JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

春の嫉み

2014年02月24日 | y-その他

寒い日も今日明日あたりまでとの予報が出ておりますが、どうでしょうかねぇ?
まっ春めいてくることは悪いことじゃござんせん、期待しておきましょう。

ソチオリンピックも閉会式を迎え、長かった戦いが終わりましたが、日本人の活躍云々以上に報道があまりに加熱していたように感じるのは私だけでしょうか?
いやいや、一部をのぞきオリンピックでもないとなかなかメディアに取り上げられない競技もありますので、それはそれでヨシなのかもしれません。
ただねぇ、朝出かける前にテレビをつけると、何処回しても「ソチ、ソチ」、「こっちもオリンピック、あっちもオリンピック」ってぇのは、いささか鼻についてきたりしておりまして、終わってホッとしているところがありますし、今後行われる「パラリンピック」の報道とのギャプはどうなのか?なんていらぬ心配もしたりしてね。
「選手の頑張りには敬意を表し、報道には苦言を評する」
てなところでしょうか。

さても、メダルを取った取らないは別として、選手一人一人の努力は並々ならぬものであったことは言わずもがなでありますが、彼ら(彼女ら)がその競技を始めた、あるいは興味を持ったきっかけって???

女子はわかりませんよ、わかりませんが、男子の場合、「女子にもてたい」的なきっかけが少なからずあったのではないかと?
えっ?そんなんはアンタみたいなゲスな一般人だけだって?
いやいやいや、そんなことも無いと思いますよ。もちろん、それだけで一流選手になったということも無いでしょうけど。

ほら、いっぱしのミュージシャンがよくそんな話をしたところを見聞きしたことありません?
ゲスな私にも覚えがあります。
シャイだった私は(ほんとですよ。笑)
「友人に誘われたからしかたなく」
てなこと言いながら、じつは「ちょっとでも女子に注目されてみたい」という下心を秘めて「下手なギターをかき鳴らしステージに立った」てな事がありました。
今思えば、「Jazz好き」だって、きっかけは違ったかもしれませんが、「ジャズ喫茶のママに注目されたい」との想いが何処かにあったればこそ、みたいなところがありますもんね。
まっ「Jazz好き」が、当時の一般女子にウケたかというと、それはありませんでしたが(笑)

現代だって、ミュージシャンがある意味ファッションリーダーだったりして、「先端を行ってる!」みたいなところがあるでしょ、それを見れば、「ミュージシャンは女にもてんだろうなぁ・・・・」みたい事があっても当然だと思いません?

私が目覚めたその時代ですらそんな対象では無かったJazzにだって、バカにしゃいけやせん、そんな時代があったんでありますよ。

そうさねぇ、時代は1930年代半ばから40年代、ビッグ・バンドの黄金期あたり。
グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、ジミー・ドーシー、スタン・ケントン、カウント・ベイシー、デューク・エリントンといったスイングバンドはもちろん。
ガイ・ロンバード、フレディ・マーティン、ラス・モーガンといったスイート・バンド、レス・ブラウン、ジミー・ランスフォードといったどっちつかずバンド(ひどい表現だ)まで、
その専属イケメン(あるいは美女)シンガーはもとより、バンドマン、特にそれらを仕切るバンドリーダーは、流行の最先端を行くモテモテ男だったという・・・うらやましい。(笑)

     

彼らが狂わせた美女も、シナトラ婦人となったエバ・ガードナー(彼女はその前にアーティ・ショウと結婚してましたからね。)でしょ、そうそうアーティ・ショウはエバの前、ラナ・ターナーとも結婚してましたよね。
ディック・ヘイムズはリタ・ヘイワースを、ビッグ・ダモンはピア・アンジェリを、ハリー・ジェイムスはベティ・グレイブルを・・・・・あげたらきりがない。

     

現代日本のお笑い芸人やスポーツ選手、もちろんミュージシャンもですが、
「ちょっとあんたらモテ過ぎとちがいますか?!」

「あれ?私は何を言いたかったんだっけ?」
つまりはですね、春も近づいて、「自分も恋がしたい、いい女をゲットしたい」という叶わぬ夢にうなされ、スポーツ選手やミュージシャンに嫉妬しているという・・・・じつに虚しく寂しい「春の嫉み」でありますね。

おっと、気を取り直しましょう『料理当番、本日の一品』です。

近づいているとはいえ春まだ遠き我が家かな、暖かい一品をということで、シャケッ粕の味噌グラタンです。
作り方はいたって簡単、鮭の切り身を適当な大きさに切って、塩こしょう、小麦粉をつけて表面にバターでヤキを入れます。(笑)
ニンジン、ジャガイモを火が通りやすい大きさに切り、キャベツ、タマネギととともにこちらもバターで炒め、そこへ鮭、追い小麦粉(んな言い方はないね)を加えさらに炒め、酒粕と味噌で作ったどろどろの煮汁を入れて一煮立ち、これを耐熱皿に盛って溶けるチーズ&粉チーズをかけてトースターで焼くという。
これね、ご飯にも合ったりするんですわ。

こちらは、まさに春、ウドの酢味噌和えです。

さて、今日の一枚は、途中で出たビッグ・バンド+スターシンガーにちなんで、カウント・ベイシーとフランク・シナトラを選んだんでありますが・・・・・
じつは申し訳ない、私はレコードでもCDでもこれを所有しておりません。あるのは音源のみ(正確に言うと音源から起こしたCDR)
そもそも私の趣味じゃござんせんし(・・・・それを言っちゃあおしめいよ。)あらためて購入しようとは思っていません。

でもまぁ、たま~~~に聴くのはアリかな。

FRANK SINATRA SINATRA WITH TNE COUNT BASIE ORCHESTRA

1.Pennies From Heaven
2. Please Be Kind
3.(Love Is) The Tender Trap
4.Looking At The World Thru Rose Colored Glasses
5.My Kind Of Girl
6.I Only Have Eyes for You
7.Nice Work If You Can Get It
8.Learnin' The Blues
9.I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter
10.I Won't Dance
11.Fly Me To The Moon
12.I Wish You Love
13.I Believe In You
14.More
15.I Can't Stop Loving You
16.Hello, Dolly!
17.I Wanna Be Around
18.The Best Is Yet To Come
19.The Good Life
20.Wives and Lovers


酔人、酩酊人、泥酔人

2014年02月20日 | g-i

よくもまあ寒い日が続きますが、先週の雪でいまだ孤立している集落があるなんてニュースを見聞きしますと、これくらいでブツクサ言っとれませんね。
物資が入ってこない、病院も無い何にも無い・・・・まさに3.11を経験した私にはその苦しみがよ~~くわかります。一刻も早い復旧を祈っております。

大竹聡著『ぜんぜん酔ってません』『まだまだ酔ってません』何故にこの二冊が今手元にあるのか?

火曜の午後
「鮟鱇鍋で一杯なんてどうよ?」
てなメールが、
親の葬式でもなけりゃ『呑の誘い』を断ったことがない私(まっそれは冗談ですが)、そんなメールに反応しないはずもなく
「何時に何処に行けばいい?」

てなことで「鮟鱇鍋を目当てに飲みに行こう」となったわけですが、
「いっぱいで入れないなんてなるといやだから、電話してみようか」
すると、
「客はいっぱいじゃないけど、鍋がいっぱいだって」
つまりですなぁ、
「席は空いているし鮟鱇鍋も出せるけど、二人前の鍋は難しい」
てんですわ。
「そうじゃなくてもバブは喰わんもんねぇ(量を食べないってことね)」

かといって、一度『呑スイッチ』が入れば、鮟鱇鍋はあきらめられても
「オチャケはあきらめらんない!」(笑)
けっきょくは焼鳥屋で
「すじ煮とぉ、牛タンとぉ、レバーとぉ・・・お新香、おっと忘れてた、なんてったって寒い日にゃ熱燗だぁねぇ、えっ一合? バァ~~カ言っちゃいけやせんよぉ、二合徳利でバンバン出してちょうだい。」
あはは、バンバンとは言いませんでしたが、つまみが出る前に一本無くなり、焼き鳥が届く頃には二、三本無くなってましたかねぇ?まぁまぁ順調なペースです。(笑)

そんなこんなでほろ酔い気分(ほろ?)、あとは
「ウイスキーでしょ」
場所を○-クに移して
「お~~し、締めの一杯」
一杯で済まんことはわかっちょりましたがね。

「ヒックヒック」
「あらまシャックリ?」
「過ぎたかなぁ~~~?」
私にこの症状が出れば終いです。素直に負けを認め退散ですわい。

「バブ、この本読んでごらん。鏡を見るようだから・・・」
と、ママに手渡されたのが、大竹聡著『ぜんぜん酔ってません』『まだまだ酔ってません』

「なげ~~!ここまでなげ~~!つまりは、大竹聡のごとくアンタは飲んべえだから、これを読んでみなってママが貸してくれたっちゅう話でしょ」
「はい」

この日も酔人に始まり、酩酊人、泥酔人に変貌した私、まだ『ぜんぜん酔ってません』一冊しか読んでおりませんが、大竹聡と違うのは「シラフでも粋人にはなれない」というところだと、感じたバブでありました。

さて、今日の一枚は、久々の歌物、ビリー・ホリデイです。

いえね、シャックリでボロボロの私と、薬と酒でボロボロのレディ、何となく共通点が
「ないない、あんたのボロボロとレディのボロボロは、ボロボロのボロボロさが違う」

唄っているというより語っているって感はゆがめないんでありますが、たしかに言うとおり、私の場合は『味も素っ気もないボロボロ』ですけど、レディ場合は『味のあるボロボロ』、「GOD BLESS THE CHILD」なんかで、チャーミングさすらチョロチョロ出てきますもんね。

AT MONTEREY 1958 / BILLIE HOLIDAY

1958年10月5日録音
BILLIE HOLIDAY(vo) MAL WALDRON(p) EDDIE KHAN(b) DICK BERK(ds) GERRY MULLIGAN(bs) BENNY CARTER(as) BUDDY DE FRANCO(cl)

1.AIN'T NOBODY'S BUSINESS
2.WILLOW WEEP FOR ME
3.WHEN YOUR LOVER HAS GONE
4.GOD BLESS THE CHILD
5.I ONLY HAVE EYES FOR YOU
6.GOOD MORNING HEARTACHE
7.THEM THERE EYES
8.FINE AND MELLOW
9.OH, WHAT A LITTLE MOONLIGHT CAN DO
10.TRAV'LIN LIGHT
11.LOVER CAME BACK TO ME

おまけ、
母が突然
「雑煮のタレでうどんが喰いてぇ」
なんてぇもんですからね。作りましたよ、バブ家直伝田舎うどん&そば。

私にはサイドメニュー大葉味噌の焼きおにぎり付きです。(笑)


いかに不義理な我が身かな

2014年02月16日 | s-u

さてさて、「何回も起きなければ」と心配していた「思わぬ大雪」でありますが、首都圏をはじめ東日本をまたまた襲ってまいりましたねぇ、
そんな中、不思議なことに我が田舎だけは「大雪の狭間」とでも言いましょうか、風はとんでもなく凄かったものの、雪ではなくほぼ雨で終了と「前回積もった雪をも溶かしてくれた」みたいな感じで、なんだか他の地区の方には申し訳ないみたいな状況でございました。
ただねぇ狭間ですから、周辺の影響が大きく、流通がままならなくなりましてね。今日の新聞は届かないは、スーパーの品揃えは寂しいわ、そうそう、Mさんのコンビニにも予定通りの品物が入らず
「なんか品薄だねぇ」
とのお客様に、説明するのに難儀いたしました。
「なになに、今度は水曜日あたり?もうよしてくれよ!」
てな感じですね。

話はコロッと変わりますが、
先週末、新潟の『CATS HOUSE』花村圭さんから封書が届きました。
私のことは知らずとも(とうぜんか、笑)花村氏のことをご存じの方は多いと思います。(って、Jazzを名乗りながら、あまりにその話題が薄い我がブログをごらんの方々にはわからんかもしれませんが、雑誌『ジャズ批評』なんぞをご購読の方には特に知られたお方であります。)

内容は、『CATS HOUSE』と花村圭さんを紹介した、雑誌『ジャズ批評』(2014.1月号)と雑誌『Stereo』(2014.1月号)の記事のコピーでありました。

思えば何年前でしょう、こんなブログに(名だけのジャズブログ)、その道のプロの方があわれみのような気遣いをしてくださったことがあって、雑誌『ジャズ批評』に二度ばかり投稿させていただいたことがありました。
その時お世話になったのが花村圭さんであったのです。

その後、『CATS HOUSE』の開店、新潟のジャズ状況の紹介等々、都度ご連絡をいただいたにもかかわらず、お礼の一つも出来ぬまま現在にいたり恐縮しておりましたが、またこうして手書きの宛名で封書をいただくと、じつにありがたく感じるのであります。

「2014年睦月、縁あって・・・郷里近く帰って来ました。巌冬の新潟堪え難く(交通事故受傷後の回復芳しくなく)送散。「さすらい」の記録です。笑ってやって下さい。
-山の麓のジャジーな隠れ家- まもなくオープンです。 花村圭」
とあります。
察するに、事故に遭われしばらくお休みされていたのでしょうか?
もしそうなら、「そんなことともつゆ知らず、いかに不義理な我が身かな」であります。

いずれにせよ、一度は訪問せねばイカンでしょうね『CATS HOUSE』
とうぜん伺ったところで、ジャズの話もオーディオの話も私が及ぶべき範疇では無いとは自覚しております。
がしかし、一度だけでも拝顔し我が駄話にお付き合いいただける機会があればと願っております。
ブログ上ではありますが、ご連絡いただいたことに深く感謝し、お礼を申し上げます。

そうさねぇ、檜枝岐で蕎麦を食べ、一山越えて新潟に、『CATS HOUSE』で花村氏を拝顔し、レコードを購入して帰途へ着く・・・・・二泊三日で行けるでしょ
S君、今年の夏あたり付き合っちゃくれまいか(笑

ということで、『料理当番、本日の一品』です。

まずはレンコンのはさみ揚げですが、鶏のミンチに二通りの味付けをしてはさんで、唐揚げにしてみました。

こちらはタコと大根の煮物、今回はミックスビーンズなんぞも一緒に煮てみましたが、「オオ~~美味」・・・・なんちゃって

さて、今日の一枚ですが、送られてきた記事の中で、訪問者高橋慎一氏が『CATS HOUSE』で聴いたという、花村氏お気に入りのズート・シムズにしました。

ジェリー・マリガンとのヨーロッパツアーの際、フランスのピアニスト、アンリ・ルノーに誘われ行った録音でありまが、
花村氏はズート好きなんだそうで、その中でも最愛聴盤だと高橋慎一氏は、この記事の中で紹介されております。
私は、ここでのズートはかなり抑え気味だと感じておるのですけど、花村さんはどうお感じなんでしょうねぇ?ジョン・アードレイが張り切りすぎだ!みたいな(笑)
いやいや、そんな話も「聴き込みが足りん!」と一括されるのかもしれませんね。

ともかく、私も『CATS HOUSE』で「EVENING IN PARIS」を聴いてみたい。

ZOOT SIMS ON DUCRETET THOMSON

1956年3月16日録音
ZOOT SIMS(ts) JON EARDLEY(tp) HENRI RENAUD(p) EDDIE DE HASS(b) CHARLES SAUDRAIS(ds)

1.CAPTAIN JETTER
2.NUZZOLESE BLUES
3.EVERYTHING I LOVE
4.EVENING IN PARIS
5.ON THE ALAMO
6.MY OLD FLAME
7.LITTLE JON SPECIAL

おまけ、
先日、れいの牛乳を手土産にこられる母の茶飲み友達がいらっしゃいまして、牛乳がまたしても余ってしまいましてね。

急遽クラムチャウダーなんぞを仕込みました。珍しく
「これいいなぁ、また作って飲むべ」
と母、
(「作ってって・・・作ったのは俺だけど」)
とは言わず、
「そだね」と言っておきました。


雪中行軍敢行!

2014年02月09日 | a-c

皆様におかれましては、この週末をどうお過ごしだったでしょうか?
まぁ凄かったですねぇ、えっ?何が?何かってア~タ、雪ですよ雪
東京ばかりじゃござんせん、ふだんの年なら雪とはほぼ無縁のこの地でも、そりゃもうビックリですわいな。(先日の初冠雪もちょっとビックリですが、今回は・・・・)

昨日土曜日は、朝から降り続く細かい雪に、大雪の予報もあったので
「ノーマル軽では帰りが心配かも?」
てんで、歩きでMさんのお店へ出かけました。

大通りはさほどでも無かったのですが、歩道は雪に包まれ、普段なら30分の道のりが、そうですねぇ40分ほどかかりましたかねぇ、それでもまぁまぁ普段見慣れない雪景色を眺めながらの「ちょっと長めの散歩」気分で着いたのでありますよ。

しかし、
夜の10時過ぎ、いつしかみぞれ交じりにはなったものの、それまでの雪がしっかりと歩道を埋め尽くしています。
「バブさん、ほんとに歩いて帰るんですか?」
女の子にそんなこと言われると、なおさら意地になるというか
「大丈夫、大丈夫、今日中には着くだろ」

思えば、2時間待ちのタクシーを頼んだ方が正解だったかもしれません。変にみぞれ交じりになったことで、「表面はサクサク、中はグシャグシャ」(かき氷なら食べ頃?笑)てな状況で、これがア~~タ歩きにくいったりゃありゃしない。

おかげさまで、私も雪国で生活をした経験があります。雪道を歩くすべは自転車と同じように体が覚えているものでありまして、いかに滑ろうとも転びはしないのでありますが、さすがに夕べの歩道は難敵でありました。

しかも我が家に帰る後半分は、ほぼ民家も無いダラダラの上り坂でありまして
耳元に流れるコルトレーンも何の効果もありません。(ふつうここはコルトレーンじゃなかろう)
「頑張るんだバブ、君は限界を超えられる!ゼイゼイ」
息が切れるわりには前へなかなか進まないんでありますねぇこれが
「ヨシ、あの信号で4分の1行程終了だ!ゼイゼイ」
思えば、自転車でこの坂道を帰るときも、街路樹や信号を目標物に必死に登り切ったのでありましたっけ
「ヨシ、次の信号にたどり着いたら、ポケットに忍ばせたコーヒーを飲もう・・・ゼイゼイ」
しまいにゃ
「・・・・・ゼイゼイゼイ・・・・・ここは八甲田か!」(笑)
なんとか坂を登り切ると、みぞれだったはずの雪がまたしても大きな粒へとかわり
ピュ~~~~~
やっとの思いで家の前までやって来た頃には、吹雪のようになっておりました。
「バブ2等兵、雪中行軍より只今生還いたしました!ゼイゼイゼイゼイ」

所要時間は、平時の二倍、1時間でありましたが、疲れは3倍?いやいや、5倍以上はあるでしょ(笑)
濡れた衣類を脱ぎ捨て、飲んだビールの美味いこと美味いこと
「たまにイイ運動になったんじゃないの」
「イイ運動?たわけ!家でテレビを見ているようなヤツに・・・・シクシク」

明けて今日、日曜日。
「○○(あいかわらず私のこと)、早く起きて雪かきしないと、もうみんな始めてるよ!」
私が帰還した後も雪は降り続けたんですねぇ、庭も道路もこれでもかってくらいの雪が占領しておりました。
雪中行軍でそこらじゅう痛い身体にさらに鞭を打ち、午前中いっぱい雪かきですわいな。
「ところで、マラソンはどうなった?」
じつは今日、毎年このブログでも紹介している市民マラソンが開催される日だったんでありまして
「あ~~中止だって、そりゃこの雪じゃ無理でしょ」
なるほど、マラソンは中止で、いつもは応援するだけで身体を動かさない私が大変な運動をしたと・・・・・・

いかにイイ運動かしりませんが、この週末のような事がもう起きないことを、切に願う私でありましたとさ。
(でもね、こういう年って、もう一回ぐらい大雪があったりするんだよねぇ・・・・)

さて、今日の一枚は、夕べ行軍中私を励まし続けてくれたコルトレーンの一枚を。(もちろん過去紹介済みの一枚です。)

でもまぁ何でこんなんを聴いてたんでしょうね私。同じコルトレーンでも他に選択の余地があったようにも思いますが・・・・
たぶん、なるたけ多くの人に背中を押してほしかったのかな?(笑)

AFRICA / BRASS

1961年5月23 日, 6月7日録音
JOHN COLTRANE(ss,ts) ERIC DOLPHY(as,bcl,fl,arr,cond) FREDDIE HUBBARD, BOOKER LITTLE(tp) JIM BUFFINGTON, DONALD CARRADO, BOB NOTHERN, ROBERT SWISSHELM, JULIUS WATKINS(frh) CHARLES GREENLEE, JULIAN PRIESTER(euph) BILL BARBER(tu) PAT PATRICK(bars) GARVIN BUSHELL(reeds) McCOY TYNER(p, arr) REGGIE WORKMAN(b) ELVIN JONES(ds) CAL MASSEY(arr) ROMULUS FRANCESCHINI(cond)[2]
JOHN COLTRANE(ss,ts) ERIC DOLPHY(as,bcl,fl,arr,cond) BOOKER LITTLE(tp) BRITT WOODMAN(tb) DONALD CARRADO, BOB NOTHERN, ROBERT SWISSHELM, JULIUS WATKINS(frh) CARL BOWMAN(euph) BILL BARBER(tu) PAT PATRICK(bars) McCOY TYNER(p) ART DAVIS, REGGIE WORKMAN(b) ELVIN JONES(ds)[1,3]

1.GREENSLEEVES
2.SONG OF THE UNDERGROUND RAILROAD
3.GREENSLEEVES
4.THE DAMNED DON'T CRY
5.AFRICA

1.AFRICA
2.AFRICA
3.BLUES MINOR

おまけ、
『料理当番、本日の一品』ですが、そんなわけで、ボロボロの身体が「手をかけるなぁ手をかけるなぁ」って訴えるんであります。で
母には厚揚げとがんものみぞれ煮、それと冷凍のアジフライ、叔母が送ってくれたワラビ、というじつに手抜きの料理を出し、私はこんなんで熱燗を三本ほどいただきました。


初冠雪に酔う?

2014年02月05日 | d-f

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。

って、まっ金子みすずの「つもった雪」ほどは積もりませんでしたが、初冠雪です。
『立春寒波』だかなんだか知りませんけど(何でも名前をつけりゃイイとは思いませんが)昨日今日とお寒いことお寒いこと、一昨日のバカ陽気がもたらした『立春への期待』は、我が恋ほどにはかないものでありました。(笑)

さすがの私も昨夕の雪に恐れ、
「ノーマルタイヤの軽には荷が重くなるやもしれん。」
とばかり、早々に帰宅。
「こんな日にゃ熱燗か?」
と、ビールを飲み飲み徳利を温めました。

お新香と塩からなんぞをアテに、街灯に浮かぶ雪を見ながら
「雪見酒もイイもんだ・・・・・」
ところが
「チョイチョイ、そうじゃなくても寒いんだから、雨戸は閉めておくように」
(「チミは私にしばしの風流さえ味わせちゃくれんのかい!」)

とは思いつつ、熱燗が身に染みてくるってぇと
「凍みた心も溶けてくるねぇ・・・」
花より団子、雪よりお酒、つまりは「飲めりゃぁいい」ってヤツでして、徳利一本じゃ追っつかない
「二本いっぺんに燗しゃお」(ルンルンルン)
するってぇと
「○○(あいかわらず私めのことでございます。)、早く帰ってきたからって、いっぱい飲んでイイってことじゃねぇぞ!」
と、母が水を差しましてね
「俺は、酒に水は入れない主義だ!」(なんのこっちゃ)

まっね、こんなんがあるから外に飲みに出ちゃうんですよ~~だ(笑)
「今晩は一人おとなしく自室でウイスキーにしょう~~っと
ダメだこりゃ。

さて、今日の一枚は、お久しぶりのマイルスです。
昨日の「マイフェフ・レディ」からの映画音楽つながりということで「死刑台のエレベーター」でありますが、
このアルバム当然過去紹介済み、まあまあ2005年ですから許していただくとして、その時はレコードでの紹介でしたから、今日はCD、その時話題にした『完全版』での紹介です。が、「ほんとに別テイク16も必要かねぇ?」未だに感じております。

マイルスがこの録音を行ったとき、「初めて見る映像に即興で合わせていった。」てな逸話を私も高校時代から信じておりましたが、「ルイ・マルがマイルスが抱く少々の懸念を試写会で納得させた」との事実がわかっている今、マイルス自身はある程度はシーンに合わせたテーマを用意していたのだとは思います。
それにしても、短時間でとり終えたのも事実で、「これほどインパクトのある映画音楽は無い」と言わしめるあたりが、いかにもマイルスだとの評価に何の影響も与えないとも思っていますけどね。

いつもは大文字なんですが、何故かこのデータだけ曲名が小文字で入っておりました。おそらくフランス語だからという考えだったのでしょうその時の私は(笑)

ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD / MILES DAVIS

1957年12月4,5日録音
MILES DAVIS(tp) BARNEY WILEN(ts) RENE URTREGER(p) PIERRE MICHELOT(b) KENNY CLARKE(ds)

1.Generique
2.L'Assassinat De Carala
3.Sur L'Autoroute
4.Julien Dans L'Ascenseur
5.Frolence Sur Les Camps-Elysees
6.Diner Au Motel
7.Evasion De Julien
8.Visite Du Vigile
9.Au Bar Du Petit Bac
10.Chez Le Photographe Du Motel
プラス
1.Nuit Sur Les Champs-Elysees (take 1)
2.Nuit Sur Les Champs-Elysees (take 2)
3.Nuit Sur Les Champs-Elysees (take 3)
4.Nuit Sur Les Champs-Elysees (take 4)
5.Assassinat (take 1)
6.Assassinat (take 2)
7.Assassinat (take 3)
8.Motel
9.Final (take 1)
10.Final (take 2)
11.Final (take 3)
12.Ascenseur
13.Le Petit Bal (take 1)
14.Le Petit Bal (take 2)
15.Sequence Voiture (take 1)
16.Sequence Voiture (take 2)


お詫びと弔意

2014年02月04日 | m-o

どんよりとした曇り空、細かい雪まで降ってきました。
「昨日のあの太陽はどこへ行ってしまったんだ!」

まず今日はお詫びをせねばいけません。前回、「札幌のりなちゃん行方不明事件なんて、解決の糸口も見つからないありさまで・・・」などとほざいたまさにその少し前、犯人が逮捕され、りなちゃんは無事に保護されました。
日本警察の実力を軽視したことをお詫びし、りなちゃんの無事を喜びたいと思います。
が、しかし、犯人であろう松井創容疑者に一言申したい。
「もし君が犯人なら(間違いなくそうだろうけど)、早いとこ吐露しちまえ、そして、受けるであろう刑以上に、一少女が一生背負うトラウマと、またしてもオヤジが気軽に子供たちへ声をかけられなくなる世の中の進行を早めたという重大な罪を、これから一生を通し君はどう償うのか、じっくりと考えたまえ」

話はころっと変わりますが
先日逝った我がPCを追うがごとくMさんのお店のPCがプッツンいたしまして、こちらも無くては困るものですから、すぐに(私が)購入してまいりましてね。
S君のiPadやら、我がPCやら、そして今回やら、と、ソフトのインストや、データの入れ替え等々がそこそこ大変なんでありますわ。
今はやりの感染症じゃありませんけど、続くときには続くものです。

そんなこんなで、昨晩、Mさんのお店PCをいじっていると、突然Mさんが
「あれ?ダスティン・ホフマン死亡?今そんなん出てなかった?」
「え?エエ~~~?!」

もちろん見間違え、ホフマンはホフマンでも『フィリップ・シーモア・ホフマン死亡』の記事でありました。

『米俳優フィリップ・シーモア・ホフマンさんが2日、ニューヨーク・マンハッタンの自宅アパートで亡くなっているのが見つかった。46歳だった。警察は薬物の過剰摂取が原因との見方を示している。』
なんと、注射針が腕に刺さったまま亡くなっていたそうでありますが・・・・

フィリップ・シーモア・ホフマンというと、私らからすればそこそこ新しい役者の部類に入りますんで、ダスティン・ホフマンほど印象はありませんけど、『男が女を愛する時』(メグ・ライアン好きなもので、笑)とか、そうそうアカデミー主演男優賞をとった『カポーティ』は観ましたねぇ(他にもちょいちょい観てますけどね)

カポーティ・・・カポーティねぇ・・・・
『ティファニーで朝食を』の原作者、トルーマン・カポーティの伝記映画でしたよね。なかなか面白かった。(偉そうに)

 ♪ム~~~ンリバー タ~リラリラ~~ タ~リラリラ~リラ~~ ・・・♪

外国文学に疎い私としては、邦画と違い洋画は「ほぼ原作を知らずに映画を観る」というパターンですので、オードリー・ヘプバーンのあれが全てなんでありますが、
あの映画はかなり原作を軽視しているとの評があるようです。

原作軽視といえば、土屋アンナの舞台を巡る騒動は・・・・・・・

「バッカモ~~~ン!そのわけのわからん連想ゲームみたいなもんをいつもやっとるから話が終わらんのだ!」(波平っぽく?笑)

先日の軽口のお詫びと、フィリップ・シーモア・ホフマンならびに波平さんへの弔意にて、本日は終了といたします。

さて、今日の一枚は、オードリー・ヘプバーンつながりのシェリー・マンです。(笑)
もちろん過去紹介済みの一枚ですが、

前にも言いましたかねぇ?
映画『マイフェア・レディ』の中で、口八丁のオヤジ(スタンリー・ハロウェイ)が結婚式に向かう前に酒を飲みながら歌っているあのシーンが私は大好きなんであります。
その時の歌「GET ME TO THE CHURCH ON TIME」から始まるこのアルバムも、とても好きです。

「いかにも西海岸」的?前回も「嫌うであろう」と言った商業主義的感覚はこのアルバムにもプンプン臭いますが、それでもエエじゃないですか、ね、元気の出るアルバムです。

MY FAIR LADY / SHELLY MANNE

1956年8月17日録音
SHELLY MANNE(ds) ANDRE PREVIN(p) LEROY VINNEGAR(b)

1.GET ME TO THE CHURCH ON TIME
2.ON THE STREET WHERE YOU LIVE
3.I'VE GROWN ACCUSTOMED TO HER FACE
4.WOULDN'T IT BE LOVERLY
5.ASCOT GAVOTTE
6.SHOW ME
7.WITH A LITTLE BIT OF LUCK
8.I COULD HAVE DANCED ALL NIGHT


明後日から春~~~!?

2014年02月02日 | g-i

ここ一週間は、ちょっとした不幸に遠出をさせられたり、はたまた低額(笑)景品をゲットしたりと、良いことがなかったのかあったのか、気温のごとく乱高下の日々でありました。
私的な出来事や気温だけじゃありませんね、新聞を見ても沙羅ちゃんを筆頭にソチオリンピックへの期待に盛り上がる頑張りを各選手が見せたり、割烹着博士小保方晴子さんのSTAP細胞てな明るい話題があるかと思えば、毎日のようにわけのわからん殺人事件や、放火、強盗、ひき逃げ、虐待、無理心中・・・・札幌のりなちゃん行方不明事件なんて、解決の糸口も見つからないありさまで・・・・(そうそう、つまらん国会も始まりました。)
「何がどの事件だったか、わかんないくらいだ」
そんな感じです。
そして明日は『節分』ですか。この季節の分かれ目を期に、「良いことの比率が増せばいいな」と期待はしております。いちおうね。(笑)

よっ程な厄落としだと湯屋を出る

江戸時代、厄年の方は身につけている物をわざと道ばたに落とし、厄を落としたそうでありまして、落とす物は、女性なら櫛、男性ならふんどしてな、まぁ決まりじゃなかったんでしょうけど、そんなんだったそうで、
風呂屋でふんどしを盗まれた男が「こりゃ厄落としの手間が省けたわい」と、まぁまぁ江戸っ子らしい見栄をみせている、てな川柳でありますね。

厄払い、厄落としなんてぇと、「初詣・厄払いは何々神社へ」てな、年の暮れ近くに一気に増えるテレビCMを思い浮かべ、年末年始の感が強いわけですけど、旧暦でいえば、いわゆる豆まきなんぞを行う節分と大晦日がほぼ同時期だったこともあって、節分に厄落としをしても何の不思議もなかったわけです。

厄年のあなた、厄払いがお済みでなければ、明日の晩あたり、パンツをそこらの道ばたに・・・って、やめなさいよ、そこらじゅう誰が履いていたかわからんパンツが転がってた日にゃア~タ
「そりゃ公害だ!」

いやまてよ、時代も経て世の中も変わっているわけだし、女性が下着を落とすてな・・・・女性の厄年といえば33歳でしょ?
「エエじゃないですか、そこらじゅうに下着を・・・・」
「おまえは、『高級ハイヒール強盗』以上の変態か!!」
ちなみに私にはその趣味は全くございませんよ。男性も女性もどうぞ普通にお近くの神社で厄をお払いください。(笑)

てなことで、明日の節分は、あれほど嫌っていた『恵方巻き』をお付き合いでMさんのお店で買い、母に喰わそうと思っております。
「そうそう、蕎麦も予約しといたから、それも喰いなね

?????蕎麦、『恵方巻き』にも怒っていた私が『節分蕎麦』に「商業主義だ!」と怒らんわけが・・・・・・
チッチッチッあまい!
さっき言ったでしょ、旧暦の節分と大晦日はほぼ同時期、江戸時代に『年越し蕎麦』といえば「節分に食べる蕎麦」ってぇのが常識だったんですよ。
「だから『節分蕎麦』は許す」(なんのこっちゃ)

ともかく、明後日からは「春~~~!」ですから、
「なんか良いことあるとイイね」

ここで『料理当番、本日の一品』です。

昼、米を喰わなかったので(スパゲッチョを喰いました)ご飯があまり気味、そこでこんなんを作りました。堅めに型で押しつぶしたご飯を一度冷凍し、炒め油よりちょっと多めの油で揚げ焼き、それに三種の味をつけてオーブントースターで再度焼きました。

こちらは、ご飯を揚げ焼きしたそのフライパンで餃子の皮をパリパリに焼き、半分はコーンとハムとチーズを乗せピザ風に、半分は鳥のささみ、豆、レタスを山葵マヨネーズで和えたものを乗せてみました。

さて、今日の一枚は、エディ・ヒギンズです。
ヒギンズのピアノが私好みかという事はさておき、2001年録音のしかもこの時期のSJゴールドディスクを私が持っているということが重要なんでありまして(アハハ、つまりですね、私らしからぬ一枚だと思われがちだという)
事実、そうそう聴かんアルバムなんですけどね。
何て言うかなぁ、それこそ『恵方巻き』じゃありませんが、若干『商業主義』的臭いがしたりしてね。(笑)

でもまぁ、今晩みたいなこの季節にしちゃへんに暖かい夜に、ロックグラスを横に置きながら本なんぞを読んでいる、そんなホッとする夜にはBGMとしてこれも有りかなと・・・・・そんなしだいです。

BEWITCHED / EDDIE HIGGINS TRIO

2001年1月30,31日録音
EDDIE HIGGINS(p) JAY LEONHART(b) JOE ASCIONE(ds)

1.WHAT A DIFF'RENCE A DAY MADE
2.DETOUR AHEAD
3.BEWITCHED, BOTHERED, AND BEWILDERED
4.YOU MUST BELIEVE IN SPRING
5.BEAUTIFUL LOVE
6.ALICE IN WONDERLAND
7.ANGEL EYES
8.THE PHILANTHROPIST
9.ESTATE
10.BLUE PRELUDE
11.I HEAR A PHAPSODY
12.AS TIME GOES BY
13.AUTUMN LEAVES

おまけ、
じつはね先週の土曜日のお弁当が、やたら美味しかったんですわいな。見たかないでしょうけど、まあどうぞ。