JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

窓を開けてもブルースは見えず

2019年05月22日 | m-o

荒れ模様だった昨日から一転、穏やかな水曜日です。
これから一気に暑くなるんだそうで、皆様方には体調を崩されぬようご自愛下さい。

最近はどうにも聞くに堪えないようなニュースが多い中、沖縄工業高校2年の崎元颯馬さんと、埼玉県に住む医師の猪野屋博さんとのお財布紛失を巡るニュース・・・・・・
エエですねぇ、こんなニュースが毎日続けば「戦争で領土を取り戻す」てなこと言うアホの顔も見ずに済むんですがねぇ

さても、今日はお約束の「ジャズ話」第三弾でありますが、ここらでご注意を一つ。ここでの「ジャズ話」は、歳だけいっちょ前に取った未熟者の私が適当に語るお話でありますから鵜呑みにしてはいけません。
まともに、本気で知りたいてなお方は全て忘れ、地道に勉強なさる事をお勧めいたします。

では、「ブルース」ですか
「ブルース」ってなに?と問われて「これだ!」と正確に答えられる日本人、特に私あたりの年代から上の方はどれほどおられるでしょうか?(「ジャズ」ってなに?との問いにはもっと困りますが)

「「東京ブルース」「嘆きのブルース」「君忘れじのブルース」「忘れられないブルース」「遠い日のブルース」
それから、♪窓を開ければ 港が見える・・・♪「別れのブルース」ね、
そりぁアータ、ブルースと言えば、淡谷のり子でしょ」
(今の若い人にはチンプンカンプンですかね。)

もちろん淡谷先生の歌もええんですがね。イメージで日本に入り込んだ音楽の象徴みたいなもんですよね。
ともかく「○○ブルース」てな流行歌が一時期日本を席巻したのでありました。もちろんここでのジャズの要素としての「ブルース」はこれではありません。

そもそも、奴隷として過ごしたアメリカ黒人は、「ワークソング」を歌いながら過酷な労働をこなし、生きていくだけで精一杯であったはずです。しかし、人間それだけじゃ気が変になってしまいますよねぇ、まっ信仰に頼ったのもその表れではありますが、
『我が願望』『我がかなわぬ夢』『欲望』そういったものを自分に言い聞かせるように歌う、
これもまた一つの心のはけ口であり、救いであったのかも知れません。

そういった中から思いを込めた三行詩、つまり1行四小節、全部で12小節の歌詞が生まれます。
これをボソボソッと歌ってたんでしょうねぇ
「ほら、現実逃避する時妄想に耽ったりするでしょあれみたいな、え?しない?それは貴方が本当の地獄をまだ見ていないからだ!」
んなこたぁありませんか。

さて、この歌詞が乗っかったメロディーですけど、これがいわゆる「ブルース」?であります。 と、分かったように言ってますが、
「あたしゃ、音楽の授業で縦笛も吹けなかったんだら」
威張るこたぁありません。
そんな私が分かる程度で説明しますと

 ♪ドはドーナツのド レはレモンのレ ・・・・♪

「ドレミファソラシド」「C D E F G A B C」いわゆる西洋音階から考えた時、ブルース音階は、EとBが半音近く(けっこうアバウト)下がる音階です。つまり西洋音楽的に言うところの変ホ長調。
「何だ西洋音楽にあるんじゃん」
とおっしゃる貴方、ブルースが面白いのは「節がEとBアバウト半音下げ」なのに「調は半音下がらない。」つまりメロディは短調、コードは長調ってこと、そこが西洋音楽の変ホ長調と全く違う点なんであります。
さらにみなさんご存じの裏打ち、リズムも西洋音楽とは異なります。

まっ私の知る範囲での「ブルース」てぇのはこんなもんですかね。しかし、音楽は「理論よりどれくらい聴き込むか」でしょ、特に私みたいに楽器てな表現手段を全てあきらめた者にとってそれしかありませんからね。
録音に残っているものしか不可能ですが、皆様にも本物をぜひ数多くお聴きいただければと思います。

てなことで、懲りもせず『料理当番、本日の一品』をば

本当はカジキマグロでもあればと思ったのですが、行きつけのスーパーには無くサーモンで手を打ちました。(笑)サーモンソテイ手作りタルタル添えって、そんなたいそうな料理じゃござんせんよ。

それに新タマとアボカドの和風サラダを

さて、今日の一枚は、ジャッキー・マクリーンです。 先日から私、レーベルにちょっとしたいちゃもんを付けている感がありますですねぇ。
このアルバムは「スティープルチェイス」
1972年にデンマークのジャズ研究家ニールス・ウィンターが立ち上げたレーベルであります。そしてこのアルバムが記念すべき第一弾ということになります。
初アルバムがどうして「カフェ・モンマルトル」でのライブ盤だったのか? それはウィンターがここの常連で、毎日通い続け、そのうち録音機材を持ち込み・・・・・
つまりそこから「スティープルチェイス」が始まったから。

その第一弾は半ば引退状態であったマクリーンを引っ張り出し、「カフェ・モンマルトル」常演者ケニー・ドリューをあてがって私家盤として発売されました。
そして 「好評につき、もっと発売しちゃいまぁ~~す。」

てなことで、録音は今一つ(そりゃそうさねぇ、私が「ジャズ話」を語るよりはレベルがずっと上とはいえ、録音技師じゃ無いから) でも、マクリーンは水を得た魚のごとく楽しそうだし、ドリューもノットリます。
「ヨーロッパでのハード・バップ・リヴァイバルは、ここから始まった。」 のでありました。

LIVE AT MONTMARTRE / JACKIE McLEAN
1972年8月5日録音
JACKIE McLEAN(as) KENNY DREW(p) BO STIEF(b) ALEX RIEL(ds)

1.Smile 
2.Das Dat 
3.Parker's Mood 
4.Closing


泣かせんじゃねぇよ、子役め

2018年01月15日 | m-o

雪に苦しむ皆様には「なに贅沢こいてやがる!」と怒られそうですが、この辺りは気温は低いものの毎日晴天が続き乾燥の局地、一昨日の晩ちょっとちらついた雪なんざぁ水蒸気になる間もなく何処ぞへ飛び去り、潤いを無くした我がお手々はガッサガサであります。(歳のせいもありますが)
明後日あたりに雨マークが出ていますけど我が肌の救世主とはならんでしょうねぇ

さても、ドラマのお話しを一つ。
以前は欠かさず見ていたNHKの大河ドラマも、前シリーズの『おんな城主 直虎』はほとんど見ず、
「もうオレは一話完結ものしか見られんのかもしれん」
と、思っておったんですがね。
「いやいや、『精霊の守り人』は、全シリーズ録画してまで見てるじゃないか」
と、気を引き締め(そんな覚悟必要?)今シリーズ『西郷どん』は見続けようと心に決めております。

私ね主演の鈴木亮平はそこそこ好きな男優さんでしてね(『精霊の守り人』にも出てますけどね)、糸役の黒木華ちゃんも相変わらず可愛いし、妹琴役の桜庭ななみちゃんもめんこいしねぇ・・・・
って、そうじゃなくて、
昨日の第二話をご覧になりました?
柿原りんかちゃん
「えっ?ついにいたいげな少女にまで手を伸ばすか?犯罪者!」
って、チャイますよぉ、演技!あのすんばらしい演技!

借金の形に売られる百姓の娘ふき。目を真っ赤にして
「りっぱなお侍さんに会えて、嬉しゅうございもした。」
思わず泣きそうになっちょりもした。(使い方間違ってる?笑)
その娘のオヤジ役の鈴木拓の芋さが・・・・まっそれはいいとして

「まったくまぁ、最近の子役は完全に主役を喰ってんなぁ、たいしたもんだ」
以前、何かのドラマを見ながらそうつぶやく母に、
「まぁなぁ、小っちゃい頃からいろんな意味で仕込まれてるから、何だか大人をぶった切ったような感じで、オレはあんまり好きじゃないけどね。」
なんて答えておったんですがねぇ・・・・

まぁ、あの娘の演技で、唾を飛ばしながら続く鈴木亮平の台詞が、芝居がカッコエエこと

ともかく、今年『西郷どん』を見続けようと改めて思ったバブでありました。

そんなこんなで(どんなこんな?)『料理当番、本日の一品』です。

鮭のタルタル焼きでして、それにしても野菜が高いですねぇ、思わず付け合わせのサラダは袋入りを買ってしまいました・・・って、お前は主婦か?!

それに豚汁、メインにはちと不似合いですが体が温まればイイということで
ちなみに弁当は写真を撮り忘れました。

さて、今日の一枚は、ミンガスです。

ところで、みなさんは『アメリカの影』という映画をご覧になったことがありますかねぇ?
ごめんなさい、私は見てないんです。
音楽担当はミンガス、そして、このアルバムの一曲目と四曲目がこの映画のスコアによるものだそうで(アルバム「MINGUS AH UM」の「SELF-PORTRAIT IN THREE COLORS」もそうだそうですが)
どんな時に、どんな場面で使われた曲かは分かりません。(笑)

一つだけ確かなのは「ALICE'S WONDERLAND」(アリスの不思議な国)は、この映画のために書かれたスコアであったのに映画には使われなかったということ
ラブシーンに使うつもりだったらしいですよ。
でも、ミンガスはどんなラブシーンを想像したんでしょ?私は曲を聴いてラブシーンはイメージしないんですけどぉ・・・なんとなく二人で何処かをさまよってる感じ?(笑)

ジャズと映画というとどうしても『死刑台のエレベーター』や『大運河』といったヌーベルバーグというイメージが直ぐ浮かびますけど、『アメリカの影』のようにいわゆるニューヨーク派の映画、例えば『拳銃の報酬』や『クール・ワールド』といった映画でも注目すべき演奏があったりして
「映画って本当にいいものですねぇ」
なんじゃそりゃ(笑)

JAZZ PORTRAITS / CHARLIE MINGUS
1959年1月16日録音
CHARLIE MINGUS(b) JOHN HANDY(as) BOOKER ERVIN(ts) RICHARD WYANDS(p) DANNIE RICHMOND(ds)

1.NOSTALGIA IN TIMES SQUARE
2.I CAN'T GET STARTED
3.NO PRIVATE INCOME BLUES
4.ALICE'S WONDERLAND

追伸、
このログにも何度か出演いただいたSaちゃんの結婚が決まりました。
「おめでとう!幸せになって下さい。」


盗人になって見せやしょう!

2018年01月05日 | m-o

三が日も終わり、箱根駅伝も終わり、仕事始めを迎え、正月気分をどう払拭するか?
切り替えが大変ですよね。

ところで、みなさんは初夢をご覧になりましたですかねぇ?
私は、歳のせいか最近めっきり夢を見なくなりまして、というより覚えていられないでありましょうな。
ですから、二日の晩、三日の朝ですか?この日も夢は見ませんでした。かわりといっちゃぁなんですけど、昨日の朝、久しぶりに夢を見ましてね、私にとっての初夢であります。
「茄子を咥えた鷹が富士山バックに空を悠々と飛んでいた。」
まっそこまでの夢を見なくてもイイんですがね・・・・・

最悪といいましょうか、私、夢の中で泥棒をしてしまいました。

「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。」
「・・・?」
「・・あなたの心です。」
「・・・はい!」

こんなんだったらそれはそれでイイんですが、マジな財布泥棒です。そしてその財布の中身は子供銀行のお札のような?いや、使えそうもない商品券のような?
ともかくそのせいで私は追われる身になるという・・・・・

初夢がこれって・・・・私の2018年はいったいどうなってしまうのでしょうか?!
まっ、忘れる事にしましょう。
「私は何も見なかった、まだ今年の初夢は見ていない!」(じっさい今朝も見ていませんし・・・笑)

さても話は変わって(無理矢理変えて。笑)
我がログを母親のごとく優しく見守っていただいているけいさんが、新春のログで年末の『NHK紅白歌合戦』の話題を取り上げておられました。

三浦大知が入ったとき得意げに
「ほら! この人山口百恵の息子だよ」と母に言うと、母が首をかしげ
「んだが? もっと百恵ちゃんとだんなに似ていると思ったけどなあ。こんな顔じゃなかったよ。歌手だろ?」
 「あれ? そうだっけ。この人だと思ったんだけど・・・(ちょっと自信がなくなっていくわたし)」
チラッとスマホを出して検索。
・・・すまん。嘘教えました。しかも得意げに。
                (けいさんのログ『心の色を探して』より)

と、いかにもけいさんらしい可愛らしいお話しでありまして
彼女のログにコメントも残したのですけど
私もね、一時期まで三浦祐太朗と三浦大知がごっちゃになっとりました。さらに恥をさらせば、かなり昔、芸人の宮川大輔が大介花子の息子だと・・・・
そういう事ってありますよね、これはけして歳のせいじゃありませんて(笑)

おっとそうじゃなくて話は『NHK紅白歌合戦』でした。
昨年の31日は私も珍しくお休みで、けいさんのように通しで見るてなことは無かったものの、時折テレビを点けて、つまみ食いのように視聴しました。
けいさんは「えっ?椎名林檎ってこんなに綺麗な人だったの?」とおっしゃっておられましたが、
私はね、短髪のSuperflyが妙に可愛く見えて・・・・
いえね、意外かも知れませんけどもともと彼女の歌は好きなんですよ。彼女のベスト盤を持っているくらいですから

ところが「長髪でお目々バッチリメイク」というのが私の彼女に対するイメージで、「可愛い」という感覚はほぼ無かったんですねぇ、エエ。
ところが、短髪で歌う彼女のお顔
「なんかすっごく可愛いくねぇ?!?!」
って

まぁまぁ、したたかに酔って、蕎麦をすする目に狂いが生じたのかも知れませんけどね。
「ん?だとすれば、飲み屋のねぇちゃんがちょっと可愛く見えるあれといっしょか?」
なんと失礼な、短髪のSuperflyはたしかに可愛いですよね、そうでしょ、アンタもそう思うっしょ?

とにもかくにもそんなことを思った『NHK紅白歌合戦』でした。

「そっかぁ、今年はオレも何処かのカワイコチャンの心を盗むんだな、昨日の夢はその正夢、そうだ、そうにきまっとる!忘れるのヤ~~メた。短髪のSuperflyだろうが、綾瀬のはるかちゃんだろうが、誰でもおいで、心を盗んじゃうどう!!」

脳天気なバブに今年も進歩は無さそうです。

さて、今日の一枚は、ジャッキー・マクリーンです。
ブルーノートお得意の未発表抱き合わせ盤。
これが他のレーベルでの企画物であれば期待も出来ないのですが、ブルーノートでの未発表、しかも「JACKNIFE」(4223)「HIGH FREQUENCY」(4236)というアルバム名まで決定していた演奏となると話は別ものです。

と言っても、私はLPはもとよりCDも持っていません。じつはネットでダウンロードした音源です。
ですからジャケ写真はそのままダウンロード先の映像ですし、アルバム名も本来は違ったはずです。

ブルーノートでは、「RIGHT NOW」(4215)と「'BOUT SOUL」(4284)の間の録音ということになるでしょうか

「JACKNIFE」(4223)がお蔵入りとなったのは、リー・モーガンのノリがイマイチだったからでしょうかねぇ?何故二人のトランペッターを使い分けたのか?そこも疑問ではありますが。

注目点は、ドラムスのジャック・ディジョネットなんですかねぇ?
マクリーンとジャックといえば「DEMON'S DANCE」(どうにも私はジャケットが好きになれんのですが、中身はそれとは違います。)

このアルバムでの共演がそこへの出発点だったのか?

いろんな思いを持ちつつ聴いてみるのも一興であります。

JACKNIFE / JACKIE McLEAN

1965年9月, 1966年4月録音
JACKIE McLEAN(as)
LEE MORGAN, CHARLES TOLLIVER(tp) LARRY WILLIS(p) LARRY RIDLEY(b) JACK DEJOHNETTE(ds)
LARRY WILLIS(p) DON MOORE(b) JACK DEJOHNETTE(ds)

1.ON THE NILE
2.CLIMAX
3.SOFT BLUE
4.JACKNIFE
5.BLUE FABLE
6.HIGH FREQUENCE
7.COMBINED EFFORT
8.MOONSCAPE
9.JOSSA BOSSA
10.THE BULL FROG


枝を切られたオヤジに復活はあるか?

2017年11月20日 | m-o

      寝た下を凩づうんづうんかな 一茶

なんとなくつい最近まで大汗かきながら重い身体を動かしていたような気がしますが、ここんところまさに布団から抜け出せない寒さが続いております。
気が付けば重い身体が厚着でさらに動きにくくなったように感じるのを
「増えた体重のせいではない、歳のせいだ」
まっどっちでも救いはありませんがね。(笑)

今朝、母に無残に枝を切られた不憫な椿の、それでもけなげに咲く数輪の花にメジロが蜜を吸いにやって来ておりました。
春のメジロにはなんとなく希望を感じたのが、今朝のメジロには寂しさを感じる、これは枝を取られた椿への母の無情を思うから?
って、んなこたねぇね、まさに季節のなすことでしょう。

そんなはかなさを感じる季節に、
震災から直ぐに除染のために枝を削がれ丸裸にされた公園の銀杏の木が、年月を重ねるごとに少しずつ復活をしてきております。
「絶滅危惧種のくせに!」
素直にそのたくましさに感動すりゃいいもんを、力強い生命力に嫉妬したりしてね。
これは、季節のせいでもなんでもありません、年寄りのヒガミってヤツでさぁ
そのうち、枝に残る数枚の枯葉を、
「一枚落ちた、後二枚・・・・最後の一枚が落ちる時・・・・」
そうなる自分が怖いんでしょうかねぇ、ヤダヤダ。(笑)

「バブさん、今週末、私お休みしますから」
「はぁ?」
結婚も近いであろうSAちゃんです。
「友達とマレーシアに行くんですよぉ」
「あれ?台湾に行ったのついこのあいだじゃなかったっけ?」
「やだぁ、もう一年以上前ですよ、これからは(海外へも)行く機会も減るだろうからって、行っちゃうかって、友達と」
「ああそう」
「バブさんにもお土産買ってきますねぇ、ナマコ石鹸がいい?有名らしいんですよぉ・・・・あっバブさんには必要ないか」
「それってどういう意味?」
「ともかく、なんか買ってきますから楽しみにしていて下さいね。」

(まったくもって、こいつらには晩秋のいや初冬の侘しさや虚しさや寂しさを慮る心てぇもんは無いんかいねぇ・・・・・
「って、アンタだって若い頃はんなもん考えんかったろが!」

「まぁまぁ、お土産なんざぁどうでもイイから、十分楽しんでおいで・・・・いいねぇ若いって・・・・そうそう、しいて言えば、お土産は生ものね、乾き物の女はイカン、生、生、生のおん・・・」
「ハイハイ」

心から他人の若さをうらやむオヤジでありましたとさ、
「寂し~~い!枝を切られて復活も出来ない自分が、虚し~~い!」

と、そんなオヤジの『料理当番、本日の一品』です。

三品980円セールで、鯖が売っとりましたんで味噌煮にしました。付け合わせは白和えでは無く豆腐和え。私はこれとは別に同じく三品980円の一品、マグロ刺しの切れ端をヅケにした月見山かけで一杯。

 

お弁当もいちおう作りましたよ。

さて、今日の一枚は、モンクとロリンズ、もちろん過去に紹介済みそれもこれが三回目じゃないでしょうかねぇ。
昨日の午後、突然聴きたくなって少し大きめの音量でかけました、B面を。

高校生の頃、このアルバムのB面がすこぶる好きだったというお話しは、以前このアルバムを紹介した時に触れたと思います。
バイト先で良く聴いてましたねぇ
レコードはもちろんですが、早い時期にCDも入手した一枚だったと思います。

時期も環境も違うんで比べるべきものでは無いんですけど、大きな期待を胸に聴いた「THELONIOUS MONK WITH JOHN COLTRANE」を、友人に「ファイブスポットでの伝説のライブ・・・・」と熱く語りながら、心の中で「ロリンズの方がイイんちゃう」と思っていた私。
当事、それほどこのアルバムが好きだったんだと思います。
実際、「THELONIOUS MONK WITH JOHN COLTRANE AT CARNEGIE HALL」が出るまでその思いに変わりはなかったのかもしれませんね。

そこまで言うならA面を聴けって話ですけど、まぁまぁそこは(笑)

THELONIOUS MONK AND SONNY ROLLINS
1953年11月13日[5] 1954年9月22日[3,4] 10月25日[1,2]録音
THELONIOUS MONK(p) SONNY ROLLINS(ts) PERCY HEATH, TOMMY POTTER(b) WILLIE JONES, ART BLAKEY, ARTHUR TAYLOR(ds) JULIUS WATKINS(frh)

1.THE WAY YOU LOOK TONIGHT
2.I WANT TO BE HAPPY
3.WORK
4.NUTTY
5.FRIDAY THE 13TH


無駄な休日だった?いやちゃうで

2017年11月09日 | m-o

Mさんのお店がリニュアルにともないしばらくお休みだったので、「こりゃ暇になるなぁ」と思いきや、
「ギャクニィ忙しいってぇ考えらんない!」(この使い方が正しいかは不明です。)
結局その間、飲みに行けたのも一日、ポケーっと出来たのも一日、これはいったいどういうことでしょうか?

まぁまぁ、そんでもって一昨日は久しぶりの完全休日、大いに羽を伸ばしました。

 ♪ 自転車に乗ってベルを鳴らし あそこの原っぱまで野球の続きを・・・・♪

天気も最高、自転車で家を出て珍しく街の方へ

目的はもちろんありません、久しぶりに映画館でも覗いてみようかと・・・・
ところが、これといって興味が湧く作品も無く、
「あ~~山の方に向かって行くべきだったかなぁ」
しかたがないので
「あっ!そういやぁ今日いつもルーティーン、珈琲を飲んでなかった」
と、まずは本屋さんへ、

「こういう日は難しい本を喫茶店で分かったような顔をしながら読むのもイイ」

先日、何気に見た題名も覚えちゃいないBSの番組で「超ひも理論」てぇ言葉を聞いていたので

竹内薫著『超ひも理論とはなにか―究極の理論が描く物質・重力・宇宙 』
「オイオイ、ほんとに分かるんか、こんなん?」
と自問自答しながらもこの新書を買い求め喫茶店へ

「フムフム、相対論と量子論を統合できえる理論が『超ひも理論』かぁ・・・・・・・・・って、分かるわけねぇだろ!」(笑)
まぁまぁ、文章的にはそれほど難しさは無いんですが、内容を理解できるかどうかは別もんです。
30分ほど読み進めるも、
「目が疲れた」
と言い訳を心でつぶやきながら、背負ってきたタブレットで週刊誌を読み始めました。(目が疲れたんじゃないんかぁ~~い!)

すると、何となく気になる邦画を見つけました。さっそくYouTubeで予告編をチェック(もちろん音はミュートね。)
横尾初喜監督の『ゆらり』という映画です。

「あらまなかなか良さそうな映画じゃないかい。公開は11月4日ねぇ・・・って、もう公開になってんじゃん。え~~と劇場はっと・・・・オーなんてこったい!」

我が町はもちろん、我が県でも、隣の県でも・・・
「いや、茨城の土浦セントラルシネマズではやってる・・・って、行けるかぁ~~い!そんなら池袋行くわ~~い!」
ノリツッコミを連発するのが我が休日では無いんですがね。(笑)

しかたが無いので、主題歌でもチェックしてみようかと調べると、ハルカトミユキの『手紙』という歌らしい、これをこんどはiTunesでチェック

同名EPを、喫茶店のBGMを無視しながらイヤフォンで聴き始めました。
疲れた目を閉じつつ珈琲をおかわりして、主題歌『手紙』に始まる収録曲を順番に聴くと

 ♪ たとえば僕が間違っていても 正直だった悲しさがあるから ウォウォウォウォ ・・・・♪

「ん?オレ今心の中で歌ってなかった?」
そりゃそうです。
「拓郎の『流星』でしょ、これ?!」

それがね、ギター一本で歌うハルカトミユキの『流星』、これが悪くないんですねぇ。
肝心な『手紙』を差し置いて、ダウンロードしてしまいました。(笑)

喫茶店を出た私は、昼飯を食っていなかったことにふと気付き、(喫茶店で喰えばエエのにねぇ)遅いランチをちょっと見た目は綺麗じゃ無い初見の中華屋さんに入り、唐揚げ定食を注文。
「ラーメンは何味にします?」
「定食にラーメン?????あ~~豚骨で」
大きな唐揚げが6個、マヨネーズ付のキャベツの千切り、山盛りのご飯、ザーサイ、それに半ラーメンと言うには大きすぎる豚骨ラーメンが
「こりゃ学生盛りだぁ!」
これでなんと780円?コスパはイイけどオヤジにはちと重すぎるかな?

こんなに遅くそんな大盛りランチを食べれば夕食なんぞ喉を通りそうもありません。
「よし今晩は、ワインでも飲もう」(何故そうなるかは自分でも不明です。笑)
千円のテーブルワインを一本、それにカマンベールといちぢく、生ハムを購入して

 ♪ 自転車に乗って おうちへ帰える 自転車に乗って 自転車に乗って ちょいとそこまで歩きたいから ・・・・♪

途中、来年のルーズリーフ手帳を仕入れおうちに帰りました。
「あれ?ひょっとて今日の行動の四分の三は、わざわざ街まで出かけてヤル必要も無かったんじゃないかい?」
まぁまぁ、最後はノリツッコミじゃなくツッコミだけで終わってしまいましたが、そこそこ楽しかったし、ゆっくりワインを飲み干せば
「エエ休日だったぁ」

さて、今日の一枚は、ワインを飲みながら拓郎とハルカトミユキの『流星』の聴き比べもしたんですが、その後、なんと珍しいパット・メセニーなんぞを引っ張り出して聴いたので、それにしました。

当事、ECMというレーベルの存在がジャズに新たな息吹を吹き込んだ事は間違いないと思います。(私の好みがどうかは別として)

今のアイドル風に言えばパット・メセニーもそんなECM卒業生であります。
ECMは、従来のジャンル分けにこだわらない新しい、しかも能力に長けた人材が集まるそんなレーベルでした。

あなたはメセニーが好きか?と問われれば、私はイエスとは言い難い、つまり当事の従来のジャンルにこだわる一派であったかもしれません。
ただねぇ、このアルバムの一曲目ホレス・シルバーが作った「LONELY WOMAN」なんか聴いちゃうと、「自分の意固地がバカみたいだなぁ」なんて思ったりしてね。

REJOICING / PAT METHENY
1983年11月29,30日録音
PAT METHENY(g,elg,syn) CHARLIE HADEN(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.LONELY WOMAN
2.TEARS INSIDE
3.HUMPTY DUMPTY
4.BLUES FOR PAT
5.REJOICING
6.STORY FROM A STRANGER
7.THE CALLING METHENY
8.WAITING FOR AN ANSWER

追伸、
しばらく忙しさにかまけ更新を怠っておりました。ここで『料理当番、本日の一品』と行きたいところですけど、溜まったもんをまとめて別記事にさせていただきました。


マブい娘には声をかけられなかったっけなぁ・・・

2017年10月12日 | m-o

またしばらく更新をサボっていると、話題には事欠かないのでありますが、
ついに始まった衆院選?いやいや、今日までは妙に暑い天候?東名で起きた事故のとんでもない真相?アメリカの銃連射事件や山火事?45時間耐え生還した4歳男児?ets.ets.
個人的には、最近飲みに行くと忘れ物を必ずする件?来週から暇な日が2週間ほど続く件?ets.ets.

そうさねぇ、まずはこんな話題を

キンモクセイが香り、萩の花が咲き、木々が色づき初める・・・・暑い日があっても季節は進んどります。
そんな中、我が家の庭に椿の実が実りました。
「○○、これ見でみろ」
と、実の付いた枝を切ってきた母

「でっけぇべ、奇形かなぁ?」
我が家の椿はどこにでもある椿、実の大きな林檎椿なんぞ植えておりませんし、同じ木の実と比べても確かに異様な大きさであります。
その実が一昨日弾けると、通常の倍以上の種が出てきました。
「ひょっとして放射能??????」
こんな事ってよくあるもんなんでしょうか?

続きまして(笑)

先週の土曜深夜から『東京JAZZ 2017』の放送が始まりました。
第1夜は、初JAZZレコーディング(O.D.J.B.の録音でありますね)から100年を記念した狭間美帆プロデュースのステージが中心の放送でありました。
ヨボヨボになったリー・コニッツやらツッコミ所はあるんですけど、これは全放送を見てからお話ししようかと思っています。

続きまして(笑)

一番どうでもイイ話題、こういうんが我がログの定番でありますからご容赦あれ

 ♪ ・・・・絵に描いたようなロマンスばかり
   ビヨンセのような娘(こ)が欲しい
   マブい娘(こ)はもう誰かのもの
   呪うよ幸せを ・・・・・・♪

この前からちょくちょく話題に出ている桑田佳祐「がらくた」に収録された「愛のささくれ~Nobody Love Me~」の一節であります。
「マブい娘・・・・・・マブいねぇ」

「マブい」「マブダチ」私ら世代が若い頃はよく使いましたですなぁ、しかもちょっとだけ不良っぽい言い方として活用しとりました。
だから面と向かって女の娘に
「アンタ、マブいねぇ」
とは言わない。ダンパ(笑)の会場に来た3人組の女性を物色(大笑)しながら、それこそマブダチにこっそり
「オイ、2番目の娘ちょっくらマブくねぇ?」
なんてね。

もちろんこんな言葉は今や死語、今時の若者が知るはずも無いととある大学生に
「おまえは、マブいなんて言葉しらんだろうなぁ」
すると
「知ってますよ。意味はイマイチ分からないけど」
「えっ!?」
「だって、エビ中の歌にありますもん」
「歌?エビ中??????海老が好きすぎてエビ中毒になっちゃった歌?それとも今話題のO157、エビにでも当たった歌かい?
「違いますよ、私立恵比寿中学の『マブいラガタイフーン(Interlude)』って歌があるんです。」
「私立恵比寿中学の校歌?にしちゃぁ変な題名だしねぇ・・・裏校歌・・・」
「だから違いますって、私立恵比寿中学っていうアイドルグループの歌」
「・・・・・・」

知らないだろうと思っていた死語を知っていて、あげくに私の知らないことでツッコまれて・・・・
「なんだか クヤシイです!!」(笑)
悔しいからYouTubeで「マブいラガタイフーン(Interlude)」を聴いてみました。
「なに言ってんかちっとも分かんねぇじゃねぇかよぉ!それにどの娘もマブかぁねぇ!!」(エビ中ファンの方、すいません。)

とまぁ、そんな話題でした。

遅ればせながら『料理当番、本日の一品』です。

ちょっとだけカレー風味を利かせた秋鮭ドリアです。

 

私は、ギューっとサラダで一杯(隣は付け合わせのコーンスープです。)

お弁当はこんなんでした。

さて、今日の一枚は、アルバート・マンゲルスドルフです。
ドイツの鬼才、60年代後半から70年代にかけまさにヨーロッパ・ジャズ・シーンの中心人物として活躍しましたですが、当事私にとってはとても取っつきにくいミュージシャンでした。
でもね、それはフリーシーンを嫌っていたからではありません。ヨーロピアンジャズに感じていたちょっとした嫉妬?そんなものだったのかもしれません。

ともかく初めて彼を意識して聴いたのは「TRILOGUE - LIVE」だったと思います。
ちょっとした衝撃を受けながらも敬遠しました。
今日のアルバムもジャケを見た瞬間に敬遠しました。(笑)

精神年齢は進歩しない私でもヨーロッパジャズへの嫉妬は徐々に無くなってきました。(今は全く感じていません。笑)
てんで、改めて「TRILOGUE - LIVE」や今日の一枚を聴き直したのは、たぶん30代であったように覚えています。

今聴くとなおさらですが、フリーと言っても彼の演奏はとても聴きやすい部類に入ると思います。
それは、彼の卓越した才能が滲み出ているからかもしれませんし、繊細さや知的さが垣間見られるからかもしれません。
「FLOWER DREAM」の冒頭ソロなんか聴くと心が落ち着くというか、エエです。(笑)
今となっては敬遠した私は何だったのか?
そんなアルバムです。

FOLK MOND & FLOWER DREAM / ALBERT MANGELSDORFF
1967年9月6,7日録音
ALBERT MANGELSDORFF(tb) HEINZ SAUER(ts, ss) GUNTER KRONBERG(as, bs) GUNTER LENZ(b) RALF HUBNER(ds)

1.PLAKATE
2.FLOWER DREAM
3.FOLK MOND
4.MOBILE
5.THEMA MAL 3
6.RIB-DEGIBIB-DEGIBIBOSSE


マキからモンロー? ブゥブゥビドゥ!!

2017年09月19日 | m-o

「最近はどうにも何事アンチョクになっちゃぁいませんか!?」
いやいや、これは解散を急ぐ安倍さんに向かってでも、世間の皆様に向かってでも無く、私に向かっての一言であります。

 ♪ ぼうやそんなに泣くのなら そんなにねんねが嫌いなら
   砂漠の星へすてましょか 砂漠の星は赤い星
   赤いお馬が走って行く ・・・・・♪

息子にも娘にも小さい時に唄い聴かせた『ケンタウルスの子守歌』です。あっ浅川マキね。
夕べ、ほろ酔い気分で湯船に浸かり、思わず口ずさんでおりました。
「アンタが風呂で唄う歌はなんでそんなに暗い歌ばっかなんだい?」
まぁまぁまぁまぁ
そんでね、唄うと原曲が聴きたくなる。もちろんアルバム「裏窓」のラスト曲だからレコードをかければ良いんですが、酔っ払ってるしB面全部を聴く元気も無い(べつに途中からかけりゃイイじゃん)、セレクトCD、携帯プレヤーともにこの曲は落とし込んでないし・・・・
となればネット頼りです。

「え~~と『ケンタウルスの子守歌』と入れてぇ・・検索!」
すると直ぐにダウンロードできるページを発見しました・・・・・・・
しかぁ~~し!ここでですよ
「最近はどうにも何事アンチョクになっちゃぁいませんか!?」

レコードを持っていながら「レコード盤を回すのが面倒」、さらにだからPCに落とし込んで気軽に聴けるようにするのも面倒、ならばネットで
「チョチョイノチョイだんべさ」
って、それでイイのか?そこに愛はあるのか?(笑)

ちょっと大げさですかねぇ、結局私はその場でチョチョイと聴ける短い曲を聴かずにレコードをかけたのでありました。しかも『引越し』から始まるB面全てです。さらに、ジャケットをながめていたら『セントジェームス医院』がどうしても聴きたくなってA面も全て聴いちゃいました。

「もういっぱ~~~い!」

さらにさらに、南里文雄のトランペットを聴いたら彼の演奏が聴きたくなって、これは友人にいただいたCDコピーですが「南里文雄 栄光のトランペット」というもんを聴き始め

 ♪ ごんべさんの赤ちゃんが 風邪引いた ・・・・♪

あはは、んな歌は入ってませんよ、原曲『リパブリック讃歌』を聴いて身体がノッテくる
『月光価千金』を聴いてエノケンが聴きたい気分だけどこれは持ってない。ならばとナット・キング・コールの『月光価千金』(GET OUT & GET UNDER THE MOON )を聴いて、
「そういやぁ、ヘレン・ケインの『GET OUT & GET UNDER THE MOON』が何処かにあったはずだ」
と、探しあててこれを聴き、

 

ベティちゃんを思い出しながらそのままヘレン・ケインを聴いていると(寄せ集めなのでアルバム名も何も無いんですが)

 ♪ I wanna be loved by you just you and nobody else but you
   I wanna be loved by you - alone. Boo boo bee doo ・・・・・♪

マリリン・モンローのオッパイとお尻を思い出しましたぁ・・・・

しかしまぁ、浅川マキからマリリン・モンローのお尻まで至る妄想をだれが予測できますでしょうか?
「音楽って素晴らしい~~~!これも安直に走らなかったおかげやね。♪ブゥブゥビドゥ!」(笑)
それはイイけど、下手すりゃ映画『お熱いのがお好き』まで見そうな勢いジャン。

「あ~~ぁこりゃまた寝不足だぁ!」

ちなみに、『お熱いのがお好き』は見ませんでしたよ。(笑)

さて、今日の一枚は、ジョージ・ムラーツです。
大学時代に買った一枚ですねぇ・・・10年以上前に(ジュ十年!なんと2005年の7月ですって)一度紹介しているアルバムです。
なにしろムラーツのベースに一番惚れ込んでいる頃にこのアルバムは買った記憶があります。
以前も言いましたがサドメル楽団の来日公演を見てから(聴いてから)「ハナとムラーツ」はしばらく私のアイドルでした。
それでもこのアルバムも最近ではレコードで聴くことはほとんど無くなり、レコード盤を回したのは超久しぶりです。
・・・・・レコードはやっぱエエですねぇ
ベースの音って、特にそんなことを想わせてくれるように感じます。

PORGY & BESS / GEORGE MRAZ
1976年6月28日録音
GEORGE MRAZ(b) ROLAND HANNA(p)

1.SUMMERTIME
2.IT AIN'T NECESSARILY SO
3.STRAWBERRY WOMAN
4.THERE'S A BOAT DAT'S LEAVIN' FOR NEW YORK
5.OH BESS, OWHERE'S MY BESS
6.OH BESS, OWHERE'S MY BESS
7.I LOVE YOU PORGY
8.JASBO BROWN BLUES


ダメだこりゃ×2

2017年09月18日 | m-o

台風18号は各地に爪痕を残し北海道へと向かいました。
この辺りは他に比べればまぁましな方で、夕べから今朝にかけ少々強い雨と風はあったものの大きな被害の状況は聞いておりません。
今じゃ台風一過、綺麗な青空が広がっています・・・・
「って、オイオイちょっと暑すぎじゃござんせんか?!」
被害を被った方々を思えば、そのくらい我慢せねばイカンでしょうね。

    生きがいは何かと聞かれ「生きること」(山田和一郎・栃木県・61歳)

シルバー川柳の入選作が発表され、下は4歳から上は100歳までと幅広い応募の中から選ばれた20作は今年もまた秀作揃いです。

    ピンポーンにやっと出たのに不在票

大阪府は54歳の女性ヘルパー榎本美智代さんの句は、我が母を詠まれているようで涙が出そうです。(笑)

今日は敬老の日、もちろん母を敬う心にみじんの曇りもござんせんが(そこで笑ってるのはダレ?)、入選作の年齢を見ると私もすでに敬われる歳になったのではないかと・・・・・

「一度、国語辞典でイイから『敬う』の意味を調べた方がイイよ、アンタの場合」
 *相手を尊んで礼をつくす。尊敬する。

「つまりなにかい、歳は相応でもオレには資格が無いと・・・・ごもっともです。」
「オイオイ、納得しちゃったよ」
まぁね、それだけ気持ちが若いっちゅうことで
「だから、そうじやなくてね、アンタの場合は大人になれない若者といっしょ、自覚し反省しなさい!」 
「ファ~~イ
「ダメだこりゃ」

先日⒉時過ぎまで飲み歩いていた話をSAちゃんにすると
「バブさんもそろそろ飲む量を控えた方がイイですよ」
と忠告されました。
まさに歳だけはその域なんでありますよねぇ・・・・しかし
「あのねSAちゃん、『飲む・打つ・買う』ってあるじゃん。あたしゃね、打つも買うもあきらめてんだよ、飲むくらいの甲斐性は残したいじゃないかいな」
「何が甲斐性だか」

以前のシルバー川柳に
    この歳で止めてどうする酒たばこ
てぇのがあのましたが
    金よりも大事なものが無い老後
てぇのもあって、私なんざ、SAちゃんが心配してくれる健康もさることながら、酒で身上つぶしかねませんからねぇ・・・・

「そのへん、敬老の日の夜に酒でも飲みながら真剣に考えよぉっと」
ほんとに
「ダメだこりゃ」

ということで、『料理当番、本日の一品』です。

え~~~なんちゃないピーマンの肉詰めではありますけど、ポイントは手作りトマトソースでして、昨日最も時間をかけた部分です。
添え物の包み揚げは、一つがチーズと豆入り、もう一つはタコ、揚げ玉の入ったたこ焼き風です。

 

連休だと昼飯も作らされたりします。昨日は半チャーハン・ラーメン、今日は夕べのトマトソースを使ったパスタ・・もとい、スパゲッティでした。

弁当はこんなもんです。

さて、今日の一枚は、お久しぶりのミンガスです。
ベースのミンガスじゃありません。ピアノとボーカルのミンガスです。

このアルバム、今日の午前中に聴いたのですけど、普通休日の朝っぱらに聴くアルバムじゃ無いでしょうか?
私はそうは思わなかったりして(笑)
けっこう元気が出るというか、一瞬、やる気が出るというか

ミンガスのボーカルがどうだとか、ピアノがどうだとか・・・・
別にイイんじゃないでしょうか(笑)
どこがどうだか分かりませんけど、私はわりと好きなアルバムだったりします。
自由でノリノリでそのくせ繊細で・・・いかにもミンガスらしくありません?

ところで、北の白豚は「OH! LORD DON'T LET THEM DROP THAT ATOMIC BOMB ON ME」と叫んどるのでしょうか?

OH YEAH / CHARLES MINGUS
1961年11月6日録音
CHARLES MINGUS(p,vo) JIMMY KNEPPER(tb) BOOKER ERVIN(ts) ROLAND KIRK(ts, manzello, stritch, siren, fl) DOUG WATKINS(b) DANNIE RICHMOND(ds)

1.HOG CALLIN' BLUES
2.DEVIL WOMAN
3.WHAM BAM THANK YOU MA'AM
4.ECCLUSIASTICS
5.OH! LORD DON'T LET THEM DROP THAT ATOMIC BOMB ON ME
6.EAT THAT CHICKEN
7.PASSIONS OF A MAN


終わりよければ全て良し

2017年09月14日 | m-o

台風の進路が気になりますねぇ、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

と、そんなことも忘れ、一昨日はいつものように飲み歩いておったのですが、いつもと一つ違ったのは、我が町の中心繁華街に出張ったことでした。
最近は「最後は○ークで飲んだくれる」というパターンと「年齢的に多くのはしごは難しい」との理由で「新たなお店に御出ます。」との事も無かったんですけどね。
一昨日は違いました。

遅い昼食(?)をちっちゃな中華料理屋さんで夕方とった後、(といっても、春巻きと餃子で一杯飲んだんですが)
「ママ(○ーク)、今晩はお店空ける?」(最近、火曜日に休む事も多いんでね。)
と、連絡を取ると
「バブ、たまには中心繁華街にでも出張ろうか」
「えっ?そりゃまぁエエけど(結局店は休むんか~~い!)」

ということで、
「まずは焼き鳥屋さんででも一杯飲んで・・・・」
と、昔よく私が行っていた寂れた焼き鳥屋さんに・・・ところが
「こっちも休みか~~~い!」(笑)
そこで新規開拓とばかり、2人とも初めての焼き鳥屋さんに
名前はあえて出しませんが、ここねぇ・・・・
いや、焼き鳥や料理、お店の内装もなかなかのもんだったんですよ、ところが、まぁ愛想が無いというか(愛想が無いのも売りならイイけど)煮え切らないというか。
ママのお腹が満たされたところで(私は餃子食べてましたから、笑)早々にお店を出ました。

「ママ、やっぱ美味しいウイスキーが飲みたいよねぇ」

ならばと知ったバーへ、ところが今度は
「ごめんなさい、いっぱいなんです。」
まったくねぇ、休みだったりいっぱいだったり、ついとりません。

「しゃあない、昔(ママの修行時代)の知り合いの店に行ってみっか」
と、○ークママ。
道すがら話を聞くと、
「じつは日が明けると、その修業時代の師匠の命日なんよ。そんでね一杯飲みたかったわけ、その店のマスターも同じ師匠の弟子だしイイやね」

やって来たのは『BAR JETLAG』というお店であります。(「店名公開OK」いただきました。)

「師匠の御霊に、乾杯!」

これがねぇウイスキーの種類もさることながら、マスターがまぁエエ男でね、顔や人柄ばかりじゃござんせん、声がア~~タ、男の私でも惚れそうなほどスンバラシイ
「マスター、「ジェットストリーム」って言ってみて」(笑)


こんなマッカラン、私は初めて飲みました。

『終わりよければ全て良し』休みやいっぱい、愛想無しの焼き鳥屋、全てご破算でございますよ。
美味しいウイスキーをたらふくいただき
「余は満足じゃ」
楽しい夜を過ごしました。これも○ークママの師匠のお導き
「ありがたや、ありがたや」

さて、今日の一枚は、ジャック・マクダフです。
選んだのは・・・ノリだけです。(笑)

まぁ、我がログによく遊びに来ていただいている方ならおわかりでしょうが、私好みのジャズ(強調)アルバムとしては、この手のアルバムがどんな位置に存在するかはおわかりいただけると思います。
だから、ノリですよノリ、ごめんなさい真剣に聴いちゃおりません。

でもね、大ヒットした「THEME FROM ELECTRIC SURFBOARD 」にしても、私好みのジャズとしてどうかは別にして嫌いな音楽じゃ無いんです。
たまにはこういうのを聴いてみるのもエエかなぁ、ってね。(笑)

軽いです、ほんと軽いです、「じつは中身は軽率なチャラ男」みたいな私には一番合っている音楽なのかも知れませんね。

DOWN HOME STYLE / JACK McDUFF
1969年6月10日録音
JACK McDUFF(org) JAY ARNOLD(ts) CHARLIE FREEMAN(g) JAMES ALEXANDER(el-b) SAMMY GREASON(ds)

1.THE VIBRATOR
2.DOWH HOME STYLE
3.MEMPHIS IN JUNE
4.THEME FROM ELECTRIC SURFBOARD
5.IT'S ALL A JOKE
6.BUTTER(FOR YO POPCORN)
7.GROOVIN'
8.AS SHE WALKED AWAY


襲来!ザ・小姑ズ

2017年08月30日 | m-o

「今日の涼しさは何なんだ!」
怒っているのか、嬉しいのか、自分でも分かりませんが、先週から今週にかけての気温の変動は上がったり下がったり、身体に良いとは思えませんね。

身体に悪いと言えば、昨日の目覚めもです。
地震が頻繁に起きていたあの頃に聞き慣れた携帯の警戒音でたたき起こされました。
「なんだなんだ、地震かぁ?!」
急いで携帯を充電器から外してみると地震にあらず、『jアラート』の警戒通報でありました。
まっ簡単に言えば『現代版空襲警報』でありますな、さりとて防空壕も無けりゃアラートの指示に従うべき頑丈な建物も近くにはありません。
身構えようにも構えようは無いわけで
「どっちにしても落ちてきたら不運と言うしかなかんべさ」
てなもんで
「北朝鮮のくそったれ王子様はろくなことしてくんねぇなぁ、おかげで眠いよ」

でも実際に日本の何処かに落ちてきたら、そんな事も言っちゃいられんのでしょうねぇ、なればこそ、それなりの気構えは必要なんでしょうけど・・・
いずれにしても戦争なんていう最低で最もくだらない役立たずの行為にだけは、どの国も走らないでいただきたいと願うばかりです。

脅威と言えば、先週末我が家にも台風並の脅威が上陸いたしました。
最近、ゴジラやキングギドラの扱いはそれなりに勉強をさせていただいておりますが、この『超弩級台風』は『jアラート』並に扱いが難しいんでありまして
「二晩泊まりの予定で、二人だけで行くから」

二人・・・・一人でもやっかいなのに
二人だけ・・・・せめて緩衝材(家族)をともなえば
まさに我が心のjアラートが鳴り響きました。
はたしてその正体とは・・・・
それは『ザ・小姑ズ』であります。
つまり我が実姉二人。
この世で一番口うるさく、この世で一番私をさげすみ、私の言うことなど何一つ聞かない・・・・・・・・・・・・「恐ろしや恐ろしや」(笑)

まっね、母はとても嬉しそうだったので、
「オレさえ耐えれば・・・」(笑)

それにね、二晩の予定が「一日は母と三人で近くの温泉旅館に泊まる」という、『ザ・小姑ズ』なりのサプライズがありましてね。私の被害は最小限に抑えられたと、台風一過は意外にも早くやってまいりました。

「そうだそうだ、○○(私です)、アンタにもお土産があったんだ、ほれ」

二番目の姉が焼いたグラス?です。
さっそく安酒をロックで注いでみましたが
「やっぱウイスキーは、ガラス越しに見える色が・・・」
「ん?何だって?」
「いや、ありがたく使わせていただきます。」

てな事で、『料理当番、本日の一品』は、姉たちに喰わそうかと一応用意した品の余り物です。(魚系は姉たちがペロッと食べてしまいました。)

メインはコロステーキ、それにポテサラ、イチジクの生ハム巻き、インゲンのチーズ焼き、トマトのネギごま油和えです。
もちろん、姉の手作りグラスでウイスキーをいただきました。
お弁当は『ザ・小姑ズ』上陸でお休みです。

さて、今日の一枚は、モンゴメリー兄弟です。
『ザ・小姑ズ』にうってつけでしょ(笑)

モンゴメリー三兄弟はどうしても真ん中のウエスが目立ってしまうのはしかたありませんが、モンクもバディも実力はお墨付き、このブラザースが悪かろうはずはありません。
とか言いながら、私は「GROOVE YARD」の方が好きだったりするんですがね。では何故今日はこのアルバムなのか?
このジャケですよ、なんだか暗くておどろおどろしくありません?
つまり『ザ・小姑ズ』の恐ろしさをそこに表してみようかと(笑)

ところで、ウエスは楽譜が苦手で有名ですけど、モンクとバディはどうだったんでしょ?

THE MONTGOMERY BROTHERS IN CANADA
1961年12月録音
WES MONTGOMERY(g) BUDDY MONTGOMERY(vib) MONK MONTGOMERY(b) PAUL HUMPHREYS(ds)

1.JEANNINE
2.SNOWFALL
3.ANGEL EYES
4.BARBADOS
5.THIS LOVE OF MINE
6.ON GREEN DOLPHIN STREET
7.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
8.BEAUX ARTS