JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

化けて出るぞう!

2011年07月24日 | g-i

皆さんのほとんどのところでは本日でアナログ放送がストップ、デジタル化となったわけですねぇ・・・・でも、我が田舎は違いますよ。来年3月31日までアナログ放送が継続となります。


東京放送ではこんなんが流れてましたが、

同系列の地方局ではこの時間こんなんが流れてました。

まっ、おかげさまで我が家はすでにデジタル化も済ませ問題ないっちゃ問題ないんですが、まわりの各家々を眺めると屋根の修理もままならないお宅が点在し・・・・いやいや、屋根どころじゃありませんね、明日の生活もままならない世帯が数多く残る現状でデジタル化もヘッタクレも無いのであります。

さても、地上波のデジタル化はともかく復興を遅れさせている悪の根源『原発問題』は、未だ出口の見えぬ毎日、またその話かと言われようとも、やはり不安が消えぬ間はこの問題を語らずにはすまされないわけでありまして・・・・

一昨日の晩は、S君と暑気払いと称し(その日は寒いくらいだったんですけどね。笑)先日紹介した復興中華店で紹興酒なんぞをタップリといただいてまいりました。

「良かったですねぇ、思いの外早い再開が出来て」
「いやいやほんと、Sさんにお骨折りいただきましたから・・助かりました。」
(「オーオー感謝されてるやんけ」)
「でもねぇ、おかげさまで再開はできましたけど、これから先どうなるかは分かりませんからねぇ」
まさにこれが本音ですね。再開にさいして新たな借金も出来たでしょう、でもそれが『原発問題』で不意になる可能性だってあるわけで
「終生、ここで商売が出来るのか、不安ちゃぁ不安ですよ。」

変な話ですが、最近我が町の一部では「原爆景気」なる賑わいを見せています。
原発作業員等々でホテルは満室ですし、夜の街にも異様な活気があり、あたかも「バブル期のようだ」なんて言う方までいらっしゃいます。
噂によれば東電から「自粛要請」なるものまで出たとか出ないとか・・・・自粛なんてとんでもない、落とせる金があればどんどん落としていただきたいのですけどね。

一方、
「近くの海岸で採取された一部の魚介類には、ヨウ素やセシュウムどころじゃない、ストロンチュウムが検出されているらしいよ。でもまた「パニックを生む」云々で発表を控えてるんだってさ」
てな噂もまことしやかに囁かれています。それが事実かどうかは私なんぞには裏を取る手段もありませんけどね。

つまり、ここが複雑な本音なんでありまして、
今あるちょっとした一部の好景気も「全て後につながるものではない、それどころかその後にどれほど恐ろしい現実が待ちかまえているか」と全ての人たちが感じているんです。

中途半端な場所からの自主避難者への保障は政府も東電も明言を避けています。パニックどうのこうのとごたくを並べようとも、つまりは全体を保障する気なんてもとより無い、いやいや、そんな金どっからも絞り出せないということなんでしょう。
宙ぶらりんの我々は、やはり最終的に「モルモットにすぎない」と思うのも無理からぬことではないでしょうか。

と言いつつも、私はそんな悲観的でもありませんよ。なんてったってアータ、歳が歳ですし子供たちもすでにこの地を離れていますからね。
でもね、そんな地にも子供たちはたくさんいますし、今日生まれた赤ちゃんだっているんです。心から思います、そんな子達をどうぞ見捨てないでください。いや、見捨てたとしたらそれは、畜生にも劣る外道のなにものでもないと・・・・関係各所の責任ある方々、肝に銘じていただきたい、私は死んでも悲観しませんが、そんな外道には必ず化けて出ますからね。(笑)

てなことで、今日は日曜日『料理当番、本日の一品』です。
今日は久々にカツを揚げてみました。プレーン、大葉イン、チーズイン、アーモンド衣と四種のヒレカツです。

付け合わせはお得意のお豆サラダです。

さて、今日の一枚は、アーニー・ヘンリーです。

以前も言いましたかねぇ、私がヘンリーをついつい気にかけてしまうのは、「SOULTRANE」に収録されている「THEME FOR ERNIE」、コルトレーンが彼に贈った一曲でありますが、それがあるからかもしれません。
いずれにしてもちょっとネチッコサのある彼のアルトは、嫌いじゃありません。

ただ、なにぶんにも31才という若さでこの世を去ったがためにアルバム数が少なすぎるわけでして、今日のこのアルバムも、彼の死後、残ったトラックをかき集めて発売したという代物で、尺埋めにモンクの「BRILLIANT CORNERS」「BA-LUE BOLIVAR BA-LUES-ARE」をそのまんまん使っちゃってるし、メンバーを見ると「あのアルバムの時のテイクだな」と分かってしまうという、苦肉の一枚でもあります。
それでも「彼の演奏を聴ける」という価値はじゅうぶんにあるアルバムだと思います。もちろん、メンバーも粒ぞろいですしね。

ともかく、もし生きていればどんな風に化けたのかと残念がられる生涯もまた好し?・・・・・いやいや、もっと音源を残しておいて欲しかったアルト奏者ですよね。

LAST CHORUS / ERNIE HENRY
1956~1957年録音
ERNIE HENRY (as)

MELBA LISTON(tb) BENNY GOLSON(ts) CECIL PAYNE(bs)[1-3] LEE MORGAN(tp) WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES (ds)[1-4]
KENNY DORHAM(tp) EDDIE MATHIAS(b) G.T.HOGAN(ds)[5]
SONNY ROLLINS(ts) THELONIOUS MONK(p) OSCAR PETTIFORD(b) MAX ROACH (ds)[6]
WYNTON KELLY(p) WILBUR WARE(b) PHILLY JOE JONES (ds)[7]
KENNY DORHAM(tp) KENNY DREW(p) WILBUR WARE(b) ART TAYLOR(ds)[8]

1.AUTUMN LEAVES
2.BEAUTY AND THE BLUES
3.ALL THE THINGS YOU ARE
4.MELBA'S TUNE
5.S'POSIN'
6.BA-LUE BOLIVAR BA-LUES-ARE
7.LIKE SOMEONE IN LOVE
8.CLEO'S CHANT


はまりもの

2011年07月19日 | s-u

朝から雨降りです。こんどは台風ですか、ほんと気の休まる時がありませんが、直接影響を受ける地域の方々はじゅうぶんにご注意下さいますよう。

一昨日、そのまま寝ずに観ようか、はたまた早起きして観ようか迷っていたなでしこジャパンのワールドカップ決勝は、けっきょく3時40分に起きて観戦しました。
終始ハラハラドキドキ、眠気も吹っ飛ぶ内容でしたねぇ、しかもPK戦のうえ優勝ってア~タ・・・・・
日本のゴールシーンのたびに大声を出していた私も、優勝を決めた最後のPKゴールの時はいっそうの大声を出してしまい家族に「地震より怖い」と言われてしまいました。
ともかく良かった、早起きしたかいがありました。
それにしても、なでしこジャパンの面々、良い顔してましたねぇ、カッコ良かったですねぇ、可愛かったですねぇ
まさに日本女性の底力でしょうか、一方で日本男児としてある意味恐ろしさも感じましたけど(笑)
いずれにしても、嫌なニュースや腹の立つニュースばかりの昨今、最後まで諦めずに栄光をつかんだ彼女達の姿に、まさに光明とでも言いましょうか、勇気をいただいたことは間違いありません。
「優勝おめでとう、そして光明をありがとう」


珍しく地方紙も号外を出しました。

話はコロッと変わりまして、
最近のマイブーム?とでも言いましょうか、今はまっているものを紹介させていただきます。
これなんですがねぇ、

まずは叔母が贈ってくれた『晩柑』です。
ザボンの一種で和製グレープフルーツとも言われているそうですけど、味はグレープフルーツとはまったく違います。
酸っぱさ(ぜんぜん酸っぱくない)香りにそれほどの特長があるわけでもないんですけどね、ほんのり後からやって来る甘み、これが独特のように思います。
なんて言ったらいいかなぁ・・・・
控えめでありながら際立つ?気付かずにすれ違った後ハッと見返してしまうような美人?
そんな感じ(笑)
ともかくはまってます。毎日一個食べてるんですが・・・・すぐになくなっちゃうなぁ

もう一つのペットボトルですけど、これは無くなりませんよ。
先日、S君の仕事を手伝ったときです。
暑い中の作業ですから、私もS君もS夫人差し入れのお茶やら水やらスポーツドリンクやらを飲んで水分補給をしていたのですが、本職の大工さんがなんだか美味しそうに自前のペットボトルを飲んでおられました。
「なにそれ?」

これが驚くようなものじゃないんでして、ミネラルウォーターに自家製梅干しと天然塩を溶かし込みペットボトルごと凍らしたもの。
「余分にあるから飲んでみる?」
これがア~タ、ムチャクチャ美味しいじゃござんせんか。
考えてみりゃ、大汗かいたときに身体が欲するものがみごとに溶け込んだ自前ドリンクなわけで・・・・・
「これにはコダワリがあってね、溶かす塩はちょっくら高いけどこれだっていう天然塩、梅干しは自家製と決めてるんだ。」
「なるほど」

以来、私はこれを冷蔵庫に常駐させております。
まっ我が家で梅干しは作っておりませんので自家製梅干しとはいきませんが、塩はコダワリの一品を使ってますよぉ。
暑い今年の夏はこれで乗り切ろうと思っています。

さて、今日の一枚は、ズート・シムズです。
ズートがアルト、テナー、バリトンを曲ごとに持ち替えてといったわけではなく、多重録音を使って全部を吹いちゃうという代物であります。つまり、ライブで再現するのは難しい演奏ですわな。

多重録音というと「実験的な挑戦」といった、なんとなく「重みを感じつつ聴け!」というプレッシャーを感じるところもあるのですが、(私だけかな?)例えばレニー・トリスターノの「鬼才トリスターノ」や、ビル・エバンスの「CONVERSATIONS WITH MYSELF」的な複雑さやある意味難解さは、このアルバムには無いように感じます。(どちらのアルバムも私は好きですけどね)つまり、単純に多重録音をして「どれも吹かせりゃオレは上手いんだぜぇ」みたいな。

私的には「THE TROUBLE WITH ME IS YOU」あたりが酒のアテにもなって好きなんでありますが、「WHERE YOU AT ?」のボーカルはいかがなものかと・・・・
私としては、テナーでじっくりのズートの方が趣味ではあります。

ZOOT SIMS PLAYS ALTO,TENOR AND BARITONE
1956年11月2, 9日録音
ZOOT SIMS(as,ts,bs) JOHNNY WILLIAMS(p) KNOBBY TOTAH(b) GUS JOHNSON(ds)

1.BLINUET
2.THE TROUBLE WITH ME IS YOU
3.WHERE YOU AT ?
4.ZONKIN'
5.NOSHIN'
6.MAJOR-MAJOR
7.MINOR-MINOR
8.PEGASUS


友をいたわる心?

2011年07月17日 | y-その他

三連休という方も多いのでしょうが、あいかわらず変に忙しい私であります。それでも今日は久々の完全休日、たまには一日ゆっくりと過ごそうと思っていたのでけど・・・・
「このクソ暑さでゆっくりなんぞ出来るわけねぇだろ!」(笑)
ほんとにまぁ頭に来る暑さですよねぇ、節電節電と言われてもエアコン無しではとうてい乗り切れない暑さです。

「バブ、休みんとこ悪ぃんだけどさぁ」
いつエアコンを稼働させようかと身構えていると、S君から電話が入りました。
「ちょっとばかしパソコンの調子が悪くてさぁ・・・・」

私も忙しいんですが、それに輪をかけて忙しいのがS君で、おそらく震災後、避難先から帰宅してからはほとんど休み無しに働いてるんじゃないでしょうか。
今日も朝からエアコンもない事務所で見積作りに追われていたようですし、まっ可哀相っちゃ可哀相ですから、それにキャツのパソコントラブルのほとんどがトラブルとも言えないごくごく初歩的なミスから起こる問題ばかりですしね「すぐに解決できるだろう」てんで行ってあげましたよ。


こんな顔して一級建築士だって(笑)

津波で壊滅的被害を受けたS君の手がけた中華屋さんも

S君の仕事で蘇りました。
う~~~ん、同じ忙しいでも、こうして目に見えた
成果が残る仕事は、ある意味羨ましいですよね。

案の定トラブルなんてぇ代物ではなくすぐに解決。
「それにしてもこの事務所は暑いねぇ」
「そっかぁ?」
炎天下の現場作業でS君の体内温度センサーは完璧に狂ってますなぁ
「オイオイ、加齢と過労でセンサーが狂うと熱中症にかかりやすいってぇから、気ぃつけなぁイカンよ。」
友をいたわるバブちゃん・・・・素晴らしいじゃござんせんか。

「我が家の玄関ドアも直してもらってないし・・・・倒れてもらっちゃ困るんだから気を付けなよ。」
「なんだい、倒れるんだったらその後にしてくれってかい」

うわべだけの友人愛はすぐにその化けの皮を剥がしてしまったという・・・「チャンチャン」のお話しでありました。(笑)

まっ冗談はともかく、我々の年齢は中途半端で「少しの無理ならきく」的勘違いをおおいにするものですから、ほんとうに気をつけねばいけません。
みなさんも充分な熱中症対策をとって、この無茶苦茶な夏を乗り切ってくださいね。


S君の事務所にはエアコンもないくせに
こんなんが置いてあるんですよ。(笑)

もちろん、栄養もじゅうぶんに取らねばいけませんよね。とは言ってもねぇ、料理するのも暑くて嫌になっちゃうし、この時期のメニューはなかなか難しい。てな事で『料理当番、本日の一品』です。

メインは揚げ浸し風「ナスと秋刀魚の鶏挽肉浸し?」です。アツアツではなく冷やしていただいてみましたが、そこそこいけました。

こちらは、酢の物とネギダコのコラボレーション(笑)けっきょくはこういうのが暑い日には上手いんですよねぇ。

そして、卯の花です。
いやいや、今日も一番美味かったのはビールだったかな。

さて、今日の一枚は、私にとっては「超新しい一枚」(笑)スティーヴ・フィッシュウィックとオシアン・ロバーツの双頭クインテットです。2007年のハード・パップ、ハード・バップですよ。
つまりは「いまでもこんなんやってんだぁ」てな、アルバムです。(笑)

でもね、これを否定したら、私が今までなんどとなく紹介してきたハード・バップが全て無に返すような事にもなりかねないので、もちろん私は否定しません。
私なんぞはじつに心地よく素直に聴ける「超新しい一枚」です。とくにスティーヴのトランペットは、なかなか私好みであります。

だけどねぇ、やっぱり「何の今風もない」というのはどうなんでしょ?受け入れられるものなんでしょうかねぇ?現代感が全くない演奏、それが逆に新しい?
それにイギリス人がこの感覚、そこに若干の違和感を感じてしまうのは、逆に私の古さ、取り残された時代遅れの感覚なんでしょうね。

ともかく、21世紀になってもこんな音楽を真面目にやっている人たちがいたという、私にとってはありがたい一枚だとしときましょ。

...WITH CEDAR WALTON! / OSIAN ROBERTS & STEVE FISHWICK
2007年1月29日録音
STEVE FISHWICK(tp) OSIAN ROBERTS(ts) CEDAR WALTON(p) PETER WASHINGTON(b) MATT FISHWICK(ds)

1.UPTOWN SHUFFLE
2.THERE GOES MY HEART
3.QUINTESSENCE
4.MOBLIUS
5.I'LL NEVER BE THE SAME
6.NEW BOSSA
7.HEAD AND SHOULDERS
8.HUMPIN' AND BUMPIN'

おまけ、
ところで、やっと唯一聞こえてきた良いニュース『なでしこジャパン』のワールドカップ決勝戦ですけど、みなさんどうします?
今晩そのまま起きてます?それとも早起きして見ます?それとも無視して寝てます?
どうしようかなぁ??????迷っています。


2連チャン

2011年07月10日 | g-i

なんざんしょこの暑さ、糸を引いて納豆になっちゃうくらい暑い(なんじゃそりゃ?)
そんな暑さの中、ここ一週間は充実したというか、納豆になることさえ忘れるくらい忙しかったというか、S君のヘルプまでやって(新築の家のビス打ちなんぞもしたりして・・・施主さんが怒らないか心配ですが)朝から晩までよく働きました。たぶんですけど体重が少しだけ減ったんじゃないかと思うくらいです。(まっ絶対にそれは無いですけどね。笑)だって忙しくてPCすら開けない常態だったんですよぉ、こんな時もあるんですねぇ

 
炎天下のもと、こんな手すりの取付まで手伝わされたんですから
ほんと、S君もなんでも屋だね。

そしてやっと訪れた週末、2連チャンで飲みに行っちゃいました。(笑)

金曜日はS君といつものごとくいつものコースでと言いますか、焼鳥屋で一杯ひっかけ、カラオケスナックでS君の「MY WAY」を聴かされ、いつの間にか消えたS君はほぉっておいてO-クへ、最後はママともう一人のお客さんと三人でヤサを換える・・・みたいな。(笑)

じつはね、そもそもS君は早く帰すという条件で飲みに出たんでありますよ。
というのも、昨日新潟に住む旧友K君が来るのでS君は飲む約束をすでに決めており、「2連チャンはねぇ」って事だったんであります。
私もその飲み会に誘われはしたのですがMさんのお店がありますので、
「K君によろしくねぇ」
と回避したはずだったのですよ、だったのですけども・・・

「バブ、仕事終わった?」
すでに時間は10時過ぎ、S君がいらぬ電話をよこしたのでありました。つまりそれで私も2連チャンというわけです。疲れてるのにねぇ(笑)

ところで、その旧友K君でありますが、高校生の時からの知り合いでして、といっても、一度も同じ学校に通ったことも住まいが同地区でもありません。まっ、これはS君も同じなんですけどね。S君と違うのは、我がアルバイト先、つまりジャズ喫茶にK君はときおり顔を出していたという点です。

およそ20年以上ぶりに再会したK君でしたが、白髪頭に増えたシワ、それなりに変化はしておりましたけど、話をしだせばすぐに昔に戻ってしまいます。(体型の変化は私の方が上かな。笑)
「テメェは何処に雲隠れしてたんだ」
なんて責められたりして、まっ結果会えて良かったと(笑)

「バブ、スタンリー・カウエルの「PIANO CHOIR」をなんとか手に入れようとしてんだけど・・・・・」とK君。

スタンリー・カウエルの「PIANO CHOIR」といえば、以前に紹介済みアルバムですよね。「7人のピアニストが、7台のピアノとオルガンのみで繰り広げるアンサンブル」というジャズと呼ぶにはどうかと思う一枚ではあるのですが、
「おまえもやっぱMーちゃん(当時のジャズ喫茶のママね)に惚れてたんだねぇ」
どういう意味かは、こちらを読んでいただくとして、
ともかく、「PIANO CHOIR」を録音して贈る約束をしてきました。
未だにあのジャズ喫茶の思い出を引きずる中年オヤジがここにもいたかと、おもわず笑ってしまったバブ君でありましたとさ。

てなことで、日曜日ですので『料理当番、本日の一品』です。

「今日は買い物はお休み、冷蔵庫の中身を少し整理しな」との命令を受け、こんなもんを作りました。
暑いですからねぇ、ただの唐揚げだとモタレそうなんで、もも肉を大きめに揚げてカットした上に大根おろしと大葉を添えてみました。サラダ菜といっしょに食べるとまぁまぁしつこさも消えてサッパリ感は出たように思います。

さて、今日の一枚は、ハロルド・ハリスです。
先日から完全にプレーボーイつながりになっているように思いますが、プレーボーイ・クラブの専属トリオによるまさに「プレーボーイ万歳!」みたいな一枚です。(笑)

このピアノをどう評価するかは難しいところですよねぇ、「プレーボーイ・クラブで流れていても耳障りじゃない」それ以上でもなくそれ以下でもない?そんな感じですかねぇ
でも、こういう演奏もテキ屋さんの焼きそばみたいな「それはそれで美味しい」的良さはあるように思います。
しいて難点を言えば、プレーボーイ・クラブの雰囲気も加味された、つまり、ざわめきって言うかなぁ、バニーガールがグラスを運ぶ姿が見える、そんなライブ感があったほうが良かったかもしれません。

なんども言いますが「これはこれで」という一枚だと思います。

AT THE PLAYBOY CLUB
1962年録音
HAROLD HARRIS(p) LENNELL GLASS(b) GEORGE HARPS(ds)

1.PLAYBOY THEME
2.HEFNER JUST WALKED IN
3.WHEN YOUR LOVER HAS GONE
4.WHAT KIND OF FOOL AM I?
5.LOT OF LIVIN'
6.ANOTHER TIME
7.IN OTHER WORDS


袖すり合った仲間もイイ

2011年07月03日 | p-r

毎回毎回原発話か飲み話って、ほんと芸がないとはこのことでありまして、今日もまた飲み話・・・・・恐縮です。

先週の水曜日、はじめっからMさんのお店が終わった後飲みに行こうと思ってたんですが、その前にOークのママからメールが入りました。
「今日はMさんのお店は休みかい?久しぶりに焼き鳥でも食べに行くンべぇ」
「イヤイヤイヤイヤ、休みじゃないから」
それでもMさんのお店からOークに直行すると、いつものとおり
「まずはキリンラガーの瓶ビールね。」
・・・・・ところが、その後の
「バーボンかい?」
の言葉がない・・・・?????
「バブちゃん行くよ!」
「はぁ?何処へ?」
なんと、それから焼鳥屋さんへ行こうってんでして
「でも11時よ?遅いというか、店を閉めるには早いというか・・・・」
けっきょく店を閉めて焼鳥屋さんへ

じつはこれ、
「バブ、震災後みんな(Oークの常連さん)ほとんど会ってないじゃない。明後日、会おうかぁ、てなわけでさぁ、ほら、最近バブは水曜日か木曜日にしか来られないし、週に二回はキツイかなぁなんて思ってね。」
つまり、「久しぶりにみんなでO-クに集まろう」という話の中、私の懐を気にしてくれたらしいのです。
思えば、今年の三月会は予定日が3月の12日、そうあの震災の翌日だったんでありまして、もちろん中止、そんなこともあってみなさんにはご無沙汰しております。
「なになに、べつに金曜日に集まるから来いっていえば来たのに」
まっありがたい話です。でも、けっきょくその日も、2時過ぎまで飲んだんですけどね。(笑)

てなことで、金曜日はまたまたOークへ、震災後会えなかったMIさんやO君とも再会して、震災の時のこと、それ以降のこと、
「いやいや、こーしてあーしてこーなったわけよ・・・・・」
話は盛り上がりました。

残念だったのは、震災の被害を最も受けたHちゃんが顔を見せなかったことですが、まだみんなと飲むまでの気持ちの整理が出来ていないからでしょう。いずれ彼女もまた楽しく飲む日が来ると信じています。

ともかく、久しぶりの宴は午前3時まで続いたのでありました。
「袖すり合うも多生の縁」こうしてお店で知り合った仲間と楽しむ時間も、震災後の不安を和らげてくれる大切な時なのだと実感した一夜でした。

てなことで、今日は日曜日ですから『料理当番、本日の一品』です。

まずは、またしても「これを与えときゃ良いだろう」的発想で用意されたネギトロもどきを、今日は洋風に仕立ててみました。

もう一品は、焼き夏野菜?(ホワイトアスパラ、茄子、かぼちゃ)を、パン粉と粉チーズ、アーモンドスライス、パセリをバターで炒めたのといっしょに食べるという・・・・「これって何?」って代物です。

全体がちょっとだけ洋食っぽいんで、味噌汁もお休みしてスープを作ってみました。
中身は、キュウリ、茗荷、ハムのコンソメ仕立てです。けっこう好評でしたよ。

さて、今日の一枚は、デイブ・パイクです。
こう毎日暑いとねぇ、やっぱラテン系の音楽は耳に馴染むんでありまして、特に「NOT A TEAR」なんぞ聴いてるってぇと、どうして我がベットには(厳密には布団ね)このジャケットのような美女が寝そべっていないのかと寂しい思いもするわけで・・・・

そんなこたぁどうだっていい(笑)
パイクのリズム感というのは折り紙付きでありますが、ポコスコポコスコ奏でる前でもその才はいかんなく発揮しているとそう思えるアルバムです。

ブラス有りと無しの二つのセッションでなるこのアルバムは、どちらをとっても聴いているうちにおもわず身体が動いてしまう、つまりそれがラテンの魅力であり、夏らしさなんでありますが、こんなパイクもよろしいんじゃないでしょうかねぇ

ところで余談ですが、「MONTUNO ORITA」で入るボーカル?あれが「おり(れ)ダメだ、おりぃダメだ」って聞こえてしまうんですけど、これって空耳?

MANHATTAN LATIN / DAVE PIKE
1964年2月11日, 3月31日, 4月2日録音
DAVE PIKE(vib) CARLOS "PATATO" VALDES(conga) WILLIE BOBO(ds) DAVE BURNS (tp) [1-3,5,7,8,10] RAY COPELAND(flh)[1-3,5,7,8,10] CHICK COREA(p)[1-3,5,7,8,10] ISRAEL "CACHAO" LOPEZ(b)[1-3,5,7,8,10] JOSEPH GRIMALDI(fl)[1,8,10] HUBERT LAWS(piccolo,ts)[2,3,5,7,8,10] ROBERT THOMAS(perc)[2,5,7] DON FRIEDMAN(p)[4,6,9,11,12] ATTILA ZOLLER(g)[4,6,9,11,12] JACK SIX(b)[4,6,9,11,12]

1.BABY
2.QUE MAL ES QUERER
3.NOT A TEAR
4.MAMBO DINERO
5.MONTUNO ORITA
6.APHRODITE
7.LA PLAYA
8.LATIN BLUES
9.SOUTH SEAS
10.SANDUNGA
11.DREAM GARDEN
12.VIKKI