JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

たちの悪い『かっぱえびせん』

2015年08月27日 | g-i

一気に秋がやってきました。あのくそ暑さは本当にもう戻ってこないんでしょうねぇ?
んでもって、それに合わせて?それとも月曜日の大掃除(Mさんのお店のね)が効いたのか?一昨日昨日とそりゃもう体調が良過ぎて(笑)、仕事にもなりゃしない。
しばしの自重が必要なのでしょうか?
まぁまぁ、一夜明けた今日はそこそこの体調で、こうしてPCも開いておりますけどね。

はてさて、今日8月27日は、「1910年、トーマス・アルバ・エジソンが世界初の音と映像の同時収録を実現した日」なんだそうであります。

思えば、現在映像と音が同時に観られることに何の凄さも感じておりませんが、初めて実現してまだ100年少々しか経っていないということで、いかにエジソンでも手に持てる小さな箱が何の違和感も無しにそれを実現している姿は、想像しなかっでありましょうねぇ。

そういやぁ、映画音楽のサントラ盤ってあるじゃないですか、あの「サウンド・トラック」って言葉、もともとはそのフィルムに同時録音されたその部分、その方式を言った言葉であったわけで、中学の頃「映画音楽はサントラ盤に限る」なんて訳も分からず偉ぶっていた若輩者(私ね)は赤面であります。

世界初の長編トーキー映画というと『ジャズ・シンガー』と、ちょっと知っている人は即答しますが、これはサウンド・トラック方式では無く、同時にレコードを流すヴァイタフォン方式というやつだったそうでありますね。

それじゃ初のサウンド・トラック方式映画は何だったのか?
ディズニーランドで観たことありません?アニメ映画『蒸気船ウィリー』だったそうであります。
1928年公開と言いますから、エジソンが初めて音と映像の同時収録をしてから18年、その間どれほどの技術革新があったのやら?しかもアニメって・・ウォルト・ディズニーちゅう人は、やっぱすんごいお人だったんだなぁ(なんちゃって)。

「映画音楽というと何を思い浮かべる?」
安直な質問です。
「一言で言うとJAZZって何?」
みたいなもんで、こういう時は、「一言」を無視して
「話すと長くなるよぉ~~~」
「あっ!イイ、そんならイイ」

昔、映画音楽全集なる赤い箱に入ったLP全集をもっとりましてね。
(「やっぱ話すんだ」)
サントラとその他の演奏とごちゃ混ぜの物でしたが(版権の都合でしょうね)、洋画少年だった私の愛聴盤でもありました。

映画音楽の良さは、その音楽を聴くと頭の中にスクリーンが蘇るあの感動ですよね。
年代によってその好みは大きく違うでしょうが、この一点は変わらんでしょう。

例えば「サウンド・オブ・サイレンス」を聴くと、教会の大きな窓ガラスを叩く薄汚れたダスティン・ホフマンだし、
「シャル・ウィー・ダンス」を聴けば。つるつる頭のユル・ブリンナー、「ムーン・リヴァー」を聴けば、サングラスのオードリ・ヘプバーン、「トゥナイト」を聴けば、非常階段で唄うナタリー・ウッド、「ゴッド・ファザー愛のテーマ」を聴けば、かすれ声のマーロン・ブランド、「アパートの鍵貸しますのテーマ」を聴けば、困り顔のジャック・レモンと、大好きだったシャリー・マクレーン、「雨にぬれても」を聴けば、自転車に二人で乗るキャサリン・ロスとポール・ニューマン、「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」を聴くと、バンバン撃たれるウォーレン・ベイティーとフェイ・ダナウェイ、
「ひまわり」の列車に飛び乗るソフィア・ローレンはもとより、「鉄道員のテーマ」なんか聴いたひにゃ、エドアルド・ネボラを高々と抱き上げるピエトロ・ジェルミを思い出して、涙が出そうになったりして、

それから・・・・・
「まだ続くのぉ?!だからイイって言ったジャン、あんたの話はねぇ『かっぱえびせん』だから、いやまてよ、『かっぱえびせん』は飽きないけど、あんたの話はねぇ・・・・
それじゃ最後に、「遙かなる山の呼び声」を聴いて
「シェーン、カミンバァ~~~ク!イイ映画、カミンバァ~~~~ク!!」

それでは、遅ればせながらの『料理当番、本日の一品』です。
この前の日曜日は「パソコン教室もどき」もお休みで時間もあるし、涼しいし、てんで、煮込み料理に挑戦しました。

チリビーンズです。とは言っても、あまり辛くすると私しか食べられない代物になるので、辛み押さえて、私だけ後でプラスみたいな(笑)

あれ?体調崩したのはこの時のワイン?安酒だったからなぁ・・・・

弁当はこんなんです。

さて、今日の一枚は、デヴィッド・ヘイゼルタインです。
私にとっては限りなく最近の一枚ではありますが(笑)、ジョージ・ムラツにひかれてついつい買った一枚です。

「FOR BILL」があることで、エバンスへのオマージュ?ともとれるアルバムですけど、そもそもヘイゼルタインとエバンスでは毛色が異なる気がします。
まっそれはエエでしょ

非常にうまさを感じるトリオでありますが、その後ヘイゼルタインを追うということは私はしませんでした。
これは単に「新しいのは好かん」という訳の分からんエゴの表れで、このアルバムを否定するものではありません。
ただね、どうも丸くなったなったというか、「ピアノトリオはこうあらん」的アルバムが多すぎる気がするんです。
だから、「毛色が違うはずなりにエバンス?」みたいな?「それでいいのかピアノトリオ?」みたいな?(笑)

まっ、ムラツのベースは相変わらず主張しているということで・・・終わり。

ALICE IN WONDERLAND / DAVID HAZELTINE
2003年7月21,22日録音
DAVID HAZELTINE(p) GEORGE MRAZ(b) BILLY DRUMMOND(ds)

1.BEAUTIFUL LOVE
2.SWEET & LOVERY
3.ALICE IN WONDERLAND
4.AUTUMN LEAVES
5.WHEN YOU WISH UPON A STAR
6.FOR BILL
7.HOW DEEP IS A OCEAN
8.DANNY BOY
9.TENDERLY

追伸、
映画音楽でもJAZZで聴く方が多くなった名曲もありますよね。
「巴里のアメリカ人」の「EMBRACEABLE YOU 」とか、「昼も夜も」の「NIGHT AND DAY」とか・・・・・「MY FAVORITE THINGS」もミュージカル?映画?コルトレーン?と、何が先かは別として、「サウンド・オブ・ミュージック」の曲ではあるわけで、
まぁまぁほんと話は尽きんですなぁ
おっとと、「赤い風車」の「カンカン」を聴くと、運動会を思い出します。(笑)


TOKAI

2015年08月21日 | p-r

夏の甲子園大会が終わりました。
「悲願の東北勢優勝」は今回もならず、残念ではありますが、仙台育英高校の健闘に心から拍手をおくりましょう。

 ♪ (チャンチャ~ン チャンチャ~ン) TOKAI 東海相模 ・・・・・ ♪

優勝した東海大相模ですけど
私には、こちらにもちょっとした思い入れがありまして

前回優勝した1970年(PLに10対6で打ち勝った試合でしたが)、この時はまだ同校になんの思い入れもありませんでした。
ちなみにその翌年、福島県代表磐城高校が決勝まで進み、「当日いわき市内はほとんどの人がテレビにかじりつき、町中は閑散としていた。」てな事がありました。

その4年後(東海大相模が優勝してからね)からは、現巨人軍監督原辰徳が父貢監督との親子鷹として、注目の的を3年間集め続けるのですが、この時も私にはなんの思い入れもありませんでした。

「おいおい、いったい思い入れの話はいつ始まるんだい?」

まぁまぁ、
その後、原辰徳は父貢監督とともに東海大学野球部へと進み、津末英明・市川和正なんかと活躍、先輩には遠藤一彦さんもいましたしね。
明治神宮大会決勝、『法政の江川卓対原辰徳』は語りぐさであります。

おっと脱線しました。
その頃(厳密には『江川卓対原辰徳』の翌々年ですが)とある初夏の日曜日に、何故か私は暇をこいていたのであります。

普段なら高校野球の地方大会を見に行くてな事はまず無かったのですが、横浜保土ケ谷球場にフラリと・・・
東海大相模対・・・え~と対・・・すんません。対戦相手を覚えていません。(オイオイ)
ともかくですね、東海大相模の応援が大学のそれにとても似かよっていたのであります。

 ♪ (チャンチャ~ン チャンチャ~ン) TOKAI 東海相模 ・・・・・ ♪

球場で一緒に応援する。これって思う以上に盛り上がるものでしてね。
持ち込みのビールを飲みながら大声出して・・・・・・燃焼しました。(笑)

これが、思い入れの訳です。

さても、今年の甲子園大会、応援の様相は大きく変わりしました。
・・・・が、

 ♪ (チャンチャ~ン チャンチャ~ン) TOKAI 東海相模 ・・・・・ ♪

テレビから聞こえてくるんですねぇ、
「へぇ~~これだけは変わらないんだ」

てなことで、心の中で「TOKAI・・・・」と称えながら、仙台育英高校を応援した決勝戦でした。

「両校ともよく頑張った。感動した。」

おまえは、大先輩か?!小泉か?!

さて、今日の一枚は、オスカー・ピーターソンです。
ピーターソンは「ともかく器用、何をやらせても問題なし」
ここでのボサもそりゃ悪いはずも無いといったところです。
ただねぇ「そこが気に入らない」みたいな、変なことを言ったりするんですよ、私は(笑)
なんかねぇ綺麗すぎる?整いすぎる?上手すぎる?・・・いやいや自分が演奏できるわけでも無いのに「やっかみ」だと思います。

聴きながら本でも読んでると
「いやぁ休日だなぁ・・・」
なんて思える一枚は、それで価値があると
早く一日ゆっくりしたいなぁ(笑)

SOUL ESPANOL / OSCAR PETERSON
1966年12月録音
OSCAR PETERSON(p) SAM JONES(b) LOUIS HAYES(ds) MARSHAL THOMPSON(timb) HAROLD JONES(prc) HENRRY GIBSON(conga)

1.MAS QUE NADA
2.MANHA DE CARNAVAL
3.CALL ME
4.HOW INSENSITIVE
5.CARIOCA
6.SOULVILLE SAMBA
7.AMANHA
8.MEDITATION
9.SAMBA SENSITIVE
10.SAMBA DE ORFEU


巨人がポロリ?

2015年08月20日 | a-c

朝晩の涼しさと虫の声に秋をほんのりと感じていますが「昼間はやっぱ暑いよ」(今日は違いますよ。笑)

さても、夏休み終盤に入ってまたも気分の悪い事件が大阪で起こってしまいましたねぇ。
何らかの事情があるのかもしれませんが、そのやり口というか・・・・
なんなんでしょうねぇ、私みたいな人種には、昨今のこういった事件がどうにも理解不能なのですけど・・・いや、そもそも犯罪てぇもんは理解を超越した次元にあるのかもしれない・・・それでも「何か違う、やるせない」と感じてしまうのは、歳のせいだけとは言い切れないと思うのですよ。
それと同時に
「中坊が夜中にほっつき歩いてんじゃねぇ!」
みたいな、気持ちもあったりしますけどね。

そうそう、そう言いながらですが、昨晩10時過ぎに帰宅するさい、高校生くらいですかねぇ、自転車に二人乗りと一人乗り、計三人の男の子(暗くて性別までは・・)が、楽しそうではありましたが夜道を走っておりましてね。
その子らに対して
「こんな時間にほっつき歩いてないで、早く家に帰れよ」
の一言が出ない。
情けないもんですわ。
その情けなさに大人の責任不足がこういった事件を起こす一因なのだと、実感するのです・・・・
「オレってダメだねぇ」

「バブさん、『進撃の巨人』観ました?」
唐突でありますがSAちゃんです。
「はぁ?オレが映画館にいつ行く?」
まぁまぁ
このお盆休みの間にSAちゃんは、今話題の実写版『進撃の巨人』を観てきたんだそうで
「バブさん、それがね・・・・・」

SAちゃん曰く、三分の二はスクリーンを観ずに終わってしまったというのです。
「バブさん、そもそも私が歯科衛生士をあきらめた理由を知っています?」
って、歯科衛生士を目指していたことも知らん。
「ほら、歯科でも手術ってあるじゃないですか。メスで切って膿を抜いたり、そうするとね傷口がパカって開いちゃうからそこを押さえなくちゃいけないですよ。」
「まぁそうだわな」
「私、その傷口を見るだけで怖くなっちゃって・・」
つまり、彼女は、それほど肉が切れたり、血が出たりといったことが嫌いだというわけです。
「それが、『進撃の巨人』ですよ。リアルはいいけど、ああいうのにリアルっていります?」
私は観ていないので何とも言えませんが、スクリーン上に繰り広げられる巨人と人間との戦いがリアルで、彼女からすると視覚に耐えられなかったと
「絶対、あれはホラーです。超ホラーです。あんなホラーとか、手術中のお腹の中バッチリとか、ああいうのを見せるから、猫を殺して切り刻んでみるなんて子供が増えるんですよ。そんでもってわけわかんない殺しとか起こるんです。(キッパリ!)」
「ふむふむ、SAちゃんの言うことにも一理ある」

そういえば、「コンプライアンス何とか」で、テレビの「おっぱいポロリ」や、「自転車の二人乗り」や、「ノーヘルでのバイク運転」「温泉での頭へのタオル乗せ、アンド湯船で一杯」てなシーンは無くなりましたが、逆に手術での開腹シーンなんかは、ドキュメントだけで無くドラマでさえ増えてきている気がしますしね。
でも、それを観て医療を目指す子供もいるかも知れない・・・
いやいや、私もあれを観るのは得意じゃありませんねぇ

映画は一応『R指定』という涌くがあるのかもしれないけど、テレビはねぇ・・
いや、ネットを使えばどんな画像だって・・・
かといって規制を強めることが良いのかというと、そうとも思えないし。

「難しい問題だけど、内臓バッチリよりおっぱいポロリの方が、オレもイイなぁ」
「そういう話じゃありません!」

さて、今日の一枚は、オリバー・ネルソンです。
どうにもこうにもネルソンというと、後にも先にも『ブルースの真実』と、こうなってしまうのはある意味しかたないと、私なんざぁ思うのでありますが、
過去にも何度か言ったことですけど、ネルソンの個性は「アレンジャーとして活きる」これは間違いないと思っています。

それじゃあサックス奏者としてどうか?
下手な奏者じゃもちろんありませんし、聴くに堪えないなんてまったく感じない、
バラード演奏なんざぁ心地よささえ感じます。
でもね、そこから先がググッと来ないんですねぇ(完全な個人的感想です。)

このアルバムなんぞを聴くと「まさに!」なんて思ったりします。
おそらく、飲み屋でも、一人でも、何をしていても、邪魔にならず、途中ふと耳を傾けてもそれなりに心地よく聴けるんですね、私は。(笑)

NOCTURNE / OLIVER NELSON
1960年8月23日録音
OLIVER NELSON(as,ts) LEM WINCHESTER(vib) RICHARD WYANDS(p) GEORGE DUVIVIER(b) ROY HAYNES(ds)

1.NOCTURNE
2.BOB'S BLUES
3.MAN WITH A HORN
4.4 EARLY MORNING
5.IN A SENTIMENTAL MOOD
6.AZUR'TE
7.TIME AFTER TIME


恐るべし流通の進化

2015年08月17日 | g-i

今日は朝から雨模様です。
「カッチカチやぞ カッチカチやぞ・・・」
だった土も、これで少しは潤いを取り戻し、すべすべの肌に・・・いや、農家も一安心?まっ大雨になっちゃ元も子もありませんがね。

「おもっしゃぐねぇなぁ」
夏の高校野球、二日連続の東北勢同士の対戦に母はご立腹です。
「でもなぁ、これで準決勝までは必ず東北勢一校は残るって事だから」
と、とりあえずなだめてはおきましたけど、
(「できれば準決勝以降にこの状況があればなぁ」)
てな括弧付きでした。(笑)

さても、立秋も過ぎ、お盆も終わり、昨日は地元の港からサンマ船が大漁目指し一斉出港していきました。
「サンマ、サンマ、塩焼き、刺身、なめろう、ポウポウ焼き・・・」
秋が近づいてきた感じがします。

そんななか買い物に出かけると
「刺身OK?」
昔は、地場に水揚げされた新鮮なものだけが刺身に出来て、それでも腹を壊す人がいたってぇくらい足の速いサンマが、今じゃサンマ船が出港したその日に刺身で食べられるという
「恐るべし流通の進化」

と、ここで『料理当番、本日の一品』です。

「初物で一杯」としゃれ込みましたが、まだまだ脂はのっておらず、なめろうもネトっとした感じがありません。
「おいおい、オレの脂をまわそうか?」
やはり、本当の旬をもう少し待たなくちゃいけませんね。

 

こちらは、ささみの梅肉大葉挟み焼きです。それと母用(笑)あり合わせ煮物。

「こりゃやっぱ日本酒やね」

最近の猛暑で、若干日本酒離れしていた家飲みでしたが(どうしても常温にこだわるもので)、昨晩はたっぷりといただきながら
「見送った船団に早く美味しいサンマを届けて欲しい。」
と、大漁を祈ったのでありました。とさ。

さて、今日の一枚は、ジジ・クライスです。

ジジ・クライスというと、実質の音楽活動はそれほど長い方じゃ無いんですが、多くのトランペッターとの双頭バンドでの活躍、そしてそれを実現させたインテリジェント溢れる好人格、これにつきる気がします。
だけど、逆にそれが彼の際だった個性には結びつかないわけで、言うなれば「主役であっても名脇役」てな印象を感じます。

今日のアルバムも活動期後期の一枚で、メンバーを見ると、当事「これから!」てな若手(?)の面々が、「好人格に集まってきた」てな感があります。
そして、それを上手くまとめるのが「ジジの真骨頂」、つまりそれが彼の個性なのかも知れません。
「それもまた良し」
私はそう思います。

REMINISCIN'  / GIGI GRYCE
1960年11月7,9,10日録音
GIGI GRYCE(as) RICHARD WILLIAMS(tp) EDDIE COSTA(vib) RICHARD WYANDS(p)
GEORGE DUVIVIER[2,3,4,8] REGGIE WORKMAN[6] JULIAN EUELL[1,5,7](b) BOBBY THOMAS [2,3,4,6,8](ds) WALTER PERKINS[1,5,7](ds)

1.BLUE LIGHT
2.CARAVAN
3.REMINISCING
4.YESTERDAYS
5.GEE BLUES GEE
6.A NIGHT IN TUNISIA
7.DEARLY BELOVED
8.TAKE THE "A" TRAIN

おまけ、

いちおう今週のお弁当です。


ごちゃ混ぜ文化

2015年08月14日 | m-o

昨日はどんよりとした曇り空、ときおりザッと雨が降る、そんな中、墓参りに行ってきたのですが、暑さはさほどでもなく、雨もその間は避けていてくれて
「エガッタ、エガッタ」
てなもんで
一夜明けた今朝は、突然の地震でたたき起こされ、昨日と同じような曇り空なんですが、気温はかなり上がりそうです。
「蒸し暑いのはやだねぇ」

「○○、納豆足りそうもないから、帰りに買ってきて」
昨日そう頼まれて
「納豆餅の納豆が無いんだってさぁ」
と、Mさんのお店のS君に言うと
「餅ですかぁ?」
「そうそう、このあたりでは『お盆に餅』が定番では無かったのだ」
と思い直して、
「父と母の実家の方じゃ、お盆も餅なのよ。」
「へぇ~~・・・納豆餅、美味いっすよね。」

正月とお盆、毎回毎回クルミのかかった餅の写真はアップしすぎました。今回は途中経過なんぞを載せてみましたが・・・・
「私はやっぱり餅が好きだ!」(笑)

はてさて『お盆に餅』は定番じゃ無いこのあたりも、他の地域には無い定番があります。

 

『じゃんがら念仏踊り』です。
 ♪ チャカチャカチャカチャカ  やれやれやれやれやれやれやれやれ ・・・・・♪
まぁ独特のリズムといいますか、この音を聴くと、どうにも見に行ってしまいます。

よくよく考えてみると、我が家は父が転勤族だったせいで、いろんな地域文化が混じり合っているような感じがします。
それが私にとって
「私には本当の地元が無い」
みたいな、卑屈な考えをもたらす原因でもあるのですけど、よく取りゃ「いろんな所のいいとこ取り」でもあるわけで

「じゃんがら見ながら餅を食うつてぇのは、我が家のお盆文化だい!」

です。(笑)

さて、今日の一枚は、シェリー・マンです。

「SHELLY MANNE & HIS FRIENDS」というと「MY FAIR LADY」と私はなるんですが、「MY FAIR LADY」で帽子の上にヘロヘロしていた三羽の鳥がメインジャケットになったこのアルバムを「Vol.1」として紹介しましょう。
これももちろんコンテンポラリーが大いに潤ったミュージカル・ナンバー・シリーズの一枚です。

まぁまぁ、このシリーズは軽い気持ちで聴くのが原則だと思います。
「MY FAIR LADY」」もそうですけど、なにより聴きやすいのは、どの曲も一度は耳にしたことのあるメロディーだということ
歌詞は口ずさめなくとも、テーマのメロディーを鼻歌よろしく追えるというのは、それはそれで気持ちが良いものです。

いかにも西海岸、コンテンポラリーであり
目を閉じて難しい顔して体をくねらせ・・・・・
もとより、そんなアルバムじゃござんせん。
「これもまた良し」
でしょうかね。

SHELLY MANNE & HIS FRIENDS Vol.1
1956年2月11日録音
SHELLY MANNE(ds) ANDRE PREVIN(p) LEROY VINNEGAR(b)

1.TANGERINE
2.I COVER THE WATERFRONT
3.SQUATTY ROO
4.COLLARD GREENS AND BLACK - EYED PEAS
5.STARS FELL ON ALABAMA
6.THE GIRL FRIEND


もともとポリシーなど無かろ

2015年08月12日 | a-c

いよいよ今年もお盆ですねぇ
墓参りもこの暑さで嫌になってしまいますが、まぁまぁ墓守も我が仕事ですんでしっかり行かせていただきます。

そうそう、川内原発が再稼働しましたね。現地でもいまだ賛成反対の意見が飛び交っているようですけど、原発事故当事県者としては、事故の収束に何もめどが立っていない状況下をもっと直視して欲しいし、安全基準をどれほど高めようとも100%の安全はないわけで、一度事故が起きてしまえばどうなってしまうのか?また、核廃棄物にしてもいったい最終処分をどうするのか?てな事を十分考慮しての再稼働なのかと・・・・やはり私は反対ですね。
そう言っちゃ何ですが、いったん事故が起きれば川内市だけではなく鹿児島県全体が歪んだ目で見られることを覚悟していますかねぇ?
我が福島県を見なさいよ。
国内はもとより、海外でも当事町村が有名になったわけじゃありませんよ。福島(県)がえらい有名になっちゃって、ほぼ関係の無い地域までが同県内というだけで風評にいまだ苦しんでいます。
これを機に、全国で原発の再稼働が進んでいくんでしょうかねぇ?
超大型リスクを取るのか?目先の利潤を取るのか?私にはどちらが正解か何てぇ事は安易に申せませんが、心の中で
「川内市のみなさま、鹿児島県のみなさま、ご愁傷様です。」
と、手を合わせています。

話はコロッと変わって、
以前、「ネット配信で音楽を購入することにちょっとした戸惑いがある」てな話をしたことを覚えてらっしゃいますか?

レコードがCDに代わったとき
「レコードの暖かさはCDには出せない!」
などと抵抗したものの、今じゃ所有音源はLPの数をCDが大きく上回っておりますし、
「ネット配信って、ライナーノーツも何にも読めんじゃん。CDならまだジャケ感も多少あるし・・・・」
なんてね。
ところが、ネット配信の音質がCDをも上回るとなると・・・・

いや、つまりね。何だかんだと言いながら、一番の満足はそれをズラッと棚に並べる物欲感に他ならんのではないかと。

これは音楽に関してだけじゃござんせんよ。映画のDVD(ブルーレイしかり)もそうだし、本、これもそうですねぇ。

おかげさまで「初版本じゃ無きゃヤダ!」までのこだわりは無いものの、「どうしても単行本で欲しい」みたいなところがあって、これもまた「本棚をそれで埋めたい」という物欲に他ならないのだと思います。

ところで、今話題の芥川賞受賞作品、又吉直樹著『火花』はお読みになりましたか?

私は根っからのひねくれ者ですから、「話題の!」とか「流行の!」とかいうものに反感を持つ傾向があって、例えば「村上春樹の新刊が出た!」みたいなときは、内心読んでみたいくせに、「少し収まってから」なんてね。
そうそう、『ダ・ヴィンチ・コード』も、読んだのは、話題になってからかなり経ってのことだったと思います。

さても、そんな私が今回の『火花』も直ぐに購入する訳がありません。
が・・・・・

先日発売になった『文藝春秋』です。
なんと『火花』はもとより、もう一つの芥川賞受賞作品、羽田圭介著『スクラップ・アンド・ビルド』まで全文掲載されているんです。
960円、買っちゃいました。(笑)

「しかし待てよ。それはチミの本棚に並べたいという物欲に反しているんじゃないかい?」
「まぁまぁまぁまぁ、読んでみて「単行本で欲しい」との欲が出たら買えば良いって」

我がポリシーは、年齢とともにもろく崩れやすくなっとりますです。

ちなみに『火花』は読み終え、今『スクラップ・アンド・ビルド』を読みかけておりますが、感想は差し控えさせていただきます、ハイ。

てな事で、『料理当番、本日の一品』です。

メインは「豚バラの角煮、大根もいっしょに煮ちゃいました。」です。(笑)

 

それに奴とサラダですね。

弁当は「寿司っぽい弁当」です。

さて、今日の一枚は、レイ・ブライアントです。

ご存じのごとく、ブライアントは私が好きなピアニストの一人なんですが、このアルバムを聴く回数はとても少ない気がします。
「何故なんでしょ?」
って、他人に訊いても分かるわけありませんやね。

たぶんなんですが、サラッと流してしまう?
真剣に耳を傾けにくい?
そんな感じがあるのだと思います。
もともと安定感のあるピアニストですから、「それもさもあらん」なのでありますが、もっとバ~~ンっと力の入ったブライアントが私は好きなんでしょうね。

でもまぁ「読書のお供にラテン系のリズムもまた良し」ということで。

COLD TURKEY / RAY BRYANT
1964年録音
RAY BRYANT(p) TOMMY BRYANT(b) WALTER PERKINS(ds) BIG BLACK(perc)

1.COLD TURKEY
2.SHAKE A LADY
3.FAVELA
4.CHICAGO SERENADE
5.CONGOLESE CHILDREN
6.BLUES MARCH
7.O MORRO
8.MANDECEE
9.SOMETIMES AGO
10.SLIP-UP
11.HELLO DOLLY
12.I WISH YOU LOVE


社会に開く窓

2015年08月07日 | m-o

くそ暑くて、くそ暑くて・・・・
「だりぃ~~~何もしたくねぇ~~~」
てな毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
(何その始まり方?)

100年めにして「第97回 全国高校野球大会」が、『広島原爆の日』の昨日始まりましたねぇ
『原爆の日』はもとより、「100年なのに97回」ここに大きな意味があるわけで、どこぞのお若そうな議員先生がそれをかみしめられるお方であれば、アホな書き込みもしなかったでしょうに・・・・残念

残念と言えば

「事件です!」
 昨日、某所某コンビニエンスストアーにおいて、急ぎ着替えをして出勤したせいか、従業員Bが『社会の窓』全開で接客にあたったという、恐ろしい事件が発生いたしました。おぞましいチン品をさらす夏のホラーが現実の物と化す事は、なんとか回避されたものの、その恐れがあった事実に各自大いに肝を冷やしたそうです。

もちろん、その犯人は私だったんですけどね。
いやいやいや、それがア~~タ、小一時間、トイレに行くまでわかんなくてね
「おいおい誰か気付いてくれよ」
って、若い女の子にでも気付かれたら、それはそれで赤面ものですけど。
まぁまぁ、夏のチン事までは行かず良かったんですけどね。これも老化の表れでしょうか?残念な気持ちです。

ところで、
あのチン品を防衛する小窓を『社会の窓』と呼ぶこと、これってやっぱり死語なんでしょうか?

社会の内情を暴きだすというコンセプトで、昭和20年から30年代にNHKラジオで放送された『インフォメーションアワー・社会の窓』
「普段見られない社会の大切な部分を、この放送を聴くことで見ることが出来る」
ここから、チン品を防衛する小窓を『社会の窓』と呼ぶことになったわけですが
「おい、社会の窓、あいてるよ・・」
と、小声で若いのに言ってやっても・・・通じないんでしょうかねぇ?

ともかく、
先日お店の中でお漏らしをしてしまったおじいちゃんがいましてね
「まったくもう、おしめでもしないといけねんじゃねぇ」
なんて、言ってましたけど
「ひょっとしてオレも、じいちゃんのこと言ってらんねぇ?」
迫り来る老化(しかも加速度的に)に、真のホラーを感じたのでありました。

てなことで、遅ればせながら『料理当番、本日の一品』ですが
「バブさんはふつうのカレーなんかは作んないんですか?」
なんて人がいたんで、作ってみました。

市販のカレールーが少ししか無かったので、手作りカレールーとまぜこぜにして、ミルクちょっぴり多めのカレーです。

お弁当は、キムチチャーハン弁当です。

さて、今日の一枚は、チャールス・マクファーソンです。

マクファーソンといえば、バリー・ハリスのお弟子さんで、ニューヨークに出てからはミンガスのグループに加わり、かの秋吉敏子に「バードの色を最も残したプレーヤー」と言わしめた・・・まぁそんなアルト奏者ですかね。

ともかく、やれフリーだ、やれフュージョンだという時代に、ビ・バップの魅力を訴え続けたミュージシャン?「遅れてやってきたバッパー」などとも言われていたようですけど、
まぁ、遅れようが古かろうが、演奏が良ければいいわけで、このアルバムはバイト先で良く聴いた一枚でありました。
ただねぇ、私的にはジャケがあまり好きくないんですよねぇ

FROM THIS MOMENT ON ! / CHARLES McPHERSON
1968年1月31日録音
CHARLES McPHERSON(as) PAT MARTINO(g) CEDAR WALTON(p) PECK MORRISON(b) LENNY McBROWNE(ds)

1.LITTLE SUGAR BABY
2.ONCE IN A LIFETIME
3.THE GOOD LIFE
4.LIKE THE WAY YOU SHAKE THAT THING
5.FROM THIS MOMENT ON
6.WITHOUT YOU
7.YOU'VE CHANGED