JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

バブ東風

2016年11月28日 | d-f

今日は太陽燦々、冬晴れの青空が一日広がると思っていたら、突然雲が現れてザーッと雨なんぞ降らす何だか分からない天気になっとります。

「バブさん、飲みに出かけるといつも朝帰りですか?」
アルバイトのTちゃんが、そんな事を訊いてきました。
「あ?おまえねぇ、この歳で朝帰りしてたら身体が保たんて、まぁお昼(0:00)は過ぎるけどね。」
と、断言したんですがねぇ・・・・

そう答えた土曜日の晩、いつものようにバー○-クでウイスキーを啜っておりましたですよ。
カウンターの隣に座った「震災を機に誰かの役に立とうと薬剤師を目指しました。」という青年をお相手に盛り上がり、案の定お昼も過ぎまして、その青年を送り出しますてぇとね。
「バブ、そろそろかい」
とママ
「そうねぇ、そろそろお勘定を・・・」
「だから、それはもちろんなんだけど、そじゃ無くて行こうか?」
「???????」
ついに私はゴジラの餌食となるのか・・・・・!!
「だから、明日休みでしょ?歌でも歌いに行こうかってぇの」
そりゃもう最強のゴジラ様のお誘いに小市民の私が太刀打ちできるわけも無く
「・・・・はい」

やっちまいました。帰宅したのは朝の4時過ぎ、「この歳で朝帰りしてたら身体が保たん」と答えたその日に
「まだ暗いから・・朝帰りとは言えんよね。」
「いえ、立派な朝帰りです!」

おっとイカン、こんなんをログに書いたら、ゴジラの口から放射能熱線がぁ・・・・

このお話にはかなりの脚色がなされております。
正確には、私もノリノリで、進んで、喜んで、跳ねるように歌を歌いにまいりましたし、歌った曲数もゴジラ、おっともとい、ママより確実に多ございましたです、ハイ。

そんなこんなで、朝帰りの昨日は9時に起床、
「まぁ夕べ?いやいや今朝はお早いお帰りで」
そんな皮肉も寝不足の頭には、何も応えもしませんでした。
これを『馬耳東風』ならぬ『バブ東風』と申します。

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

叔母がまた新米と野菜、そして冷凍して置いたという栗を送ってくれました。
野菜高騰の折、ありがたいですねぇ

そこで、具たっぷりのすいとんを作りました。

それと天麩羅盛り合わせね。

お弁当は、季節的にはちょっと遅めの栗ご飯です。

さて、今日の一枚は、ブッカー・アービンです。
妙に昨晩聴きたくなった一枚です。
若い頃初めて聴いたときは、「かなりぶっ飛んだアルバムだねぇ」なんて思ったりもしましたが、今こうして聴いてみると、サックスの世界は「フリージャズにまっしぐら」てな時に、フリージャズとは一線を起きながらもここまでの世界観を作り上げるアービンに、ちょっとばかし感心してしまったりして。
おそらくはミンガス思想が、少なからず彼の活性剤になっていた、と私は思ったりもするのです。

とにもかくにも、三者三様ならぬ四者四様の演奏が、何故かまとまりを得る姿は、フリージャズとは違った大きな広がりを感じさせてくれる・・・・ん?それが『宇宙』?

THE SPACE BOOK / BOOKER ERVIN
1964年10月2日録音
BOOKER ERVIN(ts) JAKI BYARD(p) RICHARD DAVIS(b) ALAN DAWSON(ds)

1.NUMBER TWO
2.I CANT GET STARTED
3.MOJO
4.THERE IS NO GREATER LOVE


「ブルータ(トゥー)ス、お前もか」

2016年11月24日 | d-f

一昨日、今日と、あまり気持ちの良くない目覚ましで早起きしてしまいました。
一昨日がマグニチュード7.4・震度5弱、今日がマグニチュード6.1・震度4、特に一昨日は津波警報も出て、
「3.11をどうしても思い出してしまう」
まわりの人達が声を揃えて言っておりました、もちろん私もですけどね。
発表によれば思い出すどころかこれもまた3.11の余震なんだそうで、かの地震がいかに大きなものだったのか・・・怖いものです。

たたき起こされたのは、今朝も一昨日も一緒だったのですが、大きな違いがありました。

はつ雪に一の宝の尿瓶かな (一茶)

一昨日は上着知らずの暖かさだったんですよ、それがア~タ、今朝の寒さといったら半端じゃない、窓を開けると雪が降っとります。まぁ予報どおりとは言え
「さっぶぅ!」
一茶のようにまだ尿瓶のお世話になる必要はありませんが、テレビで地震の状況を確認すると急いでトイレには駆け込みましたよ。
この寒さで、明日からは尿意に起こされるかもしれませんねぇ、地震で起こされるよりはいいんですけどね。
それにしても若い頃はよくもまぁトイレにも行かずあれだけ寝ていられましたよねぇ・・・若いってやっぱエエなぁ(笑)

歳を取ったと言えば、堅くなった膀胱もさることながら、最近私のズルさが益々目に付くようになった気がします。

例えば、自宅で音楽を楽しむにしても、あれほどレコードにこだわっていた私が、「かけっぱなしでも大丈夫だからね」とCDの便利さに走り、さらには「ちょっとした曲ならダウンロードで十分じゃね」てなことになり、最近じゃ「CDの交換が面倒だ」とばかり

こんなんを仕入れましてね。いわゆる「ブルートゥース受信機」ってヤツです。
これを使うとね、CDの交換どころか、プログラムした「お気に入り」を、何時間でもかけっぱなしに出来るし、ネットラジオもステレオで聴けるしね、PCからも携帯プレーヤーからも、携帯電話からでもステレオにぶっ込めるわけですわ。

音質を問われるとそりゃレコードの比では無いかもしれませんが、「我がシステムで普通に聴く分には何ら問題なし」と自分に納得させ、だらだら流しっぱなしにするにはとても便利なんであります。
さらに好きな曲を自分で編集して、好きな順番、あるいはランダムに流す、この編集の作業が楽しかったりしてね。
最近はまっとります。

なんにしても、最近の我がズルさは「けして悪いことではないんじゃないか」と、自身を甘やかすのでありました。
「だって、イイ歳だも~~~ン、便利だしデジタル最高!」
「ブルータ(トゥー)ス、お前もか」

さて、今日の一枚は、珍しいですねぇエリントンです。しかもピアノトリオね。

トレーンが共演したときは極度の緊張、マイルスは「あらゆるミュージシャンは、エリントンに感謝を捧げる日をもつべきだ」と言い・・・
ともかくエリントンというお方は、まさに「ジャズの伯爵」なのでありまして
ほんでは、ジャズの大親分みたいなミンガスとローチは伯爵にどう立ち向かったのか?

まぁまぁこのセッションを「喧嘩セッション」と呼ぶお方もいるように「CARAVAN」あたりを聴くと、たしかに大親分達が伯爵に噛みついております。
しかし、そこは伯爵、大虎を猫のようにとでも申しましょうか・・つまり喧嘩にならんという事なんだと私は理解しています。
おっと、親分同士はレコーディング前に本当に喧嘩をしたそうではありますがね。
まっ、聴き所満載のセッションだと思います。

今は、全セッション15曲を聴くことが出来ますが、デジタルな話をしておきながらのレコード紹介です。

MONEY JUNGLE / DUKE ELLINGTON
1962年9月17日録音
DUKE ELLINGTON(p) CHARLIE MINGUS(b) MAX ROACH(ds)

1.MONEY JUNGLE
2.FLOWER AFRICAN
3.VERY SPECIAL
4.WARM VALLEY
5.WIG WISE
6.CARAVAN
7.SOLITUDE


私の回復力は銀杏ほどじゃないけれど

2016年11月20日 | v-x

秋も深まってまいりまして・・・
って、今日の陽気はなんでげしょ?まぁまぁ寒いより暖かいにこしたこたぁござんせんが、また直ぐ寒さがやって来るのかと思うと
「あんまり暖かくなるなよぉ、まったく」
てな贅沢を言うもんです。

弟子の銀南に、病に伏せている蔵前の大店・伊勢屋のお嬢さまのもとに代脈に行くよう命じたのは、江戸は中橋の古法家(漢方医)である尾台良玄。
「よいか銀南、先日のこと、お嬢さまはどういう具合かひどく下っ腹が堅くなっておったのでな、しきりに腹をさすって、下腹をひとつグウと押した・・・・」
「へぇ」
「するとプッとおならをなすったわけだ。そこは若きお嬢さま、みるみるうちに顔が赤くなって恥ずかしそうでな。とっさに私も医者のとんちだをきかせて、そばの母親に『陽気のかげんか年のせいで、この四、五日のぼせて、わしは耳が遠くなっていかんから、おっしゃることはなるたけ大きな声でいってくださいまし』と言った」
「へぇ」
「お嬢様も安心なさって、その時は事が済んだが、銀南、そんなことにならぬよう、下腹などけしてさわるでないぞ」

ところが、この銀南、伊勢屋でしくじりを重ねたあげくに
「脈はどうですかな?舌は?」
なんてしながら、ついに禁断の下っ腹に
「プ~~」
お嬢さまの顔がみるみる赤くなっていく
こりゃイカンとばかりに
「どうも年のせいか四、五日耳が遠くなって・・・」
「さようで、大先生もお耳が遠いとおっしゃってましたが、若先生もですか」
と手代に問われ
「ん?何だって?聞こえない聞こえない、なぁ~~にも聞こえない、いまのおならさえ聞こえなかった。」

今日はあまりの陽気に、近くの公園まで銀杏の様子を見に行ってきました。
震災後、除染処置で立派だった枝を無残にも切り落とされた銀杏の木、やっとここまで回復しました。凄い生命力ですなぁ。

その銀杏を見ながら思い出したのが、落語『代脈』だったと
「だって、弟子の名前が銀南だし、あの独特のぎんなんの香りが・・・・」
「おまえが顔を赤らめる必要は無し!」

そういえば、豊洲問題やらなんやかやと話題豊富な首都東京のシンボルマークは銀杏の葉っぱでしたよね。

「いえ、あれは銀杏ではありません。東京の頭文字『T』をデザイン化した物です。」
「さいですか、すんまそん、小池さん」(笑)

とはいえ『火事と喧嘩は江戸の華』
幾度となく大火に見舞われたお江戸では、寺社の門前を火除地として道幅も広くして、銀杏や青桐を植えたんだそうで、東京に銀杏が多いのも確かだそうですな。
さらに、火が銀杏の木に迫ると、幹や枝から水を噴き出して枝葉へ火が燃え移るのを阻止するだそうで、
「んなバカな」
いえいえ、これは眉唾物のお話でも無いそうですよ。
「一度火を点けて・・・・」
「ヤメなさい!」

ともかく、どうも最近疲れが溜まりきった私が、復活してきた銀杏と、コンビニで買った栄養剤と、大音量(我が部屋で出せる限界ね)で聴いた「SELFLESSNESS」の「MY FAVORITE THINGS」で、ほんのちょっとHPを回復したというお話しでございました。

ということで、夕飯を作らにゃイカンですな『料理当番、本日の一品』です。

近くのスーパーでよりどり3パック980円のうちの一品、カレイを煮付けました。

煮魚を好まぬお方には、相も変わらずの煮物であります。

お弁当は二色弁当ね。

さて、今日の一枚は、フィル・ウッズです。
さすがに夜大音量でコルトレーンを聴くわけにもいかず、なんとなく引っ張り出したのがこれです。
ウッズとジーン・クイルのアルト・バトル?少なくともバトルじゃ無いっしょこれは。
いや、激しい部分はあるんですよ、「A NIGHT IN TUNISIA」や「SCRAPPLE FROM THE APPLE」なんか、「DEAR OLD STOCKHOLM」でも二人で追いかけっこみたなんするじゃないですか、でもなんとなく整っている?
そこがウッズらしいと言えばそうなのかもしれません。
例えば、ロリンズの曲吹いてもそれほど生臭さが無いというかね。

そうそう、これ聴かせて、「はい、どっちがウッズでしょう?」みたいなことを、偉そうに言うヤカラ、そういうイケズをするとファンが減るんですよ。
よくよく聴いてみて下さい、直ぐに分かるようになりますから。

PHIL TALKS WITH QUILL / PHIL WOODS&GENE QUILL
1957年9月26,27日10月4,8日録音
PHIL WOODS(as) GENE QUILL(as) BOB CORWIN(p) SONNY DALLAS(b) NICK STABULAS(ds)

1.DOXIE
2.A NIGHT IN TUNISIA
3.HYMN FOR KIM
4.DEAR OLD STOCKHOLM
5.SCRAPPLE FROM THE APPLE
6.DOXIE


熱くなるから「めどくさい」んだよね

2016年11月18日 | v-x

今日も青い空が広がっています。
まったくもって乾燥が進んで、お肌がカサカサですわいな(笑)
明日の雨が潤いへとつながるのか?
はいはい、カサカサの原因が乾燥だけでは無い事は十分承知しておりますとも。

『東京電力福島第1原発事故の影響で横浜市に自主避難してきた当時小学2年生の男子生徒(13歳)が転校先の横浜市立小学校でいじめを受けたうえ、「事故の賠償金があるだろ」などと言われて、同級生から遊興費など計150万円を巻き上げられた。』

やはり原発事故直後心配していたことが起こっておりましたですね。
おそらくこれは氷山の一角、大なり小なりいろんな差別的視線に、多くの避難者、いや福島県出身者がさらされておるのでしょう。

我が息子が幼稚園生くらいの時だったでしょうか
「今日、公園に外人がいた」
と帰って来ました。
そもそも『外人』と言う言い方が私は嫌いで、子供には『外国人』という言い方を定着させようという「意固地な考え」を持っとりましてね。まずそれを注意しまして
「そもそも、その子が外国人かどうかもわからないよ、髪の色が違っても、肌の色が違っても日本人かもしれない。見た目で全てを判断することは良くないことだ。」
と、懇々と言い聞かせると
「小っちゃい子にそんなこと言ってもわからないって」
と嫁
「いや、小さいからこそきちんと教えることが必要なんだ、そもそも外人と決めつける目は、おまえが安易に「あっ外人だ」なんて言うから身についたもんだぞ」
と今度は嫁と喧嘩になったりして・・・・

まぁ、その時はそんな話で喧嘩をすることでは無かったかもしれないと反省しておりますが、今回の事件にしても、虐めを行った子供達に大人の言動が大きく影響していたことは確かだと思いますよ。
「放射能は目に見えないし怖い、福島の人はみんな浴びてるんじゃないの」「原発避難者は賠償金をたっぷりもらってる」等々、何気に子供達の前で話していたのではないか?
そんな事です。

ともかく、未だ先の見えない『原発事故問題』は、放射性廃棄物の処理や廃炉はもとより、目に見える風評そして目に見えない差別を生むのです。
そんな現実を前に「絶対の安全」などあり得ない物をまた動かすのか?
私は疑問に思います。

おっと、いつになく熱くなってしまいました。このへんが喧嘩の原因、私の「めんどくさい」部分です。(自覚あり、笑)

話をコロッと変えて、ボージョレ・ヌーヴォーですよ。
ジュースのように軽い代物は、そもそも私の好みでは無いのですが、毎年一本はお付き合いです。
「え~~と、『ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー』ね。」

「色は透き通ったバイオレッド、スミレやフレッシュなラズベリーのような香り、しなやかな酸とバランスよくまとまった苦みが・・・・・って、んなこと分かるかぁ~~い!」(笑)

ある年は「記憶に残る素晴らしい出来栄え」、そしてまたある年は「完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」、去年は何でしたかね?たしか「最高のヴィンテージ」か何かだったかな?
今年は「エレガントで魅惑的なワイン」
そりゃまぁ、他人様の赤ちゃんに「こりゃ酷いねぇ、ブスだねぇ、最悪だねぇ」なんて言うヤツはいませんよ。

そんで私の感想?
そうですねぇ不味くは無かったんでしょう、だって一本飲み干しましたから
「もうちょっとガツンってぇ酒持ってこい!」
とは・・・・・

さて、今日の一枚は、リー・ワイリー、得意(笑)のボーカルものです。
いやね、夕べこれをイヤホンで聴きながらワインをいただいてたんですよ。
目を閉じてワインを口に流し込む、するてぇと、ワインの味は分からずとも、なんとなく美味しく感じたんでありますねぇ・・・
「う~~ん、エエんでなかろうか」(笑)

リー・ワイリーといえば、ミルドレッド・ベイリーの次くらいに白人ボーカリストとして認められた方なんでしょ? (こりゃまた古いねぇ)

 

歳はワイリーがベイリーの一つ下くらい?容姿は完全にワイリーが勝ってるもんなぁ・・んなこたぁどうでもイイ
歌そのものはどっちがエエ?
って、比べるの好きだねぇ(笑)、互いに互いの良さがあるんです(キッパリ)。

ともかく、夕べの『ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー』には、リー・ワイリーが合っとりました。

NIGHT IN MANHATTAN / LEE WILEY
1950年録音
LEE WILEY(vo) BOGGY HACKETT(tp) STAN FREEMAN(p) 他

1.MANHATTAN
2.I'VE GOT A CRUSH ON YOU
3.A GHOST OF A CHANCE
4.OH! LOOK AT ME NOW
5.HOW DEEP IS  THE OCEAN
6.TIME ON MY HANDS
7.STREET OF DREAMS
8.A WOMAN'S INTUITION
9.SUGAR
10.ANY TIME, ANY DAY, ANYWHERE
11SOFT LIGHTS AND SWEET MUSIC
12.MORE THAN YOU KNOW


休日は、じょんのび?

2016年11月13日 | a-c

昨日今日とそりゃもう暖かくて、日当たりの良い私の趣味部屋など半袖のTシャツで過ごせるほどでした。
一昨日まであんなに寒かったのにね、温度差が老体に響きますわ。(笑)

 ♪ もしも二人でいれるなら 波間を漂って 何処か遠い国へ
   港の見えるこの丘で あなた抱きしめてる ・・・・♪

そんな寒かった一昨日、あのりりィがお亡くなりになっとの訃報

私はこのりりィ・洋士の「横浜エンディング」がとても好きで、携帯のメール着信音にもなっとります。
64歳・・・チト若すぎるでしょ
今後、りりィはもとより、りりィ・洋士の歌声が、生で聴けなくなることがとても残念です。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

話はコロッと変わってしまいますが同じ一昨日、姉夫婦からこんな物が届きました。

「南魚沼じょんのびおみやセット」という代物で、簡単に言ってしまうと南魚沼の名産詰め合わせみたいなものです。

「じょんのび?これって、『び』と『お』の間で分けて読みゃええんだよね?じょんのびって何さ?」

調べました。新潟の方言で「ゆっくりする」「のんびりする」「芯から気持ちが良い」てな意味なんだそうで、つまり「ゆっくり、のんびり、気持ちいいお土産セット」てなことなんでしょうかね。

母は笹団子と椎茸に喜び、私は地酒と入浴剤に喜び・・・・
みんなが喜んだのが、かの「魚沼産ササニシキ」であります。

さっそく夕べ地酒の高千穂酒造『ゆきあねさ』は我が胃袋に全て飲み込まれてしまいました。
味?
「う~~~ん、新潟の酒にしちゃ酒臭さもあるし、喉ごしはサラ?まっこれは新潟らしいか、まぁまぁ辛口で美味しかったよ。」
「アンタは酒の味がすりゃ何でもイイんだろ」
「えへ」

さてさて、メインは「魚沼産ササニシキ」ですよ、ね。
今朝炊きたてをいただくと
「うん、確かに美味い気がする・・・っていうか、毎日食べてる米がいかに安物かと・・・・・」
まぁまぁ、美味しい炊きたてのご飯を、御味御汁と鮭の塩引き、海苔とお新香、これでいただきゃ
「べつに魚沼産コシヒカリじゃなくてもうめぇんじゃねぇの」
と、負け惜しみ的ことを口にしましたが・・・・・
んなこたぁなく、やはり美味しいご飯は何よりのおかずでありました。(クソ!ちょっと悔しい。笑)

 ♪ 私は泣いています 美味しい米に ・・・・♪

りりィさん、ごめんなさい。

てなことで、夕飯は私が負けずと美味しいものを作りましたよ(本当か?)、『料理当番、本日の一品』です。

メインは和風ハンバーグ?というか、タマネギの代わりに長ネギと大葉を練り込んだどちらかというとツクネにも似たハンバーグに、大根おろしとバター醤油ソースをかけて、付け合わせは焼き茄子です。

母が食べたいというので、かぼちゃのポタージュも作りましたが・・・・
「これは米には合わんだろ?!」(笑)

お弁当は焼き豚弁当です。

さて、今日の一枚は、ペッパー・アダムスです。
突然ブッカブカのバリトンが聴きたくなって、これを選びました。

とか言いながら、私的には「ALONE TOGETHER」を聴きたかったような・・・・このバラードだけはアダムスもただのブッカブカじゃない感じがしますよね。
ほら、ウイスキーにも合うでしょ

ともかく今晩はバリトンの気分なんです。

りりィと魚沼産コシヒカリ、そしてペッパー・アダムス・・・・って、私の頭の中身がブッカブカ?

CRITICS' CHOICE / PEPPER ADAMS
1957年8月23日録音
PEPPER ADAMS(bs) LEE KATZMAN(tp) JIMMY ROWLES(p) DOUG WATKINS(b) MEL LEWIS(ds)

1.MINOR MISHAP
2.BLACKOUT BLUES
3.HIGH STEP
4.ZEC
5.ALONE TOGETHER
6.5021
7.FOUR FUNKY PEOPLE


オヤジも立派な依存症

2016年11月09日 | m-o

秋晴れ?いえいえ完全に冬晴れですなぁこれは
暖かい日差しが時折強い風で流されてきた小さな雲に遮られ、ヒューッと寒さを感じさせる、季節の移ろいの早さは確実に私を置き去りにしているような気がします。
博多の陥没事故、アメリカの大統領選、そんな大きな出来事も今日の私の一日には何の変化ももたらしそうもありませんしね。
「刺激が欲しい!このまま歳を取りたくねぇ!」
そんなことをふと思ったとしても、まぁまぁ、これが震災後一番望んでいた『普通』であることに感謝せねばイカンのですけどね。

変化と言えば
最近、私の音楽の聴きようが少し変わってきたように感じています。
中学・高校生の頃、ラジオを必死にエアチェックして・・・・てなお話しを以前しましたよね。
これに近いことを最近また始めたというか。

世の中全く便利になったもんで、そこそこの新譜はネットでチェックできる時代になりました。
もちろん、それを一つ一つチェックする手もあるのですが、『東京Jazz』のお話しの中でもチラチラ出たように、ラジオ形式(つまりランダムにいろんな曲が聴けるように、まぁこれは新譜とは限りませんが)でも楽しめるわけで、ジャンルも様々用意されているし、曲名・アーチスト名も直ぐにわかってしまう(既存のラジオでも同様のサービスはありますけど)
中学・高校生の頃みたいに、
「あれ?今の曲、何てぇ曲だっけ?・・・・ん~~カセット録音してねぇし」
みたいな事が無いんですよ。
「んな便利なこたぁねぇじゃーねぇですかい」(笑)

夕べも眠りへの誘いにとネットラジオ聴きながらタブレットで『週刊文春』の「小池劇場大混乱」てな記事を読む・・・・
いやいや、まさにネット中毒的親父の姿であります。
ともかく、本格的に寝ようと明かりを消すと、そのラジオから女性ボーカルのじつにソウルフルな歌声が流れてまいりました、しかも日本語?。(あえてジャズチャンネル以外を聴いとります。)

「ん?」
直ぐに明かりを点けて、チェ~~ック!
「RIRI?」
こうなると寝ちゃいられません。
直ぐにググっちゃいました。

「16歳 現役JKシンガー・・・ジュウ、ジュウロク?!」

1999年11月5日生まれ 16歳 。

2011年、ホイットニー・ヒューストンやセリーヌ・ディオンなどを手がけた名プロデューサー"デビッド・フォスター"が主催した世界的次世代スターを発掘するオーディションに出場し、僅か11歳でファイナリストの一人に選ばれる。

翌年2012年には、大手スポーツブランドの夢応援企画を通じて、憧れのAIの前で生歌唱し絶賛を受けたことをきっかけにAIとの交友がはじまる。

そして2016年6月5日。AI THE BEST TOUR 東京国際フォーラム A公演は驚きと興奮に包まれた。AIの紹介を受けてステージに登場した少女が聴いたこともないような、すさまじい歌声を披露したのである。その初パフォーマンスした 「GOLD」は6月24日に配信されるやいなや、iTunes R&B / ソウルランキングで1位を記録した。衝撃的な歌声と歌唱力をもつ現役女子高生シンガーRIRI、今最も注目すべき若手R&Bシンガー。

だそうです。
昨日聴いたのはそんな彼女の今月12日にリリースされた初EP「I LOVE TO SING」の中の一曲でした。
とりあえず全曲チェックしてみましたが・・・・・
16歳ってねぇ、なんなんしょ今時の子は
そういやぁ寺久保エレナちゃんのアルトを初めて聴いたときにも同じような衝撃がありましたっけ・・・

「おまえら、んなことしてると早く年取るよ」

って、無才能のヒガミですかね。(笑)
ともかく、お父さんのように、もといお爺ちゃんのように、彼女の今後の活躍を見守りたいと思ったのでありました。
それにしてもスマホゲームに夢中な若者を笑えませんねぇ。だってオヤジの私もネットに十分依存してますもん。

さて、今日の一枚は、この人も神童と呼ばれた男、リー・モーガンです。

17歳でガレスピーのバンドに迎えられた彼、それを思えば16歳のRIRIもありかなと・・・・でも彼は34歳で嫁に射殺されてますからねぇ、って縁起でも無い。

このアルバムは、前後左右見回してもこの時期のモーガンとしてはちょっくら雰囲気の違う一枚です。
そもそも15,6分の長さの曲、しかもチト暗めの「SEARCH FOR THE NEW LAND」が、この頃のモーガンではあり得ないような感じをともかく植え付けているんだと思います。(2曲目以降は、若干明るさを取り戻しますもんね。笑)
でもね、私は嫌いじゃ無い。そりゃ「THE SIDEWINDER」もよかろうけれど、これはこれでなかなかのもんでありまして
ただ、ピアノがハンコックってぇのが・・・(これこれ、なしてハンコックを嫌う)

まぁまぁ、このメンバーはこれ一回、周りが期待するモーガンとは、少し違っていたんでしょうかね。

余談ですが「MELANCHOLEE」のグラント・グリーン、好きです。

SEARCH FOR THE NEW LAND / LEE MORGAN
1964年2月15日録音
LEE MORGAN(tp) WAYNE SHORTER(ts) GRANT GREEN(g) HERBIE HANCOCK(p) REGINALD WORKMAN(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.SEARCH FOR THE NEW LAND
2.THE JOKER
3.Mr. KENYATTA
4.MELANCHOLEE
5.MORGAN THE PIRATE


東京Jazz 2016 その最後

2016年11月07日 | y-その他

今朝の冷え込みはまさに立冬を感じさせるものでしたが、空気の乾燥が進み、イイオッサンが(もちろん私も)リップクリームをちょっと恥ずかしがりながら買う姿に季節を感じております。

さても昨日まで2回にわたっておおくりしてきた『東京Jazz 2016』NHK放送の無責任感想も、今回が最終回、「いつまで引っ張るんだ」とのお怒りもあろうかと、日を置かずに更新することとあいなりました。
さっそくまいりましょう。

まずは、アロルド・ロペス・ヌッサ
このお方の凄いところは、どんな音楽を取り上げようとも自の色、つまりラテン系がそこはかとなく香るところでしょうか
「同じ音符を奏でても消えぬ臭い」ってそれはある意味障害であるかもしれないけど、私は最大の魅力だと思っています。
秋吉敏子が日本人であることに悩み、開き直りから日本人であることを誇りに変えたごとく
幼少期から環境が育てた個性はそうそう消えるもんじゃ無いし、それが他との違いになり魅力となるんだと思います。
例えば、大好きなセロニアス・モンクが、幼少期に自動ピアノに出会わなければ、ジェイムズ・P・ジョンソンが近くに住んでいなければ・・・・
そういう事かな?
おっと話が脱線しそうです。

 

「NEW DAY」
何しろ良いところは本人がじつに楽しそうにピアノを弾いているところですかね。しかも何気に上手いてぇのが・・・・
「カチン!」
って、楽器も出来ないくせに(笑)
ピアノトリオで身体揺らして楽しげに聴ける、それだけで私なんか嬉しかったりします。ベースのアルネ・ワデと弟のルイ・アドリアンとのバトルも面白かったと思いますしね。

「LOS MUNECOS」
連弾は楽しいですけど、これはまさにショーですね。
それこそ小さな会場でこれを見せられたら「イェィ」もんでしょうが、CDで買ってこれが入っていたら映像で見るのとは少し違う感想になるかもしれません。

いよいよラスト、上原ひろみ×ミシェル・カミロであります。
「TWO MUCH LOVE THEME」
を聴いていたときは、正直「期待薄かな」なんて思ったんですけどね、だってひろみちゃんは、髪型のごとく爆発せんと(笑)
まぁまぁ、寂しさ溢れる独り酒には浸みる演奏でした。

そして、その後に待っていたのが「CARAVAN」ですよ。
出だしで「えっ?何処がキャラバン?」と思いながらも、二人のやり取りに徐々にのめり込んでいって
 ♪ ジャーン パラパパラパラパー ・・・・ ♪
お馴染みのメロディーが聞こえた頃には、もうドップリ浸かり込んで・・・・
「来たぁ!メインディッシュが最後に来たぁ!」
みたいな
これを聴いたら良いも悪いも全て吹っ飛ぶ感じです。
「NHK、これを最後に持ってくるとは、おぬしも悪よのう」

ともかく、最後にこの演奏を見られて?聴けて?私としては満足な『東京Jazz 2016』でありました。
ひろみちゃん、アンタやっぱ凄いわ。

さて、てなことで今日の一枚は、上原ひろみです。
トリオ・プロジェクトの最終盤であります。

このアルバムを聴くと本文ではありませんけど、私はそこはかとなく日本を感じるんですよねぇ、それがゴスペル調であっても何調であっても
もちろん「何処が」という具体性は無いのですけど、ひろみちゃんには日本人の血が脈々と流れている感じが伝わってくるというか・・・これは私の思い込みかも知れませんがね。(笑)

「WANDERER」なんか聴くと、完全に的外れですが日本の雨だれが聞こえてくるような
・・・・あはは、やっぱ思い込みですね。

ひろみちゃんのアルバムの中でもとても好きな一枚です。

ALIVE / 上原ひろみ
2014年2月5~7日録音
上原ひとみ(p) ANTHONY JACKSON(b) SIMON PHILLIPS(ds)

1.ALIVE
2.WANDERER
3.DREAMER
4.SEEKER
5.PLAYER
6.WARRIOR
7.FIREFLY
8.SPIRIT
9.LIFE GOES ON


東京Jazz 2016 そのⅡ

2016年11月06日 | y-その他

風は少し強いものの晴天でした。「ガラス越しの日差しが心地良い」そんな季節になったんですなぁ・・・・
ということで、前回の続きですね。『東京Jazz 2016』、NHKでVol.3として放送されたぶんの感想です。

まずは、ハービー・ハンコック「ACTUAL PROOF」
三十年前ならまず敬遠した演奏でありますけど、素直になった現在は冷静に聴けましたねぇ、しかし、好きか嫌いかと問われれば今でもけして「好き」とは答えられないと思います。
「ケニー・バロンに一票!」
なんてね。
ただね、この演奏は会場ウケしたように感じます。私も当日この場にいたら「エガッタねぇ」なんて言ってると思いますよ。
「そのハンコックの巧妙さが好きになれないんだよなぁ」
ただの負け惜しみ?です。(笑)

「MIRROR」
バロンとこのパーラトちゃんより、私はハンコックんとこのハサウェイちゃんの方が声質が好きかな、なかなかの美人さんですしね。(私、少々の太めは気にしません。笑)少し前にラジオでライブアルバムのなんとか言う曲を聴いた覚えはあるんですが、真剣に聞いたのはこれが初めてでした。

お次は、石若駿PROJECT 67
ここで私が楽しみにしていたのは寺久保エレナなんでありますねぇ
もちろん石若はじめ他の日本人若手ミュージシャンに興味が無いわけじゃありませんよ。ありませんけど、何と言ってもエレナちゃんだったわけですが
「CLEANUP」でもソロは短いし期待した演奏は聴けなかったように思うし、「SHUN」?
「スケベ日野テル引っ込んでろ!」(日野輝正ファンの方々申し訳ありません。)
完全な消化不良です。

 

小曽根真presents JFC ALL STAR BIG BAND + JUILLIARD JAZZ ENSEMBLE
演奏がどうのこうのというより、大きな会場での楽しいビックバンド、エレナちゃんの消化不良が払拭されましたねぇ
「BOUNCING IN TWO DIFFERENT SHOES」
ジュリアードの連中とのソロのやり取りはじつに楽しい感に溢れていたじゃないですか、テナーの芹澤朋ちゃんも、ピアノの鈴木瑶子ちゃんも(もちろん男子もね。笑)楽しそうだし一生懸命だし、ほんとメンコイ
ドラムバトルをやった北井誉人君なんか、最初様子見様子見がそのうちに盛り上がっちゃって、イイ演奏は上手さじゃないんですよね。
今回の放送の中ではオアシス的存在でした。

そんでもって、フォックス・キャプチャー・プランですが、私的には今回の『東京Jazz』で最大の拾い物だったと思っています。
彼らを全く知らなかった私は、それが恥ずかしいと思ったほどですもん。
私は好きですねぇ、メロディアスでありながらパワーがあって、JAZZとしてどうかとかそういう問題じゃ無く、身体の中に響いてくる感じがじつに心地イイ(時折入る電子音が気になりましたが・・って、そこかい!笑)
ともかく「REINCARNATION」にしても「ATTACK ON FOX」にしても新しい音楽に出会った感じがして・・・・
さっそく、ネットという便利グッツを利用して「TRINITY」「WALL」「BUTTERELY」と三枚のアルバムを聴いてみましたが・・・・・

昔、山中湖の湖畔でダイアン・リーヴスを聴いて超感激、慌てて買ったCDでしたが、その後ほとんど聴くことは無く現在に至る、てな経験があるんですけど
ん~~~~~ちょっとだけそれに近いものを感じたりして・・・
CD購入はもうしばらく聴き込んでみてからにしようと思っています。

残るは、アロルド・ロペス・ヌッサ上原ひろみ×ミシェル・カミロの二組でありますが
この二組には少々時間を割きたいので、又次回、第三弾でお話ししようと思います。
「引っ張るねぇ~~」(笑)

てことで『料理当番、本日の一品』です。
それにしても野菜がたっかいですなぁ、何を買うにしても躊躇してしまいます。(おまえは主婦か)

それでも蕪が少しだけ安かったので、蕪シチューを作りました。
もちろん、葉っぱも無駄には出来ません。シチューに入れた残りは、塩でちょっと絞って豆腐と和え、コロッケにしてみました。

マヨネーズ醤油で食べたら、けっこうイケましたぜ。(笑)

お弁当はいつものごとくです。ちょっとだけ言わせていただければ、手作りロールキャベツが入いっとります。

さて、今日の一枚は、『東京Jazz 2016』の消化不良を払拭すべく寺久保エレナちゃんが、ケニー・バロンと一緒にやったこのアルバムにしました。

ベースのロン・カーターとは『東京Jazz 2010』で共演しましたですね。あの時は消化不良は無かったんですが(笑)
ともかく、この「THIS HERE」のようなソロを私はエレナちゃんに期待していたわけで・・・・・やっぱり私は古くさいんでしょうか?

NEW YORK ATTITUDE / 寺久保エレナ
2011年録音
寺久保エレナ(as) DOMINICK FARINACCI(tp) KENNY BARRON(p) RON CARTER(b) DOMINICK FARINACCI(tp) LEE PEARSON(ds)

1.NEW YORK ATTITUDE
2.ONE FOR YOU
3.STAR EYES
4.ORIENTAL FOLKSONG
5.THAT'S THE TRUTH
6.INVITATION
7.THIS HERE
8.FASCINATION
9.DEL SASSER
10.BODY AND SOUL


東京Jazz 2016 そのⅠ

2016年11月05日 | g-i

先日の文化の日は、録画しておいた『東京Jazz 2016』をゆっくり見ました?聴きました?
そこで、久しぶりに『東京Jazz』の感想などをやってみようかと思っとります。

NHKで放送になった第一回目は「ざっくりインデックス」みたいな感もありましたので、第二・三回の放送を中心に、こちらは「ざっくり感想」とまいりましょう。
おっと、前もって言い訳しておきます。私の個人的感想であり好みの問題ですから、ご批判はあろうかと存じますがご容赦下さいませね。

まずは、渡辺香津美沖仁ですか
これをライブで聴ければなんも文句はござんせんが、CDまで買ってとなると二の足を踏みます。それは二曲目(NHKの放送で)の「MILESTONES」に、ちょっくら不満があるからかもしれません。
ただ、一曲目の「MEDITERRANEAN SUNDANCE」、これはエエですなぁ、できればもう少し小さな会場で間近で聴いてみたい、そう思いました。

 

次は、パット・メセニー
二連続でギターかぁ・・・・ベースとのディオですね
「GENTLE RAIN」
嫌いじゃありません、いやむしろ好きかな?ただこれもデカイ会場じゃねぇ、逆に自宅でじっくり聴き込むのが良さそう。どう考えても強めの酒が欲しい気がします。(笑)

次はと、寺井尚子パブロ・シーグレル
「LA RAYUELA」「MUCHACHA DE BOEDO」
私、以前言いましたかねぇ、アストル・ピアソラの大ファンでありまして、彼の演奏にどれほど涙したことか(笑)
となると、この演奏には満足感が欠ける気がします。大好きなバンドネオンの音色には感謝しましたが・・・つまり、私にとってピアソラがいかに偉大だったかということなんでしょうね。

お次は、ナベサダっすねぇ、やっと管が来ました。(笑)
「SOLITUDE」
フロントにサックスとペット、どれほどの安堵感があるか(笑)私の中では「これが基本だ」みたいな気持ちが何処かにあるんだと思います。
「GROOVIN' HIGH」
これですよこれ「やっぱおまえは古い!」と言われようと、こういう演奏を聴かなきゃイカンですって、ジャズフェスじゃ無いっすて。(笑)

ケニー・バロン、「SHUFFLE BOIL」王道のピアノトリオ?
まぁまぁまぁまぁ、これを王道と呼ぶべきかどうかを語り始めるとログ一回が吹っ飛びますんで止めておきましょう。
ともかく、以前もバロンについては「「美味い」失礼「上手い」事は他人様に言われる必要も無いくらいわかるし、嫌いなわけも無い」という感じで、裏返せば「それほど好きでも無い」と言っているように聞こえる、というのが私の総評であります。
しかし、前後の流れから言えば、これもまた、ナベサダ同様ホッとしたのも事実です。
ところで、ベースの北川潔も少し気になりましたが、ドラムス、ジョナサン・ブレイクのドラムセットが妙に気になってしまいました。
「普通、最低でもクラッシュシンバルは上の位置にある。」てぇのが、私の常識だったのですけど、この人完全に違いますよね?まるで二次元ドラマー?
まっイイか、アグレッシブで私は好きなドラムです。
「セロニアス・モンク・インスティテュート・インターナショナル・ボーカル・コンペティション優勝!」
という、グレッチェン・パーラトを迎えての「PHANTOMS」
エロっぽいっすけどね・・・(笑)

 

二日目の放送最後は、セリジオ・メンデス
まずは「AGUA DE BEBER」美味しい水ですな。
「小野リサの水の方が美味しそうじゃね」
なんて、言っちゃイカン
「LOOK OF LOVE」
ん~~~~、とりあえずコメント無しで
「MAS QUE NADA」
アルバム「HERB ALPERT PRESENTS SERGIO MENDES & BRASIL'66」を期待してはいけない。(失礼)

それでは三日目の放送に・・・・

って、やっぱ一回じゃ無理か、次回も続きます。

さて、今日の一枚は、前回こっちにしときゃ良かったと嘆いたジョニー・グリフィンです。
ダブルテナーのしつこさ(笑)はあるものの、グリフィンはバリバリモリモリ吹かにゃイカンですよ。
「ストリングス?糞食らえ!」
とは言い過ぎですが、前回紹介アルバムより私は確実にこちらの方が好きです。

BLUES UP DOWN / JOHNNY GRIFFIN
1960年8月17日, 1961年6月5日録音
JOHNNY GRIFFIN, EDDIE LOCKJAW DAVIS(ts) LARRY GALES(p) LARRY GALES(b) BEN RILEY(ds)

1.CAMP MEETING
2.BLUES UP AND DOWN
3.NICE AND EASY
4.OH, GEE
5.WALKIN'
6.LEAPIN' ON LENOX
7.LAYIN' ON MELLOW


B面がイイ

2016年11月01日 | g-i

「今年はコタツ出そうか?」

我が家は暑がりが多いのもありますけど、「冬場でもストーブ一つで十分暖かい」てな事を以前申したごとく、ここ何年も(ん?何十年?)コタツを出した記憶がありません。
しかし、こう急に寒くなると「コタツもエエねぇ」てな気分もおきようてもんです。
まっ、そう言いつつ最終的には出さないまま冬を越すんでしょうけどね。

それにしても最近のコタツてぇのはオシャレでありますねぇ
「夏はテーブル、冬はコタツのツーウェイ」
なんてぇのはあたりまえ、椅子でも使えたり、洋間のリビングでもOK、なんてね、ちょっと見コタツとは思えない代物ばかりです。

「そのへんに関しちゃ、オレなんざぁ昔っから最先端を行ってたね」
「あら?どうして?」
「だって、夏も冬も部屋のテーブルはコタツだったもん」

そんなアホはほっといて(笑)
昔のコタツで何が良かったって、そりぁコタツ板のB面でしょ
緑や青のフェルトみたいなんが張ってあった、あのB面ですよ、ねぇ
これがじつに便利だった


こんな感じのコタツでした(もっとボロだったけど)

ある時は麻雀卓、またある時はポーカーテーブルやカジノテーブル、ボードゲームやるにも何故か板を裏返ししたりして
「やっぱ花札は座布団か?」
なんて、わけの分からんことも言っとりましたが
あのB面が、ビリヤードは無理としても、ほとんどのゲーム会場へとちんけな6畳の部屋を変身させてくれたのでありました。

今思えば、真四角で適当な大きさってぇのが良かったんですよねぇ、何処に座っても変わらぬ距離感、それでいて相手の手が見えるわけでも無い、近からず遠からず、まぁ特に麻雀の場合、長方形や丸じゃいけませんもんね。

テレビゲームやスマホゲーム全盛の今、あの何とも言えない楽しさが懐かしい。

「冬場は、布団の中でもちょっとしたゲームがあったりしね」
寒い寒いと凍えた手をコタツの中に入れると、出したときには何故かつねられたような傷
「慌ててヒーター触っちゃったよぉ」
なんちゃってね。
「ハイハイ」

さて、今日の一枚は、ジョニー・グリフィンです。
が、前々から言っとりますよねぇ、「私ゃどうにも+ストリングスてぇのは・・・」って、このアルバムも好んで聴いたことはありませんでした。

まっ内容は、レディーが得意だった曲をストリングスとブラスをバックにグリフィンが奏でるというもんでありまして
「歳も行ったし、素直に聴けば大丈夫なんじゃね?」
てな感じで久々に聴いたんですが・・・・
いやいや、デカイのをバックにしてもグリフィンはグリフィンなんですよ
でもねぇ・・・・やっぱ
「なにもデカイのバックにしてグリフィン聴かなくても・・・」
とはなりますね。

「同じ61年なら「BLUES UP & DOWN」を聴きゃ良かった。」と、何処かで思っとります。(反省・・笑)

WHITE GARDENIA / JOHNNY GRIFFIN
1961年7月13,14,17録音
JOHNNY GRIFFIN(ts)
Clark Terry(flh, tp) Jimmy Cleveland, Paul Faulise, Urbie Green(tb) Ray Alonge(frh) immy Jones(p) Barry Galbraith(g) Ron Carter(b) Ben Riley(d) + strings

1.GLOOMY SUNDAY
2.THAT OLD DEVIL CALLED LOVE
3.WHITE GARDENIA LIS
4.GOD BLESS THE CHILD
5.DETOUR A HEAD
6.GOOD MORNING, HEARTACHE
7.DON'T EXPLAIN
8.TRAVELIN' LIGHT
9.NO MORE
10.LEFT ALONE