JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ウルトラマンは18歳?

2017年06月29日 | j-l

「仮面ライダーは10歳、ではウルトラマンは幾つでしょうか?」
先週の土曜日、こんなくだらないクイズをK太郎にぶつけました。(暇か!)
「えっ?なんすかそれ?」
するとそこに居合わせたSaちゃんが
「それ知ってる、バブさんに前に教えてもらった。」
「オレは前にもこんなくだらん事を言ってたんかい」と反省)
「だから、仮面ライダーは10歳なんだよ、なっ、そこがヒントよ」
懲りない中年オヤジです。

答えは、仮面ライダーは「トゥ~~~!」で10歳、ウルトラマンは「ジュワッチ・・・ジュワッチ・・・ジュハッチ!」で18歳・・・・・
「そこのチミ、くだらなすぎて笑う気にもなれない?????無視すんな!」

まぁまぁ、これは今日の話題のフリでありまして
去年だか今年は『ウルトラマンテレビ放送開始50周年』だったんだそうでありますが(そりぁ私も歳を取るはずだぁ。)

「バブさん、奥土居美可っていうジャズシンガーを知ってる?」
歌物、ましてや日本のしかも最近のジャズシンガーなんて、ほぼほぼ知るわけもありません。
「知らん」
「じゃこれ貸してやるから、聴いてみてよ。」
と、O君から手渡されたのがこれ

「ULTRAMAN JAZZ VOCAL」という代物であります。

聞けばO君は、ウルトラマングッズの収集マニアなんだそうで、しかも始めたのは40過ぎ、「昔好きだったことに再度目覚め、子供の頃には許されなかった大人買いを」てぇことは、私にも理解できます。
「でもウルトラマンってどうなのよ?」
「いやいや、せこせこジャズを収集するアンタに言われたかぁないね。」
ごもっともでございます。
ともかく、古い物から今現在も増え続けているウルトラマングッズまで収集するのには、それなりの覚悟と財力が必要でしょうね。
「よく家族が・・・・・あっおめぇはひとりもんかぁ」

おっと話を戻しましょうか
「なになに?アレンジ、ピアノが若宮功三、ベース店網邦夫、ドラム今泉正義、ギター荻原 亮、サックス川村裕司、トランペット竹田恒夫、チェロ平山織江、そんでもってボーカルが奥土居美可・・・・ふむふむ、メンバーには知った名前がポロポロ・・・って、それにしてもウルトラマン?ジャズボーカル?なんじゃそりゃ」

まぁねぇ、「いろんな流行歌をジャズアレンジして」的CDは数知れず、それが良いか悪いかは・・・・・・・・・・
とりあえず聴く前にネットで調べてみると、
「今年の6月14日って、まだ発売したばっかじゃん。」

なんにしてもせっかくなんで聴いてみましょか

1.ウルトラマンタロウ
2.ウルトラセブンの歌 [ウルトラセブン]
3.オーブの祈り [ウルトラマンオーブ]
4.ウルトラマンの歌
5.Brave Love,TIGA [ウルトラマンティガ]
6.ウルトラマンレオ
7.ウルトラマンダイナ
8.ウルトラマンメビウス
9.帰ってきたウルトラマン
10.ウルトラマンガイア

私が実際に見た記憶があるのは『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』、名前を知っているのも『帰って来たウルトラマン』???そのあたりまでですかねぇ
まぁまぁ、奥土居美可さんのお声はよろしいし、若宮功三氏のアレンジ?これは苦労なさったでしょうねぇ。
さらに、ネットを見ると過去にも幾つかウルトラマン系のジャズアレンジCDが発売になっているようで
O君には、
「まぁ良かったけど、オレはいいかな」
とでも答えておきましょうか、だって他のCDも持ってきそうですもん。(笑)

さて、今日の一枚は、ミルト・ジャクソンです。(「ULTRAMAN JAZZ VOCAL」じゃないの?)

ベルギー出身のボビー・ジャスパーとフランク・ウェスを迎えての「バイブとフルートの共演」、これが趣旨ですかね。
全体的にとてもイイ感じの演奏だと思います。

私的にはトミフラが入っている「BAGS' NEW GROOVE」と「CONNIE'S BLUES」の方がちょっとだけイイかなぁなんて思いますが、それはつまりフランク・ウェスよりボビー・ジャスパーの方が好きってこと?
まぁまぁ、バレルにヒースにテイラーそしてミルト・ジャクソン、悪かろうはずは無いんであります。
「しいて言えば、まとまりすぎていてそこに面白みが無い?」
それを言っちゃぁ
「お前は何者だ!このハゲ~~~!」
って、どこぞの議員さんに蹴られそうです、ハゲじゃないけど。

BAGS & FLUTES / MILT JACKSON
1957年5月21日, 6月10,17日録音
MILT JACKSON(vib) KENNY BURRELL(g) PERCY HEATH(b) ART TAYLOR(ds)
BOBBY JASPAR[1,7], FRANK WESS[2-6](fl) TOMMY FLANAGAN[1,7], HANK JONES[2-6](p)

1.BAGS' NEW GROOVE
2.SANDY
3.MIDGET ROD
4.I'M AFRAID THE MASQUERADE IS OVER
5.GHANA
6.SWEET AND LOVELY
7.CONNIE'S BLUES


ボクチンだって悪い子じゃありませんでした

2017年06月26日 | a-c

昨日は『我が家だけ停電』の後始末に、S君の仕事をよく請け負う電気工事会社のH君が来てくれました。
「君付けとはなれなれしいなぁ」
というのも、H君は我が高校の同級生でありましてね、高校時代はバイク好きの彼の愛車の後ろによく乗せていただいた仲でありました。
そんなこともあり、
「休みの日に個人的に(取り替えを)やってやるよ。」
「ありがたやありがたや、H殿、いやH様~~~!」

そんなこんなで、暑い中、外付けブレーカーの交換も無事に終了、
「悪かったねぇ休みなのに」
本来ならビールでも飲みながら、いや食事ぐらい用意しなければいけないところ、まぁまぁ彼は車ですし真っ昼間。
「珈琲でカンベンね、今度何かで埋め合わせするから」

てなわけで、珈琲を飲みながらの思い出談義であります。
「そういえば、Uのとこに麻雀パイ持ちながら移動していたらさ、ちょうどH君の家の前辺りで落としてばらまいちゃってさぁ、バイクのライトで照らしながら拾ったことあったよねぇ・・・結局、点棒が足んなくてさぁ・・・・あはは、下宿時代はジャズ喫茶と部活の往復みたいな感じだったからなぁオレ」
「そういえば、何度か下宿も行ったし、ジャズ喫茶にも連れて行かれたよね。まっオレはバブ君と違って真面目だったから、バイクとバイトとたまぁ~~にパチンコするぐらいで、酒もあんまり飲まなかったしな。」
「って、オイオイ高校時代の思い出話にしちゃちとマズイんでないかい。」
「ともあれ、高校時代はまず勉強なんかした覚えが無いよね、よくもまぁあれで大学なんて考えてたよ。いい時代だったっちゃいい時代だったぁ・・・楽しかったよね。」

楽しい時間を過ごしました。

ところで、H君は今、「一芸屋『月見寄席』」なるイベントを手伝ってるんだそうで、来る7月8日(土)に平26区集会所で、テーマ「・・かいだん(夏には・・・)」のもと開催されるそうです。
残念ながら私は仕事のため伺うことは出来ませんが、お近くで時間がある方は、ぜひ足をお運びいただきたいと思います。
詳しくは、TEL:0246-21-2978 メール:shibaie@seagreen.ocn.ne.jp 『いわき芸能倶楽部』までお問い合わせ下さい。

んなとこで、『料理当番、本日の一品』です。
今週は、中華風にしてみました。



久々のエビチリに春雨の炒め物

スープはレタスとチャーシューのワンタンスープです。

お弁当はこんなんね。

さて、今日の一枚は、デイブ・ベイリーです。
「熟練した趣味の良いドラマー」とベイリーを評したのはレナード・フェザーだったでしょうか?
ともかく、その趣味の良いドラマーが聴く者を楽しくさせてくれる一枚だと思います。
ハードマンのトランペットがちょっとだけ良く聴こえたり、ヘインズのテナーも悪くない、ガードナーのピアノも何かいつもとちょっと違うような・・・
これ全て、ベイリーとタッカー、二人のリズムセッションがこのアルバムを「ただ楽しいだけの一枚」に終わらせていないから・・・そんな感じ?

TWO FEET IN THE GUTTER / DAVE BAILEY
1961年10月6日録音
DAVE BAILEY(ds) FRANK HAYNES(ts) BILL HARDMAN(tp) BILLY GARDNER(p) BEN TUCKER(b)

1.COMIN' HOME BABY
2.TWO FEET IN THE GUTTER
3.SHINY STOCKINGS
4.LADY IRIS B
5.COFFEE WALK


我が家だけ停電の夜に

2017年06月22日 | s-u

梅雨入りした昨日は雨が降り続き、一年で最も遅い日暮れ頃には土砂降りになりました。
Mさんのお店にいた私は
「こりゃスゲぇなぁ」
まるで他人事のようだったのですが・・・・・

ちょっと前?ずっと前?『大停電の夜に』てぇ邦画がございましたですよね。
あれはクリスマスの夜、東京が大停電に見舞われるという設定でありましたが

Mさんのお店にいる時、携帯電話には反応しないのを原則としております。しかし、その時はたまたま事務所で仕事をしておりましてね、私、電話に出たんですわ。

「もしもし、何よ」
「あのねぇ、どうもうちだけ停電みたいなんだわ」
「あ~~????ブレーカーでも落ちたんじゃないの?見てみな」

(「一番心配なのは、強い雨が原因で雨漏りでもして漏電・・・・ともかくブレーカーが落ちていて、入れ直してもまたすぐ落ちるようならそれを疑わねばなるまいて・・・・」)

「どうだった?」
「落ちてないみたい」
「全部『入り』になってる?」
「なってる」
「・・・・・・・」
ともかくこれでブレーカー以降の漏電の疑いは薄くなったわけですけど
「どうしたらいい?」

結局、私が電力会社に連絡を入れることとなり、さらに「真っ暗で心許ない」というのでMさんに事情を話し帰宅することにしました。

帰宅するとすでに電力会社の方が原因調査をしておりましてね、家の中はもちろん真っ暗、ロウソクと家中の懐中電灯をテーブルの上に置き、シーンとしております。
母などのんきにお茶を飲んどりました。
「あらま、ずいぶんとのんびりされておられますこと」
「んだって、テレビは見れねし、工事の人(電力会社の人ね)の話聞ぃでもわがんねし、(私が)帰ってくるって言うがら、後はお茶でも飲んでるしかあんめ」

たしかに、帰ったからといって私にも出来ることは無く、結局は珈琲をすすっての状況待ちでした。


電力会社の方が40Aのブレーカーを仮付けしていってくれましたが
原因は、その裏に見えるブレーカーが、雨で壊れたということでした。

「なんかこうしてると震災の時を思い出すねぇ・・・」
「そうだ、ニシ(私のこと)のどっから電気(懐中電灯のことです)持ってきたからな」
「あぁそんなことはかまわないけど、あれ?かあちゃんの部屋の懐中電灯は?」
「あぁ充電が切れそうだったからコンセントにさしといた」
「って、電気が通ってないコンセントにさして何になんの?」
「あっ!そうだなぁ、ハハハハハ」

そんな笑話をしながら、計3時間程の『我が家だけ停電の夜に』は終了したのでありました、とさ。

さて、今日の一枚は、ボビー・ティモンズです。

彼のピアノはいつ聴いても力強い、べつにトヨエツのエバンスに対抗したわけじゃ無いけど、エバンスの良さとは全く違う良さをボビーは感じさせてくれます。
それ故、私は管が一本入った方が好みなのかもしれませんが、トリオあるいはソロも聴き逃せません。

このアルバム、一つ難点を言えばジャケですかねぇ、なして黒人美女を持ってこなけりゃイケンのか?
力強さと黒人美女・・・・・ちょっと納得いきません。(笑)

ともかく、良いアルバムだと私は思っています。

SWEET AND SOULFUL SOUNDS / BOBBY TIMMONS
1962年5月28日, 6月19日録音
BOBBY TIMMONS(p) SAM JONES(b) ROY McCURDY(ds)

1.THE SWEETEST SOUNDS
2.TURN LEFT
3.GOD BLESS THE CHILD
4.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
5.ANOTHER LIVE ONE
6.ALONE TOGETHER
7.SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST
8.WHY WAS I BORN?


トランプのジョーカーは美女であるべし

2017年06月21日 | p-r

昨日の青空からは打って変わって今日は雨模様です。

それにしても今年は空梅雨・・って、ここ東北南部は今日梅雨入りだそうですからこれからなんでしょうけどね。(ずいぶん前に梅雨入りした関東と雨の感じはそれほど変わらないと思うんですが?笑)

ところで、小出恵介さんの淫行騒動はやっと下火になってきたんでしょうかねぇ?
ネット上では「嘘か誠か他人事か」てな事柄の報告が未だ続いてはいるようですけど、根本は「いい大人が高校生に手を出すのはいかがなものか」これにつきるのだと思いますよ。まぁ夜中に「俳優が居るから出てこい」と言われてヒョイヒョイ出かける高校生もいかがなものかとは思いますけどね。

この事例がそうだとは言いませんがね
だいたいが男てぇもんは、ちょっとした女性の仕草を「自分が誘われているサインだ」てな勘違いをするもんでございまして、まぁまぁこれは女性に罪は無い、男の下心が生む勝手な妄想に過ぎないわけです。
だってア~タ、「山神を忘れ、ふとした勘違いに溺れ死ぬ」てないい大人を、我が周りにも(私自身?)そりゃもう数え切れないほど目の当たりにしてきましたから、私。(笑)

「あじなものが手にさわった。・・・ありゃなんじゃ」
「お師匠様としたことが、ありゃ乳でござんすわいなぁ」

歌舞伎十八番『鳴神』をご存じでしょうかねぇ?

朝廷に恨みを持つ鳴神上人なる坊さんが、三千世界の水を司る竜神を滝壷に封じ込めてしまったために雨が一滴も降りゃしない。これには農家も困ったけどお国だって経済破綻を免れない事態。
そこでお上も考えましたな、
「よし、鳴神上人とて所詮は男、最善の策は色仕掛けである!」
てんで、雲の絶間姫という絶世の美女を鳴神上人のところへ送り込みます。

美女の仕草に妄想を抱いた鳴神上人、雲の絶間姫がなすがままに酒を飲み過ぎ神通力を失っちゃいましてね。
その間に竜神が閉じ込められていた封印がわりのしめ縄をバサッと切る、解き放たれた竜神達は天に舞い、ザァ~~っと雨を降らすという、まっそんなお話しでありますが、詰まるところ坊さんであろうがハニー・トラップには引っ掛かったと

おっとイカン、これじゃ小出恵介が彼女のハニー・トラップに掛かったみたいに私が思っていると取られそうですけどそうではありません。
「男の勘違いは時に冷静さを失い大失敗を引き起こす」
そこを言いたいわけで
さらには、悲しいかな鳴神上人は雲の絶間姫の身体には触れども鎌倉までは到達できなかったのですから・・・・
「って、そこかい!」

おっと、今日はゲスな話に終始してしまいましたね。
ただ一つ、今年の空梅雨は鳴神上人が原因ではございません。
「やっぱり原因は温暖化なのかなぁ????ならばここは一つ、トランプさんに雲の絶間姫を派遣して・・・・・・」

さて、今日の一枚は、ホレス・パーランです。
久しぶりの王道ピアノトリオってな感じもしますが、パーランの特異なリズムは王道と称して良いかは「???」かな?いやコペンハーゲン移住後ですから

とりあえず右手が不自由なパーランが、数ある名ピアニストの中を生き抜いてきた理由がどこにあるのか?
それは右手を補って余りある左手の技術と特異と言われるもののけして不快感の無いリズムにある事は確かだと思います。

そんなパーランもコペンハーゲンに移住してからは、少しスタイルが変わります。悪く言えばおとなしくなった?良く言えばハーモニーを重視するようになった?
まぁまぁ、
「故に「王道ピアノトリオ」という表現は、間違いじゃ無いんじゃ」(笑)

NO BLUES / HORACE PARLAN
1975年12月10日
HORACE PARLAN(p) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b) TONY INZALACO(ds)

1.NO BLUES
2.MY FOOLISH HEART
3.HAVE YOU MET MISS JONES?
4.A THEME FOR AHMAD
5.HI-FLY
6.WEST OF EDEN
7.HOLY LAND


バブは弘法にあらず

2017年06月18日 | j-l

朝から曇り空、午後からはチラッと雨も降りました。
「梅雨?」
愚問です。

今日は最初から料理の話題で恐縮ですが、(私は梨本さんではありません。笑)先日、親戚のお葬式で母がお返しにカタログをいただいてまいりましてね。

「○○、そういえば天麩羅鍋ってあったっけか?」
何を今さらなんですけど、私が揚げ物をする時、小ぶりの中華鍋みたいなパンでいつも行っているわけでござんすわ
「手頃な大きさの天麩羅鍋があってもイイなぁ・・・」
って、アンタは何もせんだろ(笑)

ありがたき母心で安物(おっと、それは失礼ですよねバチが当たります。でも何だかんだ言いながらお葬式のお返しですから)の天麩羅鍋が届きました。

「ほんじゃまぁせっかくだから天麩羅でも揚げましょうかねぇ」

てんで、『料理当番、本日の一品』は天麩羅です。

 

鍋が変わると今まで私がいかに苦労をしてきたかが、よ~~く分かります。
ちょっと深さと広さがあるだけでなんと楽になることか
「ご覧あれ、簡単にサクサク天麩羅が揚がるじゃござんせんか」(笑)

これに豚汁を加えて、ビールからのぉ日本酒
「うん、天つゆまで用意したかいがあった」

「弘法筆を選ばず?なんたってア~タ、私ゃ弘法大師じゃござんせんから」(笑)

話はコロッと変わって、ムッシュかまやつ氏がお亡くなりになったのは3月1日だったでしたかね。(野際陽子さんも亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。)

そこで先日、ブルーズ・ザ・ブッチャーとの共演盤「Rockin' with Monsieur」を聴いたんですが、思いの外気持ちよくて
今日の午後のBGMは、これと間に今日の一枚を挟んでのブルーズ・ザ・ブッチャー最新盤「Rockin' and Rollin'」でありました。

  

天麩羅の仕込みは「RUNNIN' SHOES」以降を聴きながらやったんですがね、これも味に影響しましたですかねぇ?
永井“ホトケ”隆ひきいるブルーズ・ザ・ブッチャー・・・これはあなどれません。(笑)

最近は藤井四段初め、若者達がどんどん台頭してきて、音楽の世界でもアメリカのグレーズ・ヴァンダーウォール(でしたっけ?)、日本だって以前触れた鈴木瑛美子ちゃんもそうですし、大山琉杏ちゃんだとか、まぁとんでもない若者が現れてきております。
しかし、「そこそこのオヤジだって頑張ってるよねぇ」とブルーズ・ザ・ブッチャーなんざぁ思わせてくれる、しかもブルースって・・・・・

「今日の天麩羅少ししょっぱくなかった???そんなこと無い?おかしいなぁブルースの汗と涙がこもってたはずなんだけど・・・」
んなこたぁありません。(笑)

さて、今日の一枚は、ブーガルー・ジョー・ジョーンズです。

正直に言いましょう、私はけしてこのアルバムが好きではありません・・・・ん~~~この言い方は語弊がある、「私なりのジャズというジャンルからすると」というわけの分からん注釈付でです。

考えてみりゃ、70年代にそれまで名も売れていないジャズギタリストが、いわゆるジャズの王道をやってどこにウケたか?そう問われれば、このアルバムは全くもってそこへの回答そのもののような気もします。

今日、和製ブルースの合間に聴くには、決して悪くありませんでした、というか良かったと思います。
いわゆるソウル・ジャズですか?(私には、このジャンル分けがようわからんのですよ。)それが「ジャズとしてどうか?」という問いには私は答える気が起きません。
ジャンル分けが嫌いだと豪語する私が、ジャズというジャンル(私の中だけの)にこだわるのは、まさに矛盾のなにものでもありません。

今日聴いてどうであったか?BGMとして何の不都合もありませんでした。というか時折膝でリズムを取ってましたしね。(笑)

RIGHT ON BROTHER / BOOGALOO JOE JONES
1970年2月16日録音
BOOGALOO JOE JONES(g) RUSTY BRYANT(as,ts) CHARLES EARLAND(org) JIMMY LEWIS(fender-b) BERNARD PURDIE(ds)

1.RIGHT ON
2.THINGS AIN'T WHAT THEY USED TO BE
3.POPPIN'
4.SOMEDAY WE'LL BE TOGETHER
5.BROWN BAG
6.LET IT BE ME

余談、

野際陽子さんの訃報で思い出したのですが、昔キーハンターを見ていた小学生の私は、密かにユミちゃん(大川栄子)に恋しておりました。(笑)

お弁当は鶏南蛮と塩鮭と梅肉和えご飯でした。


今日は我が家系ラーメン?!

2017年06月13日 | j-l

気温が低くてしかも曇り空「温かいラーメンでも良かろう」てんで、久しぶりの完全休日の昼食は我が家系ラーメンとあいなった次第です。

我が家系ラーメンは、麺は手打ち、スープは煮干しの魚介系と鶏ガラの動物系を合わせ・・・・・・
「家で喰うラーメンにそこまで手間かけるかい!」
あはは、麺はもとよりスープも入った三食パックの安インスタント生ラーメンです。(笑)

具材だってスーパーで買ってきたチャーシューの切り落としと味付けメンマ、唯一手作り?といえばゆで卵ですかね、海苔の手作りは困難ですし(笑)
おっと、しかしながらじつはスープに企業秘密のある物を隠し味として入れとります。

支那そば、中華そば、ラーメン・・・呼び名はいろいろでありますが、こう見えて私は無類の麺好き(我がログを見ても明白か)、最低でも週に一度?いやそれ以上に麺を食し、特にラーメンの比率は高いのであります。(毎日、一食は麺でも良いくらい)
ただ、ラーメンに関しては、以前も言いましたかねギトギトコッテリは身体がそうそう受け付けなくなってきておりまして、これも以前言いましたがけっきょくはアッサリ系醤油ラーメンの頻度が高まっています。

忘れられないラーメンと言えば
いわゆる支那そば?
ネギとシナチク、ほうれん草にナルト、薄っぺらのチャーシュー一枚、その辺の食堂から出前を取ると何故か海苔の上に胡椒がいっぱい乗ってたりして・・・・
きっと今食べるとそんなに美味しくないんでしょうけど、何だか無性に懐かしい
それから呑んだ締めに食べた屋台のニンニクラーメンね、これでもかってくらいニンニクが利いているスープに別売りの生卵を落とし入れて、どう考えても翌日の仕事に支障があったでしょうけど、気にしませんでしたねぇ

ところで、今日の我が家系ラーメンもそうですけど、最近ほうれん草とナルト、この二つのトッピングをほとんど見なくなったように思います。

この二品がラーメンのトッピングの定番になったのには諸説あるようですけど、
「支那のそばだから、日本蕎麦のトッピングをそのまま乗っけちゃおう」
てぇのが最も有力な説だそうで、
「まぁねぇ温かい蕎麦にほうれん草は乗っているような気がしなくも無いけど・・・ナルトって乗ってたっけ?」
私的にはかまぼこのイメージが強いんですけどね。

そうそう、ナルトが全国的にラーメンのトッピングとして広がったのには、藤子不二雄の漫画のせいだという説もあるそうで、
「もともとは彼らの田舎近くの港町で全国的に売り出そうとしていたナルトに似た『赤巻』を、必ず彼らの漫画の中ではラーメンにトッピングしてあったからそれが広まった。」
てんですが、私の記憶だと小池さんのラーメンはいつも口と丼が麺でつながっていて、そこにナルト(赤巻)があったのか不明です。(笑)
ただ、もしそうだとして、それで『赤巻』じゃなく『ナルト』が広まったってぇのも何だか寂しい気がしますけどね。


赤間の方が、蕎麦のトッピングかまぼこに近い感じ

ともかく、今日の昼食は、我が家系ラーメンと半ライスであったというご報告でありました。
「なんだそれだけかぁ~~い!」

さて、今日の一枚は、ミルト・ジャクソン、ジョー・パス、レイ・ブラウンのビッグ・スリーです。

我が家系ラーメンで腹を満たし、マッタリと平岡正明氏の『毒血と薔薇』なんぞ読み返している午後には、最良のBGMであったと自画自賛しています。

この三人でメチャクチャな演奏をしたら・・・・絶対(世に絶対は無いけど、笑)メチャクチャになる訳が無い。
これを安定と言わずして何を安定と言うか?
これは、私なんぞから言うと「面白みも無い」と、ふざけたことも申すのでありますが、故に、どうしても小難しいジャズ論なんぞを読む時のBGMには最適だと・・・・・
ごめんなさい平岡正明氏の『毒血と薔薇』を私はけして小難しいジャズ論とは思っておりませんので誤解無きよう。

仮に小難しいジャズ論なんぞを読む時に聴いている音楽に気を取られる事は最良ではありません。
安定した、間違いない、思った通りだと聴く前から分かるようなこのアルバムなんかだとよろしいんじゃないかってね。
時折本を置いて目を閉じる、するってぇとバグスのバイブが心に染みたりするんですよ、ハイ。

THE BIG 3
1975年8月25日録音
MILT JACKSON(vib) JOE PASS(g) RAY BROWN(b)

1.THE PINK PANTHER
2.NUAGES
3.BLUE BOSSA
4.COME SUNDAY
5.WAVE
6.MOONGLOW
7.YOU STEPPED OUT OF MY DREAM
8.BLUES FOR SAMMY


母の初体験

2017年06月11日 | p-r

今日は、息子としては絶対に聞きたくも無い、話したくも創造もしたく無い禁断のお話し・・・・・んなこたぁございません。
今日、母がとても嬉しそうだったのでそのお話を一つ

先日生まれた母の初曾孫、義兄のマイブームLINEで、もう何枚もの写真が送られてきているというお話しはしましたですよね、
日に日に可愛くなってく姿に
「逢ってみてぇべ」
「逢ってみてぇなぁ」
まぁまぁ甥っ子が住んでいるのは海外でも無ければ北海道だの九州沖縄でもありゃしませんよ、その気になりゃ日帰りすら可能な東京でありますから
「かぁちゃん、一回来たらよがぁべや」
とは姉

しかし、年齢を増すごとに出不精になっていく母、しかも一度東京へ出かければ、二人の姉の家はもとより、親戚にも会うはめに・・・・
そりゃきっと私であっても疲れそうです。
「もう、東京行くのもオックウだし、疲れそうだし・・・・
もっともではあります。
さりとて、「曾孫に逢いたい声をかけてみたい」これは母の願いではありますから。

チャララチャンチャチャ~~~ン!

本物のドラえもんみたいに『どこでもドア』を出してやれば一発解決ですが、そうもいきませんので、私が出したのは
「テ・レ・ビ・電話ぁぁぁぁ!」

考えてみりゃ義兄はLINEがマイブーム、テレビ電話機能を使えば動く曾孫に声をかけられるじゃござんせんか。いやいや、義兄を介す必要もありません。
「そういやぁR(甥っ子)とは、直接LINEはつなげてなかったなぁ」
そこで早々に電話をかけてその旨を伝えると
「イイですよ、つなぎましょう。」

ついに曾孫と母のご対面であります。
「あらまぁずいぶんプックリしたこと、メンコクなったわぁ、○○~~~、どうしたぁ眠いのがぁ・・・」
と、しばしの時間嬉しそうに話しかけとりました。これぞまさに『母の初体験』であります。

文明がいかに進もうと
「はぁかぁちゃんは早すぎて(どんどん新しいのが出てきて)わがんねぇし、使えねぇ」
と、楽々フォンのメール機能やカメラすら使わない(覚えようともしない)母が、今回ばかりはその文明の利器に心から感謝してました。
ただ
「益々逢いたくなったんじゃねぇの?」
ある意味「火に油」ってとこもありましたけどね。

そんなこんなで『料理当番、本日の一品』ですが、
今日はどうしても煮魚が食べたい気分、ここは赤次(この辺りではキンキをこう呼びます。)でも・・・と思ったのですが、やはり予算がねぇ
「誰かさんが飲みに行くのを一回お休みすれば、何尾も食べられんじゃないの?」
「・・・・・あっ!サバ安いサバ、鯖の味噌煮でいいや」

それに頂き物の刺身コンニャク

お弁当は唐揚げです。

さて、今日の一枚は、オスカー・ピーターソンなんですが、シンガーズ・アンリミテッドのデビューアルバムでもあります。

朝ドラ『ひよっこ』で乙女達のコーラスが聴けなくなって、なんとなくコーラスが聴きたかったというのはウソですけど(ウソか~~い)
コーラスというもんには他に無い魅力があることも確かなように思います。
それはジャズだからとか何だからとか言うんじゃ無くて、生の声が作り出すハーモニーの美しさ?これなんですかね?

古くはダーク・ダックスの「銀色の道」、デューク・エイセスの「筑波山麓合唱団」ね、サーカスもエエですし、スタレビも好きですよ、テイク6もボーイズ・II・メンも・・・ドラクエのペンタトニックス?彼らもええんちゃいます?
ゴスペルのアカペラコーラスなんか、クリスマスに聴きたいですよね。

MJQとの共演盤「VENDOME」を以前紹介したことのあるスイングル・シンガーズ、そして今日のシンガーズ・アンリミテッドのこのアルバム
これがジャズかと問われると、私の思うそれとは路線が違う気はしますが、聴いて不快感は全く感じません。

ただ、鯖味噌でみっちり日本酒を飲んだ後に聴く音楽だったかどうか?

IN TUNE / OSCAR PETERSON TRIO + THE SINGERS UNLIMITED
1971年7月録音
OSCAR PETERSON(p) JIRI MRASS(b) LOUIS HAYES(ds)

THE SINGERS UNLIMITED
GENE PUERLING, DON SHELTNO, LEN DRESSLAR, BONNIE HERMAN

1.SESAME STREET
2.IT NEVER ENTERED MY MIND
3.CHILDREN'S GAME
4.THE GENTLE RAIN
5.A CHILD IS BORN
6.THE SHADOW OF YOUR SMILE
7.CATHERINE
8.ONCE UPON A SUMMERTIME
9.HERE'S THAT RAINY DAY


旨いお酒が呑めるのも

2017年06月05日 | p-r

10連敗、この時期巨人戦を一番の楽しみにしている母にとっては、梅雨に入らずとも憂鬱な毎日が続いているようです。
今朝なんか
「野球はダメだからこれからは卓球か?」
オイオイ。

「高橋君よ、頼むから頑張ってくれよ!」

昨日の午後は、そんな巨人戦も私は観戦せず、『パソコン教室もどき』もお休みだったので、ゆっくりと過ごしました。
お天気の方も、青空が広がった割には気温もそれほど上がらず、ボケボケするには幸いでありました。

「バブさん、五月晴れって言うけど、5月は晴れが少なかったですよねぇ」
「何を言ってるかねぇチミィ、そもそも五月晴れてぇのは、梅雨の晴れ間、ね、そしてこの時期降る雨を五月雨、五月と言っても旧暦だから、今風に言えば水無月晴れとなるわけで、これからが五月晴れの本番よぉ」
何が本番かよく分かりませんが(笑)

そんな今日は二十四節気の一つ『芒種』だそうで
「芒」すなわち、穂を付ける穀物の種をまく時期という意味なんだそうでしてね。
昔の農家さんは、
「『芒種』が来りゃもう休む暇なんざぁねぇよ」
そんな感じ?
まっ今は、品種改良やら技術の向上やらで「早いのもありゃ遅いのもある」ってな感じだそうですけど。

いずれにせよ、米農家はこれからがまさに本番、
「梅雨かぁ・・・蒸し暑くなんだろうねぇ、ヤダヤダ」
てなこと言っている私らは、彼らからすりゃ「なに言ってやがる!」ってとこですね。
「美味しいお米が喰えるのも、旨いお酒が呑めるのも、皆さんのご苦労があればこそ、感謝しとります。」

そうこうしている間に、やはり二十四節気の一つ『夏至』が近づいてまいります。
そういえば最近午後七時を過ぎても薄明りぃですもんねぇ

季節は巡り、梅雨が適量の雨を降らせ、夏場の干ばつを防ぎ、秋の実りをもたらす・・・・それが日本なんでありましてね、どこぞの大統領が「や~~~ぁめた!」と言ったためにそれが崩れていくことは、「神への冒涜」、「天に唾する行為」に他ならないわけで、ちったぁ考えてもらいたいもんですなぁ。

「ポテトチップスが喰えなくても我慢できるけど、外国産の日本酒は呑みたかねぇよ。」
二酸化炭素を人一倍吐き続ける私が言っても「説得力0」ですけどね。

そんなとこで、『料理当番、本日の一品』です。

賞味期限が当日というスペアリブが安く売られておりましたので、今回はおろしタマネギのバーベキューソースで仕上げてみました。

昼に仕込んで冷やして置いた茄子の揚げ浸しもごいっしょに

さて、今日の一枚は、サム・リバースです。
このアルバムは、「リバースらしくない」というお方と、「それでもリバースじゃん」というお方と・・・・
つまり、「スタンダード、しかも歌物をリバースがやってしまった。」というところに、問題があるっちゃ問題があるわけで
リバースが好きな人からも、嫌いな人からも敬遠された感のあるアルバムです。

昨日、ボケボケの時間に何故か引っ張り出して聴いてしまったのですが、
「「CONTOURS」にしとけばよかった」

と思ったのも事実です。
いやね、ボケボケ時間にリバースは私的には○なんでありますよ、ハイ、ただ選択を誤ったと・・・・

A NEW CONCEPTION / SAM RIVERS
1966年10月11日録音
SAM RIVERS(ts,ss,fl) HAL GALPER(p) HERBIE LEWIS(b) STEVE ELLINGTON(ds)

1.WHEN I FALL IN LOVE
2.I'LL NEVER SMILE AGAIN
3.DETOUR AHEAD
4.THAT'S ALL
5.WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES
6.TEMPTATION
7.SECRET LOVE


電話はダイヤルを回すもの!

2017年06月01日 | p-r

 

今日は昨日に比べ涼しい雨模様の朝で始まりました。
福島市では昨日と今日の最高気温の差が10度だそうで、2,3度で済んでいるこの地で良かったと感じています。なんてったってア~タ、全国的に暑い暑いと言っていても、ここでは今年まだ夏日を一度も記録してないんですから、毎年の事ながら気候に関しては自慢できる我が田舎であります。

『使うと年寄り認定される「昭和言葉」ランキング』なるものを目にしました。

「なになに?一位が『ナウい』二位が『アベック』三位が『あたり前田のクラッカー』、四位『よっこいしょういち』って、オレ未だに『よっこいしょういちどっこいしょ』って心の中で言ってるよ・・・」
「まぁまぁまぁまぁ、アンタは紛れもない昭和人、お年寄りですから」

ともかく、ランクインしている言葉を見ると、「これは古いだろ」ってもんから、「これ新しんじゃね?」(新しいはずありませんが)ものまで、昭和という時代がいかに長かったかを感じさせます。
15位の『A面、B面』なんてぇのは、
「それってB面はどうなってんの?」
って、今でも使いそうで怖い気がします。

今は亡き我が親友Iは、ちょっとした事情で私より一足先に高校から上京しましてね。一年ぐらい経った頃だったでしょうか、帰省した時のこと、ちょっとヨーロピアン・トラディショナルな服装に身を包み
「ぼぐ、疲れちゃったのらぁ~~」
言葉遣いが東京化するのはしかたないとして「・・・らぁ」って
「何語?何処の言葉?」


昨日偶然コンビニでこんなんを見つけました。

どうもこの時、彼の通う高校では『まことちゃん言葉』が流行っていたようで、完全に感化されとりまして、まっその次帰省した時には直ってたんですけどね。
私は「オレは上京しようとも絶対に感化されんぞ!」と心に決めたのでありました。

ところが・・・・
彼から遅れること2年、大学生として上京(失礼、行ったのは神奈川ですから、この表現は不適切です。)した私は、半年もしないうちにジャン言葉を身に付け、大学で流行っていた若者言葉も自然と使ってしまうミーハー(これも死語?)へと変貌を遂げたのでありました。

言葉なんてぇもんは、歌謡曲みたいなもんで、時代時代に流行廃りがあって当然なんでありまして、今流行の若者言葉も、いずれ『使うと年寄り認定される「平成言葉」ランキング』にノミネートされるのでありましょう。
そして、「それでもイイ物はいずれ辞書にも載る標準語と化し、ランキングから外れていく」きっとそうなんでしょうね、まさに名曲化した歌謡曲じゃござんせんか。

「年寄りと認定される?おおいにけっこう、テレビのチャンネルだって電話のダイヤルだって回すんだよ、オレにとっちゃあ標準語なんだから、これからもバンバン使っちゃる!」
「オイオイ、このひと年寄りを認めちゃったよ、昭和だねぇ」(笑)

さて、今日の一枚は、チャリー・パーカーです。
ダイヤル(ダイアル)つながりでいろいろ考えたんですけどね、ソニー・クラークの「DIAL S FOR SONNY」とか、まっ、さすがにグレンミラーの「ペンシルバニア6-5000」は無かったですけどね。

ハリウッド大通りに「テンポ・ミュージック・ショップ」を開いていたロス・ラッセルが、ダイアルというレーベルを立ち上げたといういきさつは、前にこのCDを紹介した際お話ししたかと思いますので、今回は有名な「ラヴァーマン・セッション」(Vol.1の7,8,9,10曲目)のお話しを

聴けば一発、まぁグダグダヨレヨレのバード、その姿さえ思い浮かぶような演奏でありますが、それでも何故か心に染み入るセッションの一つであります。

西海岸滞在も半年以上になったバードの行動は奇々怪々
「ある晩は客に背を向けて壁に向かって吹き続けたり、ときには楽器を抱えて座り込んだまま1音も音を出さなかったりした。」(ラッセン)
無茶苦茶であります。
もちろん原因は麻薬、といってもやり過ぎでは無く、手に入らず・・・・
この時、麻薬の売人であったエムリー・ムース・ザ・ムーチェ・バードという男が逮捕され、ヘロインが手に入らなくなっていたんでありますねぇ。
そこで禁断症状に悩むバードはどうしたのか?
「酒です酒、それも大量の酒、酒好きの私が飲む量なんてお子ちゃま並と笑われるほどの酒」
「わかった、わかった」

「ラヴァーマン・セッション」の前には1リットル以上のウイスキーを飲んでいたてな話もあり、まさかの時のために会場に待機していた医師が、フェノバルビタールなる鎮静剤を6錠も飲ませ、この4曲をやっと演奏したという・・・・
その晩、ホテルで小火を起こしたバードは逮捕、病院送りとなります。
退院後、西海岸で2度のセッションを録音。(ここまでがVol.1)

その後ニューヨークに戻り、バードとともにラッセンもダイアルの拠点をニューヨークに移す、ここからがダイアル「イーストコースト編」今日のCDでいうとVol.2とあいなるわけでございます。
ご清聴ありがとうございました。(なんのこっちゃ)

CHARLIE PARKER STORY ON DIAL Vol.1
1946年2月5日~1947年2月26日録音
CHARLIE PARKER(as)
DIZZY GILLESPIE(tp) MILES DAVIS(tp) LUCKY THOMPSON(ts) DODO MARMAROSA(p) その他

1.DIGGIN' DIZ
2.MOOSE THE MOOCHE
3.TARDBIRD SUITE
4.ORNITHOLOGY
5.FAMOUS ALTO BREAK
6.NIGHT IN TUNISIA
7.MAX MAKING WAX
8.LOVER MAN
9.THE GYPSY
10.BEBOP
11.THIS IS ALWAYS
12.DARK SHADOWS
13.BIRD'S NEST
14.HOT BLUES
15.COOL BLUES
16.RELAXIN' AT CAMARILLO
17.CHEERS
18.CARVIN' THE BIRD
19.STUPENDOUS

CHARLIE PARKER STORY ON DIAL Vol.2
1947年10月28日~12月17日録音
CHARLIE PARKER(as)
MILES DAVIS(tp) J.J. JOHNSON(tb) DUKE JORDAN(p) その他

1.DEXTERITY
2.BONGO BOP
3.PREZOLOGY
4.SUPERMAN
5.BIRD OF PARADISE
6.EMBRACEABLE YOU
7.BIRD FEATHERS
8.KLACT-OVEESEDS-TENE
9.SCRAPPLE FROM THE APPLE
10.MY OLD FLAME
11.OUT OF NOWHERE
12.DON7T BLAME ME
13.DRIFTING ON A REED
14.QUASIMADO
15.CHARLIE'S WIG
16.BONGO BEEP
17.CRAZEOLOGY
18.HOW DEEP IS THE OCEAN