JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

良い年でありますように

2008年12月31日 | m-o

昨日とはうって変わって強い季節風が吹き荒れています。

今年最後の日、みなさんはどのようにお過ごしなのでしょうか?
私はといえば、正月休みに入り、何故か普段より忙しく感じてしまうのは今年ばかりのことではありません。昨日も料理に墓参りにMさんのお店の手伝いにと息つく間もなく(息はしてましたが...笑)一日が過ぎていきました。

そんな中、大いに励まされるものに出会いました。
父の墓に今年最後の挨拶をし、ついでと言っては失礼でありますが、いつものように旧友の墓にも参りしばし愚痴をこぼした後駐車場に戻ったときです。

なんと桜の花です。
もちろん春のあの派手さは何処にもありませんし、墓に向かう前には気が付かないほどの目立たない花です。

今日ありと思ふ余命の冬桜    中村苑子

はたして誰が見てくれるのか?何の虫を誘うのか?
ハッキリとした使命すら感じられない花であっても、こうして必至にけなげに咲いているのであります。
父の前でも、亡くなった旧友の前でも、愚痴をこぼしている時ではありませんでした。
成果など二の次、いくつになっても「咲く努力こそが生きる証だ」と冬桜は教えているのかもしれません。

2008年はとんでもない不況の中終わろうとしています。苦しい毎日をおくる人たちがこれほど多くいる年越しは私の生涯でも経験が無かったこと・・・・・
だからこそ「あきらめずに咲く努力だけはしようよ」という冬桜の言葉は心に染みます。

2009年、私にとって、そしてみなさんにとって、ぜひとも良い年でありますように。

さて、今年最後の一枚は、大好きなセロニアス・モンクで〆ようと思います。
アルバム名はキリコの絵でおなじみのリヴァーサイド盤と同じ、ただし、こちらには「RECORDED ON TOUR」との副題が付いていて、1063年5月の東京から、1965年3月の「ヴィレッジ・ゲイト」でのコンサートまでのセレクト・ライブ盤です。

ドラムがフランキー・ダンロップからベン・ライリー、ベースがブッチ・ウォーレンからライリー・ゲイルスへと代わっていく変遷を聴くことが出来る盤ではありますが、だから何だと訊かれると答えに困ってしまいます。
というのも、やはりチャーリー・ラウズの存在なのか?曲目がいつもと変わらぬものばかりだからなのか?(Columbiaでは初演奏の曲ばかりですが)いやいや、原因はモンクその人の変わりようのない存在感に他ならないでしょう。

これを魅力と捉えず、この時代のモンクをマンネリだと称する方がいますが、この盤などを聴くと
「どうだい!」
と私など言いたくなるほど、個々のライブに新鮮味があることを分かっていただけると思います。

特にB面が私は好きですねぇ、モンクのソロからテーマになだれ込んで、ラウズが出張った後のモンクのソロ、「ALL THE THINGS YOU ARE」のこのソロなんか聴くと、「モンク・ファンでヨカッタァ」なんて私などは思ってしまうのです。

MISTERIOSO (RECORDED ON TOUR) / THELONIOUS MONK
1963年~1965年録音
THELONIOUS MONK(p) CHARLIE ROUSE(ts)
BUTCH WARREN[2,3,8], LARRY GALES(b) FRANKIE DUNLOP[2,3,8], BEN RILEY(ds)

1.WELL,YOU NEEDN'T
2.MISTERIOSO
3.LIGHT BLUE
4.I'M GETTIN'SENTIMENTAL OVER YOU
5.ALL THE THINGS YOU ARE
6.HONEYSUCKLE ROSE
7.BEMSHA SWING
8.EVIDENCE


人間をやめるとすれば

2008年12月29日 | s-u

今日も晴天、しかも風もなく師走の29日とは思えない暖かさです。乾燥注意報は気になりますが、寒くてガタガタ震えているよりは良いですよね。

人間をやめるとすれば冬の鵙(もず)  加藤楸邨

明治大学の齋藤孝教授は、この楸邨の句を題材に「『人間をやめるとすれば・・・』あなたならこの後に何と続けるか」との質問を市民大学で問題として出されたそうで、「その答えは多様で、その人らしさがうかがえて大変面白かった」とおっしゃってました。

『人間をやめるとすれば・・・』
みなさんは何になりますか?
えっ?何を突然?ってですか?
いやね、暖かな昼下がりに、ジョー・パスの「VIRTUOSO」なんぞ聴きながら、ちょっとした眠気に誘われて、さっきまで読んでいた本を閉じて青空を見上げたりなんぞすると、なんとなくそんなことを思ったりして・・・・・(笑)

これは「生まれ変わって何になりたいか?」てんじゃなくて、「今、人間をやめるとすれば」というところがミソですよね。
私は何になるだろう?

自由な野生動物
いやいや「生きる本当の苦しみ」には耐えられそうもありません。
ならば喰うに困らない飼い犬なんてぇのは?
でもコビ売ってへつらうのもあまり得意じゃないし、
いっそ地中でそっと生きるメメズ、いやミミズなんてどうでしょう?
待てよ、何かの拍子に地上に出ちゃって鶏の餌かカラッカラの干からびになるってぇのもちょっとねぇ
「私は貝になりたい」・・ちゃうちゃう
う~~ん、やっぱかな、それも飼い猫じゃなくて、加藤一二三九段の家の近くに暮らすノラてぇのがいいかな。

騒々しく走り回る人間達を、今日みたいな暖かい日は日向ぼっこしながら見上げて「また、バカやってるよ」と心で笑い、ちょっと寒くなったら、いかにも人の良さそうな人間を見つけて「ゴロニァ」、恋の季節にはナンパをしまくって、どうにも喰うに困れば加藤一二三九段の家を訪ねる・・・・・
あは、猫の世界もそんなあまかぁないかな。

おっといかんいかん、今日もMさんのお店の手伝いが待ってます。そんなつまらないことを考えながらボケ~っとしている暇は、下等人間の私には無いんでありましたね。(笑)
真冬に訪れた小春日和に、ついついそんな事を思ってしまった私でしたとさ、お終い。

さて、今日の一枚は、シャリー・スコット、ジョー・パスの次に聴いた一枚です。

以前も言ったかもしれませんが、オルガンという楽器を嫌いでは無いくせにあまり聴くことの少ない私は、ジミー・スミスなんかよりシャリーを聴く事の方が多いかもしれません。
それは何故か? う~~ん、分かりません。(笑)
おそらくは彼女のリズム感が私には合っているということなのか、それとも、亡くなる数年前に億万長者となったシャリーにあやかりたいからか・・・
ともかく、シャリーのトリオ演奏にはいやらしさが無いように思うんです。

このアルバムも、今日のような小春日和には、私的に「ベストマッチング~~」なのであります。

LIKE COZY/ SHIRLEY SCOTT
1960年9月27日録音
SHIRLEY SCOTT(org) GEORGE DUVIVIER(b) ARTHUR EDGEHILL(ds)

1.YOU DO SOMETHING TO ME
2.MORE THAN YOU KNOW
3.ONCE IN A WHILE
4.LITTLE GIRL BLUE
5.LAURA
6.LIKE COZY
7.MY HEART STOOD STILL
8.'DEED I DO


美味しくなぁれ

2008年12月28日 | a-c

いくぶん弱まったとはいえまだまだ強い冬型、こちら晴天です。

今年もあと今日を入れて4日、先日お話ししたように、今日は一日正月準備に追われました。

まずは神棚掃除、これは一昨日説明しましたので今日はいいでしょ
次はいよいよ料理・・・とその前に、そうそうお供え用の「鏡餅」をつかねば

我が家の餅つき器も年季が入りました。もう何年活躍しているんでしょ?
「いいんだよ、餅がつければ」とは母
「たしかに」

ということで、これが

こうなって

こうなりました。(笑)

さぁ、いよいよ料理です。
最初に仕込むのは「昆布巻き」「黒豆」、この二つは一日での完成が不可能と見て今日から作ることにしました。
「昆布巻き」は、身欠きニシンを一晩かけ米のとぎ汁で戻し、こちらも水で戻した昆布で巻いたものを煮つけるのですが、

これが時間がかかるんでありまして、今日のところはこんな感じ、また明日火を通します。

こちらは「黒豆」こちらもまだまだ完成には時間がかかりそうです。

ついでといっては何ですが、私のつまみも一品仕込むことに。
烏賊のワタを抜いて・・・・・・

そう「烏賊の塩辛」です。
取り出したワタは墨袋をはずして塩をして約3時間、放置プレーです。(笑)

身の方はエンペラをはずして皮をむき、煮きり酒、水、塩(少量)で作った漬け汁(?)に浸し約一時間(もちろん、エンペラもゲソも)、

水気を拭き取って一乾かしです。(こうした方が後で味がのりますよ。)

塩をまぶして放置したワタを水洗いして、キッチンペーパーで水気を取り、開いて目の細かいザルで裏ごし、これを適当な大きさに切った烏賊本体に纏わせれば完成です。
後は3日くらい寝かせて・・・・大晦日あたりには美味しくなって、日本酒をキュッと。
明日も明後日も「美味しくなぁれ、美味しくなぁれ」と愛情込めて仕込みますよぉ。

ということで、いつもの『料理当番、本日の一品』は、力を使い果たしてのでお休みです。(笑)

さて、今日の一枚は、アンソニー・ブラクストンです。
昨日紹介したゴードンとっさぁんが急病で倒れ、ご指名を受けたのがブラクストンという・・・・・「何故にゴードンの代役が、よりによってAACMのブラクストン?」
そう思いますよねぇ
ところが、テテ・モントリュー・トリオ(「CATALONIAN FIRE」のあのトリオです。)を向こうに回して、ここでの彼にとってのトラディショナルな演奏は、水と油どころかじつに調和が取れた独特な魅力を放っています。

普段はアルト・サックス主流のブラクストンには失礼なことかもしれませんが、バスクラの「ORNITHOLOGY」なんて、鳥肌ものだと思います。(もちろん次のアルトでやってる「LUSH LIFE」も良いんですよ。)

第二集、そしてマル・ウォルドロンとやったモンク集「SIX MONK'S COMPOSITIONS」 なんかもありますけど、やはり私はこの第一集をきにいっています。

IN THE TRADITION Vol.1 / ANTHONY BRAXTON
1974年5月29日録音
ANTHONY BRAXTON(as,bcl) TETE MONTOLIU(p) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b) ALBERT HEATH(ds)

1.MARSHMALLOW
2.GOODBYE PORK PIE HAT
3.JUST FRIENDS
4.ORNITHOLOGY
5.LUSH LIFE
6.TRANE'S BLUES


近うて近きもの

2008年12月27日 | g-i

大荒れの地域の方には申し訳ないほど空は晴れわたり、風はいくぶん強いものの昨日ほどではないようです。それでも寒さは一丁前で、昨夜はシーツをボアに替えました。

前々から「嫌なニュースや暗いニュースばかりで・・・」とぼやいていたのに、最近はさらに酷さを増して、新聞を読んでいてもため息ばかりが出てきます。
そんな中、謎多き事件?事故?といえば、話題の『飯島愛さんの死』でしょうか。
じつに不謹慎ですが、私としては自殺であろうと事故であろうとどうでもいい話で、「一週間もの間、誰も彼女の死に気付かなかった」という点にそら恐ろしさを感じます。
飯島さんがそうだという事ではなく、仮に自宅で自殺をしたとしても長期間気付かれずにいてしまう人が、今の世の中にどれほどいるのかと考えるとじつに怖いのです。
いや、自殺だけじゃありませんよ。突然死、餓死、老衰、事故、へたすりゃ強盗か何かに襲われて殺されても発見されない、てなことだってあるわけでしょ
世の中この不景気で益々治安が悪化することは容易に想像できますし、病院にすら行けない人たちや、一人暮らしの老人、いやいや老人に限らず若者までも孤独に死を迎え長期間発見されないなんて事が多発しそうで・・・・・いやですねぇ

学生時代、「俺はきちんと年に二回、実家に帰ってるよ。暮れと正月に」なんてふざけたこと言ってましたが、せめて親兄弟とだけでも近況を知らせあう事がこれからは必要になるのかもしれません。
でも、これがなかなか上手くいかんのですなぁ
かの清少納言が『枕草子』の中でこんな事言ってました。

近うて遠きもの 宮のまへ(え)の祭思はぬ。はらから 親族の中。鞍馬のつづらをりといふ道。十二月(しわす)のつごもりの日、正月(むつき)のついたちの日のほど。

つまり、近く思われるのに遠いものは、親族の仲、大晦日と元日は一日違いであるものの一年離れた日でもある、上手いこと言いますねぇ
若い頃の私と実家との関係などまさにこれでありましたし、昨今の近所付き合いなんてぇのも、まさに「近うて遠きもの」なのでありましょう。
でも、こんな世の中だからなおさらに、人間同士のお付き合いは「近うて近きもの」にしていかなければイカンのだと思いますよね。
誰にも知られず死を迎える、これを良しとする人もいるかもしれませんが、今どき猫でさえ飼い主にみとられるんですから、せめて人間らしい死を迎えられるようになりたいものだと思います。そのためにも「近うて近きもの」を大切にしていきましょうよ。

さて、今日の一枚は、デクスター・ゴードンです。
いやいや、べつにこんだけ不景気で犯罪も増えれば、いずれ日本にもいたるところにゴッサム・シティが生まれるかもしれない・・・てな意図で選んだのでは無いわけでして(笑)
でも、できるならゴッサム・シティ化してから現れるヒーロー・バットマンではなく、その前にそうならないようにしてくれるヒーローが待望されているのでありますよ。(バッド(Bad)指導者はいらないというか・・・・・・)

おっと話がそれました。
ヨーロッパで長く活動していたゴードンとっさぁんも、映画「ラウンド・ミッドナイト」よろしく、アメリカが恋しくなったのでしょうね、70年代に入って帰国をはたします。
復帰先はコロンビア、今日のアルバムはそのコロンビアでの最終録音となる一枚です。

私にとっては比較的新しい一枚(笑)なのですが、ほとんど私は聴くことのないジョージ・ベンソンとの共演がミソでしょうか。
でも、そこはベテラン、ゴードンとっさぁん、相手がベンソンだろうと弁当だろうとなんも変わりません。そこがこの人の魅力なんですよねぇ。(笑)
そのあたりを「HI-FLY」あたりで堪能なさってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、アート・ブレーキーが異様に張り切ってます。

GOTHAM CITY / DEXTER GORDON
1980年8月11[1,4],12[2,3]日録音
DEXTER GORDON(ts) CEDAR WALTON(p) PERCY HEATH(b) ART BLAKEY(ds)
WOODY SHAW(tp)[2,3] GEORGE BENSON(g)[1,4]

1.HI-FLY
2.A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE
3.THE BLUES WALK
4.GOTHAM CITY


女尊男卑?

2008年12月26日 | a-c

青空に浮かんだ白い雲が、まるで回転寿司のお寿司のように次から次へと流れていきます。「そういえば、回転寿司なんてしばらく行ってないなぁ・・・」
って、そうじゃなくて、それだけ風が強いのでありまして、北海道や日本海側では冬の嵐に見舞われているとか。晴れているだけ良しとしなければいけませんね。

世間では強風ばかりか不景気風も益々強まって、我が家にも影響が出始めています。
「今年は○○(私です)もMさんの店の手伝いがあるだろうから、正月の酒は一升でいいな」
とは、母。
「えっ?一升じゃたんないでしょ、御神酒もあげなくちゃいけないし、少なくとも二升は・・・・」
「なに言ってるの、御神酒もなんにも最後はだれかさんのお腹に入るんだから、足りないと思ったら自分で買ってきな、この不景気に贅沢は禁物なんだから」
「・・・・・」
なんだか不景気を逆手に取られて、言い含められたように思えてならないのですけど。
ともかく明日から本業は正月休みです。

ところで、皆さんのお宅ではお正月の準備は進んでおりますでしょうか?
我が家でも準備といって準備らしいことはなにもやっていないようなものなのですが、それでも「せめて正月くらいは」的思いになるのは、やはり日本人だからなのでしょうか。
大掃除は先日一日がかりでやってしまいましたから、
「あとは神棚を掃除して、今年のお神札に感謝して新しいお神札に取り替えて、ごぼうじめも新しいものに替えるでしょ、それからお供え餅に榊、あっ玄関の正月飾りを買ってこなくちゃ・・・・・」
なんだか妙に「そういった作業は男がやらなくちゃ」みたいな気になってしまうのは、父が昔からそうしていたからに違いありません。

しかし、これもある意味『男尊女卑』的な伝統で、「子をなす女子は穢れがあるから、神聖な神棚を拭き浄めるのは男」という考え方。これを伝統と捉えるか否かは難しいところです。
まぁ、そこんところは深く考えないで、我が家の伝統として今年も私が神棚の準備をすることにしましょう。


お供え物は置く順番が決まっています。
ちなみにごぼうじめは
神棚に向かって右側に太い方がくるようにね。

そうそう、「おせち料理は、正月三が日に女性が楽をするために作っておく」というのも間違いで、「新年の火や水や若水に女性が触れることを避けるため」というのが本来の理由。
でも、じっさいにおせち料理を作るのは女性なわけで(我が家は違いますが...笑)現代では「女性が楽をするため」で良いんじゃないですかね。
ちなみに「おせち」とは、もともと「節供料理」という意味で、旧暦正月の七日の日、三月三日の上巳、五月五日の端午、七月七日の七夕、九月九日の重陽に供えられた供御、つまり年に五回、神様に供えられる料理だったということを、元旦の朝あたりに子供さんに「うんちく王」として教えてあげたら・・・・・
「お父さん、ウザイ!」
と言われますので、ぜひお試し下さい。(笑)

「料理の買い出しはいつ行く?」
「どうせ作るのはあんたなんだから、一人で行ってくれば」
どう考えてみても我が家は『女尊男卑』のように思えてならないのですが。

さて、今日の一枚は、ゲイリー・バートンです。
以前「DUSTER」を紹介したとき、「バートンは、リズミカルで手数が多い奏法とハーモニーの使い方を駆使し、ミルト・ジャクソン、ボビー・ハッチャーソンとの差別化を主張、ロックを取り入れることでさらにそれを強調したかったのではないか」みたな、生意気なことをほざきましたけど、今日のアルバムなんかを聴くと、3年の時を経て、もっと深い部分、知的な方向へバートンは進んでいったのか?みたいな感じにさせられます。
特にA面部、モントルーでのヴァイヴによるソロ・ライブ(あまり聞かないフォーマットですが)を聴くとそんな印象を持ってしまいます。
(ただ、キース・ジャレットの曲をやっているってところが、ちと気にくわないのですけど....またこれだ。笑)

1972年のグラミー賞を受賞したこのアルバムは、B面の多重録音という手法に今ひとつ気を許せないものの(笑)バートンが表現したかったバートンらしさがじゅうぶんに感じられる一枚として、魅力的なアルバムであると私は思います。

ALONE AT LAST / GARY BURTON
1971年6,9月録音
GARY BURTON(vib,p,org)

1.MOONCHILD / IN YOUR QUIET PLACE
2.GREEN MOUNTAINS / ARISE, HER EYES
3.THE SUNSET BELL
4.HAND BAGS AND GLAD RAGS
5.HULLO, BOLINAS
6.GENERAL MOJO'S WELL LAID PLAN
7.CHEGA DE SAUDADE(NO MORE BLUES)


イエイエ ウィウィ???

2008年12月25日 | m-o

本日は昨晩の報告です。

ライブの開始時間が遅かったので、まずは喉を潤そうといつものバーへ、ところが灯りが点いていません。
「あれ?」
しかたがないので近くのお寿司屋さんで一杯飲み始めました。
それでもウイスキーがどうしても飲みたくて、あらためて電話を入れると
「なぁんだ、灯り点いて無くても中にいたのに」
そこで、寿司を折りにしてもらい場所移動です。寿司をつまみに美味しいウイスキーを飲みながら、ヤナイ珈琲さんご夫婦の到着を待ちました。(寿司とウイスキーが合うか合わないか・・・・島もののスコッチをいただきましたのでそこそこでしたね。笑)

ヤナイ珈琲さんご夫婦も到着され、いよいよライブを行うお店へ
もともと広いとは言えない店ですからどんな形でライブを行うのか、ちょっと興味もあったのですが、
あはは、椅子やテーブルを全て取っ払っての立食、ライブというよりはクラブ?いや、昔懐かしディスコといったノリでした。



写真で上手く伝わるかなぁ?

ともかく、店内はバカ騒ぎ状態で、
「イエイエ ウィウィ それそれそれそれ」
であります。
矢島美容室といった服装に身を包んだお店の女の子と踊っちゃったりして・・・・

おっと、肝心のライブは、このノリですから「イブにふさわしい、しっとり聴かせる」てな期待ははるか遠くへ飛び去り、ディスコティックな曲(なんか古いなぁ)のオンパレード、
えっ?それでMYCAL PAPIONの歌はどうだったかってですか?
ごめんなさい、良い悪いを言う以前に覚えていないくらいに盛り上がっちゃってたものですから・・・・・(笑)
でも、盛り上がったってことは歌も上手かったとも言えるでしょ?言えますよね・・・上手かったんです。(笑)


お店のママと工藤兄弟の・・あれ?兄?弟?

こちらはDJ担当のお二人

というわけで、今年のクリスマス・イブは騒ぎまくり、その後は店を変えて歌いまくり(S君とMさんとともに)、まぁ『寂しいイブ』にならなかっただけ良しとしましょう。
ただヤナイ珈琲の奥様には少々酷なライブだったかもしれませんね。
S君、こんど珈琲買いに行ったら、一言謝っておいたほうが良いかもよ。

さて、今日の一枚は、レッド・ミッチェルです。
赤毛のアンならぬ赤毛のミッチェルさん(名前のレッドはこれに由来するそうで)、強烈な個性が無いところが、いかにも西海岸らしいベーシストとも言えるお方ですが、そのミッチェルさんが頑張ってリダーを勤めたアルバムです。

ミッチェルというと、私あたりはどうしてもハンプトン・ホーズのバンドメンバー的イメージが頭から離れません。
ここでもコンテ・カンドリ、ジョー・マイニの二管をホーズがしっかり支えている、そういった構図が聴き取れます。
「だったらリーダーはホーズでエエじゃないか」
ところが違うんですねぇ、ベース・ソロを聴かせてくれるからとか、いつもよりベース音が高い気がするとか、そういうことではなく、ミッチェルの存在感とその落ち着いた演奏が全体を束ねている印象が随所で感じられる一枚だと思います。

ウエストコーストの特徴であるまとまった失敗のない演奏は、このアルバムにも色濃く出ています。これを好きと思うか、嫌いと思うかはあなたしだいです。(笑)

SOME HOT, SOME SWEET, SOME WILD / RED MITCHELL
1955年9月27日録音
RED MITCHELL(b) CONTE CANDOLI(tp) JOE MAINI(as,ts) HAMPTON HAWES(p) CHUCK THOMPSON(ds)(2,4,7,9はトリオ演奏)

1.JAM FOR YOUR BREAD
2.WHERE OR WHEN
3.SECTION BLUES
4.DUFF
5.ORNITHOLOGY
6.WILL YOU STILL BE MINE
7.I'LL NEVER BE THE SAME
8.EASY COAST OUTPOST
9.YOU GO TO MY HEAD


二日連続のジャズ離れ

2008年12月24日 | g-i

クリスマス・イブ、皆さんはどんな夜をお過ごしなのでしょうか?

私は、以前報告したとおり、S君のお誘いでとある飲み屋さんで行われるライブ(?)に出掛ける予定です。

それにしてもですよ、S君たら・・・・・
何処かで待ち合わせをしていっしょに行くのかと思いきや
「はい、これチケットね」
「チケットね、って、いっしょに行くんだろ?」
「う~~にゃ、俺はその前に一件別な飲み会があんのよ」
「はぁ?????」
「このやろう!ホストはおまえさんじゃないのかい!てんだ!」

けっきょく、やはりS君から誘われたというヤナイ珈琲のご夫婦と同行することになりました。
えっ?「あんたは素面で行くんかい?」ってですか?
そりぁもちろん、ライブ開始が22時(遅ぇ~~!)ですから、その前にちと腹ごしらえはしていきますよ、米か麦かとんもろこしのお水で(笑)

え~~ライブの出演者ですが、MYCAL PAPION?????
私は存じておりません。
「なになにソール・シンガー?こりゃまたザックリとしたご紹介で」
ネットで調べてみると、

アメリカ・カルフォルニア州オークランド出身。
モータウンカフェでレギュラーの仕事をしながら、「今井大介」「ニッキモンロー」「クリスタルケイ」などの著名なアーティストのレコーディング・ライブアーティストとして活躍。
“ブライアンマックナイト”“ベイビーフェイス”“ボーイズツーメン”“スティービーワンダー“ ”アニタベーカー“”プリンス“のアーティストに影響を受けたマイケルはソフトな声質とダイナミックでファンキーな歌唱で幅広い音楽を聞かせてくれる。

なんだそうでありまして。
クリスマス・イブですからそれらしい歌を聴かせてくれるのかな?

「はぁ?司会が工藤兄弟????」

いったいどんなライブなんだか?
いずれにしても二日連続のジャズ離れですが、せっかくですので飲み過ぎに注意しながら楽しんできます。
詳しい報告は明日ということで、それでは、いってきま~す。

さて、今日の一枚は、昨日に引き続いてのアルト、ジジ・グライスです。
グライスのカスレ気味のアルトを聴くと、昨日の須川さんの音とはまるで違うとあらためて感じるのですが、この「カスレ気味テンション張り張り」も、これはこれで味があるわけでして。それに微妙な切実感というかうったえかけてくるというか、そのへんの感覚がグライスの魅力ですから、須川さんのような音でやられてもねぇ(笑)

グライスがニュー・ジャズに残した「SAYIN' SOMETHIN' !」「THE HEP'NIN'S」そして今日のアルバム、この三枚をじっくり聴いてみるとグライスの魅力が、あなたにも分かっていただけると思います。
お勧めは・・・・そうだなぁ、私は「BLUES IN BLOOM」が好きかな。

THE RAT RACE BLUES / GIGI GRYCE
1960年6月7日録音
GIGI GRYCE(as) RICHARD WILLIAMS(tp) RICHARD WYANDS(p) JULIAN EUELL(b) MICKEY ROKER(ds)

1.THE RAT RACE BLUES
2.STRANGE FEELIN'
3.BOXER'S BLUES
4.BLUES IN BLOOM
5.MONDAY THROUGH SUNDAY

  (ジャケット写真はCDのものを使用しました。)


娘宛のサイン

2008年12月24日 | m-o

只今帰ってまいりました。
天皇誕生日の今日は、サクソフォン奏者(ジャズ奏者じゃないとこういう言い方になります。笑)須川展也さんのコンサートへ行ってきまして、その後はMさんのお店の手伝いと、なかなか充実した一日を過ごしたように思います。

須川展也さんのコンサートでは、休憩を挟んで約2時間半、ジャズとはまた違ったサックス(いやいやここはサクソフォンと言うべきでしょうか)を堪能してまいりました。

地元の高校生ブラスバンドとの共演、ピアノとのアンサンブル、曲目も、ガーシュイン、ピアソラ、サン・サーンス、ドビッシーらのじつにメジャーな曲ばかりで、クラシックにはそうとう疎い私でもじゅうぶんに楽しめました。
それにしても、リズムやハーモニーはもちろん、基本的な音自体がジャズのサックスとはかなり違うものですねぇ、ジャズ浸りの私にはときおりこんな音色のサクソフォンも新鮮味があって良いかもしれません。
特にピアソラの「アディオス・ノニーノ」そして、アンコールで演奏してくれた「リベルタンゴ」この二曲は絶品でありましたねぇ、演奏に艶というか色っぽさというか、そんなものを感じました。

そんなこんなで演奏を楽しむと、娘へのクリスマス・プレゼントを何にするか決めかねていた私にアイデアが「ピン!」
以前に「私はジャズを奏る気は無いからね」と言われて以来、娘にCDも贈れなくなっていた私。
「そうだ、須川さんならクラシック?しかも娘と同じサクソフォン奏者じゃん。」
てんで、会場でCDを購入して須川さんのもとへ
「すいません。高校生の娘が同じアルト・サックス奏者として頑張っているのですが、娘宛のサインなどいただけると嬉しいんですけど・・・・・」
やりました『娘宛のサイン』をゲットしたんです。

さっそく明日、娘へ送ろうと思うのですが・・・・喜んでくれますかねぇ・・・・

ともかく、
「須川展也さん、素敵な演奏と『娘宛のサイン』、本当にありがとうございました。私は、しがないジャズ・ファンではありますが、とても優しい須川さんのファンにもなりました。これからはクラシックのサクソフォンにも大いに耳を傾けていきたいと思っています。」
こんな場ですが、お礼を申し上げます。

さて、てなことで、もう寝なくちゃいけません。
今日の一枚の紹介はあっさりと(笑)、同じアルトでチャールス・マクファーソンを選んでみました。
この人のアルトも、なかなか色っぽい音だと思いますよ。
ここでは、クリフォード・ジョーダン、そしてマクファーソンの師匠ともいえるバリー・ハリスが、マクファーソンの良さを十二分に引き出していてくれています。

ただ、若干古くさい感じはありますねぇ、でも、それも彼の良さだとしてお聴きになって下さい。

CON ALMA ! / CHARLES McPHERSON
1965年8月6日
CHARLES McPHERSON(as) CLIFFORD JORDAN(ts) BARRY HARRIS(p) GEORGE TUCKER(b) ALAN DAWSON(b)

1.ERONEL
2.IN A SENTIMENTAL MOOD
3.CHASING THE BIRD
4.CON ALMA
5.I DON'T KNOW
6.DEXTER RIDES AGAIN


『先送り』は命取り

2008年12月21日 | m-o

今日は暖かい休日でした・・・・・
休日をゆっくりしたいなら雨にかぎりますねぇ、今日みたいに晴れて暖かいと朝からたたき起こされた上にこき使われるのがオチ、まして年末ともなればなおのことです。
「今日は大掃除だからねぇ、窓を全部拭いて・・・・そうそう、だれかさんが伸ばし伸ばしにしていた網戸掃除もやらなくちゃいけないし、蛍光灯にお風呂の換気扇、流しはレンジ周りにやっぱり換気扇もでしょ、それから・・・・・」
「それって、もしかして、全部、あたくしの、仕事なんで、しょうか?????」
「あたりまえでしょ」

たしかに、前々から言われていたことを、日本の政府のごとく先送り先送りしてきたツケが、これほどの仕事を生み出したのではありますが
「でも、今日一日じゃ無理だと思うんだけど・・・・」
「いいから、四の五の言わない、今日は冬至なんだから、日が短いんだよ、文句言う前に体を動かす!」
「・・・・・」
我が家人は日本国民ほど優しくはないのです。
けっきょく、昼休みを挟んで日が傾くまで体を動かし続けました。もちろん、全部は終わりませんでしたよ。
夕刻早くに風呂に入り、さて、ビールでも飲みながらしばしの音楽タイム・・・・

「あっ、今日の夕飯は適当でいいよ。それと、年賀状の印刷も早いとこやっちゃわないと」

何故に私の仕事を次から次へと見つけてくるのでしょう?
(「鬼!」)
とは口に出せない小心者の私は料理当番をこなし、夕食後は先ほどまで年賀状の印刷をしていたのであります。

世の男性諸氏、家の仕事を先送りはしていませんか?
もし、していたら、年末までにとは言いません。でも、いずれそのツケが何倍にもなって帰ってくることをお忘れにならないように。
おっと「うちの嫁さんはやさしいから大丈夫」なんて言っているそこの若いご亭主、ツケは年越しでチャラになるものじゃありませんよ、何年も先にどっとまとめて来る可能性が大ですのでお気を付けあれ(笑)

男の涙は、相手に苦しみを与えたと思って流すが、女の涙は、相手を十分に苦しめなかったと考えて流す。

とはニーチェのお言葉。
女が涙を流すとき、本当の苦しみが男にはやって来るのですよ。お~~怖。

ともかく、会社の仕事はもとより、家庭の仕事も政治も『先送り』は命取りになるということですよね。
「あ~あ、明後日の午前中は雨でも降らないかなぁ・・・・・」

ということで『料理当番、本日の一品』ですが、本日は完全な手抜きです。

ホワイトシチューの素が冷蔵庫にありましたので、野菜とベーコンだけのシチューを作って、鮭のムニエルにソース代わりに添えました。
「ちゃんと年賀状印刷するから、お酒飲ませて」
手抜きとはいえ、今日、ご近所さんにいただいた白の甲州ワインには、そこそこマッチしたお味でした。

さて、今日の一枚は、昨日の「SOPHISTICATED SWING」を聴いて、思い出したようにジュニア・マンスです。
タイトルがいいですよねぇ、今日の私にピッタリでしょ(笑)

ブルース弾きの名手マンスのソウルフルなピアノは、独特の雰囲気があります。しかも揺るぎがない。
誰と組もうと一本通す、このあたりは私好みでもあるのですが、ロン・カーターとの相性はどうかと訊かれれば、私は「・・・・・」のところがあります。(それはロン・カーターを目の仇にする私の心情が大いに働いているのですが..笑)
「AZURE TE」あたりのカーターのソロもなんだかとても控えめで、マンスをたてた結果なのかもしれませんが、もう少し前に出てきても良いかなぁ、みたいなね。

ともかく、イチャモンをつけてもしかたがありません。いつも変わらぬマンスっぽさはじゅうぶんに楽しめますし、この時間にしてやっと落ち着いて音楽を楽しんでいる私には、心地よい一枚です。

HAPPY TIME / JUNIOR MANCE
1962年6月20日録音
JUNIOR MANCE(p) RON CARTER(b) MICKEY ROKER(ds)

1.HAPPY TIME
2.JITTERBUG WALTZ
3.OUT SOUTH
4.TIN TIN DEO
5.FOR DANCERS ONLY
6.TAGGIE'S TUNE
7.AZURE TE
8.THE SIMPLE WALTZ
(残念ながらレコードは所有しておりません。CDでの紹介です。)


いかなりける年の暮れにか

2008年12月20日 | a-c

「せめて年を越したい、新年だけは迎えたい」
「一ヶ月先?バカ言っちゃ困るよ、一週間後の事だって分かっちゃいないのに」

大恐慌時代を描いたドキュメンタリーやチャップリンの映画の一編などフィクションの世界のように感じていたのに、その不安が現実のものになりつつある年の瀬を、私が生きている間に目の当たりにしようとは思ってもいませんでした。

世はまさに『いかなりける年の暮れにか』でありますねぇ。
金はなくとも「おいおい、今年は忘年会少なくねぇ???」なんて言っている私はまだ幸せ者です。

毎日毎日、トップニュースは不況を伝える記事ばかり、「マスコミは不況をあおっている」なんて事を「何をやりたいのか決まってなけりゃ仕事は探せんよ」などと困窮する求職者に語り掛ける方には、けして言って欲しくありません。
いったいこれから世の中はどんな方向へ進んでいくのでありましょうか?
いずれ春が来るように、展望ある未来であって欲しいと願う半面、その日まで困窮する人たちは生き残れるのかとの不安が真っ先に立ってしまうのは、私だけでは無いと思います。

あ~あ、なんだか考えるだけで暗~くなってきますね。よしましょそんな話。

  
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年の瀬を迎え、毎年の事ながら私は正月料理を考えねばいけません。今年は、Mさんのお店のヘルプが正月休み期間もはいっておりますので、例年のごとく自分でつまみをこしらえて「一日酔っぱらい」をやっている暇があるかどうか?
それでも我が家に「お節料理」を外注する余裕などありませんから、それなりのものを考えねばならないでしょうね。
『高予算、見た目重視』では手作りの意味がありません。目指すは『低予算、味重視』でありまして
「う~~~ん、悩むなぁ~~~」
あはは、そう言いつつも、私はこれを毎年楽しんでいるんですよね。

そうそう、一品だけはすでに決まっているんです。
『ニシンの昆布巻き』なんですが、昨年、身欠きニシンを買おうとしたら、半乾きのニシンばかりで、カチカチのそれがすでに売り切れで作れなかったんです。今年は早々と仕入れて冷凍してありますから作れますよぉ、自慢じゃないけど、私の昆布巻きは、見た目は良いとは言えませんけど、そんじょそこらの既製品など目じゃないほど旨いんですから。一本で五合はいけますね。(自画自賛...笑)

ともかく、今年もそれなりのものを作って、なんとか貧しいながらもお正月を迎えられるようにしようと思っているのでありました。

さて、今日の一枚は、キャノンボール・アダレーです。
彗星のごとくニューヨークに現れたキヤノンボール、しかし、弟ナットと組んだ初のレギュラー・バンドの人気は今ひとつ、まだそのファンキーさを受け入れるだけの土壌ができていなかったのでしょうね。そのレギュラー・バンドによる一枚です。

中身とジャケット・デザインがあっているかどうかはともかく、尻フェチの私にとって、この赤いベンツ・300Sと美女、いずれのお尻も魅力的で、良い感じでありますねぇ・・・・(オイオイ)

ともかく、一曲一曲がちと短すぎるという不満はあるものの「EDIE McLIN」あたりにかいま見えるファンキーさ、アダレー兄弟がやろうとしていたことがこの時活きなくとも、いずれ成功するであろう予感をヒシヒシと感じさせる演奏だと思います。

SOPHISTICATED SWING / CANNONBALL ADDERLEY
1957年2月7,8日録音
CANNONBALL ADDERLEY(as) NAT ADDERLEY(cor) JUNIOR MANCE(p) SAM JONES(b) JIMMY COBB(ds)

1.ANOTHER KIND OF SOUL
2.MISS JACKIE'S DELIGHT
3.SPRING IS HERE
4.TRIBUTE TO BROWNIE
5.SPECTACULAR
6.JEANIE
7.STELLA BY STARLIGHT
8.EDIE McLIN
9.COBBWEB