JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

老耳はバブの耳

2016年06月29日 | d-f

梅雨の晴れ間が二日ほど続きましたが、昨日はまた梅雨空に逆戻り、今朝はほんの少し日差しも見え・・・・はっきりしない天気が続くのはしかたありません、度重なる九州地方の天災を思えばウダクダ言っていられませんしね。

以前、「バブさんの好きな歌は、暗い歌かスケベな歌しか無いんですか!?」
と言われたお話をしましたっけ
まぁその時は実感も無かったのですが、れいの発掘MDの中にとんでもない物を見つけてしまいました。

 ♪ ヒンヤリと肌にはしる 独り寝のひらひら ひかげのような
   乾きがたまらない 小さな夕立を くださいな 今すぐ ♪

なんと、浅川マキ、山崎ハコ、中山ラビの抜粋曲が詰まった120分MDです。

思えば、MDを一番聴いたのはどのシチュエーションだったかといえば、車の中だったと思います。
それじぅあ、私はこのMDをどんな時に車の中で聴いていたのか?
「・・・・・・?」
少なくとも、家族や彼女?とのドライブの時では無かったと思いますよ。

独り夜道を走っている時?出退勤途中?たまに独りで行った海辺?山の中?
「何があったんだか知らないが、生きていれば良い事もあるって・・・」
誰かにそう言われそうで怖い(笑)
それにしても、何故こんなMDを作ったんでしょ?
って、本人が分からないのを誰かが答えられるはずもありませんね。(笑)

先日
「最近はジャズ以外、何を聴いてるんですか?」
と訊かれましたが、最新のもの(というか、何が最新で何が古いかも理解していません。)と認識して聴いているものは、洋邦問わずまずありませんねぇ。だって、ジャズですら最新アルバムはほぼ持ち合わせておりませんもん。

ドラマやCM、YouTubeなんかでちょっと気になる音楽をチェックしたりする程度?
さりとて「よし、この音楽手に入れるぞ!」てな欲は出なかったりします。
特に邦楽の歌物は、
「何言ってんだかチィーとも分からん。」
これが出ちゃうと完全に年寄りですよね、でも本音です。

「それにしてもバブは昔の歌詞をよく覚えてるよねぇ」
とよく言われます。(単なるジャズだけ聴いている『JAZZ小僧』じゃなかったんだから)
しかし、それは若い耳で聴いていた頃のものはかり
あの頃は、「メロディーも歌詞も一度聴くとそこそこ覚える」という神がかり的若き耳がありましたけど、今は何十回聴いても覚えられない老耳になってしまいました。

話を戻しましょ
「最近はジャズ以外、何を聴いてるんですか?」
の問いに
「そうねぇ・・・暗くなくてスケベじゃ無いのは・・・んとね。」
携帯プレーヤーのラインナップを見ると
「モダーン今夜の『あのフレーズ』、ERO-WRAPPIN'の『Neon Sign Stomp』、dorlis×大西ユカリ×須永辰緒の『メンズキラー☆シスターズ』それにちょっと暗いけど福原希己江の『紅天の女』・・・」
「ハイハイ、もういいです。あのう、その人達、私知らないし、そもそも新しい歌なんですか?それ」
「・・・・・・・・(エ~~ン涙)」

老耳は、独り寂しく何のために録音したのか分からない120分MDを聴いてなさい!

さて、今日の一枚は、その老耳が若耳の頃憧れたエリック・ドルフィーです。

私がドルフィーを初めて聴いたのは、おそらく中三の時、トレーンの「AT THE VILLAGE VANGUARD」か、オリバー・ネルソンの「ブルースの真実」のどちらかだったと思います。
しかし、決定的に私をシビれさせたのは、高一になって聴いた「IN EUROPE Vol.1」のB面「GOD BLESS THE CHILD」でした。
つまり、この渡欧の時の演奏だったというわけです。

当初発売になったのは「IN EUROPE」3枚だけ、ですから、それ以外のアルバムは(今日の一枚も含め)全て後々の発掘盤ということになります。

ところで、このアルバムの録音日が少々気になります。というのも1961年9月25日はまぁいいとして、11月19日です。
上記トレーンの「AT THE VILLAGE VANGUARD」の録音日は1961年11月2,3日、
つまり、一度アメリカに戻って、またヨーロッパに渡ったと・・・
それだけじゃありません。じつをいうと8月にはニューヨークと西ドイツを飛び回ってます。
まっ、結局は、この渡欧は一連では無く、ドルフィーは米と欧を行ったり来たりしていたということですよね。
その間、ブッカー・リトルの死もあったり・・・ドルフィーが一番忙しかった時期である事は明白です。(それでも貧乏でしたが)
さらにトレーンの渡欧と比較してみたりすると・・・・

まぁまぁ、つまり、この時期のドルフィーは、まさに一番油がのっていた時期とも言えるわけで、
「聴くべし!」
であります。

STOCKHOLM SESSIONS / ERIC DOLPHY
1961年9月25日, 11月19日録音
ERIC DOLPHY(as,bcl,fl) IDREES SULIEMAN(tp) KNUD JORGENSEN, RUNE OWFERMAN(p) JIMMY WOODE(b) STURE KALLIN(ds)

1.LOSS
2.SORINO
3.ANN
4.GOD BLESS THE CHILD
5.ALONE
6.GEEWEE
7.DON'T BLAME ME


禊がなゃイカン!

2016年06月27日 | a-c

昨日今日と梅雨の晴れ間が広がっております。
「こりゃ暑いぞ」と思いきや、不思議と風が心地よい、ぐずついた土曜日より体感温度は低いようです。

「バブさん、高島礼子の旦那、捕まったでしょ、それもラブホでって、酷すぎますよね。高島礼子かわいそ。」
いやぁ、Snちゃんのご意見はごもっともでありますが、所詮夫婦事てぇもんは他人には計り知れないものでございますから、もちろん薬の使用は別としてですがね。
「そりゃまぁねぇ、でもまぁ他人事だし、これで高島礼子から思い悩んで、「ご相談があるの」なんてんで、今晩○○ホテルで逢いたいてな連絡でも来れば、そりぁ真剣に考えるよ。」
「まったくもう!ヤダヤダ」

こんな事を言うと益々反感の嵐でありましょうけどね
我が持論で
『男なんてぇもんは不完全品。完全品の女性にかなうわけも無く、かわいがってもらって生き延びてるようなもんだから』
てぇのがあって、その不完全さをいとおしめと言わんばかり
「みてみろよ、修行を積んだ善光寺の僧侶でさえ、こと女性に対してはああなるのよ、修行も積んでない凡人がそれに逆らう術があろうか」
屁理屈は私の特技です。(笑)

そもそも、浮気をする男なんてぇもんは、愚かな事に「それがどんな結果をもたらすか」なんてぇことを真剣に考えちゃいないんですよ。
目の前にあるものをとりあえずいただく、というか「後は何とかなる今が大事」みたいなスケベスイッチが直ぐにオンされるもんなんであります、アホだから。

いったんスイッチが入ると、アホは金や地位や立場を利用しまくりまっしぐら・・・・・・
「ヤダヤダ」
私だってそう思いますよ。
しかし、たいていの男なんてぇもんは、大なり小なりそんな心を何処かに持ち合わせているという・・・不完全ですから

「あれ?オレ、浮気男を我が事のように擁護してる?」

完全にボロが出そうですから、このへんで反感を受けるお話しは止めにして

  六月の晦日神主いゝはらい

六月の晦日は『夏越の祓』
私みたいな愚か者は、『茅の輪くぐり』でもして禊がなゃいけません。
薬に手ぇ出したお方は別として、そこのあなた、一緒に禊ぎすべきじゃござんせんか?(失礼)

そんなんで(どんなんで?)『料理当番、本日の一品』です。

鰺南蛮ですが、母が辛いのが苦手なもんで、肝心の南蛮がチョウ少ない一品です。そのぶんあり合わせの野菜を多めに漬けました。

こちらは、豚バラの簡単焼き豚です。
醤油に味醂、酒にすり下ろしニンニクで作ったタレに一晩漬けた豚のバラブロックに片栗をちょいとまぶし、フライパンで焼き目を付けたら、電子レンジでチン、最後はラップで包んで余熱仕上げ、という手抜きの一品ですが、甘辛だれでいただくとエエつまみになりまっせ。(笑)

お弁当は変わりなく

さて、今日の一枚は、オーネット・コールマンです。

話をぶり返すようですが、愚か者で不完全な男性でありますが
「子に対する愛はかなりなものがある。これは少しの人間らしさか?救いか?」
なんてね。
オーネットにもそんな愛があったのでしょうねぇ
それにしても10歳の息子にドラムを叩かせアルバムを作るてぇのはいかがなものかと・・・

自分はアルトだけじゃなく、トランペットにバイオリン、ジャケの絵まで描いて、どうせならベースは嫁にやらせるてぇのは考えなかったんでしょうか?(笑)
「チャーリー・へイデン、アンタある意味エライ!」
なんちゃって

さても、アルバムとしてどうか?
評価は難しいですねぇ、10歳のドラムがどうとか言う前に、「オーネットならありなん」としてしまう自分がいたりして
一つだけ言うと、私はオーネットのバイオリンは嫌いです。(笑)

THE EMPTY FOXHOLE / ORNETTE COLEMAN
1966年9月9日録音
ORNETTE COLEMAN(as,tp,vin) CHARLES FADEN(b) ORNETTE DENARDO COLEMAN(ds)

1.GOOD OLD DAYS
2.THE EMPTY FOXHOLE
3.SOUND GRAVITATION
4.FREEWAY EXPRESS
5.FAITHFUL
6.ZIG ZAG


追伸、

昨日ご近所さんにスイカをいただきました。
遅ればせながら、私これが今年の初物でありまして、
「冷蔵庫で冷やしといてね。」
と言ったにもかかわらず、食べてみると何処か線香臭い

  初物が来ると持仏がちんと鳴り


ゴミ屋敷への道

2016年06月23日 | p-r

朝から降り続ける雨は「梅雨だからしかたない」と思いつつも、やはり憂鬱な感じがします。

小さい頃、ガラクタをまるで宝石でも集めるかのごとく、大切にお菓子の缶かなんかに取っておいた経験はありませんかねぇ?
空けてみれば、牛乳のフタだったり、石ころだったり、ビー玉だったり、壊れた電子部品だったり・・・・
私なんざぁその傾向が今でも残っているみたいで
「オイオイ、いずれおまえの家もゴミ屋敷か?」
たしかに心配です。(笑)

「バブ、おまえ写真を良く撮るみたいだからこれやるよ」
と、差し出されたのはこんな器具です。

どうも携帯電話で写真を撮るときに、カメラのようにシャッターが切れるという代物らしいのですが・・・・・・
(「そうそう必用じゃ無いし、携帯とこれを持ち歩くんだったら・・・というかカメラを持ってるし・・・」)

しかし、こういうもんを断れないんですねぇ私は。
帰宅後、早々に自分の携帯で試そうと・・・
「ん?こりゃうまくいかんぞ?だって、そもそも装着するとレンズ部分が隠れちゃうもん。」
で、ネットで調べてみると、どうもこの器具iPhone用・・・って、
「オイオイ、やっちまったな、ワシの携帯はアンドロイドだでや」
これじゃ私は、ガラクタどころかゴミと化す代物を我が家に持ち帰ったことに
「まっ、iPhoneを使ってるヤツにくれてやればイイか・・・・ん?待てよ」

iPodは、綺麗に収まります。

素直に写真も撮れました。
「だから?」
そうですよねぇ、「だからなんだ」っちゅう話ですよ。「ゴミがほんのちょっとガラクタに近づいた」その程度のことで
「まず使う事は無いだろうなぁ・・・・・やっぱ、S君にでも今度あげようかな」

ともかく、
「頂き物は、何でも断らない、今は使えなくともいずれ使える」
この性格をなんとかせにゃいけません。
「ガラクタをお宝と呼べるのは子供のうち、大人になってもそれじゃ、アンタがガラクタになっちまうよ。」
そのとおり!
「ヘヘンだ、そもそもオレはガラクタ同然だも~~ん」
開き直りが『ゴミ屋敷への道』へと私を誘うのでありました。

さて、今日の一枚は、ジョージ・ラッセルです。

ラッセルというと、あまりなじみ深い感じはしませんよね。
そもそも15歳の頃からナイトクラブで演奏活動をし、きちっと大学も卒業、最初はドラマーとしてスタートした彼は、シカゴ、ニューヨークへと進出しました。(まさに王道ですよね)
躓いたのは1954年、31歳?32歳?まぁその頃に、結核を患いましてね、んなもんだから、音楽理論とピアノに走ったわけですわ。
1953年に出版された『リディアン・コンセプト』は、ジャズ界初の本格的理論書として評価を得、彼が提唱した『リディアン旋法』が、マイルスのモード奏法の主発点でもあったという・・・

『リディアン・コンセプト』なんて理論、見た事も読んだ事も無い私みたいな常人は、「彼のような理論派はどうも」と因縁を付けたりします。(笑)

ほんじゃこのアルバムはどうか?
注目すべきは1956年という年代だと私は思っています。
一曲一曲はそれほど長い曲じゃ無いんですけど、ともかくカッコがイイ、もちろんメンバーの顔ぶれが素晴らしい事が要因でもありますけど、56年の録音とは思えない新しさを感じるのです。
一聴の価値はある一枚だと思いますよ。

THE JAZZ WORKSHOP / GEORGE RUSSELL
1956年録音
GEORGE RUSSELL(chromatic drums) ART FARMER(tp) HA McKUSICK(as) BILL EVANS(p) MILT HINTON, TEDDY KOTICK(b) JOE HARRIS, PAUL MOTIAN(ds) BARRY GALBRAITH(g) OSIE JOHNSON(wood blocks  ds)

1.YE HYPOCRITE, YE BEELZEBUB
2.JACK'S BLUES
3.LIVINGSTONE I PRESUME
4.EZZ-THETIC
5.NIGHT SOUND
6.ROUND JOHNNY RONDO
7.FELLOW DELEGATES
8.WITCH HUNT
9.SAD SERGEANT, THE
10.KNIGHTS OF THE STEAMTABLE
11.BALLAD OF HIX BLEWITT
12.CONCERTO FOR BILLY THE KID


愛らしいチェリー?

2016年06月20日 | d-f

先日「まだ夏日が無い」てな事を自慢げに語っておりましたが、先週の土曜日には一気に真夏日、昨日はまぁそれほどの暑さは感じなかったものの、今日はまたけったくそ悪い蒸し暑さで、冬仕様の体型にはいささかこたえています。

「暑いねぇ、冷たいもんが恋しい季節になりましたってか、冷たいものっていえば、久しぶりにクリームソーダを飲んでみたいんだけど、何処に行ったら飲めるかなぁ?」
唐突であります。
「クリームソーダねぇ・・・・喫茶店?パーラー?デパートの屋上レストラン?って、今やまず近くには無いし????何処行ったら飲めるんかなぁ?」
「だから、オレが訊いてんの」


ネットから写真を拝借しました

あのちょっと毒々しい緑色のメロンソーダに、丸く整形されたアイスクリーム・・・・・いや、メロンソーダだけじゃありませんでしたよね。全くイチゴの味なんかしない、これまたちょっと毒々しい赤色のイチゴソーダにアイスクリームが乗ったやつもありました。
それだけじゃござんせん、コーラフロートに珈琲フロート・・・・そこにある冷たい飲み物にアイス乗っけりゃ何でも○○フロートって、ありゃいったい何だったんでしょ?(笑)

子供達が小さい頃は、ファミレスなんかにもクリームソーダがあったような気がしますが、今はどうなんでしょ?最近行ってないし、飲み物は、ほぼほぼ珈琲で済ましてしまうので実態は定かでありません。

昔、『○○パーラー』なんてお店の前には、必ず食品サンプルが飾ってあって、クリームソーダに珈琲フロート、サンデーにポンチ・・憧れはパフェだったですかねぇ
私が小学生の頃、両親に連れられてそんなお店行った事ありませんでした。今思えば、子供三人連れてそんなとこに行く余裕は我が家には無かったんでしょう。

ある日、お金持ちの伯母さんに連れて行ってもらった事がありましたっけ、クリームソーダを飲み干して、やる事が無くなってうるさくなった私がやっかいだったんでしょう、
「アイスクリーム喰うか?」
って伯母さんが、そりゃぁ嬉しかったですねぇ
銀色の皿に乗った丸いアイスにチョンと刺さったウエハース、そっと添えられたサクランボの愛らしいこと愛らしいこと(笑)
未だに覚えているって事は、やはりそれほど当事の我が家ではそれが高級品だったのでしょうね。


これにチェリーが乗っかっていた感じ?

「だから、クリームソーダを出す店を知らないかって!」
「うるせぇなぁ、せっかく思い出に浸ってたのに・・・アイスクリームさえ食わないオレが、んなこと知ってるわけねぇーだろ、自分でネットででも調べろ!」

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

先週逃したカルパッチョです。タコでは無く鯛ですけどね。暑い日には、レモンの利いたカルパッチョはエエもんですよ。我が家ではちょっとだけ山葵もソースに溶かし込んでおります。

母には定番の煮物、今回はゼンマイ入りにしてあげました。それでも「○○、何かさっぱりした物も喰いてぇなぁ」なんて贅沢を申しますので

焼き茄子を冷やしてやりました。

弁当は生姜焼き弁当です。

さて、今日の一枚は、カーティス・フラーの名盤、もちろん過去紹介済みの一枚です。(すでに2回は紹介してるかな?)

暑いときに聴くとすれば、さわやかな音楽か、もしくは定番中の定番ってぇのが、私はよろしいかと思います。
この盤もアルバイトをしていたジャズ喫茶では超人気盤でした。

いわゆるゴルゾン・ハーモニーも、『HERE AND NOW』を紹介したときもチラッと言いましたが、ゴリゴリすぎるとどうかと思うときもあります。
しかし、この盤のそれは、まさに傑作だと私は思っています。
だからというわけでも無いのですけど、鬱陶しい暑い日に聴いても、いやらしさが無いと感じるのです。
口ずさめるほどシンプルなメロディーが、ス~~っと入ってくる感じは、名盤と言われるに納得する一枚だと思っています。

BLUES-ETTE / CURTIS FULLER
1959年5月21日録音
CURTIS FULLER(tb) BENNY GOLSON(ts) TOMMY FLANAGAN(p) JIMMY GARRISON(b) AL HAREWOOD(ds)

1.FIVE SPOT AFTER DARK
2.UNDECIDED
3.BLUES-ETTE
4.MINOR VAMP
5.LOVE YOUR SPELL IS EVERYWHERE
6.TWELVE-INCH


風をあつめて翔んで行かないように

2016年06月16日 | a-c

梅雨入りしました。(笑)はたして今年は『男梅雨』か?『女梅雨』か?はたまた『bisexuality 梅雨』か?
私的には、どっかの都知事みたいにグダグダ長引くのは好きじゃ無いんですが、どうなりますでしょうね?

さても、前回探した『お宝』を手土産に飲みに出かけますと、
「(その常連さんが)今日来るかどうか分かんないけど、電話してみようか?」
「まぁまぁ、その曲が誰の何だったかが伝わればイイから、けっこう探すの楽しかったし」
けっきょくママが留守電に入れておいたらしく、しばらくして見えたんですけどね。

それよりなにより、「これから行くよ」と電話をよこした、こちらも常連さんSちゃん(我が悪友S君とは別人です。)が、「前の店を出てこちらに向かう途中倒れた」という緊急ニュースが伝わってきまして
間もなく救急車の音が・・・・

「えっ?大丈夫かいな?!」

Sちゃんというのは、私とそれほど年齢差も無く、先日
「娘が外国人の彼氏を連れて来るんだよ、今度」
などと楽しみに(私には分からん心境ですけど)していらしたのでありまして

「ただの飲み過ぎならイイけど・・・」

翌日ママからメールが入り、
「軽い脳梗塞だったらしくて、もう意識も戻り、後遺症も無いだろうって・・」
まぁホッとはしましたが、
なにしろ同年代ですからねぇ他人事じゃありませんよ。

「バブ、アンタも気をつけなよ」
「そうかぁ?それじゃ酒を控えるかな」
「いや、それはお店的に困る・・ってぇか、それはバブには無理だから」

とにもかくにも、冗談が言える結末で「良かった良かった」

話は戻りまして、
「あれは、この曲でしょ?」
「そうそう、これこれ・・・・・・それでお礼というわけじゃ無いんだけどね。」
と、手渡されたのが2枚のDVDと1枚の録音CD

 

『ニライカナイの手紙』と『60歳のラブレター』

そして、森恵の『Soul Song's Book Re : Make1』です。

DVDはまだ観る時間が無いのですけど、森恵は聴かせていただきました。

 ♪・・・・風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて
  蒼空を翔びたいんです 蒼空を・・・・・・・♪ 

「はっぴぃえんどの『風をあつめて』だぁ・・・」
以前、何処かでお話ししたと思うのですが、私、この曲大好きなんですよ
森恵だとはっぴぃえんどのあの何とも言えない軽さは無いんですけど、思わず唄ってしまいました。

森恵が私の趣味に合うかどうかは、もう少し聴いてからじゃないと何とも申せませんが、せっかく録音して下さったものですから、何度か繰り返し聴いてみたいと思っています。

ともかく、私は風をあつめてどっかに翔んでいっちゃわないように、少しだけ身体の事も考えた行動を・・・・・
「ウ~~ン 無理だな」

てな事で、今週も遅れました『料理当番、本日の一品』です。

ほんとうは、タコのマリネでも作って、生もの嫌いの母には煮物を押っつけ、ワインでもいただこうかなんて考えてたんですけど、隣人から鰹をいただきまして、後先考えずニンニク醤油で食べました、もちろん飲み物もワインじゃ無く日本酒にチェンジです。

 

結果、母の煮物は変わらず、タコは酢の物へと変身です。

弁当は相変わらずですね。

さて、今日の一枚は、ポール・ブレイです。
「INTRODUCING」やエマーシー盤の「PAUL BLEY」、この頃の彼は、私にも十分受け入れる余裕があったのですけど(笑)コロコロとスタイルを変化させる彼にはついて行けない感があります。
当然ながら、70年代の彼を好んで買うという事は、まずあり得なかったのですよ。
ところが、お相手がペデルセンとなると、若干その辺りが変わってきます。

ニールス・ペデルセン、ジョージ・ムラーツ、レイ・ドラモンドこの三人のベーシストが私の触手にビビッと引っかかった話はしましたよね。
そのペデルセンとのディオとなれば、「いかにブレイであっても聴いてみたい」ってぇのはあるでしょ?

そんでもって、ありがたい事にこのアルバム悪くない。(諸手を挙げて良いと言わないのは、ブレイに対して無礼?なんちゃって)
電子音的部分は良しとしませんし、混沌とした雰囲気はありますが、やはりペデルセンのベースがエエんですよ。私はそう思っとります。
これで聴いてみようと思ったあなた、すいません万人受けはけしてしないアルバムだと思います。

PAUL BLEY & NHØP
1973年6月24日, 7月1日録音
PAUL BLEY(p) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b)

1.MEETING
2.MATING OF URGENCY
3.CARLA
4.OLHOS DE GATO
5.PARADISE ISLAND
6.UPSTAIRS
7.LATER
8.SUMMER
9.GESTURE WITHOUT PLOT


まっ、たまには宝探しもいいか

2016年06月12日 | g-i

昨日今日とそこそこ暑い日が続いていますが、おかげさまで未だ夏日は訪れておりません。
「なんたってア~タ、ここは東北の湘南だから」
って、なんのこっちゃか、おそらく本場湘南は今年夏日をすでに経験済みだと思うのですけどね。

「誰が唄っている『Close To You』なのかどうしても知りたい演奏があるんだけど、バブさんなら分かるんじゃないかと・・・・・」
先日○ークに行ったとき、常連のお客さんにそんな事を言われまして
「ちょいちょいちょい、オレは全ての音楽をくまなく聴いて、全てを知っているってぇわけじゃござんせんよ、もしそうならそれで飯を食ってますって・・・・しかもボーカル、さらには『Close To You』をカバーしているアーティストなんてそうとういますからねぇ、だってオレですら唄った事ありますもん。(それは関係ないだろ)」
「まぁまぁそう言わずに、ダメ元で一度聴いてみて下さいよ。You Tubeでスピーカーの『TANNOY SRM』で検索かけると出てきますから」
「ハイハイ、ただし聴いてみるだけですよ、きっと分からんと思うけど・・・」

てなことで、さっそく聴いてみました。
「ほらぁ、これだけ聴いて分かったら俺は天才だって・・・・投稿者は日本人っぽいし、コメントかなんかで訊いた方が早いんじゃね」
ところが、何度か聴いているうちに、
「ん?」
何処か記憶の片隅にこんな声の感じがあったような無かったような。

こうなると思い出せないのがイライラしてきて
我が家にある数少ないボーカルを片っ端から(すいません前もって完全に違うのは、外しましたからこの表現は嘘です。笑)聴いても、ピンとくる声の持ち主にはたどり着けません。
「ん~ん~~~・・・って、何で他人の事でオレが悩まにゃイカンのじゃい!」

そして、ついに今日の午前中、「ピ~~ン」とひらめきました。
「CMだ!そうそうなんかのCMだぁCMだ、ぜったいCMだ!」
さっそくネットで「CM Close To You」と検索してみると「グリコ」と「トヨタホーム」が引っかかってきました。
「よしまずは『グリコ』ね、あ~~~妻夫木のあれかぁ」
これは、声質が若干違います。
「そんでは『トヨタホーム』ね・・・・う~~ん、声の感じは間違いなくこの人のようにも思うけど・・・・イントロも楽器編成も違うような?」

そんでね、声の感じから
「間違いなくこのCMの『Close To You』の主が、あの『Close To You』も唄ってる!」
と決めつけ(その自信は何処から来るのかねぇ)、そのアーティストnoonを調べる事に、

http://ameblo.jp/noon-diary/ 

オフィシャルページによりますと
大阪府生まれ。ルーツは韓国。中学生の時に、TV-CMから流れていたハリー・コニックJr.の歌に魅せられジャズに興味を持つようになる。
2003年10月、アルバム『better than anything』でデビュー。
2004年1月には、新人としては異例の、全国ブルーノートを中心としたソロ・ツアーも成功させた。デビュー・アルバムが韓国でもリリースされプロモーションで韓国を訪れる。2004年1月からはトヨタホームのTV-CM に「Close to you」の歌唱が起用される。その楽曲が収録されているセカンド・アルバム『my fairy tale』は2004年12月に日韓同時発売された。・・・・・・
こんな方でござんした。

そこで、CM楽曲が収められたアルバム『my fairy tale』は別として、他に「Close to you」のカバーが無いかと・・・・
直ぐ見つかりました。
「ファースト・アルバムでカバーしてんじゃん」

確かめましたよ、絶対にこれだとは、私の耳ですからアテにはなりませんが、イントロ、楽器編成、何よりそのお声
「○△さん、あなたがお探しの『Close To You』は、noonのファースト・アルバム『Better Than Anything』に収められているカバー曲に間違いありません!」(アララ、断言しちゃったよ。)

しかしまぁ、ちょっとした宝探しみたいで面白かったっちぁ面白かったんですけどね。
「○△さん、疲れるから、もう頼まれてもやりませんからね。」

さて、今日の一枚は、デビッド・ヘイゼルタインです。
って、アハハ、私このお方をよく存じあげておらんのですよ。
じつはこのアルバム、「バブも少しは新しい演奏を聴いた方が良いよ」と友人が録音してくれた物で、そいつが大好きなピアニストなんだそうです。(いただいといて「そいつ」呼ばわりは酷いですね。)
そんでもって、話題の「Close To You」つながりという理由だけで選びました。

「オレは、とんかつのキャベツには、絶対ドレッシングなんぞかけんぞ!誰が何と言おうととんかつソースで喰うんだ!」
「ツナマヨだぁ?ツナもマヨネーズも好きだけど、おにぎりのツナマヨは、オレは絶対に喰わん、喰わんと言うか許せん!」

どうでもイイ事に「意地張ってこだわる」てなこと、みなさんには無いでしょうか?

この辺りのアルバムも
「オレはせいぜい新しくても70年代で十分、それ以前の演奏だってまだ聴いてないのがいっぱいあるもん。」
てな事を、それがまるでポリシーやこだわりのごとく言うのは、つまり最近のジャズを聴いていないという自分の弱さをさらしたくないという、ちょっと違いますが桝添的逃げ口上なんであります。

きっと、デビッド・ヘイゼルタインのピアノにも「家族旅行で会議をしました。」的、何らかの言い訳をその感想に引っ付ける可能性がありますので、言わずにおきましょう。

CLOSE TO YOU / DAVID HAZELTINE
2003年11月4日録音
DAVID HAZELTINE(p) PETER WASHINGTON(b) JOE FARNSWORTH(ds)

1.CLOSE TO YOU
2.WALTZING AT SUITE ONE
3.I'M OLD FASHIONED
4.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
5.BARBARA
6.BUDDY'S TUNE
7.BLUES FOR P.WASH
8.MINOR A DJUSTMENT
9.I'LL ONLY MISS HER
10.WILLOW WEEP FOR ME


あのお方は枕を高くして休まれておるでしょうか?

2016年06月09日 | s-u

最近のニュースは桝添に始まり桝添に終わるみたいな・・・北海道の大和君が一部消し去った様子もありましたけど、ファンキー加藤も小林麻央さんの進行性癌もこのニュースをかき消すには力不足なんでしょうかねぇ?
正直、私なんざぁ、あの下らない言い訳とも言い難いお話しを拝聴する事に、いや、そもそも拝顔する事じたい嫌気が差しているのですが、都民のみなさんはなおさらなんじゃないでしょうかねぇ

「S君、わりぃけどさぁ、○月△日、オレと一緒だった事にしてくんねぇか」
的、我々庶民のアリバイ作りとは桁も背景も違いますからねぇ、嫁にばれて頭を下げたファンキー加藤を一部見習って、全て認める潔さが今彼に一番求められている事なんでしょうね。

まぁまぁ、いずれにせよ、桝添(オイオイ、呼び捨てかい)だけでなく多くの先生方が同様のアリバイ作りを一生懸命今もなさっておるでしょうし、桁や背景の大きさは違えど、やってる事は我々庶民のそれと同等、いやそれ以下に幼稚だったりするてぇ事が、今回良く分かった気がします。
「そこの大先生、週刊誌にすっぱ抜かれる前に、頭下げといた方がエエんじゃね。なんたってア~~タ、嫁の感のごとく記者の鼻は利くんだから、くわばらくわばら」

話はコロッと変わりまして
「どうも起きたときに首の辺りが痛いんだよなぁ・・・」
ふと思うに、これは枕のせいじゃないかと。

半年ほど前に、長年愛用していた枕が、ついにオヤジ臭に絶えかねて崩壊するという事件がございまして、いくつか合いそうな枕も探してはみたのですが、どうにもピンとこない、結局は家にあったごく普通のふかふか枕で寝る事に

「そういえば、あれからだよなぁ、どうも朝頭が重いのは」

それが先週、
「○○、700円でこんな枕売ってたから、買ってきてみたけど」
それは、今じゃ場末の安宿屋にも有るか無いかてぇ、そば殻の小さめの枕でした。
「オレの高級な頭が、700円の枕って・・・・」

ところが、
あの何とも気持ち悪い(あくまで私感ですよ)沈み込みが無く、頭をあてても高さを保ってくれる、実際、枕をこの安物に変えてから、朝の目覚めがすこぶるよろしいんであります。
「う~~ん、アンタの頭は安物だったんだね。」
って、うるさいよ。
「この安物の枕を、オヤジ臭で崩壊するまで使いつくしてやる!」
悲しいかな、シルク地の羽根枕でも無い700円の安物枕を、私は経費で落とせないんですけどね。(桝添を引っ張るな!笑)

枕と言えば・・・(長くなるよぉ)

「かわるがわるいろんな顔をお目にかけまして、さぞ、お力落としでもございましょう」
八代目雷門助六のように、こんな挨拶から即本題の噺に入るてぇお人もおりますが、マクラという小咄や、世間話から本題に入るというのが一般的であります。
昔は「この噺にはこのマクラ」というのがほぼ決まっていて、違うマクラをもってくると師匠あたりに怒られたそうです。まっ今はそんな事も無いようですけど

昔の髪結床の入り口には海老の絵と床の字が書いてあったそうで、これを「えびどこ」と読ませたそうでありますが
「みろよ、この海老の絵はうまいもんだねぇ、まるで生きてるようじゃねぇかぁ」
「なぁにいってやぁんでぇ、どうみたって死んでるよぉこいつぁ」
「よっしゃ、ならご隠居にきいてみようじゃねぇか」
てんで、ご隠居を連れ出して。
「いやね、この髪結いの海老の絵なんすがね、この海老は生きているか死んでいるか、ご隠居に決めてもらおうてんで・・・どっちっすかねぇ?」
「う~~ん、この海老は、生きてもいない、死んでもいないな、患っておる」
「どうして分かるんです?」
「よく見てごらん、この海老は床についている」

大好きな『枕噺』でした。

「うん、それはイイけど、アンタのマクラは噺にもなってないし、ともかく長すぎるね。素直に認めて止めた方がいいよ。」
「仰せごもっとも、しからば知り合いの第三者に厳しい目で判断していただき、反省はいたしますが、続ける方向でまいりたいと存じます。」
「だめだこりゃ」

さて、今日の一枚は、レニー・トリスターノです。

またしてもお詫びですが、このアルバムも所有はしておりません。れいのMD音源です。また、何処でどう録音したのかも覚えておりません。

評論家児山紀芳や菊池雅章らがトリスターノに嘆願して、『East Wind』という日本のレーベルから発売になった一枚です。
「日本人の好奇心は、レコード会社嫌いのトリスターノでさえ動かす」みたいな(笑)
本人抜粋のソロとトリオ演奏セレクト・アルバムなんですが、鬼才とうたわれしトリスターノらしいと言えばらしい一枚で、一種マニア向けの要素は高いと思います。

こういうのって、好きな人は好きなんだろうなぁ・・・・・でも、何で録音したんだっけ?

DESCENT INTO THE MAELSTROM / LENNIE TRISTANO
1952~66年録音
LENNIE TRISTANO(p) SONNY DALLAS(b) NICK STABULAS Nick(ds)

1.DESCENT INTO THE MAELSTROM
2.DREAM : 1965
3.IMAGE : 1965
4.REHEARSAL FROM RECORDING DATE Take1
5.REHEARSAL FROM RECORDING DATE Take2
6.REHEARSAL FROM RECORDING DATE Take3
7.STRETCH
8.PASTIME
9.JU-JU
10.CON CON


放置プレイは嫌いじゃありません・・はぁ?

2016年06月06日 | g-i

6月に入り、梅雨は関東まで進んできました。「このへんも間もなくなんだろうなぁ」なんて思いながら、今朝食べようと思っていたオクラにカビが生えていて「クソ、これも気候のせいだ」と、放置していた自分を責めず、他のせいにするのは人間のいやらしさであります。(そこまで大きな話か?)

放置と言えば、
「僕は放置プレイが嫌いじゃありません。」
じゃなくて、北海道の大和君でありますねぇ、
先週の火曜日、飲み屋でニュースを見ながら、「こりゃかわいそうだけど生きちゃいないなぁ」なんて言っていたのが、「不明から6日ぶりに無事保護」とのニュースにビックリしたりホッとしたり・・・・
「ほんとに一人でいたのかぁ?」と、なんとなく腑に落ちない部分はありつつの、ともかくは無事でいた彼に「こりゃきっと大物になるでぇ」なんて感心させられたりして、まぁ無事で本当に良かったですよね。

そして、おそらくは問題となるのは『放置』という親の行為なんでしょう。
でもね、子供に対するしつけてぇのは、どこの家庭でも「ちょっと行き過ぎたかな」てな事はままあるもんですし、虐待や子殺しとなると別ですけど、愛情を持っての事であれば、今回の行為を両親は周りが言う以上に反省しているでしょうから、後はそっとして置いてやるのがベストかとも思います。

そういやぁ、私も小さい頃、よく父に家近くのゴミ箱(ほら、昔地区地区で共同のゴミ箱みたいのがあったじゃないですか)へ捨てられていました。
プチンとキレた父には、何を言おうとどんなに泣きわめこうと聞き入れてはもらえませんでしたねぇ
まぁ、最後には母が拾い(笑)に来てくれたんですけどね。
一つあの両親に忠告するとすれば、捨てようが何しようが(言い方が悪いか)子供から目を離した事を一番に反省してもらいたいということですかね。
ゴミ箱に捨てられた私ですが、いかに怒ろうともきっと父は隠れて様子をうかがっていたと思いますし、母に拾ってこいと言ったのも今となっては父だったようにも思っています。

話はコロッと変わって、昨日は久しぶりにビデオ鑑賞をいたしました。

観ようか観まいかずいぶん迷っていたのですけど『スター・ウォーズ エピソード7 /フォースの覚醒』です。

なんだかねぇ、一度完結した物語、これを「昔の名優を人気取りのために無理矢理舞台に引きずり出した」的扱いをするてぇのは、いかがなものか?みたいなとこがあって、観るのを迷っておったのですわ。
まっルーカスが当初描いたものは、全9部作だったそうですから、ありっちゃありなのかも知れませんが

スターウォーズの『エピソード4/新たなる希望』(公開当時、『新たなる希望』という副題は付いていませんでした。)が初めて公開された時、我が『UP研』(UFO超心理学研究会ね。笑)でも話題騒然だったことを覚えています。
「ジャジャウマ」というお店で、チャリンコや他の幾人かが盛り上がっていた話題は、『スターウォーズ』か『宇宙戦艦ヤマト』か、てな時でしたからね。
「R2-D2?C-3PO?何じゃそりゃ?」
なんて、全く興味が無いフリをしていた私も、結局は『エピソード4,5,6』はもとより、後々出た『エピソート1,2,3』もしっかり観たんですけどね。

それで、今回新たなエピソードを観た感想ですけど・・・・・
親が暗黒面に捕らわれダース・ベーダ-へとなったごとく、孫である・・・・
そして、ダース・ベーダーと息子のルークの運命のごとく、レイア姫とソロの息子の運命が・・・・
そして、主役レイの父は?母は?
最後に描かれた、ルークとレイの出会いが・・・・・次回『エピーソード8』、こうご期待!

若干先が読みやすいというか、私自身に夢が無くなったというか(笑)・・・ねぇ
そんな感じですかね(どんな感じ?)
それにしてもスカイウォーカー家ってぇのは、呪われてますよねぇ、親が子を殺そうとしたり、子が親を殺したり

「放置もイカンけど、どんな事があろうと、子殺し親殺しは超イカンですよ、最低ですよ」

と、それだけは言いたい。(なんのこっちゃ)

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

イカとジャガイモのニンニクバター炒めです。

 

それに、ホワイトアスパラのマヨネーズ焼き(チーズも乗ってますが)、いろいろ入った和風サラダ、以上。
ビールはもとより、日本酒、ウイスキー、どちらも良く合いました。(って、両方飲んだんかい!笑)

お弁当はこんなんでした。

さて、今日の一枚は、フレディ・ハーバードです。

季節柄と申しましょうか、ラテン系のリズムにちょっくら気持ちが向かう、てなことありません?
まっ少なからず先日から私はそんな気分で、サルサやボサをここしばらく聴く機会が増えていました。

そこでふと思い出したのがこのアルバムでして、

このアルバムのハーバードを聴くと、私は何故か昔好きだったチェイスを思い出したりします。まっつながりが無いっちゃ無いんですけど
たまに聞こえてくる「パパッパー」という高いトランペット、そしてリズムの感じ、それだけなんですけどね。

ともかく、ラテン系のリズムは身体が自然と揺れてくるのは、おそらくは私だけでは無いと思います。
ノリだけかと思えば、何処かに哀愁も感じたりして・・・・

リオオリンピックでの日本人選手の活躍に期待します。(なんのこっちゃ)

BORN TO BE BLUE / FREDDIE HUBBARD
1981年12月14日録音
FREDDIE HUBBARD(tp) HAROLD LAND(ts) BILLY CHILDS(p) LARRY KLEIN(b) STEVE HOUGHTON(ds) BUCK CLARK(per)

1. GIBRALTAR
2. TRUE COLORS
3. BORN TO BE BLUE
4. JOY SPRING
5. UP JUMPED SPRING


今日の写真は何で撮る?

2016年06月01日 | y-その他

昨晩はしっかりじっくり飲んでまいりましたが、そのお話しは置いといて。

同じ昨日の昼頃だったでしょうか、S君から電話がありましてね
「バブ、iPhoneで撮った写真って、どうやってパソコンに取り込むんだ?」
「オイオイ、今さら?iPhone使い出して何年だっけ?っていうか、買ったときにオレが説明したよねぇ?」
「あん?そうだっけ?まぁ今まで使ってなかったし・・・・・」
「まぁいいや、iTunes使うとか、iCloud使うとかすりゃイイじゃん」
「なんだそれ?」
「ダメだこりゃ」
結局は彼でも分かるメール送信を事細かく説明し、なんとか取り込めたようではありますが
「あんたねぇ、電話とラインだけしか使わないんなら、iPhoneじゃなくてもイイんじゃね?」

それはともかく、現代はなににでもカメラ機能が付いている時代。
私が常時持ち歩いている機器だけでも、携帯でしょ、音楽プレーヤーでしょ、タブレット型パソコンでしょ、全てで写真が撮れますし、小型のデジカメ、一眼レフ、それにその気になりゃラップトップだってカメラ代わりになりますからねぇ
「オレはそんなに写真を撮るんかぁいな?」
自分でツッコミを入れたくなるほどです。(笑)

子供が生まれた事を機に安いカメラを買ったあの頃が
「なんか何世紀も前の出来事のような気がするねぇ」
今思うと、フィルム代、現像代がかかったあの頃のほうが写真一枚一枚を大切にしたようにも思います。

しかし、枚数を気にする事も無く、写真が欲しい人にはデータを送信してやりゃイイ、いやいやネット上のファイルを共有すれば「いちいち誰に送る」的手間さえかかりません。
現像もしかり、家にプリンターが無くたって、出先だって、コンビニにちょいと立ち寄れば即座に写真にしてくれます。
先日の甥っ子の結婚式だって、私が一眼レフを持ち込んで撮った写真を、翌晩には本人達にも家族にも送る事が出来たんですから
「そりゃまぁ便利ですわいな。」

だけどね、便利を理解しないS君みたいなお方も、私は少なくないと思うわけで
「あの写真、データ送っといたから」
「え?封書で?もう現像できたの?」
なんてね。(あるある)
うちの母親なんか、いつもそうしてやっているのに、甥っ子達とのスリーショットを帰って来たその日にプリントアウトして渡してやると
「あれま、もう出来たの?」

それにしても、こんだけ写真がバシバシ撮れる時代になると、その膨大な写真の量が問題になりますよね。
みなさんはどういう管理をしてるんでしょうかねぇ?
アナログ時代は、一枚一枚アルバムに貼って・・・・子供のなんかシールやらいらぬコメントまで付けたりして(笑)
今、私なんざぁプリントアウトすらしなくなっちゃいましたもんね。
年ごとにジャンルわけしてDVD化はしていますが、一枚一枚めくるアルバム、あれがエエんですよねぇ

 ♪ 悲しい事があると ひらく皮の表紙 ・・・・・♪

卒業アルバムが
「動画もついとるよ」
なんて、ブルーレイディスクで渡される
「ナイナイ」
いえいえ、DVD付卒業アルバムはけっこう普及しているらしいですよ。
それでも幸いかなアルバムそのものは無くなっていないようですけどね。

ともかく、時代遅れのS君のおかげで、そんな事を思ったのでありました、とさ。

さて、今日の一枚は、早間 美紀、珍しくも日本人ピアニストです。
しかしながら、私、このアルバムをCDで所有しておりません。(CD化はしていますが)
というのも、れいのMD発掘音源だからです。(私がMDに録音した中でもかなり後期の物でしょうけど)

さらに、この方の事を私はよく存じ上げておりません。

早間 美紀(はやま みき)
 京都生まれ。NY在住。大阪音楽大学短期大学部ピアノ科卒。
ジャズピアノを藤井貞泰氏に学ぶ。96年横浜プロムナードコンペティションに早間美紀トリオで優勝並びに洗足学園賞を受賞。
その後NYへ単独渡米。
 渡米後すぐに、ジャズ&R&Bバー“アーサーズ・タバーン”のレギュラーピアニストとして演奏する傍ら、スムーズ・ジャズに傾倒して家で作曲をする日々を送り、R&Bドラマー、デニス・デイビスとの打ち込みセッションや、オマ―・ハキム(ds)やロイ・エヤーズ(vib)等の大物が参加したR&Bコンピレ-ションアルバムにキーボーディストとして参加。
 2001年、とあるジャズクラブでケニー・ギャレット(a.sax)に出会って以来セッションを重ねながら、ジャズに対する新たな刺激を受け、多くのものを学ぶ。
 2002年の大半は日本に住み、東京を中心にジャズライブハウスに出演し、数多くの日本人ミュージシャンと共演し、その後2003年にニューヨークに戻ってからは、ケニー・ギャレット(a.sax)カルテットでジャズフェスに出演した他、ビンセント・ハーリング(a.sax)カルテットや、ローランド・アレキサンダー(t.sax)クインテット等でも活躍。その他、カール・アレン(ds)、JD・アレン(ts)、シンディ・ブラックマン(ds)等とも共演。
 同年10月に、早間美紀デビューアルバム“ウ゛ァイブラント”(2004年7月1日発売)のきっかけとなったライブ、ショーン・ジョーンズ(tp)クァルテットが名門ジャズクラブ“ジャズ・ギャラリー”でロイ・ハーグローブ(tp)をフィーチャーし行われ、その時の彼女を含む女性トリオと二人のトランペッターの演奏が話題を呼んだ。
 2004年3月、レコーディングメンバーを率いて早間美紀クインテットが“ジャズ・ギャラリー”に出演し、大好評となる。5月には、ミリアム・サリウ゛ァン(b)のグループで“ケネディー・センター”で行われる“ウーマン・ジャズフェスティバル”に出演。現在、自己のグループの他、サイドメンとして数多くのセッションをこなし、また、ラルフ・ピーターソン(ds)セクステットのピアニストとして迎え入れられ、活躍中。
ジャズ以外では、毎週日曜日に黒人教会でゴスペルを演奏。

と、ネットには紹介されておりました。
そうそう、先日広島をやっと訪問したオバマ大統領の就任式パーティーに招かれ演奏したそうです。

ケニー・ギャレットとの出会いがけっこう重要なポイントのようですけど
今日のこのアルバムでは、トランペットのジョー・ジョーンズ以外全て女性という構成ですが、じつにパワフルです。
エレピが好きだ嫌いだてなくだらない事を言っちゃイカンですね。

5曲ピアノトリオの演奏が収録されているんですが、ここで彼女のピアノがどんなもんか聴き取れると思います。悪くありません。(キー!その上から目線、カチンとくる。笑)
ともかく、もう少し聴き込んでから、私ももの申すべきですね。

VIBRANT / 早間 美紀
2003年12月13日,  2004年1月3日録音
早間 美紀(p,elp) SEAN JONES(tp) KIM THOMPSPN(ds) TIA FULLER(as,ss) MARIAM SULLIVAN(b)

1.McCOY
2.CHELSEA BRIDGE
3.THE PEAR TREE
4.YAMABIKO
5.A BEAUTIFUL STORY OF MY OWN
6.SO IN LOVE
7.THE END OF A LOVE YOU
8.URBAN NITE TALK
9.WAITING TO HEAR FROM YOU
10.THE BLESSING