JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

この曲に思い出は?

2017年11月16日 | p-r

今日は冬晴れ。乾燥と寒さはともかく、家人は洗濯物が良く乾くと喜んでおります。我がパンツもピシッと乾いてくれれば上々です。(笑)

最近大いなる悩みがありまして、それは「飲みに出かけると忘れ物をしてくる。」というもの、時計に始まりなんやかや、火曜日にはなんと上着を忘れてきてしまいました。これも歳のせいですかねぇ?それともママに甘えちゃっているのか?
いずれにしても最後には「自分自身を忘れてくる。」てな事の無いように気を付けようと思っています。

「人間、音楽を聴くとふと何かを思い出す。」的お話しを以前したように覚えています。

例えば私の場合、
拓郎の「ともだち」を聴くと中学の謝恩会。
太田裕美の「木綿のハンカチーフ」を聴くと高校に行く途中の友人の家。
中島みゆきの「時代」を聴くと大学のキャンパス。
西城秀樹の「ヤングマン」を聴くと鎌倉の大仏。
サザンの「愛しのエリー」を聴くと暑い夏と24時間テレビ、そして後輩のアパート。
寺尾聰の「ルビーの指環」を聴くと湘南モノレール、ユーミンの「稲妻の少女」を聴くとちょっとした浮気なドライブ・・・・・

洋楽もしかり、ディーパープルの「SMOKE ON THE WATER」を聴くと友人Aの社宅、サンタナの「BLACK MAGIC WOMAN」を聴くとおぼっちゃまYの家。
ロッド・スチュワートの「SAILINGS」を聴くとバイト先のエスカレーターと崎陽軒のシュウマイ弁当、ジャニスの「MERCEDES BENZ」を聴くと新橋のビジネスホテルと白ワイン・・・・・・・

あげればキリはありませんが、かなりの部分で青春時代に集中しています。
ましてジャズに関するものは、何ページにも及ぶ風景や思い出が蘇ります。

蘇ると言えば、風景や思い出だけじゃありませんね。何かの作品にたどり着いたりもします。
映画音楽なんざぁまさにその典型ですが、

先日、テレビからバッハの「無伴奏チェロ組曲第一番 ~プレリュードとサラバンド~」が流れてきました。
私の頭には映画「真夏の夜のジャズ」、タバコをくわえながらネイト・ガーシュマンが弾く同曲、その場面が突然浮かんできました。
で、ついつい久しぶりに同映画を観たりして(笑)

それとは別に、「その音楽を聴いて突然全く関係の無い別の音楽を連想する」なんてぇことは・・・皆さんはありませんかねぇ?

日曜日のこと、不覚にも見てしまった「シン・ゴジラ」
もちろんお馴染みの「ゴジラのテーマ」や「宇宙大戦争マーチ」なんざぁ昔のそれを思い出すわけでありますが、(「ゴジラのテーマ」に関しては、とある個人も思い出しますけど)
エバンゲリオンから得たであろう音楽?残念ながらエバンゲリオン世代から外れる私としては
 ♪ ジャンジャンジャン・ジャンジャン ジャンジャンジャン・ジャンジャン ♪
あれを聴いて、なんとヤン・ガルバレクのアルバム「WITCHI TAI-TO」の一曲目「A.I.R.」を思い浮かべてしまったのです。
いや、全く違うんですけどね、一度思い込んでしまうと映画内で同曲が流れるたびに「A.I.R.」の出だしを口ずさんでしまうんですねぇ
それで見終わった後、結局これも聴いてしまいました。(笑)

まぁまぁ、音楽というのは何だかんだ言いながらそれだけ影響力があるということでしょうね。
あなたはどんな音楽で何を思い出すんでしょう?

『料理当番、本日の一品』です。
「あれ?ご飯は?」
「ああ、何だか今日は計算が違って無くなっちゃったんだわ、大丈夫冷凍があるから」
まぁねぇ、私は喰わんからイイんですが
「ほんじゃま、冷凍をとかさんでもいいように」

グラタンにしました。しかも茸たっぷり。
私?私が茸たっぷりのグラタンを喰うわきゃないでしょ

 

私のアテは、グラタンで残った鶏で大葉・梅叩きを巻いて焼いたものと、パイカをとことん煮込んだこちら。(パイカは一人で食べたわけじゃありませんよ。)

お弁当は変化無し(笑)

さて、今日の一枚は、2000年代録音という、私としては珍しく近年物のジョルジュ・ロベールです。

「心の師であるウッズとのガチンコ勝負」とのキャッチコピー。
この時、ウッズはもうすぐ69歳、ジョルジュは40歳になったばかり、その差約30という、父と子みたいなもんですね。これでバトルになるか?内容はけしてバトルでは無いように思います。
余談ですけど、ウッズが亡くなったのは2015年、ジョルジュはその2年後2017年・・・・・「う~~~ん、人間の寿命ちゅうのはわからんもんですなぁ」

おっと肝心のアルバムの中身でしたね、ウッズとジョルジュの聴き比べという観点からすると、年齢を考慮すれば五分五分?悪くありません。
さすがウッズを心の師と仰ぐだけあって、二人の演奏には近いものがあります。
ジョルジュはもっと若さをアピールしてもいいかな?って40のオッサンですもんね。(笑)

とにもかくにも、耳あたりの良い一枚だと思います。おそらくその仕掛け人はケニー・バロンあったのだろうなぁと想像もしますけどね。

SOUL EYES / GEORGE ROBERT
2000年5月10日録音
GEORGE ROBERT, PHIL WOODS(as) KENNY BARRON(p) RUFUS REID(b) ALVIN QUEEN(ds)

1.ALONE TOGETHER
2.KIN TAMA
3.BLUES FOR C.T.
4.I'M CONFESSIN'
5.SOUL EYES
6.CANNONIZATION


トランプのジョーカーは美女であるべし

2017年06月21日 | p-r

昨日の青空からは打って変わって今日は雨模様です。

それにしても今年は空梅雨・・って、ここ東北南部は今日梅雨入りだそうですからこれからなんでしょうけどね。(ずいぶん前に梅雨入りした関東と雨の感じはそれほど変わらないと思うんですが?笑)

ところで、小出恵介さんの淫行騒動はやっと下火になってきたんでしょうかねぇ?
ネット上では「嘘か誠か他人事か」てな事柄の報告が未だ続いてはいるようですけど、根本は「いい大人が高校生に手を出すのはいかがなものか」これにつきるのだと思いますよ。まぁ夜中に「俳優が居るから出てこい」と言われてヒョイヒョイ出かける高校生もいかがなものかとは思いますけどね。

この事例がそうだとは言いませんがね
だいたいが男てぇもんは、ちょっとした女性の仕草を「自分が誘われているサインだ」てな勘違いをするもんでございまして、まぁまぁこれは女性に罪は無い、男の下心が生む勝手な妄想に過ぎないわけです。
だってア~タ、「山神を忘れ、ふとした勘違いに溺れ死ぬ」てないい大人を、我が周りにも(私自身?)そりゃもう数え切れないほど目の当たりにしてきましたから、私。(笑)

「あじなものが手にさわった。・・・ありゃなんじゃ」
「お師匠様としたことが、ありゃ乳でござんすわいなぁ」

歌舞伎十八番『鳴神』をご存じでしょうかねぇ?

朝廷に恨みを持つ鳴神上人なる坊さんが、三千世界の水を司る竜神を滝壷に封じ込めてしまったために雨が一滴も降りゃしない。これには農家も困ったけどお国だって経済破綻を免れない事態。
そこでお上も考えましたな、
「よし、鳴神上人とて所詮は男、最善の策は色仕掛けである!」
てんで、雲の絶間姫という絶世の美女を鳴神上人のところへ送り込みます。

美女の仕草に妄想を抱いた鳴神上人、雲の絶間姫がなすがままに酒を飲み過ぎ神通力を失っちゃいましてね。
その間に竜神が閉じ込められていた封印がわりのしめ縄をバサッと切る、解き放たれた竜神達は天に舞い、ザァ~~っと雨を降らすという、まっそんなお話しでありますが、詰まるところ坊さんであろうがハニー・トラップには引っ掛かったと

おっとイカン、これじゃ小出恵介が彼女のハニー・トラップに掛かったみたいに私が思っていると取られそうですけどそうではありません。
「男の勘違いは時に冷静さを失い大失敗を引き起こす」
そこを言いたいわけで
さらには、悲しいかな鳴神上人は雲の絶間姫の身体には触れども鎌倉までは到達できなかったのですから・・・・
「って、そこかい!」

おっと、今日はゲスな話に終始してしまいましたね。
ただ一つ、今年の空梅雨は鳴神上人が原因ではございません。
「やっぱり原因は温暖化なのかなぁ????ならばここは一つ、トランプさんに雲の絶間姫を派遣して・・・・・・」

さて、今日の一枚は、ホレス・パーランです。
久しぶりの王道ピアノトリオってな感じもしますが、パーランの特異なリズムは王道と称して良いかは「???」かな?いやコペンハーゲン移住後ですから

とりあえず右手が不自由なパーランが、数ある名ピアニストの中を生き抜いてきた理由がどこにあるのか?
それは右手を補って余りある左手の技術と特異と言われるもののけして不快感の無いリズムにある事は確かだと思います。

そんなパーランもコペンハーゲンに移住してからは、少しスタイルが変わります。悪く言えばおとなしくなった?良く言えばハーモニーを重視するようになった?
まぁまぁ、
「故に「王道ピアノトリオ」という表現は、間違いじゃ無いんじゃ」(笑)

NO BLUES / HORACE PARLAN
1975年12月10日
HORACE PARLAN(p) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b) TONY INZALACO(ds)

1.NO BLUES
2.MY FOOLISH HEART
3.HAVE YOU MET MISS JONES?
4.A THEME FOR AHMAD
5.HI-FLY
6.WEST OF EDEN
7.HOLY LAND


母の初体験

2017年06月11日 | p-r

今日は、息子としては絶対に聞きたくも無い、話したくも創造もしたく無い禁断のお話し・・・・・んなこたぁございません。
今日、母がとても嬉しそうだったのでそのお話を一つ

先日生まれた母の初曾孫、義兄のマイブームLINEで、もう何枚もの写真が送られてきているというお話しはしましたですよね、
日に日に可愛くなってく姿に
「逢ってみてぇべ」
「逢ってみてぇなぁ」
まぁまぁ甥っ子が住んでいるのは海外でも無ければ北海道だの九州沖縄でもありゃしませんよ、その気になりゃ日帰りすら可能な東京でありますから
「かぁちゃん、一回来たらよがぁべや」
とは姉

しかし、年齢を増すごとに出不精になっていく母、しかも一度東京へ出かければ、二人の姉の家はもとより、親戚にも会うはめに・・・・
そりゃきっと私であっても疲れそうです。
「もう、東京行くのもオックウだし、疲れそうだし・・・・
もっともではあります。
さりとて、「曾孫に逢いたい声をかけてみたい」これは母の願いではありますから。

チャララチャンチャチャ~~~ン!

本物のドラえもんみたいに『どこでもドア』を出してやれば一発解決ですが、そうもいきませんので、私が出したのは
「テ・レ・ビ・電話ぁぁぁぁ!」

考えてみりゃ義兄はLINEがマイブーム、テレビ電話機能を使えば動く曾孫に声をかけられるじゃござんせんか。いやいや、義兄を介す必要もありません。
「そういやぁR(甥っ子)とは、直接LINEはつなげてなかったなぁ」
そこで早々に電話をかけてその旨を伝えると
「イイですよ、つなぎましょう。」

ついに曾孫と母のご対面であります。
「あらまぁずいぶんプックリしたこと、メンコクなったわぁ、○○~~~、どうしたぁ眠いのがぁ・・・」
と、しばしの時間嬉しそうに話しかけとりました。これぞまさに『母の初体験』であります。

文明がいかに進もうと
「はぁかぁちゃんは早すぎて(どんどん新しいのが出てきて)わがんねぇし、使えねぇ」
と、楽々フォンのメール機能やカメラすら使わない(覚えようともしない)母が、今回ばかりはその文明の利器に心から感謝してました。
ただ
「益々逢いたくなったんじゃねぇの?」
ある意味「火に油」ってとこもありましたけどね。

そんなこんなで『料理当番、本日の一品』ですが、
今日はどうしても煮魚が食べたい気分、ここは赤次(この辺りではキンキをこう呼びます。)でも・・・と思ったのですが、やはり予算がねぇ
「誰かさんが飲みに行くのを一回お休みすれば、何尾も食べられんじゃないの?」
「・・・・・あっ!サバ安いサバ、鯖の味噌煮でいいや」

それに頂き物の刺身コンニャク

お弁当は唐揚げです。

さて、今日の一枚は、オスカー・ピーターソンなんですが、シンガーズ・アンリミテッドのデビューアルバムでもあります。

朝ドラ『ひよっこ』で乙女達のコーラスが聴けなくなって、なんとなくコーラスが聴きたかったというのはウソですけど(ウソか~~い)
コーラスというもんには他に無い魅力があることも確かなように思います。
それはジャズだからとか何だからとか言うんじゃ無くて、生の声が作り出すハーモニーの美しさ?これなんですかね?

古くはダーク・ダックスの「銀色の道」、デューク・エイセスの「筑波山麓合唱団」ね、サーカスもエエですし、スタレビも好きですよ、テイク6もボーイズ・II・メンも・・・ドラクエのペンタトニックス?彼らもええんちゃいます?
ゴスペルのアカペラコーラスなんか、クリスマスに聴きたいですよね。

MJQとの共演盤「VENDOME」を以前紹介したことのあるスイングル・シンガーズ、そして今日のシンガーズ・アンリミテッドのこのアルバム
これがジャズかと問われると、私の思うそれとは路線が違う気はしますが、聴いて不快感は全く感じません。

ただ、鯖味噌でみっちり日本酒を飲んだ後に聴く音楽だったかどうか?

IN TUNE / OSCAR PETERSON TRIO + THE SINGERS UNLIMITED
1971年7月録音
OSCAR PETERSON(p) JIRI MRASS(b) LOUIS HAYES(ds)

THE SINGERS UNLIMITED
GENE PUERLING, DON SHELTNO, LEN DRESSLAR, BONNIE HERMAN

1.SESAME STREET
2.IT NEVER ENTERED MY MIND
3.CHILDREN'S GAME
4.THE GENTLE RAIN
5.A CHILD IS BORN
6.THE SHADOW OF YOUR SMILE
7.CATHERINE
8.ONCE UPON A SUMMERTIME
9.HERE'S THAT RAINY DAY


旨いお酒が呑めるのも

2017年06月05日 | p-r

10連敗、この時期巨人戦を一番の楽しみにしている母にとっては、梅雨に入らずとも憂鬱な毎日が続いているようです。
今朝なんか
「野球はダメだからこれからは卓球か?」
オイオイ。

「高橋君よ、頼むから頑張ってくれよ!」

昨日の午後は、そんな巨人戦も私は観戦せず、『パソコン教室もどき』もお休みだったので、ゆっくりと過ごしました。
お天気の方も、青空が広がった割には気温もそれほど上がらず、ボケボケするには幸いでありました。

「バブさん、五月晴れって言うけど、5月は晴れが少なかったですよねぇ」
「何を言ってるかねぇチミィ、そもそも五月晴れてぇのは、梅雨の晴れ間、ね、そしてこの時期降る雨を五月雨、五月と言っても旧暦だから、今風に言えば水無月晴れとなるわけで、これからが五月晴れの本番よぉ」
何が本番かよく分かりませんが(笑)

そんな今日は二十四節気の一つ『芒種』だそうで
「芒」すなわち、穂を付ける穀物の種をまく時期という意味なんだそうでしてね。
昔の農家さんは、
「『芒種』が来りゃもう休む暇なんざぁねぇよ」
そんな感じ?
まっ今は、品種改良やら技術の向上やらで「早いのもありゃ遅いのもある」ってな感じだそうですけど。

いずれにせよ、米農家はこれからがまさに本番、
「梅雨かぁ・・・蒸し暑くなんだろうねぇ、ヤダヤダ」
てなこと言っている私らは、彼らからすりゃ「なに言ってやがる!」ってとこですね。
「美味しいお米が喰えるのも、旨いお酒が呑めるのも、皆さんのご苦労があればこそ、感謝しとります。」

そうこうしている間に、やはり二十四節気の一つ『夏至』が近づいてまいります。
そういえば最近午後七時を過ぎても薄明りぃですもんねぇ

季節は巡り、梅雨が適量の雨を降らせ、夏場の干ばつを防ぎ、秋の実りをもたらす・・・・それが日本なんでありましてね、どこぞの大統領が「や~~~ぁめた!」と言ったためにそれが崩れていくことは、「神への冒涜」、「天に唾する行為」に他ならないわけで、ちったぁ考えてもらいたいもんですなぁ。

「ポテトチップスが喰えなくても我慢できるけど、外国産の日本酒は呑みたかねぇよ。」
二酸化炭素を人一倍吐き続ける私が言っても「説得力0」ですけどね。

そんなとこで、『料理当番、本日の一品』です。

賞味期限が当日というスペアリブが安く売られておりましたので、今回はおろしタマネギのバーベキューソースで仕上げてみました。

昼に仕込んで冷やして置いた茄子の揚げ浸しもごいっしょに

さて、今日の一枚は、サム・リバースです。
このアルバムは、「リバースらしくない」というお方と、「それでもリバースじゃん」というお方と・・・・
つまり、「スタンダード、しかも歌物をリバースがやってしまった。」というところに、問題があるっちゃ問題があるわけで
リバースが好きな人からも、嫌いな人からも敬遠された感のあるアルバムです。

昨日、ボケボケの時間に何故か引っ張り出して聴いてしまったのですが、
「「CONTOURS」にしとけばよかった」

と思ったのも事実です。
いやね、ボケボケ時間にリバースは私的には○なんでありますよ、ハイ、ただ選択を誤ったと・・・・

A NEW CONCEPTION / SAM RIVERS
1966年10月11日録音
SAM RIVERS(ts,ss,fl) HAL GALPER(p) HERBIE LEWIS(b) STEVE ELLINGTON(ds)

1.WHEN I FALL IN LOVE
2.I'LL NEVER SMILE AGAIN
3.DETOUR AHEAD
4.THAT'S ALL
5.WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES
6.TEMPTATION
7.SECRET LOVE


電話はダイヤルを回すもの!

2017年06月01日 | p-r

 

今日は昨日に比べ涼しい雨模様の朝で始まりました。
福島市では昨日と今日の最高気温の差が10度だそうで、2,3度で済んでいるこの地で良かったと感じています。なんてったってア~タ、全国的に暑い暑いと言っていても、ここでは今年まだ夏日を一度も記録してないんですから、毎年の事ながら気候に関しては自慢できる我が田舎であります。

『使うと年寄り認定される「昭和言葉」ランキング』なるものを目にしました。

「なになに?一位が『ナウい』二位が『アベック』三位が『あたり前田のクラッカー』、四位『よっこいしょういち』って、オレ未だに『よっこいしょういちどっこいしょ』って心の中で言ってるよ・・・」
「まぁまぁまぁまぁ、アンタは紛れもない昭和人、お年寄りですから」

ともかく、ランクインしている言葉を見ると、「これは古いだろ」ってもんから、「これ新しんじゃね?」(新しいはずありませんが)ものまで、昭和という時代がいかに長かったかを感じさせます。
15位の『A面、B面』なんてぇのは、
「それってB面はどうなってんの?」
って、今でも使いそうで怖い気がします。

今は亡き我が親友Iは、ちょっとした事情で私より一足先に高校から上京しましてね。一年ぐらい経った頃だったでしょうか、帰省した時のこと、ちょっとヨーロピアン・トラディショナルな服装に身を包み
「ぼぐ、疲れちゃったのらぁ~~」
言葉遣いが東京化するのはしかたないとして「・・・らぁ」って
「何語?何処の言葉?」


昨日偶然コンビニでこんなんを見つけました。

どうもこの時、彼の通う高校では『まことちゃん言葉』が流行っていたようで、完全に感化されとりまして、まっその次帰省した時には直ってたんですけどね。
私は「オレは上京しようとも絶対に感化されんぞ!」と心に決めたのでありました。

ところが・・・・
彼から遅れること2年、大学生として上京(失礼、行ったのは神奈川ですから、この表現は不適切です。)した私は、半年もしないうちにジャン言葉を身に付け、大学で流行っていた若者言葉も自然と使ってしまうミーハー(これも死語?)へと変貌を遂げたのでありました。

言葉なんてぇもんは、歌謡曲みたいなもんで、時代時代に流行廃りがあって当然なんでありまして、今流行の若者言葉も、いずれ『使うと年寄り認定される「平成言葉」ランキング』にノミネートされるのでありましょう。
そして、「それでもイイ物はいずれ辞書にも載る標準語と化し、ランキングから外れていく」きっとそうなんでしょうね、まさに名曲化した歌謡曲じゃござんせんか。

「年寄りと認定される?おおいにけっこう、テレビのチャンネルだって電話のダイヤルだって回すんだよ、オレにとっちゃあ標準語なんだから、これからもバンバン使っちゃる!」
「オイオイ、このひと年寄りを認めちゃったよ、昭和だねぇ」(笑)

さて、今日の一枚は、チャリー・パーカーです。
ダイヤル(ダイアル)つながりでいろいろ考えたんですけどね、ソニー・クラークの「DIAL S FOR SONNY」とか、まっ、さすがにグレンミラーの「ペンシルバニア6-5000」は無かったですけどね。

ハリウッド大通りに「テンポ・ミュージック・ショップ」を開いていたロス・ラッセルが、ダイアルというレーベルを立ち上げたといういきさつは、前にこのCDを紹介した際お話ししたかと思いますので、今回は有名な「ラヴァーマン・セッション」(Vol.1の7,8,9,10曲目)のお話しを

聴けば一発、まぁグダグダヨレヨレのバード、その姿さえ思い浮かぶような演奏でありますが、それでも何故か心に染み入るセッションの一つであります。

西海岸滞在も半年以上になったバードの行動は奇々怪々
「ある晩は客に背を向けて壁に向かって吹き続けたり、ときには楽器を抱えて座り込んだまま1音も音を出さなかったりした。」(ラッセン)
無茶苦茶であります。
もちろん原因は麻薬、といってもやり過ぎでは無く、手に入らず・・・・
この時、麻薬の売人であったエムリー・ムース・ザ・ムーチェ・バードという男が逮捕され、ヘロインが手に入らなくなっていたんでありますねぇ。
そこで禁断症状に悩むバードはどうしたのか?
「酒です酒、それも大量の酒、酒好きの私が飲む量なんてお子ちゃま並と笑われるほどの酒」
「わかった、わかった」

「ラヴァーマン・セッション」の前には1リットル以上のウイスキーを飲んでいたてな話もあり、まさかの時のために会場に待機していた医師が、フェノバルビタールなる鎮静剤を6錠も飲ませ、この4曲をやっと演奏したという・・・・
その晩、ホテルで小火を起こしたバードは逮捕、病院送りとなります。
退院後、西海岸で2度のセッションを録音。(ここまでがVol.1)

その後ニューヨークに戻り、バードとともにラッセンもダイアルの拠点をニューヨークに移す、ここからがダイアル「イーストコースト編」今日のCDでいうとVol.2とあいなるわけでございます。
ご清聴ありがとうございました。(なんのこっちゃ)

CHARLIE PARKER STORY ON DIAL Vol.1
1946年2月5日~1947年2月26日録音
CHARLIE PARKER(as)
DIZZY GILLESPIE(tp) MILES DAVIS(tp) LUCKY THOMPSON(ts) DODO MARMAROSA(p) その他

1.DIGGIN' DIZ
2.MOOSE THE MOOCHE
3.TARDBIRD SUITE
4.ORNITHOLOGY
5.FAMOUS ALTO BREAK
6.NIGHT IN TUNISIA
7.MAX MAKING WAX
8.LOVER MAN
9.THE GYPSY
10.BEBOP
11.THIS IS ALWAYS
12.DARK SHADOWS
13.BIRD'S NEST
14.HOT BLUES
15.COOL BLUES
16.RELAXIN' AT CAMARILLO
17.CHEERS
18.CARVIN' THE BIRD
19.STUPENDOUS

CHARLIE PARKER STORY ON DIAL Vol.2
1947年10月28日~12月17日録音
CHARLIE PARKER(as)
MILES DAVIS(tp) J.J. JOHNSON(tb) DUKE JORDAN(p) その他

1.DEXTERITY
2.BONGO BOP
3.PREZOLOGY
4.SUPERMAN
5.BIRD OF PARADISE
6.EMBRACEABLE YOU
7.BIRD FEATHERS
8.KLACT-OVEESEDS-TENE
9.SCRAPPLE FROM THE APPLE
10.MY OLD FLAME
11.OUT OF NOWHERE
12.DON7T BLAME ME
13.DRIFTING ON A REED
14.QUASIMADO
15.CHARLIE'S WIG
16.BONGO BEEP
17.CRAZEOLOGY
18.HOW DEEP IS THE OCEAN


長い前振りと言えば・・・

2017年02月27日 | p-r

暖かくなったり寒くなったり、それでも少しずつ春の足音が聞こえてくるように感じるのは、願望が強いからなのでしょうか?

「バブさん、オレの頭ん中が空っぽなんて言わないで下さいよぉ、これでも東大出なんすから」
「灯台って、塩屋崎か?」
「違いますよぉ、東京の東大」
「あれ?東京湾でも灯台があるの岬の方だけだろ??あっ!八丈島灯台!」
「くそ!早稲田って言っときゃ良かった。」

まるで何十年も昔の売れない漫才師ですなこりゃ、じつはこれねMさんのお店にやってくね配送の人間との会話なんであります。

早稲田と言えば

さぁさぁお立ち会い
ご用とお急ぎでない方はゆっくりと聞いておいで。
遠出山越え笠のうち、聞かざる時は物の白黒出方善悪がとんと分からない、山寺の鐘がゴーンゴーンと鳴ると言いども、童子来って鐘にしゅもくを当てざればとんとカネの音色がわからない。
さてお立ち会い 
手前ここに取りいだしたるは筑波山名物ガマの油、ガマと申してもただのガマとガマが違う、これより北、北は筑波山のふもとは、おんばこと云う露草をくろうて育った四六のガマ、四六五六はどこで見分ける。
前足の指が四本、後足の指が六本合わせて四六のガマ、山中深く分け入って捕いましたるこのガマを四面鏡ばりの箱に入れるときは、ガマはおのが姿の鏡に映るを見て驚き、タラーリタラーリと油汗を流す、これをすきとり柳の小枝にて三七二十一日間、トローリトローリと煮つめましたるがこのガマの油。

「それは言えばじゃなくて、筑波」

ちゃうちゃうそういう事じゃ無くて、
早稲田と言えば高田馬場、高田馬場と春と言えば、落語『高田馬場』
「となれば、志ん朝のがまの油の名口上と、こうなるわけよ。」

何だか分かったような分からないようなお話しでありますが、まぁまぁこのくだらない連想にしばしお付き合い下さい。

落語『高田馬場』と言えば『仇討ち』、『仇討ち』と言えば江戸の昔許された「直接の尊属を殺害した者に対しての私刑」でありますね。

『私刑』と言えば、店頭に張り出された「万引き犯等々の写真入り張り紙」と「ネット拡散」
この私刑には賛否両論

『賛否両論』と言えば、料理人笠原将弘。

『料理』と言えば『料理当番、本日の一品』

「って、結局そこへの長い前振りかぁ~~い!」

今回は、久々に「和風膳もどき」にしてみました。

メインは、鮭のみそっかす焼き、これね、手間がかからずけっこう美味いんですわ。味噌と酒粕をお好みの配分で混ぜ合わせましてね、ちょっと堅いようなら酒で伸ばしてラップにひきまして、生の鮭を(もちろん塩してしばらく置いて、よく拭き取ったヤツね)ポンっと乗っけてくるりと巻く、これを半日ほど冷蔵庫で寝かして焼くだけ、今回は、大葉を散らしてみました。

それに鶏の手羽元で出汁を取った煮物です。

御弁当は鶏飯弁当です。

今日のログはじつにくだらない内容でしたけど、最後に一つ、
今朝、朝食を済ませ珈琲を飲みながらNHKのローカルニュースを見ておりますと、防災訓練を頻繁に行う保育園が紹介されておりました。
3.11に津波に襲われ、それでも園児に被害が無かった保育園だったのですが、
「津波を経験し、園児一人一人が、我が身を守る意識を持って欲しい」
と感じて始めたそうです。
これを一緒に見ていた母が
「教育勅語を暗唱させるより、こっちの方がよっぽどいいなぁ・・・」
と、一言。
忘れた頃に「おっ!ええこと言うやん」と感じさせる、笑点の木久扇のような母でありました。

さて、今日の一枚は、フィリー・ジョー・ジョーンズです。
前回エルビン、今回フィリーとドラム並びにしてみましたが、ドラムスリーダーてぇのは、「どうにもあまりに目立ちたがる」という悪い印象を持っているのは・・・・・・
まぁまぁ、そんな方もおるだろうという話で

ここでのフィリーの多彩なドラミングは、素直に彼が単なる酒飲みでは無かったと(笑)思わせてくれるのに余りあります。
「つまりそれは「目立ちたがり過ぎている」って事じゃないの?」
と言われれば返す言葉もありませんが・・・

ともかく、そうそうたるメンバーの要求に、酒代はかさもうとも常に応え続けてきたドラマーが、たまにはそうそうたるメンバーをバックに目立ったってエエンとちゃうのん?
私はそう思います。

DRUMS AROUND THE WORLD / PHILLY JOE JONES
1959年5月録音
PHILLY JOE JONES(ds) LEE MORGAN(tp) BLUE MITCHELL(tp) CURTIS FULLER(tb) HERBIE MANN(fl,piccolo) CANNONBALL ADDERLEY(as) BENNIE GOLSON(ts) SAHIB SHIHAB(bs) WYNTON KELLY(p) SAM JONES(b) JIMMY GARRISON(b)
1.BLUE GWYNN
2.STABLEMATES
3.CARIOCA
4.THE TRIBAL MESSAGE CHEROKEE
5.LAND OF THE BLUE VEILS
6.PHILLY J.J.


人生は涙色?

2016年10月30日 | p-r

なんなんでしょこの寒さ、秋を楽しむ暇さえ最近の季節の移ろいは与えてはくれないようです。
って、考えてみりゃもう11月ですからね、文句を言うなら「夏の暑さが長すぎた」てな事なんでしょうけど。


りんだうや 枯葉がちなる 花咲きね -与謝蕪村-

我が家の庭には、母曰く「何処かから飛んできたリンドウ」が、所々に花を付けています。
けして派手さの無いリンドウは私好みでありますが、

 ♪ 父といえど 男といえど 時の狭間に 落ちるときがある
   今となれば わかることがあり そっと胸がつまる
   花嫁の父が今 少し照れた姿で 娘から花束を 贈られているところ
   薄紫の花が ずっとみつめていた 
   遅咲きのリンドウと それはすぐにわかった ♪

まぁまぁ、時の狭間に落ちるときがあるのかないのかは知りませんけど、
「男たる者、涙など・・・・・」
てな事を、男はいつまで言い続けられるのか?

って、何だか哲学の授業みたいですか?
いえいえ、私ゃさだまさしでも、ソクラテスでもありませんから、そんなことを語るわけも無く、ただ、最近の我が涙腺のもろさに意味がわからんでいるわけです。

我が涙腺は、いかにも「お涙ちょうだい」的小説やらドラマやら、ドキュメンタリーにすらそれほど反応を示さずにおるくせに、何故か、男女問わず子供達(まぁいっても高校生くらいまで?)が、一生懸命何かに打ち込んでいる姿なんかを見たときに、一気に崩壊するのでした。

これは何故なんでしょ?

「私にもあんな時代があったんだ」という年寄りのノスタルジックからなのか?
はたまた、我が子にむりやり重ね合わせる親心なのか?
いずれにしても
「おまえは徳光か!」
と、ツッコミを入れられるほどなんであります。

「いい歳こけば涙もろくなる」これは常識のように語られておりますが、いい歳こいての涙は、ある意味それまでの人生を語る涙?つまり、
「それぞれが十把一絡げでくくれるもんじゃなくなくねぇ?」

あなたの涙は、どんな人生を語るのでありましょう?
なんちゃってね。(笑)

 ♪ 人生は涙色 そんな便箋に・・・♪
それは完全に違うから、「水色」だから(笑)

てなことで、『料理当番、本日の一品』であります。
まぁ、最近の野菜高騰は家計に響きますなぁ、
昨日今日みたいに急に寒くなったりするとピンと頭に浮かぶのは鍋でありますが、こう野菜が高くちゃねぇ・・・・

って、えっ?すき焼き?
「すき焼きと言えば、家庭料理じゃ超贅沢品じゃん!」
まぁまぁ、野菜は高いから白菜は入れられなかったし、肉もコマ、寒さに向けて栄養つけるということで・・・エエでしょ(笑)

「すき焼きには、やっぱビールだよね?????って、冷えてねぇじゃん!」
「納戸のビールなら今日は寒いし大丈夫じゃない?」
「・・・なわけなかろう!」
けっきょく、コンビニでビールを買ってくるというオチも付きましたが、美味しくいただきました。

お弁当は相も変わらずでした。

さて、今日の一枚は、ソニー・ロリンズです。
先ほどまで聴いていた一枚です。
このアルバムも以前紹介済みです。
その時はたしか見開きのインパルス独特なジャケットの話をしたかと思いますので、今日は止めて、

二度目の復帰をヴィクターではたしたロリンズは、その後インパルスに移り、その第一弾がこのアルバムということになります。
正直、本当の意味での復帰はこのインパルスに移ってからではないか?なんて私は思っとりますです、はい。
それは、ロリンズ自身の原因では無く、レコード会社の考え方?いやいや、これをぶち壊してインパルスに迎えたボブ・シールの姿勢かもしれませんが、ともかく、「THE BRIDGE」はじめヴィクター時代にはそれほどの名演奏が無いように感じるのは、私だけでは無いと思います。
そして、インパルスに移ると、今日の一枚、さらには「ALFIE」と、いかにもロリンズらしさが出たアルバムが作られたと・・・まっ私はそう思とるわけですわ。

ON IMPULSE ! / SONNY ROLLINS
1965年7月8日録音
SONNY ROLLINS(ts) RAY BRYANT(p) WALTER BOOKER(b) MICKEY ROKER(ds)

1.ON GREEN DOLPHIN STREET
2.EVERYTHING HAPPENS TO ME
3.HOLD 'EM JOE
4.THE BLUE ROOM
5.THREE LITTLE WORDS


ロマン???ちゃうやろ

2016年10月24日 | p-r

今日はまさに日本晴れ、それでも「暑くて冷房が欲しい」てなこたぁ無いわけですから、秋ですねぇ・・・

鳥取地震に爆発事件、それだけじゃありませんね、やれ独り暮らしの女性が襲われただの、一家が就寝中に襲われただの、若者の暴行事件で死者だの、河川敷に遺体が上がっただの、バラバラ遺体発見だの
訃報も、我が郷土の誇り、女性登山家の草分け田部井淳子さんが20日に、俳優の平幹二朗氏が23日に、そして今日は、初代スネ夫を演じられた声優肝付兼太氏が、田部井さんと同じ20日に亡くなられていたことが発表されました。
そしてそして、選挙の結果は・・・って、これはあまり興味は湧きませんが
ともかく、良いこと悪いこと、もとい、悪いこと悪いことが多すぎますやねぇ

そんな中、もとUP研といたしましては、
『25万年前のアルミ製品が発見されていた! 研究者困惑「古代UFOのパーツの可能性も!」』
との20日のニュースに、こんな時だからこそ食らいついてみようと思った次第です。

1973年、ルーマニアはアイウド市近郊ムレシュ川近くでのこと
建設作業員が作業中に、地下10メートル付近で化石のようなものを3つ発掘したんだそうですな。
んでもって発見された物体の一つが、じつは25万年前のアルミ製の人工物ではないかというウソのようなお話しでありまして

当事共産圏であったルーマニアですから、それほど大きく取り上げられなかったらしいですが、その後の研究で「材質の90%はアルミニウムで、25万年前のものである。」という結果が出たんだとか
まっ、さらにその後、追試で400年~8000年前というデータも得られたみたいな話もあるようですけど、それにしてもア~~タ、人間がアルミを使い始めたのは古くても200年前、「どっちが正しくとも時代が合わん」というわけです。

この手の遺物に飛びつくのは、今も昔もUFO研究家と呼ばれる方々でして・・
ルーマニアUFO研究者連盟副会長Gheorghe Cohal氏は、
「そりぁUFOのパーツでしょ」
と断言したそうです。
「だってぇ、その時代にアルミ製人工物を作れたって言ったらぁ、宇宙人以外考えらんないっしょ」
的な(笑)

これに対して、地元の歴史学者Mihai Wittenberger氏は、
「UFO?宇宙人?カッカッ片腹痛い、あれは第2次大戦で使用されたドイツ製戦闘機の部品に決まっとろうが」
と一新、
しかしこの説もたとえ最も新しいと見積もれる400年前の物としても時代が全く合わない訳でして・・・・

「はてさてこのショベルカーの先っぽみたいな謎の物体の正体は、UFOの落とし物?ドイツの戦闘機部品?はたまた・・・・」

ははは、面白いニュースでしょ?
えっ?そんなもんより選挙結果の方が大事?
まっそうおっしゃいますな「ロ・マ・ン」ですって。(笑)

てなことで、『料理当番、本日の一品』ですが、
昨日は、何故か朝からトースト(原因は電気釜のスイッチの入れ忘れ)、昼はラーメンと米を一口も食しておりませんでね。
私ゃねぇダメなんですわ、一日に一回も米を食さないなんて3.11じゃあるまいし・・・・

そこで珍しく「今日は休肝日にしてみようか」なんて、前日のつまみの残り物なんかでお寿司を作ってみました。

 

それに、秋鮭の粕汁(つゆ多め)と、秋らしく柿サラダです。

はてさて?本当に休肝日になったのか?
いや、食事の時には350㎖の第三のビールを一本・・・
「これって私にとっちゃ完全な休肝ですから」
「それじゃ寝る前は?」
「えっ!・・・・風呂上がりにウイスキーをロックで三杯ほど・・・・」
「はい、休肝日申請は却下です。」
「・・・・・・」

今週のお弁当は『おにぎり弁当』です。

さて、今日の一枚は、アート・ペッパーの遺作です。

夕べ『休肝日』の禁を破り、ウイスキーのお供にした一枚です。
このアルバムを聴くと「死を目の前にしてペッパーは、素敵なペッパーを感じる名演奏を残した。」と私は思うわけで、
人間、死を目の当たりにしたとき、爆弾破裂させたり、人様に切りつけたり、そんなことの愚かさをこのペッパーを聴いて感じて欲しい・・・なんてね。

私は心底ペッパーファンではありませんが(失礼)、このアルバムを聴くたびに、それまでの「人生いろいろ」が、味になっているのか?それとも大きな反省へとなっているのか?・・・穏やかですよねぇ・・・・

ともかく、秋の夜長にウイスキーとともに味わうには、このアルバムもよろしかろうと
GOIN' HOME / ART PEPPER
1982年5月録音
ART PEPPER(as,cl) GEORGE CABLES(p)

1.GOIN' HOME
2.SAMBA MOM-MOM
3.IN A MELLOTONE
4.DON'T LET THE SUN CATCH YOU CRYIN'
5.ISN'T SHE LOVELY
6.BILLIE'S BOUNCE
7.LOVER MAN
8.THE SWEETEST SOUNDS


捨てられない男ののんびり?

2016年10月12日 | p-r

今朝は寒さで目が覚めました。突然秋が深まった感がありますねぇ。
急激な気温の変化は体調を崩す素、どうぞ皆様ご自愛召され。

ここしばらくも「貧乏暇無し」の私でしたが、昨日は久しぶりの完全オフ。たまには家のこともして欲しいという目を気付かぬふりでかいくぐり、一日のんびりと過ごしました。

と言っても、そうなるてぇと案外やることが無い
「やることが無いというのが、のんびりというヤツだ」
と、心に言い聞かせるものの、元々の貧乏性が何だかむずむずと顔を出すのであります。
「いやいや、そこを堪えてこそののんびりだ」
って、何だかのんびりが我慢大会のようでありますが
「まずはBGMを選択し、ちょっくら一杯ひっかけりゃ・・・・・」
つまるところはそこに落ち着くのでありました。(笑)

「BGMはと・・・・・・面倒だなぁ」
昨日はレコードやCDを選ぶのでさえ面倒に思えて、携帯プレーヤーをステレオにつなぎ、ラジオ機能を活用させていただきました。
まぁねぇ、ジャズチャンネルを聴いても好きな曲だけがかかるわけでも無く・・・・
「いや待てよ、これって昔初めてのジャズ喫茶に行って、その店の曲調をうかがいつつ、耳新しい曲を探す、みたいな面白みもあるんでないかい?」
となれば、これに付きものの本と珈琲?もとい、本と酒(笑)
だけど酒はあっても、新たな本は今から調達する気すら無い
「本棚から何年?いや何十年も読み返したことの無い古い本を持ち出して、これをアテに一杯やっつけよう」

何故に我が花咲くか知らねども
我は素直に我が花咲かす

引っ張り出したのは何と『日本現代文学全集・講談社版 47 武者小路実篤集』
「オイオイ、これって中学か高校初めの頃読んだヤツ?」
よくぞ残っとりましたねぇ・・まさに「捨てられない男」の真骨頂!?

カバーには薄くどこぞの病院のスタンプが押してあって、古本屋で購入したことは明々白々であります。

「そういえば『友情』を読んだのは、この全集を手に入れるずいぶん前のことだったなぁ・・・」
なんて思いつつ、老眼の目には厳しい小さな活字を眺めながらウイスキーをチビチビっと

「○○、お昼はぁ?」
「ぁぁ、オレはいらんから、適当に喰っといて」

結局、二杯のストレートウイスキーと、武者小路実篤、そしてジャズチャンネルラジオで、夕方まで過ごしたのでありましたとさ、めでたしめでたし。

「一日遊んだんだから、晩ご飯ぐらい作ってもバチは当たらんよ。」
「へぇへぇ」

ということで、日曜日でも無いのに『料理当番、本日の一品』です。

先日スーパーで冷凍の鶏骨付きもも肉が、安かったので買い置きしておきました。日曜日じゃ無いのであまり手間はかけたくない(日曜日に手間をかけているというわけでも無いんですけどね。笑)、ニンニクと黒胡椒をすり込んでソテーしました。
付け合わせは、林檎サラダとニンジンさんです。

さて、今日の一枚は、アルフレッド・ロドリゲスです。

と分かったように紹介しておりますが、じつは私、この方よく知りません。(笑)
昨日、ジャズチャンネルラジオで流れていたのを聴いてちょっくら気になりましてね。さっそくネットでダウンロードしてしまいました。
ネット紹介によれば「キューバが生んだ新星ピアニスト」なんだそうでありますが、けっこう私ゃ好きですねぇ
ラジオで聴いたのは「VEINTE ANOS」だったのですが、この曲がこのアルバムの中で一番まとも?もとい、穏やかな曲だったんですねぇ

そもそもラテンという土台、これは私好みなんでしょうが、この人、ラテンラテンしてそうでそれだけじゃ無い臭いも漂わせているというか、
「もうちょっと土臭くても、生臭くても(笑)いいかなぁ」なんても思うんですよ、
それでも、ちょっくら都会的?違うなぁ過激な感じ?が好きな人は好きなんじゃないかと・・・先日言った「若きトンガリ」を感じます。電子音は・・・・まっ今はしょうが無いのかな。

衝動買いのなにものでもありませんが、悪い買い物では無かったと信じとります。

THE INVASION PARADE / ALFREDO RODRIGUEZ

ALFREDO RODRIGUEZ(p,syn,electronics,perc.) ROMAN FILIU(as,ss) JAVIER PORTA(fl) ESPERANZA SPALDING[3,4], PETER SLAVOV(b) HENRY COLE(Ds,perc.) PEDRITO MARTINEZ(perc.) BILLY CARRION(bs)

1.THE INVASION PARADE
2.GUANTANAMERA
3.EL GUIJE
4.SANTA BARBARA
5.TMBEROBOT
6.QUIZAS, QUIZAS, QUIZAS
7.SNAILS IN THE CREEK
8.VEINTE ANOS
9.CUBISMO


同伴、アフター??ちゃうちゃう

2016年09月29日 | p-r

  秋霖の 音の畳の 翳とあり  [長谷川素逝]

秋の長雨、これが『秋霖』ってやつですか?
我が家なざぁ翳どころか季節に似合った『さるまたけ』(古い!)でも生えてくるんじゃないかと心配しております。
まぁいざとなれば松本零士よろしく、「ラーメンにでも入れて、茸好きと豪語する輩に喰わせてやろうか」なんて思っとりますが(笑)

まぁまぁ、茸は好きな奴に喰わせておいて、
「ママ、今週のお休みは月曜?それとも火曜?」
私ゃ、夏だろうが秋だろうが、梅雨だろうが秋霖だろうが、お酒があれば幸せなわけで
「バブが来るってんなら、いつでもお開けしますのことよ」(ウソつけ!)
「よぅ~~し、しからば火曜日は呑むぞ!」(「火曜日も」の間違え?)
てんで、
「火曜日行くから、あちきのためにお開けになって」(笑)
「エエよ・・・・だけど、たまにはうちで飲む前にどっかで一杯やっつけてみる?」

「これは世に言う『同伴』?」
って、相手が○ークママじゃねぇ・・・・・・・
「いやいや、とんでもございません。そりゃもう嬉しゅうて嬉しゅうて涙が・・・誰か目薬持ってきて(笑)」

まぁこれが高級クラブの色っぽいお姉様との同伴でもあれば、フレンチかイタリアンか、はたまた高級料亭か、てなところでしょうが、相手は○ークママだし(しつこい!)私ゃ庶民だし
「リーズナブルな『おじさんの店』(店名ではありません)でエエか」

秋刀魚刺に鶏の唐揚げ、おでんをつまみに、隣の先輩(どっかのおじさん)とお話ししながら、ビール一本、浦霞をもっきりで3杯?4杯?
まっすでに同伴のイメージはかき消されましたが

「ほんじゃま、ウイスキーに切り替えようか」
バー○ークで飲み直して・・・・・

「よう~~し、歌いにいこう!」
「寿司じゃ無くて歌?これって?アフター?????」

今度は焼酎あおりながら、またまたお隣の先輩(一軒目とは違うおじさんね)を巻き込んでのカラオケ大会であります。
あはは、
「こりゃどう見ても『アフター』じゃねぇやね。」

「ところでママ、今日はお店を開けたことになるんかい?」

まっ私は楽しかったからエエでしょう。(笑)

さて、今日の一枚は、ほんと久しぶりですねぇソニー・ロリンズです。
もちろん、以前紹介済みの一枚ですが、何故にこれにしたか?
以前この盤を紹介したのは、旧友S君とMA君、三人で飲み歩いたお話しの時でした。
あの時も、鯨の店で飲み食いし、バーへ行き、最後はスナックで歌いまくるという、なんとなく今日のお話に似た一晩だったような・・・・・
まさに歳は取ってもやってるこたぁいっしょ進歩のかけらも無い、変わったのは、白髪の数と飲む量という・・・「なんだかなぁ」ってヤツですか?

しかも、この盤、ある意味プレスティッジ黄昏の一枚とも言える代物でありまして、まさに今の私みたいなもんですかね。

過去の栄光的発想にも似た「TOUR DE FORCE」と「SONNY ROLLINS PLAYS FOR BIRD」の2枚をもとに、未発表を加えて再販した、つまりこの後ファンタジーに買収されるまでのプレスティッジ黄昏の時代を、昔の2枚で逃げよう的感じが今の私にも重なる気がすると、そんなとこでしょうか。

いずれにせよ、50年代のロリンズは他の追随を許さない勢いがあります。
若さが全面に出ているようなサックスは、そりゃ魅力ありますよ。
「トレーン神様仏様」みたいなことを言う私でも、この頃のロリンズを聴くと唸ってしまうのでありました。

SONNY BOY / SONNY ROLLINS
1956年10月5日[4], 12月7日[1-3,5]録音
SONNY ROLLINS(ts) KENNY DORHAM(tp)[4] KENNY DREW[1-3,5], WADE LEGGE[4](p) GEORGE MORROW(b) MAX ROACH(ds)

1.EE-AH
2.B.QUICK
3.B.SWIFT
4.THE HOUSE I LIVE IN
5.SONNY BOY