JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

休みでも閻魔は見逃さず

2017年01月16日 | s-u

いやはや寒いですねぇ、今季最大の寒波ですか、年明けがみょうに暖かかっただけにこの温度差は身体にこたえます。


太平洋側のこの地区でも、金曜日の夕方にはこんな景色になりました。
まっ「積もってどうしよう」てなことは無かったんですけどね。

一連の正月行事も先週で終了、昨日は『小正月』別名『女正月』とも言いますが、年末年始何かと忙しかった女性達に「ゆっくりなさって下さい」という日でありました。
でも、男女平等・核家族の現代、そのしきたりも薄れるのは当然でありましょうねぇ、私なんざぁ「『ハロイン』なんかの訳分からん行事より古くから伝わる日本の行事を大切にして欲しい」みたいな年寄り臭い考えを持ってしまうのですけど、みなさんはいかがでありましょうか?

  ゑんまの日二百の若衆やたらでる

明けて今日は『ゑんまの日』、藪入りであります。
地獄の閻魔様も今日ばかりはお休みだそうで、今日ポックリ逝けば閻魔様のお怒りに触れずにあの世とやらに行けるんでありましょうか?
てへへ、そんな姑息なことを考える時点で「地獄行き決定!?」

「いいよいいよ、オレなんざぁ最初っから地獄行きが見えてんだ、閻魔の裁定てな面倒な手続きはいらねぇから、はやぇとこ地獄でも何でも連れてってくんねぇ」

こういうヤツほど、閻魔の前じゃ土下座しまくりの泣きまくりで嘆願をするんでありまして・・・・・

「ハイハイ、アンタね」

話はコロッと変わって、
「バブさん、会社で神社にお詣りに行くのに、お酒用意するようにって5万渡されたんだけどね、どんなお酒買って来ればいいの?」
と、Saちゃん。
「奉献ね、御神酒に5万て?!樽酒を奉納するわけじゃあるまいし、そりゃもったいない、四、五千円で済ませて、残りは二人で呑み行こか、どうせ神官の腹に入るだけ・・・って冗談だよ冗談、そんな罰当たりな」
それでも私が言うと冗談に聞こえないのは、これまさに「日頃の行いの良さ」でありましょうね。(笑)
ともかく
「酒屋さんに行って、神社に奉納するお酒なんですけどって言えば、のし付で用意してくれるよ。」

ところで、神社に奉納する御神酒って、まっ5万は行き過ぎとしても普通いかほどのお酒を用いるんでありましょうか?
まぁねぇ得意の「お気持ちですから」なんでしょうが、初詣の御神酒なんざぁお目出たい銘柄、名前の方が良いんですかね。
ちなみに私に奉納なさる際は「質より量」ですので、そこんとこよろしく。

やっぱり閻魔は見逃してくれそうもありません。

まぁまぁ、土曜日に酒屋へ行ったはずですし、初詣にはちょっと遅うございますが明日明後日にはお詣りに行くそうですから、Saちゃんもちゃっかり便乗して「我が幸せ」をお願いして来りゃようござんしょ

とにもかくにも「小正月」も過ぎ、もう正月気分じゃいけません。ピシッと身も気も暇締めて今年も頑張りましょう!(もとい、「今年は」でした。笑)

てなことで『料理当番、本日の一品』です。

ちょっと分かりにくいんですけど、ホワイトアスパラとチーズを巻いてバターソースをかけたヤツと、白ネギを巻いて醤油の甘辛ソースをかけた二種の豚肉巻きです。

こちらは叔母が送ってくれたゼンマイの缶詰と打ち豆を炊いた煮物。

御弁当はこんなんでした。

さて、今日の一枚は、ジミー・スミスです。

以前も言いましたが、ジャズ・オルガンを私はあまり得意としません。
もちろん、オルガンという楽器を使いモダン・スタイルを築き上げ、その後の数々のオルガン奏者を生み、かのダウンビート誌の国際評論家投票にオルガン部門まで創設させたスミスの功績に文句を付ける気などは全くありません。
ただたんに、あのモァっとした音色に私は飽きやすいというだけだと思います。
さらにスミスがあまりにも売れすぎた、ここにヤキモチ?アンチスミス?そんなものを感じていたのかもしれません。(かなりへそ曲がりですよね。笑)

そんな私が、昨日は何故かブルースっぽいオルガンが聴きたくなりましてね。
スミスのアルバムとしてはあまりメジャーでは無いのかな?
ともかく、これを選びました。

スミスの最良のパートナー、ケニー・バレル(スタンリー・タレンタインも同様ですが、彼には妻がおりましたので、って変な意味じゃ無くオルガン奏者のという意味ね。笑)との、まぁブルージーでありながら軽~~く聴ける一枚となっとります。

ラインはスミスをどう見ていたのか?
そんなこたぁ分かりゃしませんが、この時期の看板奏者として、管理を徹底していた事も確かで、それ故、お蔵入りしたりシングルのみで販売したりとかする演奏も多かったのでしょうね。
1年3演奏が収められたこのアルバムも、シングル発売が念頭にあったのかも知れません。

たまに入るパーシー・フランスはともかく、ケニー・バレルとスミス、久々にボケーッと聴いてみたけど・・・・・悪くないですよね。(笑)

HOME COOKIN' / JIMMY SMITH
1958年7月15日, 1959年5月24日, 6月16日録音
JIMMY SMITH(org) PERCY FRANCE(ts) KENNY BURRELL(g) DONALD BAILEY(ds)

1.SEE SEE RIDER
2.SUGAR HILL
3.I GOT A WOMAN
4.MESSIN' AROUND
5.GRACIE
6.COME ON BABY
7.MOTORIN' ALONG


これもまた良しかな

2017年01月11日 | m-o

昨日帰宅すると母の実家からこんなもんが届いておりました。

イワナの唐揚げです。
母の実家近くに『いわなの里』という所があって?出来て?まっどっちでも良いのですが・・・・
って、んなこたぁない
HPを見ると、
「2011年の豪雨災害(新潟・福島豪雨)により通行できなかったため、いわなの里は5年もの間荒れ放題でした。」
つまり、最近になってやっと再開にこぎ着けた施設なんだそうです。


http://www.iwananosato.com/

詳しくはHPをご覧いただければと思います。(今日は吹雪でしょうねぇ・・・)
ともかくそこの唐揚げだそうで、秋刀魚の煮付けで一杯飲もうと予定したいたのですけど、急遽、これをさっと揚げ直し食べることに

えっ?「バブは川魚も大丈夫なのか?」ってですか?
「基本、茸以外に嫌いな物はございません。」(笑)
頭からガブリと食らいつき日本酒で流し込む「これもまた良しかな」であります。

ビール一杯に日本酒を4合ほどですかね、これをいただきますてぇとそりゃエエ気分にもなります。
『大人のエレガンス・ジャズ・ヴォーカル』なるそもそもはCDなのかなぁ?
モニカ・ゼタールンドやアニー・ロス、ets.ets...... そんな代物を聴いておりますと、Mさんのお店でアルバイトをしているAちゃんから電話が入りました。

「バブさん、いま大丈夫ですか?」

最近、結婚を考えていた彼氏との別れという彼女にとっては重大な恋の事件がありましてね、いくぶん情緒不安定な状況に陥っております。
もちろん、私みたいなロートルは
「んなもんクヨクヨするもんじゃ無い、早く忘れちめぇ」
てな、心ない助言を言うに決まっておりますので、口出しはまったくしておりませんけど、娘を思うような気持ちで心配はしております。

「ん?どうした?」

まぁまぁ、こんなオヤジにも話を聞いて欲しかったのでしょう、聞き役に徹しました。

「でもねバブさん、今日ちょっとだけ吹っ切れる事があって・・・・・」
「そうかい、そうかい」

私ら老を迎えつつある者にはそこまで悩み苦しむものでもない事も、若いときには生死さえ考える重大事項である事は理解できます。
くだらないと思う前に『オヤジに話してまぎれる事』があるなら「これもまた良しかな」じゃないでしょうかねぇ
「オヤジに話したくなったら、いつでも電話をよこしな」
早いとこ彼女のカワイイ笑顔が戻ることを祈っとります。

  ♪  いつもいつも思ってた サルビアの花を
    あなたの部屋の中に 投げ入れたくて
    そして君のベットに サルビアの 紅い花敷き詰めて
    僕は君を 死ぬまで抱きしめていようと ・・・・・♪

『サルビアの花』の歌詞を「なんて純粋で素敵な想いだろう」と感じていたあの頃、今や「どう考えてもストーカーの歌だよなぁ」と思うようになる、
この歳でわら人形を送り付ける変態にはなりたかありませんが、純粋な恋をする心は忘れたくないんですけどねぇ
って、んな恋をしたら、かの高校生教師以上の笑い者になってしまいますかね。(笑)

「これもまた良しかな」
ほんとにそうなんでしょうか?(大笑)

さて、今日の一枚は、J.R.モンテローズです。
正直、リーダーがモンテローズかジョン・アードレイかは「?」の一枚ですけど
ジャケのセンスがどうにも評価しがたい感じはしますよねぇ、

そもそもJ.R.モンテローズという人は、もっともっとメジャーであるべきテナーマンだと私なんぞ思っておるのですが、ともかくアルバムが少ない、というか、プレス数が少なすぎたと言うべきなんでしょうかね。
ともかく、「幻の・・・」「幻とも言える・・・」みたいなアルバム率が高すぎますって(笑)

てなことで、このアルバムは彼がヨーロッパに逃げていた(言い方が良くない!笑)時期の録音、
「モンテローズとアードレイへの期待はあるもののリズムセッションは・・・・」
と思いますわね、普通
しかし、これがなかなかのもんでしてね。「HOW DEEP IS THE OCEAN」「FOR HANK」というピアノトリオ演奏が二曲も入っていて、これが悪くないんです。
つまり、このアルバムのリーダーは、じつはレイン・デ・グラーフなんじゃないかと・・・・
いやいや、アルバムタイトル曲「BODY AND SOUL」の出だし、モンテローズのソロが光ります、彼のアルバムです。(笑)

ともかく、ジャケットに惑わされ聴くのをためらう一枚ではない、それだけは確かです。

BODY AND SOUL / J.R. MONTEROSE
J.R. MONTEROSE(ts) JON EARDLEY(tp) REIN DE GRAAFF(p) HANK HAVERHOEK(b) PIEER COURBOIS(ds)
1970年1月31日録音

1.SHORT BRIDGE
2.BODY AND SOUL
3.HOW DEEP IS THE OCEAN
4.JUST BLUES
5.OLD FOLKE
6.FOR HANK


母に残り牛乳を飲ませる作戦

2017年01月09日 | a-c

今日は『成人の日』、とはいえこの辺りでは昨日の日曜日に式典が行われたようです。
その昨日は、午後からは雲が多くなったものの、まぁまぁの天気で良かったんじゃないでしょうか、夜になって降り出した雨は、遅くには風も交えて強まりましたが深夜まで飲み歩いていたアホどもまでは心配しきれません。(笑)
Mさんのお店の学生アルバイトも今年は二人が新成人、

「(式に)行ってきます。」
と、写真付きのラインを送ってきたのはG君であります。
まっ、「写真撮ったら送ってよこせよ、さもないと・・・」と、前日脅しておいたせいではありますがね(笑)

あの震災からもうすぐ6年、あの時新成人は中学生であったわけで・・・
時の流れの速さと、それにしては復興が進まぬ現実とを改めて考えさせられる元新成人であります。(元って・・・笑)

そんな日曜日、
「あれ?○○、この牛乳、もうダメでねぇがぁ?」
と母
「はいはい、あなた様がコーンフレークをしばらくお食べにならなかったので、牛乳の減る量が少なかったのでありますよ。」

ほとんど牛乳(というか、牛臭いもの全て)をおめしあがりにならない母に、何とか少しは食して欲しいと、我が家では母が好きなコーンフレークをタッパーにごっそり用意しております。(何故かコーンフレークのミルクがけは好きという・・・・おやつ代わりに食べるんですがね、意味分からん)

「正月は他に食べるもんがいっぱいあったから」

さりとて、一昨日賞味期限を迎えた牛乳を処分するのはいかにももったいない。

そこで、少し風邪気味の母に暖かいものを与えようとこんなんを買ってきました。

ほんとはバンフォーテンにしたかったんですが、値段が違いますから(笑)
「かぁちゃん、ココアは飲むでしょ?」

昔ね、「バブのココアはとっても美味しい・・・」てなこと言われたときがありまして、自分は飲まないのに、寒い日にはいつも入れてあげていたという・・・そりゃもうココアもビックリな甘~~~いお話しが・・・
「長くなる?」

「あのね、ココアを入れるなんざぁ簡単だと思ってるでしょ、チッチッチッ、それが入れ方でぜんぜん味が違うんだなぁ」
いや、これは本当のお話でありましてね。
火加減を調整しながらココアパウダーと砂糖をいかに上手く練り合わせるか、ここがミソなんであります。
そして、ミルクを加えるタイミングね、ほんのちょっと焦げのような物が浮かび上がったその加減で味が決まるんでありますよぉ、エエ。
「って、自分は飲まないのに?」

ともかく、そのまろやかかつ香ばしさのあるココアを母に入れてあげたわけですわ。

それでもまだ牛乳は残ってしまいました。
そこで『料理当番、本日の一品』であります。

ロールキャベツなんですが、ソースに余った牛乳を全部投入、味の決め手は隠し味にちょっと入れた味噌であります。
いつもなら一つしか食べない母も、二個をペロッと完食。『母に残り牛乳を飲ませる作戦』大成功でありました。

おっと野菜も取らねばね、付け合わせのサラダです。

お弁当には・・・おっと黒豆?
「バブは甘い黒豆は食べるの?」
「いや、あまり好みでは無いんですが・・・・正月用に量を煮すぎました。」

さて、今日の一枚は、ウォーレン・ヴァーチェです。というか、私のライブラリーではビル・チャーラップの一枚として整理(?)しておりますが、

って、じつは手に入れたのは作年末なんですけどね。
そもそも、私がこれほど最近のアルバムを手にすることはそうそう無く・・・・
すいません、ウォーレン・ヴァーチェもビル・チャーラップも私の頭の中のライブラリーにはほとんどありませんし、二人のプロフィールもほぼ知りません。

去年のそう今日みたいに空模様が定まらないいつかだったと思います。例によってネットラジオをダラダラと聴いとりますと、なんともその空模様に合ったBGMが・・・・
それがこれでした。
怒られるかもしれませんけど、そんな日のお昼寝に最適の一枚だと思います。
じつに心地良い

それにしても、昨年からネットラジオにかなり影響を受けているバブでありました。


2GETHER / WARREN VACHE & BILL CHARLAP
2001年
WARREN VACHE(co,flh) BILL CHARLAP(p)

1.IF I SHOULD LOSE YOU
2.YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
3.DARN THAT DREAM
4.WHAT'LL I DO
5.EASY LIVING
6.NIP-HOC WALTZ
7.ETUDE #2
8.SOON
9.DANCING ON THE CEILING
10.PRELUDE TO A KISS
11.St.LOUIS BLUES

追伸、

本日の昼飯は、バブ特製ラーメンでした。


お互い、三が日はゆっくりしません?

2017年01月05日 | s-u

正月三が日も明け、今日は寒の入り『小寒』であります。
冬至南瓜を食べてから半月が過ぎてしまったのですねぇ、こうして新年を迎えても月日の流れは速まるばかり、きっと直ぐに来年が来て、再来年が来て・・・・・我が終末も近いのでありましょうか?
ともかく、寒さはこれからが本番、私の周りでも風邪が流行っているようでありますし、お体にはおきおつけめされ。

この時期になると初夢のお話しをしがちな私ですけど、今年の初夢は語りたくありません。何故なら
「それはもう、とんでもなく、すご~~い」
「おまえは昇太か!」
まっ、それほどおぞましい夢でござんしてね。富士も鷹も茄子も出やしない
「じつは、私が正体の知れぬ男に・・・・・・」
「語るんかぁ~~い!」(笑)

話はコロッと変わりますが(あらら)
この三が日、みなさんはやっぱり福袋なんぞを求めてお買い物にいらしたのでしょうか?

3日の朝日新聞に「三越伊勢丹三が日休業検討」てな見出しで、大西洋社長のインタビュー記事が掲載されておりました。
考えてみりゃ昔は三が日に開けている店なんざぁほとんど無く、さりとて大きな不便も無かったわけで、というか、そういうもんだと思っていたからそれに備えていたのでありましょうけどね。
正月早々あの福袋にたむろする姿が報道されると、私はあまりイイ気持ちで見てはおりませんでした。
「正月くらいもっとユッタリ、マッタリと時間を過ごしてもええんちゃう?」
みたいなね。

「そもそも初売りなんざぁ仕事始めの四日でエエよ、休みじゃないから買いに行けないってんだったら、その終末に福袋なんざぁ売りゃいいじゃん。」

それがア~~タ、
「A店は三日が初売りだから、うちは二日」
「えっ?Bさんのとこ二日に初売り?ほんじゃ元旦初売りでいこう!」
「ああ?Aが元旦????面倒だ、うちの初売りは大晦日にしよう」(んなこたぁねぇか、笑)
まさに『本末転倒』でありますよね。

いやいや、百貨店の初売りばかりじゃありませんよ。
外食やコンビニの24時間営業だってしかり
「ああいうもんはねぇ、一度やり出すと元に戻すのが大変なんだって」

昔ね、私の知り合いが飲み屋を出す事になりまして、
「最初が肝心だから、軌道に乗るまで休み無しでオレは頑張るよ」
なんて言うもんですからね、言ってやったんですよ
「アホか、そりゃ半年ぐらいは休み無しでも頑張れるかもしれないよ、だけどね、人間休まずに長く続くわけがねぇ、かといってそろそろ軌道に乗ったから定休日をって、おまえねぇ、半年も無休でやってりゃ「あの店はいつ行ってもやってるから」てぇ事が客に浸透してね、定休日なんざぁ作れなくなるよ。だから、最初から定休日はきちんと決めて、そりぁお客の都合でどうしてもその日にてな事があれば、「今日は臨時で空けております。」これでいいんだからさぁ」

ともかく、益々人手が不足していく将来に向け、三越伊勢丹ホールディングスの「三が日休業検討」、そして一部外食関連の「24時間営業見直し」これは私は良いことだと思っとります。

「そりぁ誰かさんは、三が日なんざぁ酒かっくらって、ダラダラしているのが一番だと思ってるから・・・・なんなら箱根駅伝も選手や家族達が正月ゆっくり出来なくなるから日を改めるかい?」
「いや、それは困る」(笑)

さて、今日の一枚は、ソニー・スティットです。
昨日帰宅の道すがら聴いてきた一枚ですが、

「何か最近スティット紹介率が増えたんじゃねぇ?」

私もそう思っています。(笑)なにしろ彼のアルバム数は多いから(もちろんそれだけに内容はピンキリだったりしますけど・・・って、これはあくまで私の個人的意見ですよ)
そのくせ「スティットの代表アルバムはこれだ!」てぇのも、正直あまりないんですよね。
そんな中、このアルバムはそこそこ好みです。

このアルバムを聴くと思うんですがね、
「私的にはやっぱりスティットはアルトの方がイイ・・・かなぁ」

NEW YORK JAZZ / SONNY STITT
1956年9月14日録音
SONNY STITT(as,ts) JIMMY JONES(p) RAY BROWN(b) JO JONES(ds)

1.NORMAN'S BLUES
2.I KNOW THAT YOU KNOW
3.IF I HAD YOU
4.ALONE TOGETHER
5.TWELFTH STREET RAG
6.DOWN HOME BLUES
7.SONNY'S TUNE
8.STARS FELL ON ALABAMA
9.BODY AND SOUL
10.BETWEEN THE DEVIL AND THE DEEP BLUE SEA


2017もまた酒とJAZZ

2017年01月01日 | a-c

皆様、明けましておめでとうございます。
今朝窓越しに見えた日の出が、いつになく神々しく感じたのは、私が日本人だからなんでしょうか?
ともかく、2017年も私は生きています。(笑)

さても昨年暮れから新年を迎えた今日まで、私はどうしていたのか?
まぁ毎年毎年変化がありませんが・・・
おっと、その前に、これも例年どおり皆様に年賀状を用意いたしましたので、下の表書きをプチッとなさってみて下さい。

ということで、まずは30日、
神棚を掃除してしめ縄・御札を交換した後は、床の間を拭いて鏡餅を
お次は玄関の窓を拭いてお飾りを飾り・・・・

 

大晦日はおせちもどきの準備を済ませ、この日も休みにはならないMさんのお店に、帰宅したのはもちろん夜の10時半頃です。
いつもなら、まずビール(第三のビールね「税制改革反対!」)ってとこですけど、新年を迎えるのに汗だくってぇのもイカンと、まずは一っ風呂。

風呂上がりにビールを飲みながら

出ました!今年も従姉妹が送ってくれましたよ『檜枝岐蕎麦』です、これを茹でてねツルッと年越し蕎麦。
「ここは冷たい日本酒だね」
てんで、常温でも十分冷たい純米酒を蕎麦の香りとともに・・・・
「やっぱこりゃエエ」

そんなこんなですでに年も明け
「明けまして、おめでとうございます。」
「よおぉし、初呑みじゃ」
てんで、ウイスキーを一杯、ほんで寝ました。(笑)

そして、元旦の朝

今年のおせちもどきは

お重(と言っても、重なってないんで違うか)が、こんなもん。

 

別盛りは、煮物と棒鱈の煮付け、そして

頂き物の蟹であります。

「○○、餅はいくつ食う?」
「いやいや、まずは御神酒でしょ」
そりゃねぇ、こんだけつまみが揃ってりゃ、
「おかぁさぁ~~ん、冷やでイイから」
「誰がおかぁさんだい、呑むんなら自分で準備しな」
「はぁ~~い」

これも毎年のことですけど、雑煮に手が伸びたのは昼過ぎでありました。

 

そんでもって、今も飲んどります。
年々酒量は減ってはおりますが、私の正月の過ごし方に進歩はありませんねぇ。

今年2017年も、「酒とJAZZの日々」まだまだ続きそうです。よろしければお付き合い下さい。

今年の初JAZZは、こちらも恒例、コルトレーンです。

1962年、トレーンは3枚のアルバムを作っていますが、その第一弾がこれ、
マイルスには「MILE'S MODE」を、そして「TUNJI」はオラトゥンジに捧げられた曲でありますけど、マイルスはともかくオラントゥンジとは何者か?

ナイジェリア人のドラム奏者で音楽学者、ババトゥンデ・オラトゥンジ。
彼のアフリカン・リズムは、いつもトレーン頭の中で鳴り続いていたとかいなかったとか。
そうそう、トレーン最後のライブ演奏とされる『THE OLATUNJI CONCERT』は、「ハーレムにアフリカの文化センターを作りたいんだ」というオラトゥンジの話に、トレーンもお金を寄付し、完成した「オラトゥンジ・アフリカ文化センター」のこけら落としの演奏でありましたね。

とか言いつつ、結局バブは新年早々「OUT OF THIS WORLD」のちょっとおどろおどろしいような演奏からまっしぐらにトレーンの世界へと溺れていくのでありました。

COLTRANE / JOHN COLTRANE
1962年4月11日, 6月19,20,29日録音
JOHN COLTRANE(ts) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)

1.OUT OF THIS WORLD
2.SOUL EYES
3.THE INCH WORM
4.TUNJI
5.MILE'S MODE