JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ボカァ前向きに生きるぞ!

2012年11月29日 | a-c

今日は朝だけ機嫌がよろしゅうございました、それは何故か・・・・
いやね、たいしたことじゃないんですよ、今朝方見た夢がね、ナハハハハ(気持ち悪りぃ)

出演者は私と見知らぬ女性の二人っきり、年の頃なら三十代後半から四十?これがア~タ、飛び上がるほどの美人じゃないが、なんとも愛敬のあるそれでいて年相応の色香も放つ・・まっイイ女でね。いやいや、ナニするわけじゃないんですよ。ただただ、『床もみじ』をめでながら一献酌み交わすてな夢なんですがね。

(テレビ朝日『報道ステーション』HPより)

『床もみじ』が出てきたのには訳があります。昨晩帰宅すると家人がテレ朝の『報道ステーション』を見ておりまして、ちょうど天気予報の時間、京都は実相院からの生中継であります。じつにみごとな『床もみじ』が映し出されておりました。ね、これが頭に残っておったのでしょう。
問題は見知らぬイイ女でありまして、
「これって夢占い的にはどんなもんなんだろ?」
アホですよねぇネット検索しちゃいましたよ。すると
『知らない異性と親しくしている夢:新しい恋の予感』
『理想的なイメージの知らない人が現れる:近いうちにいい出会いがある』
なんですって、デヘヘヘヘヘへ

「こんないい夢、他人に話さずにはいられない」てんで
「・・・・・てな夢でね、こりゃひょっとすると、どえれぇエエ女とお知り合いになれるかもしんねぇねぇ」
これに答えてY君
「そりゃあ完全に欲求不満でしょ、しかも酒を酌み交わすだけって・・自信も無くなってんだろうなぁ・・・いい薬紹介しましょうか?」
「ちゃうて、ちゃうて、だから夢占い的に言うとだねぇ・・・」
「バブさん、朝、顔を洗って鏡を見た瞬間に現実に戻れないのは不幸ですよ。」
(「そこまで言うか」)

いいもぉ~~~んだ、私だってねぇ、そりぁ現実をわきまえりゃあり得ない話だってことぐらいよ~~~く分かってますとも、へぇへぇ、イイ女が仮に現れたとしても私なんざぁ手も足も出ませんよ~~だ、でもね、世の中にはものずきもいて、ほら例えば『デブ専』とか、『オヤジ好き』とか・・・・・・・虚しい~~!(笑)

ともかく、悪い夢じゃなかったんだし、ひょっとしたらエエ女とお知り合いになれるかもしれないし、爪の垢ほどの期待を持って
「ボカァ前向きに生きるぞ!」
それにしても、昨日の「オヤジの卑猥?」に続きこの話、やっぱり欲求不満?

さて、今日の一枚は、モーズ・アリソンです。
彼のリーダー盤を紹介するのはおそらく二枚目でしょうか?ま、言っちゃ悪いんですけど私にとってはそれほどに気にかけるピアニストではないということはお察しいただけるでしょう。
このアルバムもかなりダラ~~っとした感はゆがめませんが、第一に歌ってないところがイイ(笑)そして、バラード調の曲にはそこそこの良さがあるように思います。
いずれ、私的には進んでお勧めはしませんが、オーソドックスで可もなく不可もなくというのも、それはそれでよろしい時もあるってことですかね。

DOWN HOME PIANO / MOSE ALLISON
1957年11月8日, 1958年4月18日8月15日, 1959年2月13日録音
MOSE ALLISON(p) ADDISON FARMER(b) RONNIE FREE(ds)[1,3,4,6,7,8], NICK STABULAS[2,5,9,10](ds)

1.DINNER ON THE GROUND
2.CREPUSCULAR AIR
3.MULE
4.CREEK BANK
5.TOWN
6.DEVIL IN THE CANE FIELD
7.THE MINSTRELS
8.MOON AND CYPRESS
9.CARNIVAL
10.MOJO WOMAN


追伸、

 地に落ちた枯葉は雨に打たれながらも
 かすかな葉脈の記憶をとどめようとする
 その朽ちかけた地図こそが新たないのちを
 宇宙の無明へとむかわせるのだ (谷川俊太郎「種子」より)

落ち葉を見ながら、ふと自分と重ね合わす・・・
「あれ?オレも葉脈の記憶をとどめようとあがき舞い散る落ち葉なんじゃあるまいねぇ・・・」
冬になりたいくないともがく姿が、ここ二日のログ話なのかもしれませんね。


オヤジの卑猥?

2012年11月28日 | y-その他

「天気晴朗なれど風強し」そんな昨日とは違い今日は風もさほど強くないんですが、寒さはいよいよ冬?そんな感じですかねえ、とか言いながらマイルームのストーブ稼働率は未だ低く、まさに皮下脂肪の底力を感じてもおります。

さて、今日は初っぱなから今日の一枚でありまして、というのもこれはジャズアルバムでは無いんですねえ、いわゆる映画のサントラ盤ってヤツ、ほらほら今や大人気のジョニー・デップ主演映画ですよ。

『パブリック・エネミーズ』公開は3,4年前だったでしょうか?みなさんはご覧になりました?
凶悪犯でありながら不況時代のちょっとしたヒーローでもあったジョン・ハーバート・ディリンジャー・ジュニアという実在の人物をデップが演じるという、半分ノンフィクションの映画でありましたが、そこそこ面白い映画でした。
そして、使われていた音楽がなかなか印象的と申しましょうか、時代背景からすれば当然なのかもしれませんけど、ビリー・ホリデイの歌がみょうにシーンにマッチしていたり、ディリンジャーを撃った捜査官が、彼の死の際に聞いた言葉を収監中のディリンジャーの恋人ビリーに「彼は君に伝えてくれと確かにこう言った『バイバイ・ブラックバード』」と告げ、ビリーの涙、これがラストシーンでありましたが、そこでエンドスクロールまで流れる「BYE BYE BLACKBIRD」・・・・・カッチョエエねぇ

とまぁいかにも分かったような事を言っていますけど、映画を見た後この「BYE BYE BLACKBIRD」を誰が歌っているのかが分からない、ビリーの歌じゃないのは分かってましたが
「聴いたことある声だけどなぁ??????」
ここでも英語力の無さが災いしてますよね、だってエンドロールにゃ当然名前が出てたんでしょ?(しらないけど。笑)

「BYE BYE BLACKBIRD」っていうと、やっぱりいっちゃん最初浮かんでくるのはマイルスの「'ROUND ABOUT MIDNIGHT」に収録されたテイクですかねぇ?
それと、私的には「LIVE TRANE  THE EUROPEAN TOURS」のDISC2に納められたコルトレーンの一曲、録音は悪いものの、これなんざぁ秀逸でござんしたが・・・
って、歌じゃないし(笑)

そんでね、後々これがダイアナ・クラールの声だと気付くわけでありますけど、調べるとどのアルバムにも収録されていない、でも『パブリック・エネミーズ』で流れたあの一曲がどうしても耳に残ってしまって・・・・てなことで今日のこのサントラ盤とあいなったわけであります。

そんでも酷いもので、我がiPodには「LOVE ME OR LEAVE」「AM I BLUE ?」「THE MAN I LOVE」そして「BYE BYE BLACKBIRD」しか落とし込まれていないし、CD聴くにもそれ以外は飛ばして聴くという、そりゃまぁぞんざいな扱いをうけております。

話はコロッと変わりますが、このログではほとんど紹介しませんけど、私、隠れダイアナ・クラール・ファンでして、アルバムもそこそこ持っとります。
ピアノや歌はもちろんのこと、なんつったってビジュアルがエエじゃござんせんか、ねぇおとっさぁん。(笑)
んんんんんん・・・・これ以上はよしましょう、中年の悲哀、いや、中年の卑猥?が出てしまいますから。
まっ、つうことで、本日は映画『パブリック・エネミーズ』のサントラ盤をご紹介いたしました。

ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK - PUBLIC ENEMIES -

1.Ten Million Slaves / Otis Taylor
2.Chicago Shake / The Bruce Fowler Big Band
3.Drive To Bohemia / Elliot Goldenthal
4.LOVE ME OR LEAVE / BILLIE HOLIDAY
5.Billie's Arrest / Elliot Goldenthal
6.AM I BLUE ? /  BILLIE HOLIDAY
7.Love In The Dunes / Elliot Goldenthal
8.BYE BYE BLACKBIRD / DIANA KRALL
9.Phone Call To Billie / Elliot Goldenthal
10.Nasty Letter / Otis Taylor
11.Plane To Chicago / Elliot Goldenthal
12.O Guide Me Thou Great Jehova / Indian Bottom Association, Old Regular Baptists
13.Gold Coast Restaurant / Elliot Goldenthal
14.THE MAN I LOVE / BILLIE HOLIDAY
15.JD Dies / Elliot Goldenthal
16.Dark Was The Night, Cold Was The Ground / Blind Willie Johnson


おまけ、
ここで『料理当番、本日の一品』です。

初鍋です。つみれと鶏の団子鍋、これをおろしポン酢でいただきました。ここはやっぱ日本酒ですよね。(笑)


表具屋じゃねぇ!

2012年11月22日 | a-c

今日は小雪、「寒くてあたりまえ」ですかね。

「あ~あ、やって欲しいことは沢山あるのになぁ・・・・」
まぁまどろっこしい言い方であります。ハッキリ言やぁいいのにねぇまったく。
「そりぁね、業者頼めばいいんだろうけど・・・・・」
「わかったわかったわかりました、どうせ業者に支払う代金まで私しゃ稼いでおりませんよ~~だ。やりますよ、やりぁエエンでしょ」

てなことで、第一懸案でありました障子の張り替えを師走前に行うこととなりました。
いやね、こうみえて、やり始めちゃえばこんなんは嫌いな方じゃなくて、黙々とやるタイプなんですよ、私しゃ、天気もイイし、鼻歌交じりで
「まずは水かけてね、ペロ~~っときたもんだ」
てなもんですよ。
「ところで何枚張り替えりゃエエンでしょ?」
「八枚だよ」
「はっ八枚?!」

古い障子を剥がすまでは調子よかったんですけどねぇ、ひとまず乾かしてからサンドペーパーなんぞをかけてると
「あれ?今、グキって言ったグキって・・・」
そんなんだぁ~~れも聞いちゃいません
「だから、腰が・・・グキって・・・・・はい、続けます。」

震災でやはりほんのちょっと狂いが出たのか、障子どうしがこすれ合う感じがします。
「直るんだったらそれも直しといて」
(「わしゃぁ建具屋じゃなかとよ」)
ブツブツ言葉にもならない愚痴をこぼしながらも、鉋を引っ張り出して
「ここまでやるヤツぁそうはいないよ。」
アハァン、また誰も聞いてないし・・・・

「お~~い、ちょっとそっち持って合わせてくんねぇかなぁ・・・」
「まったく、なんにも一人じゃ出来ないんだから」
(「だから、オレは建具屋でも表具屋でもねぇちゅうに」)

けっきょく、乾かす時間等々半日以上を費やしてしまいました。しかもア~タ、腰が痛いし
あげくに
「まっ、素人ならこんなんでもしょうがないか」
ってオイオイ、まずは労いの言葉だろ、
「私は昔から誉められて伸びるタイプなんだから、ここは誉めとくとこだと思うよ」
ゲゲゲ、またまた誰も聞いてないし・・・・・

「マメだねぇ」
昨日S君の事務所におじゃましたときに奥方にそう言っていただいただけでした。
「我が腰痛をいたわってくれるお方はオランのかい!」

まだ我が家の懸案はいくつか残っております。
「エエかねチミたち、他の懸案も無事解決して欲しくば、ほんのちょっとでいい、ねぇ、感謝や労いを忘れちゃイカンよ。そうすりゃアンタ、私だって文句も言わずに、建具屋だろうが、表具屋だろうが、庭師だろうが、電気屋だろうが、なろうっちゅうもんだいね。」
・・・・・ほんとかぁ?
「いや・・・・ちょっち嘘ついたかな。」(笑)

さて、今日の一枚は、ボーカルもの、アーネスティン・アンダーソンです。

きのう「マメだねぇ」のお言葉以外にS君の奥方からは贈り物もいただきまして、ボージョレ・ヌーボーです。
さっそく昨夜飲ませていただいたんですが、最初、茶の間で飲んでいると
「もういいかげんにしたほうがいいぞ」
と言われましてね、
(「ダツテ、抜いちゃったんだも~~ン」)
と、一度栓を抜いたワインを残すなんざぁ的なことを言おうとしたんですが、そこはグッとこらえて、終わったフリしながらのMY部屋飲みとあいなったわけです。

そんでもって、そこそこ酔っぱらってくると、なんとなくボーカルが聴きたくなっちゃいましてね、このアルバムを久々に引っ張り出したのでした。

まっ、しょせんボーカルを語っても全く説得力のない私でありますから軽くサーっと流させていただくと、若き日のアーネスティンというのは声ももちろんよろしいんですが、雰囲気が素朴って言いますか、素直さがあるっていいますか・・・エエねぇ(笑)
こういうボーカルの魅力に以前は浸れなかったことを今となって後悔しているところがあります。
「ワインにチーズもエエけど、酔っぱらいにボーカルもそりゃエエで」

HOT CARGO ! / ERNESTINE ANDERSON
1956年録音
ERNESTINE ANDERSON(vo) wth HARRY ARNOLD ORCHESTER

1.MAD ABUT THE BOY
2.DID I REMEMBER
3.DAY DREAM
4.EXPERIMENT
5.THAT OLD FEELING
6.THE SONG IS ENDED
7.LOVE FOR SALE
8.AUTUMN IN NEW YORK
9.MY MAN
10.I'LL WIND
11.LITTLE GIRL BLUE
12.WRAP YOUR TROUBLES IN DREAMS


お節介はほどほどに

2012年11月19日 | d-f

またまた更新をサボってしまいましたが・・・・
ともかくそこそこ忙しいんですわ
え?飲みに行く時間はあっても?
まぁまぁまぁまぁ(笑)
そんなこんなしているうちに気温はどんどん下がり、「いっきに冬の装い」てな感じであります。こうなってくると益々アルコールにたよりがちになるという・・・・(やっぱりそれかい)

ところで、史上最悪の不作であったと言われるボルドー地方のぶどう、そんな年のボージョレヌーボーは飲まれましたか?
私は自分で購入はしなかったものの、例年のごとく『Bラシーヌ』のエンちゃんのところで配達がてらいただいてまいりました。
そうですねぇ・・去年より若干酸味が強かったように感じましたが、水っぽさ、いやもとい「みずみずしさはやはりヌーボー」ってなとこですか、「私ゃやっぱ、新酒は日本酒がエエねぇ」との思いは今年も変わりありませんでしたけどね。
(嘘つけぇ、酒ならなんでもいいんだろ)

酒といえば、Mさんのお店のアルバイトを飲みに連れて行くということはまず無いんでありますが、それは「自分が気軽に飲んでいる姿をあまり見せたくない。」というのが本音のように思います。
ただ、たま~~に、そう先日のSちゃんやちょっと前のK太郎のように「魔が差して連れて行ってしまった」みたいなことはあったりしちゃって、これはあまりよろしくありませんな、なぜなら、Sちゃんなんか、あれ以来ビールの虜になっているそうで
「バブさん、こんどはK太郎さんと三人で飲みに行きましょうよ」
「や~~だね」
お酒をあまり飲めないと信じていた彼女を、目覚めさせた罪は重いかな?

「○○のバブさん?」
先日「LINE」をとおしてこんなメッセージが入ってきました。
「ん?M間Y子???????ア~~~~~Yウねぇ」
彼女もまた十数年前にアルバイトで使っていた女の子でありまして、その後、同じアルバイト仲間と結婚、「どうしたろうか?」なんて思ってたんですが
「家族も一人増えて、元気にやってます。」
とのこと、
「エガッタ、エガッタ」
そういやぁYウのダンナに酒を教えたのも私でしたっけねぇ、
「ボクちゃん、飲めないんですぅ」
って言ってたヤツを、
「ウイスキーのストレートもイイですけど、テキーラうめぇ!」
なんてしたのは・・・・やはり罪ですよね。(笑)

いずれにしても「昔使っていたアルバイトなんかが、私を懐かしんでくれる」私が歳を取った証拠ではありますが、それはそれで嬉しかったりもします。
これは私の一方的な想い、『一期一会』出会った若い従業員やアルバイトが「みんな可愛い!」てな感覚があって、ついつい「いらぬお節介」までしてしまうクセがあります。
それってある意味「イヤァなタイプ」ですよねぇ、それでもこうして懐かしんでくれるヤツがいる、ちょっとだけ救われた気分になったりして
「でもねバブ、だからってお節介は止めなよ!」
「ふぁ~~~~い」

てなことで、今週は二週まとめての『料理当番、本日の一品』です。
これがねぇ、二週連続の鮭になってしまったんですが・・・・・

まずは秋鮭のネギ味噌焼きです。ホイル焼きにせずわざと味噌を焦がしてみましたけど、香ばしくて美味しゅうございましたよ。

それに、ユッケ風味のネギトロだけ巻き(?)です。

対して今週は、炙りサーモンとアボカドのサラダ風。私はこれでじゅうぶん飲めたのですが、お食事には今一つだったらしく、豚汁と芋の煮っ転がしを作らされました。(笑)

さて、今日の一枚は、フランク・フォスターです。

フォスターというと、あくまでイメージですが「ベイシー楽団の花形スター」的感じがどうしても付きまといますよね。つまりはいわゆる中間派っていうんですか?
でも、私のイメージはちょっと違って、エルビンとのカルテット、そしてザド・メル楽団と、まぁこのあたりの印象が強いのであります。それは「なんだかんだ言いながらベイシーをあまり聴かない」からなんでありましょうけど(笑)(おっと、モンクとの共演は、また別物として)

てなことで今日のこれですけど、どうでしょうねぇ?いわゆる彼のファンとしてはイマイチなんでしょうか?え?私?私は嫌いじゃありませんよ。
彼のスタイルが何かという決めつけではなく、このアルバムはこのアルバムで「バラエティに富んだ彼のオリジナルを素直に楽しめばいい」といった意味でアリだと思います。
ただねぇ、このジャケ、なんとかなりませんか、一時代を終えた後のブルーノートのジャケってぇのはどうにもこうにもセンスが無いと、やはり私は思います。

MANHATTAN FEVER / FRANK FOSTER
1968年3月21日録音
FRANK FOSTER(ts) MARVIN STAMM(tp) GARNETT BROWN(tb) RICHARD WYANDS(p) BOB CRANSHAW(b) MICKEY ROKER(ds)

1.LITTLE MISS NO NOSE
2.MANHATTAN FEVER
3.LONELINESS
4.STAMMPEDE
5.YOU GOTTA BE KIDDIN'
6.SEVENTH AVENUE BILL


東京JAZZの落とし物

2012年11月09日 | g-i

立冬も過ぎ昨日は一の酉、お江戸あたりじゃ『酉の市』でにぎわっておったんでしょうかねぇ?
若い衆の「いよう!」の声と手締めにのせられ、一杯ひっかけた後、千鳥足で熊手を肩にご帰還・・・まあ、今どきそんな旦那も、それを「あらま、イイ調子じゃないかい、もう一本つけようか」てな気の利いた嫁さんもおらんでしょうが、いよいよ年末に向けてのカウントダウンが始まった感は、じゅうぶんに醸し出すものであります。
とはいえ、私んとこじゃそんなもんチ~~トモ感じるわけでもなく、大河ドラマ『平清盛』での頼朝の台詞のごとく、「昨日と変わらぬ今日が来て、今日と変わらぬ明日が来る」てな毎日を過ごしております。(まあねぇ、頼朝には政子が現れましたけど、私には・・・・シクシク)

『東京JAZZ 2012』NHK放映分の感想を未だ書けずにいる私ですが、同番組の予約を取り消すのを忘れ、その翌週の同時間番組も録画するという今どき珍しいミスをしてしまいまして、それでも「撮っちゃったものは見ない手もない」てんで、昨晩帰宅後に見たんですけど。タイトルは『小林賢太郎テレビ ライブポツネン in ヨーロッパ』

いやあ、失敗しましたねぇ、この『小林賢太郎テレビ』はこれがVol.4なんだそうで、私がたまたま録画したのは再放送、本放送は9月の23日で、さらに9月30日にはその前作3つの一挙放送もあったという・・・・・録画すりゃよかったぁ

小林賢太郎、コメディアンであり、俳優、劇作家、演出家、漫画家であるという、多才の持ち主でありますが、単独ライブ『ポツネン』ですか?パリでのライブのほんの一部しか見られませんでしたけど、いやぁ面白いですねぇ
あれほど緻密かつ柔軟性のある発想ってぇのは何処から生まれるんでしょ?
久しぶりに羨ましいと思える才子でありました。(ま、私に羨ましがられても迷惑でしょうけど。笑)

それにしても世の中には羨ましく思う才子がいっぱいいますよね。ほんと、どうして私にはその才が無いのか・・・(え?いまさら?)

そうそう、尼崎の角田美代子ですか?あれもあれで才なんでしょうか?いやいや、才とは違うな、才たるもの負にあってはならず、ね、どうせなら私たち俗人を楽しませたり喜ばせたりする方に活用していただきたいものです。

その点、今私を車の中で癒してくれているのは?JAZZ?
もちろん、JAZZにも癒されてますよ、癒されていますがJAZZ以外で最近よく聴いているのが
 ♪ 青い空ながめて 故郷を想うとき
   悲しいこと全部すいこまれて
   泣き出しそうな魂 ・・・・♪
これももうちと古いのかな?中学生シンガー臼澤みさきさんの「故郷 ~Blue Sky Homeland~」であります。

彼女の声もまた素晴らしい才でありますねぇ・・私ゃジ~~~ンと来ちゃってまぁ(笑)

他にも私を楽しませてくれる才子はたくさんいます。願わくば「才子才に溺れる」ことなく、我々俗人に喜び、楽しみを分け与え続けていただきたいものです。

「政治家先生、少しは才を使えよ、それともあんたら才無しかい」
おっと、これは余談でした。

さて、今日の一枚は、エロール・ガーナです。

私としては珍しいピアニストを出してきましたねぇ、まっクセとは言いませんけど、「エンターテイメント・ピアニストといった系列をはなから毛嫌いするのがカッコイイ」といった考えは、否定してもやっぱり私にはあったように思います。(オスカー・ピーターソンなんかもそうですけど)
でも、そんなクセも、歳とともに薄れてくるものでありまして・・・・

で、このアルバムですが、
そもそも、彼のピアノには理屈っぽさというか、悲壮を秘めたというか、そんなものが全くありません。優れた技法でスラッと楽しく弾いてみせる、それがまさしく今日話題の彼の『才』なんでありましょう。
録音は今イチながら、最初から最後までそんな彼を楽しめる一枚であるから、このアルバムが超有名盤なんでありましょうねぇ。
ですから、私のダメなクセと、録音常態を除けば、じつに良い一枚であると・・そういうことです。(笑)

CONCERT BY SEA / EROOLL GARNER
1955年9月19日録音
EROOLL GARNER(p) EDDIE CALHPUN(b) DENZIL BEST(ds)

1.I'LL REMEMBER APRIL
2.TEACH MR TONIGHT
3.MANBO CARMEL
4.AUTUMN LEAVES
5.IT'S ALL RIGHT WITH ME
6.RED TOP
7.APRIL IN PARIS
8.THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME
9.HOW COULD YOU DO A THING LIKE THAT TO ME
10.WHERE OR WHEN
11.ERROLL'S THEME


ちょっとエエこと

2012年11月05日 | y-その他

いやいやますます朝晩冷えてまいりましたが、考えてみれば11月、明後日は立冬ですからねぇ、あと二ヶ月足らずで今年も終わってしまうし、それもしごく当然でありますよね。「今年もまた冷えきった我が心を癒す出会いは無かったか・・・・」
って、なに言っとるか!(笑)
それは冗談としても、そんな寂しい毎日に「少しでも前向きな兆しを探すぞ!きっとエエことがある!」と空元気を出すあたりにも、中年の侘びしさというものが滲み出ております。

「おっ!今日はいいジャン、下一桁9円・・・いやぁ得したねぇ」
って、なんだと思います?
いやね、昨日「メガドンキー」に買い物に行って・・・おっと、その前に私「メガドンキー」のメール会員になっておりまして、このメールをレジで見せると一円台が切り捨てになるんであります。つまり、昨日はこのサービスで最大の金額9円が割引になったと
「・・・・寂しい(侘びしい)ねぇ」
いいの、これだって私にとっちゃ『ちょっとエエこと』なんだから

いやいや、それだけじゃないですよ。
金曜日の晩、Mさんのお店に以前同店でアルバイトをしていたSちゃん(S君とは全くの無関係です。)がやってきました。それが私を見つけると今にも泣かんばかりの表情に
(「なんだよ、そんなにもオレに逢いたかったのかい・・・ウムウム、ういヤツういヤツ」)
「だっ誰だ!私が結論を言う前に「それはない!」って決めつけたヤツは!」(笑)
・・・・・いや、たしかにそうなんですけどね。

しばらく会わない間に彼女にもいろいろとあったそうで、しばし話を聞くと
「バブさん、また、ここでバイトしてもイイかなぁ」
そりゃまぁアンタ、今Mさんのお店は空前の人手不足、即戦力のSちゃんなら大歓迎なんでありますが、彼女にはしっかりとした職場があるわけで・・・
「いやいや、本職に影響が無ければいつでも戻っておいで」
「うん・・・でも今日は・・・・バブさん飲み行こう、飲み行こうよぉ」

ほんと、男は中年になってもバカだっちゅうか、若い女の子に甘えられたりすると弱いんでありまして・・・・
「よし分かった、家にはちゃんと連絡しとけよ。」
てんで、ここはたよりの○ークママ、リクルートを兼ねいつものバーへと行ったのでありました。

まぁねぇ、二十五、六の女の子ですから、中年オヤジと違っていろんな悩みがありますわいな、途中突然泣き出すようなこともありましたけど、○ークママや常連さんの助けを受け、結果、彼女にとってじつに楽しいお酒だったらしく、最後は笑顔で帰って行きました。

そして昨日、電話で、
「バブさん、私やっぱりバイトしたい、月曜日にMオーナーに挨拶に行ってもいい?」
こうして、Mさんのお店の人手不足は、ほんの少しですですけど解消される事になったのでありました。
これもまた、私にとっちゃ『ちょっとエエこと』です。

ここ二、三日で『ちょっとエエこと』が二回もあったんですから、後二ヶ月足らずとはいえまだまだ今年何かがあるかもしれませんよぉ・・・ねぇ?
いや、きっとある、あるだろう、あるといいなぁ
バブ君、心より期待しております。(笑)

てなことで、先週は法事なんぞがありましてお休みだったんですけど『料理当番、本日の一品』です。

煮込みハンバーグ・・・ではなく、スープ仕立てとでも言いましょうか、焼いたチーズハンバーグとマッシュポテトにコンソメ、野菜ジュース、ケチャップ、デミグラスソースの素ets.で作ったスープをかけ、ポーチドエッグを添えました。

こちらは、柿と牛蒡のサラダです。

さて、今日の一枚は、カーティス・アミー&デュプリ・ボルトンです。

しょっちゅう話題に出で来る「ジャケ買い」ですが、さしずめこのアルバムあたりは「ジャケ買わず」?ですかねぇ、このジャケを見て「こりゃ良さそう」と思う人はよほど「バブっぽい」方だと推察いたします。(笑)
「KATANGA」という、アルバムタイトルでもある曲が『コンゴ動乱』に関わるということでこんなジャケなんでしょうが、でも、ジャケが良い悪いに惑わされちゃいけません。内容はじつに「気持ちいい~~~~!!」なんであります。
アミーにしてもデュプリにしても、音に魂が有るっちゅうんでしょうかねぇ、ともかく、迫り来る心地良さがタマランのですわ。

それにしてもこの二人、このログでもほとんど名前が出てきませんよね。以前紹介した中ではアミーがロイ・エアーズの「WEST COAST VIBES」、デュプリがハロルド・ランドの「THE FOX」くらい?あとは無いと思います。
 アミーの場合は、活動拠点が西海岸であった事がこのログに出てくる頻度の低さにつながり、ボルトンに至ってはほとんどアルバムが無いからでありますが、このアルバムを一度聴くと「もっと聴かせろよ!」てな気分になりますよね?

ちなみに、渋めのレイ・クロフォードのギターも、他のリズムセッションもなかなかよろしい(偉そうに)、ともかく、聴いて損のない、いや、ジャケに惑わされず聴くべき一枚ではないかと思います。

KATANGA / CURTIS AMY & DUPREE BOLTON
1963年2月3日録音
CURTIS AMY(ts,ss) DUPREE BOLTON(tp) RAY CRAWFORD(g) JACK WILSON(p) VIC GASKIN(b) DOUG SIDES(ds)

1.KATANGA
2.LONELY WOMAN
3.NATIVE LAND
4.AMYABLE
5.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
6.A SHADE OF BROWN


命題「夫婦の絆はデジタル化で深まるか?」(笑)

2012年11月02日 | p-r

月末、月初めはなにかと忙しい、まっこれはしかたがないか。
毎年のことですが、この時期テレビ放映の『東京JAZZ』を見ていいかげんな評をほざくんでありますが・・・・どうでしょう?いやいや今年も見たんですよ、見たんですが、どうにもまだ評するまでには気分が乗らないというか、なんとなくですよ、なんとなくですが、『東京JAZZ』もかなり雰囲気が変わってきたような、そんな感じをしています。
そのうち気乗りがすればということでここは濁しておきましょう。

それにしても季節の移ろいというものはいかにも早い。つい先日まで腹出しの間抜けな姿で寝ていたかと思ったら、今朝なんて寒くて目が覚めるありさま。
「そろそろ布団だそうかなぁ・・・」
って、
「まだ出してなかったのかい!」(笑)
まね、季節がいかようになろうと、我が皮下脂肪の勢力は衰えず、ほんのちょっとの体内熱で体温を維持できるという、まさにやっとこれから省エネ設計体質をアピールできる季節になったということなんであります。
ほんと、さらなる省エネを強いられる北海道の方にわけてあげたいくらいです。

話は変わって、S君の事務所じゃ奥様専用のPCを導入するという話が進んでおりまして、「何故いまさら?」てなことも思うのですが、
一級建築士S君に対し、奥様は室内デザインを独学でマスターしたという、そりゃまぁア~タ、夫思いの奥様でいらっしゃいまして(スリスリ)
今、一生懸命努力されているのが「3Dマイホームデザイナー」というソフトのマスターであります。
「バブさん、どっかのだれかさんみたいに、一日かけてわけの分からない模型作るより、プレゼンにはこっちの方が確実だし効果あるでしょ!」
ますます夫思いでいらして(スリスリ)
「でも、マスターするにはどうしても私専用のPCが必要なのよ」
(ごもっとも)
「でもさぁ、一つ問題があって、私も旦那もアナログ人間でしょ、ほんとに使いこなせるようになるか・・・・・」
「なにをおっしゃるY子さん(奥様の御名前です。)、必要は最大の母、ね、その気になって興味さえ持てば、あなたのような努力家が出来ないことなどござましょうか。」(よいしょ)
とまぁ、そんな流れでほぼ導入は決まったようでありますが、デジタル化の波は彼ら夫婦の絆をさらに深める粘着剤となるのか?!楽しみです。

デジタル化と言えば、先日「私もスマートフォンデビューをはたした」とのお話しをしましたよね。今流行りの「個人情報流失」には充分気をつけながら、そこそこのアプリを使っております。

♪ピロリン ピロリン
ん?
ダウンロードした『LINE』を介してメールが入ってきました。
「バブさんどーも」
ん?ん?ん?
K太郎です。K太郎がいち早く送信してきました。
「うるせぇ!以後は返信しねぇ~よ、めんどくせえから」
「相変わらず冷たいんだから 挿絵、バブさんによくにてますね」
膨大な情報に多様化するコミュニケーション方・・・・これについて行くべきか、行かざるべきか・・・・・・
未だに迷いはありますよね。

さて、今日の一枚は、お久しぶりのバド・パウエルです。

「バドが演奏したバードの曲を三つのセッションから集めました。」的アルバムです。もちろん「ベルヴュー病院で痛めつけられ」以降の録音でありますが、どうですかねぇ?
一つ言えるのは、バードの曲でありながらバードっぽくは無い、つまりはバドっぽい?だけど本当のバドじゃない、みたいな感じでしょうか。
いやいや、それでもバドはバド、そんじょそこらのピアニストとはワケが違うことは確かです。

もう一つ、残念ながら私の所有はCDなんでありまして、全曲ぶっ続けで聴くには若干体力がいります。それは何故か?簡単に言えば、同じような曲調がずっと続くから?でもね、それを言っちゃったら「THE BUD POWELL TRIO」(バド・パウエルの芸術)なんかもそうだとも言えるわけで、そこは「痛めつけ」の前か後かで、やっぱ違うのかな?

BUD PLAYS BIRD / BUD POWELL
1957年10月14日, 12月2日, 1958年1月30日録音
BUD POWELL(p) GEORGE DUVIVIER(b) ART TAYLOR(ds)

1.BIG FOOT (Long Version)
2.SHAW 'NUFF
3.BUZZY
4.YARDBIRD SUITE
5.RELAXIN' AT CAMARILLO
6.CONFIRMATION
7.BILLIE'S BOUNCE
8.KOKO
9.BARBADOS
10.DEWEY SQUARE
11.MOOSE THE MOOCHE
12.ORNITHOLOGY
13.SCRAPPLE FROM THE APPLE
14.SALT PEANUTS
15.BIG FOOT (Short Version)