんてぇのもいたりして

二十歳前後の男子と言えば、誰しもが性に飢え「いかに隠そうとも目の輝きに野獣の光が見える」てぇのが普通でしょ?(あれ?違う?)
そりゃまぁ、やたらめったら押し倒すんじゃ困りますけど、意欲は無いとねぇ、
そんでもって、あれやこれやと手を尽くし、失敗しながら、自分なりの戦法を身につけるというか・・・
それがア~タ、「踊り方を知らないコウロコフウチョウ」みたいな

「コウロコフウチョウだって、最初から踊れるわけじゃ無い、苦労して失敗しながら美しい舞を身に付け、最愛のメスを射止めるんだよ、チミ。それがチミらはなんだい!踊りも覚えようとせずに「彼女がイナイイナイ」って、北原白秋の『待ちぼうけ』かぁ!」(笑)

あれ?なんの話だっけ?
そうそう、こんなこっちゃ日本の少子化問題の解決は遠のくばかり、いや下手すりゃ『男性不要論』まで発展しかねないと・・・・そうバブは思うのでありました。

「若者よ、今こそ、冷たい9月の雨に傷つく女心を暖かく包み込む術を学べ、そして、責め倒せ!コウロコフウチョウになるのだ!!」
なんのこっちゃ(笑)

と、くだらん話をしたところで、『料理当番、本日の一品』です。

え~~メインは、豚ヒレの???です。ほんとはバラブロックで作ろうと思ったんですけど、ちょうどお店に無くてヒレになりました。
作り方は超簡単、ヒレブロックを軽く叩いて、アイスピックでそこら中ブスブスと刺し(笑)、塩・おろしニンニクをすり込みラップに包んでしばし、そのままレンジで火を通した後、表面をフライパンで焼くという、まさに手間いらず。

これだけだと、母が「ご飯のおかずじゃねぇなぁ」と言いそうだったので、揚げ出し豆腐を作りました。

弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、半年ほど前にダウンロードで手に入れたヴァイ・レッドです。

チャーリー・パーカーに心酔したヴァイは、『レディ・バード』なんても呼ばれておりますが、女性アルト奏者(ボーカルもやってますけど)が珍しい時代に頑張っていたお方です。

高校時代から演奏を始めた彼女は、ソーシャル・ワーカーとして教育局に勤務したり、ロサンゼルスのハイスクールの音楽教師をしたり、何度かジャズシーンを離れた時期があります。これも女性であったことが少なからず影響していたのでは?なんて私は思っています。

ともかく、アルバム数はきわめて少ない。
そんなこんなで私も彼女の演奏を耳にすることはとても少なかったのですが、その音色は・・・なんというかなぁかな色気があります。いや言い方が悪いな、女性だと知らなければ演奏からだけで性別は判断できません。つまりそれは、女の色気じゃ無くて、アルトの色気です。心地よさかな。

 

このアルバムは、以前は1万円前後で取引されていたと聞いていますが、900円でダウンロードできる時代になってしまいました。
しかも、オリジナルでは10曲集録が、カウント・ペーシー楽団での「STORMY MONDAY BLUSE」がおまけでついて11曲になってました。(曲順も違います。)

BIRD CALL / VI REDD
1962年録音 (11-1968年録音)
VI REDD(as,vo) KANSAS LAWRENCE[CARMEL JONES](tp) ROY AYERS(vb) HERB ELLIS(g) RUSS FREEMAN(p) LEROY VINNEGAR, BOB WHITLOCK(b) RIOHIN GOLDBERG(ds)

1.SUMMERTIME
2.ALL THE THINGS YOU ARE
3.I REMEMBER BIRD
4.OLD FOLKS
5.NOW'S THE TIME
6.JUST FRIENDS
7.ANTHOROPOLOGY
8.I'D RATHER HAVE A MEMORY THAN A DREAM
9.COOL BLUES PERHAPS
10.IF I SHOULD LOSE YOU
11.STORMY MONDAY BLUSE


猿からふと老婆心

2015年09月06日 | p-r

昨日は久しぶりの好天でしたが、今日はすでに朝からどんよりとした雲が空を覆っています。
今年は「いつ梅雨だった?」ってな春から初夏だったのが、ここに来て「あれ?今が梅雨?」みたいな感じで、「確実に地球は病んできているんだなぁ」みたいな。まっ今さらですけど。

今日も「前回に引き続き」的内容で申し訳ないんですけど、
偶然?発見したカセット・テープともう一つこんなEP盤も出てきました。

小学校何年生だったでしょうねぇ
父母の実家に遊びに行くとちょっとした楽しみがありました。それはテレビです。

当事私が住んでいた地区ではローカル放送のみ(たぶんNHK2局を含め4局位だったと思います。)でしたが、父母の実家辺りじゃ新潟の放送が受信できたのでありました。
『狼少年ケン』『ビッグX』てなアニメは、私はここでしか観られなかったのです。

 

そしてもう一番組『ザ・モンキーズ・ショー』
おそらくこれは姉が観たがったのか、ともかく従兄弟達とともに大人数の子供達で観た記憶があります。

モンキーズといえば、「作られたグループ」つまりはイギリスのビートルズが凄まじい勢いでアメリカを侵食(笑)する中、
「そんじゃまぁこれに乗っかって、アメリカでもビートルズに匹敵するグループを作ってみんべぇかぁねぇ」
てんで、オーディションを企画、約400人の応募の中から、デイヴィー・ジョーンズ、マイク・ネスミス、ピーター・トーク、ミッキー・ドレンツの4人が選ばれ結成されたと・・・まっこのオーディション自体やらせ色プンプンだったようですけど。

ともかく、こうして結成されたモンキーズは、本家『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』をヒントに作られたというテレビ番組『ザ・モンキーズ・ショー』とレコード販売の連動企画により、人気を博したと・・・・まぁまぁ、ビートルズに対抗できたかは別ですが

そんな中、我が姉がビートルズはもとよりモンキーズに興味を抱いていたのは、まさに時代であります。
おそらく彼女が持っていたEP盤も、この最大のヒット曲『恋の終列車』だけでは無かったと思いますが、発見できたのはこれ一枚でした。

それにしてもまぁネット社会というヤツは凄いもんで、あの時、父母の実家でしか観られなかった『狼少年ケン』『ビッグX』『ザ・モンキーズ・ショー』なんざぁいとも簡単に観ることが出来ます。
もちろんあの時のような喜びがこみ上げてくるかというと、んな事もありませんけどね。(なんせ陳腐な代物ですもん。笑)
そう考えると、「テレビ小僧」の時代もすでに終わりつつあるのかも知れませんね。って言うか終わってますね。
今や「ネット小僧」かぁ・・・・

「テレビばっかり観てないで、勉強しなさい!」
が、うちの息子の時代になると
「ゲームばっかしてないで、勉強しなさい!」
それが

「携帯ばかりいじってないで、勉強しなさい!」
になって、
いったいこれから先「何ばかり」になっていくのでしょうか?
そして、その変化のスピードはモーレツに(古いねぇ、言い方が、昭和だねぇ。)加速している訳で・・・・
はたして少年少女達はそれに本当の意味でついて行けるのか?
これを『老婆心』と言います。(笑)

さて、今日の一枚ですが、ショーティー・ロジャースです。

何故に彼を選んだか?それは彼が「モンキーズに深く関わっていた」というただそれだけの理由です。(笑)
正直、私的にはそうそう聴くトランペッターではありません。
それは西海岸だから?白人だから?
いえいえ、そんな差別的理由ではありませんよ。
なんと言ったらいいでしょ?凄く抽象的ですけど「興味が湧かない」から・・・ですかねぇ(笑)彼のプロデューサー、アレンジャーとしての才能は別としてもね。

そんなこんなで「ベタベタ・ウエストコースト・ビッグバンド」みたいなベイシー・トリビュート・アルバムです。
ベイシーも彼のアレンジだとスマートに聞こえる?
ともかく、「西海岸の名手が集まるとベイシーはこうなる」みたいなものかな?

SHORTY ROGERS COURTS THE COUNT / SHORTY ROGERS
1954年2,3月録音
SHORTY ROGERS, CONRAD GOZZO, MAYNARD FERGUSON, HARRY EDISON, CLYDE REASINGER(tp) JIMMY GUIFFRE(bs) ZOOT SIMS, BOB COOPER(ts) HERB GELLER, BUD SHANK(as) MILT BERNHART, HARRY BETTS, BOB ENEVOLDSEN(tb) JOHN GRAAS(frh) PAUL SARMENTO(tu) MARTY PAICH(p) CURTIS COUNCE(b) SHELLY MANNE(ds)

1.JUMP FOR ME
2.TOPSY
3.IT'S SAND MAN
4.BASIE EYES
5.DOGGIN' AROUND
6.DOWN FOR DOUBLE
7.OVER AND OUT
8.H & I
9.TAPS MILLER
10.TICKLETOE
11.SWINGIN' THE BLUES
12.WALK, DON'T RUN


普通普通、これが普通

2015年09月02日 | j-l

今日は気温が上がり暑いくらいですが、梅雨のような毎日が続いています。
 秋萩を散らす長雨の降るころはひとり起き居て恋ふる夜ぞ多き
って、そんな風流なもんでもありません。
「洗濯物がぁ」
と、八つ当たりする家人に手を焼きながら、長引く我が身の不調もこの長雨のせいだと・・・思いたい(笑)

この体調不良も、考え方で『辛く』なったり、『楽』になったりします。
それは単純な事で
「これってづっと続くのかなぁ、やだなぁ」
と思うか
「普通普通、これが普通」
と思うかの違いだけなんですけどね。

「普通普通、これが普通」
っていうのは、私が昔から使っているお呪いみたいなもんで
正座で足がしびれそうになったときや、暑くてたまらんときなんかにゃ効果抜群です。
これって一見ポジティブなお呪いのようにも思えますけど、じつは「辛さに立ち向かうのでは無く、辛さから逃避する」という非常にネガティブ思考なんです。つまり、
『心頭滅却すれば火もまた涼し』
ならいいけど、
「無念無想の境地に至ってもないのに、ただただそこから逃げ出す。」
的お呪いなんだと思います。

まぁまぁ、「一時逃れのお呪いでもそれで今を乗り越えられるのなら・・・・」
と、今また「普通普通、これが普通」と称えております。

何のことやら、なんの話やら、分からんですよね。こんな話は止めましょ

そんなこんなで、ここ一、二週間は、いつも以上に音楽に頼っております。
CD、LPはもとより、整理したはずなのに未だに残るカセットテープまで

「あれ?これなんだ?」
私には珍しくラベルも付いていないカセットテープ、かけてみると
「この声は、ルイ・ジョーダンかぁ?」

ルイ・ジョーダン、「ジャンプ・ブルースの帝王?ハーレム・ジャイブの星?」とはいえ、私の趣味からは遠く離れた存在であります。
そもそも何処で何から何のために録音したものかもよく覚えちゃいません。
「誰かとジャイブを踊ろうとでも思った?・・・・ナイナイ」

『ジャイブ』この言葉すら忘れておりましたし、今この言葉を知っているとすれば「社交ダンス」をやられている方ぐらいじゃないでしょうかねぇ?
しかしまぁ、一時代を駆け抜けたミュージシャンであることには間違いありません。

「アッ!思い出した。」
そうでした。一時期、「ジャズの回顧」的発想で、いろんなんを聴いてみた時があったので、おそらくはその時に録音したのだと思います。

「だけど、ラベルも無いし、音源は何だろう?」
こうなると調べずにはいられない。

  

「分かる曲は・・・・と、『チュー・チュー・チ・ブギ』、それから「LET THE GOOD TIMES ROLL」と「SATURDAY NIGHT FISH FRY」、「CALDONIA」は、このまえB.B.キングの演奏をYou Tubeで楽しんだばかり、「CALDONIA」なんてジェームス・ブラウン・・・・あれ?最後にルイ・ジョーダンじゃないのが入ってる?ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マック?」

おそらくですが、「LET THE GOOD TIMES ROLL」というLPの録音みたいです。そして最後にピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックの「BUZZ ME」がポロッと入っているという(なんと節操が無い)

ということで、今日の一枚は、そのルイ・ジョーダンです。(ジャケ写真は借り物です。)

こうして改めて聴いてみると、やはりジャズと言うよりR&Bってな感じですかねぇ
まぁまぁこの当事、ジャズとR&Bをきっかりと分けるなんてぇのは無理があるのかも知れませんし、そういう分け方をしたがるのが日本人の悪いところでもあります。
それより、好きか嫌いかってぇ話で
いやいや、けして嫌いじゃありませんよ。落ち込んだ心に明るさをもたらしてくれます。
「BLUE LIGHT BOOGIE」なんて、じつに味がある。
さりとて、ここを追っかけるかというと・・・・・
まぁまぁまぁ、テープはラベルを付けて取っておくことにします。
「とこでピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックなんて、俺ほかになんか持ってたっけ?」

LET THE GOOD TIMES ROLL / LOUIS JORDAN
録音月日、パーソナル不明

1.LET THE GOOD TIMES ROLL
2.CHOO CHOO CH'BOOGIE
3.BEWARE
4.SATUDAY NIGHT FISH FRY
5.BEANS AND CORN BREAD
6.SCHOOL DAYS
7.BUZZ ME
8.CALDONIA
9.BLUE LIGHT BOOGIE
10.AIN'T NOBODY HERE BUT US CHICKENS

おまけ、
『料理当番、本日の一品』です。何故か今週は二日分です。

   
揚げ団子のトマトソース・ポウポウ焼き・ポテサラ

一番のメインはこれかな?鶏肉を揚げ焼きにして酸味がチョイときいたタレをかけました。「野菜と一緒にヘルシーに」なんちゃって

お弁当はこんなんです。