JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

不細工は美味

2006年11月28日 | j-l

昨晩は浮かれて完全に飲み過ぎてしまいました。
一人で飲みに出掛けるつもりでしたが、ついつい乾杯の相手がほしくなり、悪友S君に電話、いいヤツですよねぇ二つ返事で付き合ってくれました。
  S君の奥様へ、、、昨夜は間違いなく私からお誘いしました。

まずは、『H』という二人でよく行くお店へ、寿司屋で修行を積まれた店主Hさんの腕はたしかで、いつも美味しい肴を出してくれます。
「さて、今日の肴は何にしますかねぇ、俺は煮魚を一口だけ喰いたいなぁ?」と私
「・・・煮魚かぁ、焼きもいいなぁ」
ということで、それぞれ一品ずつお願いすることに

「Hさん、何がいいかなぁ?」
「はたはたがいいのあるけど、焼こうか?」
「おう!」
「煮魚は、ナメタに赤次に・・・どんこの頭のほうなんかどう?」
「頭のほう?」
50センチもあろうかという『どんこ』がはいったとかで、一尾出すには多すぎる、尾っぽのほうはすでに隣の方が頼んでいらっしゃるから、頭のほうはどうかと言うのです。
「よし、それいただきましょ」

出てきましたよ、頭のほう
「いやぁ、こりゃすげぇや」
ドスのきいたそのお顔立ち、何ともまったく不細工であります、しかもでかい。
不思議ですよね、不細工な魚っていうのはどういうわけか味がいい、身もさることながら肝の旨いこと旨いこと。
例のごとく私は量を必要としませんので、ほんの少しいただき、残りはS君。
「いやぁ、これだけでお腹いっぱいだよ」

最後にお客さん持ち込みの一夜干し鰯を焙っていただき、そりゃもうお酒もすすみました。

魚にしても、人間にしても、見た目ではありませんね、ガンをとばす『どんこ』の顔を見て、大いに希望を持ちました。
「よし、俺は中身で勝負だ!」
「おいおい、見た目も悪いけど中身も無いっていうヤツもいっぱいいるからね。」
って、何でそういうこと言うかなぁ~~もう。

さて、今日の一枚はじつにいい加減なジャケ・デザインだと私は思っている一枚です。
ミルト・ジャクソン・クインテットの頭文字をとってMJQ、安易なジャケットですよね。
どうしてプレスティッジでのMJQのアルバムは、こんな感じのジャケットばかりなんでしょ?「DJANGO」もそうですし、「CONCORDE」だって、再発盤は文字だけでしょ、何か意図でもあったのでしょうかね。
さぁ、見た目不細工な魚は旨い、工夫のないジャケットの中身はいかに?

このアルバム、私がいつも聴くのはB面、つまりMJQではなく、ミルト・ジャクソン・クインテットばかりなんです。
べつにジョン・ルイスが嫌いだってことではないのですが、私としては5曲目以降が好みだということです。

MJQ / MJQ & THE MILT JACKSON QUINTET
1952年12月22日[1~4], 1954年6月16日[5~8]録音
MILT JACKSON(vib)JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds)[1~4]
MILT JACKSON(vib) HENRY BOOZIER(tp) HORACE SILVER(p) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds)[5~8]
1.ALL THE THINGS YOU ARE
2.LA RONDE
3.VENDOME
4.ROSE OF THE RIO GRANDE
5.OPUS DE FUNK
6.I'VE LOST YOUR LOVE
7.BUHAINA
8.SOMA

おまけ、
『H』を出たあとは、いつものバーへ、
ママから昨日の記事にコメントもいただきましたが、ご指摘のとおり、かなり酔っぱらっておりまして、ご迷惑をおかけしました。おかげさまで帰宅後はバタンキューで就寝できました。また、飲みに行きますね。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿