JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

観たぞ「なぁ~~ちゃって」

2011年01月30日 | y-その他

ザック・ジャパン、頑張りましたねぇ、昨夜はハラハラしながらもおもわず見ちゃいました。MVPは本田だそうですが、私に言わせりゃ「長友、おれはおまえがMVPだと思うよ。」と声をかけてあげたい気分です。
それにしても嬉しいニュースはそれくらいなもので、後は
全国に拡がりつつある鳥インフルエンザ、南じゃ大噴火、北じゃ大雪。世界に目を転じれば、各地の異常気象に北アフリカのゴタゴタと、まぁSF映画かパニック映画の冒頭部分てな出来事がそこら中で起こっています。ただただ、それらの映画の本編まで進まないことを祈るばかりです。

映画と言いえば、またまたそれなりに忙しい一週間を過ごした私は完全お疲れモード(寝不足もありますけど)、今日は料理当番以外ほとんど何もせずに過ごしましたが、こういう時は映画とばかりDVD鑑賞をいたしました。観たのはディズニー映画『魔法使いの弟子』と邦画『告白』の二本立てです。

まっ『魔法使いの弟子』はいかにも「ディズニー映画だねぇ」てな感じで評価のしようもありませんでしたが、問題は『告白』ですよぉ・・・恐ろしい映画でしたねぇ。
湊かなえさんの原作を読まずに観たのですが、読んでから観た方が良かったですかねぇ?(いまさら遅いか)

この映画をジャンルわけするなら何になるんでしょうか?(ほら、日本人だからジャンルを分けたいわけですよ。笑)
ホラー?ちゃうでしょ、ヒューマンドラマ?いやいや
いわゆる「犯人は誰か?」とか「本当に悪いのは誰?」みたいなそんな内容でもないし・・・・・なんだか「独自の新ジャンル映画を観させられた」そんな感じがしました。
出てくる子供たちも、大人も、全員が悪者であって悪者でない?
わけのわからない殺人理由が「こんな殺人だって有り得るだろう?」と無理矢理納得させられたような・・・・
そしてじつは一番の悪人は、なんでもない普通の傍観者であるかのような・・・・・

刑罰はけして命の代償にはなりませんけど、それよりも恐ろしい代償を与える権限が大切な命を奪われた者にはたしてあるのか?
「奪われたものがけして戻らないものであれば、それに見合う代償はそのものからかけがいのない何かを奪うこと、生き地獄を味合わせてやる!」
真理ですよねぇ・・・・
松たか子怖ぇ~~~

恨み、妬み、保身、孤独感、強迫観念、独占欲、欲求不満、逃避感に復讐心・・・・人間から殺意が消えることは未来永劫ないのかもしれません。それは、命が何物にも代えられない究極のものであるがゆえ・・・・「なぁ~~んちゃって」(この言葉、この映画のキーワードです。笑)

いずれにしても、みなさんもご覧になるとエエンちゃいますかねぇこの映画。じつに単純に殺人を犯す子供、そして怖~~~い大人、じつは誰もが持っている心理?なかなか突き刺さるものがあるように私は思いました。ただし後味の良い映画とは言い難いですけどね、疲れを癒すはずが逆に疲れたりして(笑)15Rは苦肉の選択かな?

てなことで、本日私が唯一動いた『料理当番、本日の一品』です。

ゆで豚の炙りと紅ショウガとニラをきかせたチヂミもどきです。
ビールとの愛称はバッチリで、ご飯組からも文句は出ませんでしたから、飯の種にもなったんじゃないでしょうか。

さて、今日の一枚は、サド・メル・オーケストラです。
昔このアルバム、国内盤で持ってたんですけどね、何処かに出張したまま帰らずじまいになっちゃったんですよ。
ほんでもって先週、「JAZZ名盤999」なる999円のCDをツタヤさんで見つけまして買って来ちゃいました。(本当はレコードで探すべきでしょうけど、私はそのへんには寛容なんです。笑)

久々に聴きましたけど、エエですねぇ
サド・メルの魅力はなんといってもオーケストラらしからぬソロフューチャーにあるわけでして、ガーネット・ブラウンもジョー・フィレルもエディー・ダニエルズもペッパー・アダムスも、もちろんサー・ローランド・ハナ、リチャード・デイビス・・・・(全員の名前を挙げそうでやめます。笑)
ともかく、全員が活き活きしています。やっぱりホームグラウンド、ヴィレッジ・ヴァンガードだからでしょうか。

こんな演奏を聴かされると、サド・ジョーンズがベイシー楽団ではボツになった編曲作品を、よくもまぁ演奏してみたいとメル・ルイスに言ってくれたと感謝してしまったりして(笑)
「安いCDでも買い戻して良かったなぁ」と、満足しています。

LIVE AT VILLAGE VANGUARD / THAD JONES-MEL LEWIS JAZZ ORCHESTRA
1967年4月28日録音
THAD JONES(flh,arr) SNOOKY YOUNG, JIMMY NOTTINGHAM, MARVIN STAMM, RICHARD WILLIAMS(tp) JEROME RICHARDSON, JERRY DODGION, JOE FARRELL, EDDIE DANIELS, PEPPER ADAMS(sax) BOB BROWN, GARNETT BROWN, TOM MCLNTOSH, CLIFF HEATHER(tb) SAM HERMAN(g,shaker) ROLAND HANA(p) RICHARD DAVIS(b) MEL LEWIS(ds)

1.LITTLE PIXIE Ⅱ
2.A' THAT'S FREEDOM
3.BACHAFILLEN
4.DON'T GIT SASSY
5.WILLOW TREE
6.SAMBA CON GETCHU


凸凹にロマン

2011年01月24日 | p-r

朝起きると一面の雪景色、とはいっても湿った大きなぼた雪だったようで、道路に積もることもなく生活には何ら影響がありませんでした。肝心のお湿りのほうも昼過ぎからはまたしても冬晴れに戻り乾燥注意報が消えることもなく終わってしまいましたしね。う~~~~ん、やっぱり雨が欲しい。(笑)

年が明けても貧乏暇無しは続いておりまして、休日の昨日もほぼ一日走り回っておりましたが、昨晩はついに身体にきたのか、お酒を飲んでも頭痛がおさまらず、今朝になって熱を出してしまいました。(実際には計ってないんでわかりませんが、寒けと顔の火照りからして間違いないと思います。笑)
そこで「どうも風邪というよりは疲れが原因」と自己判断して仕事を休むことにしましてね。正解でしたねぇ、半日寝てたら熱も頭痛も治まり絶好調!
「今から仕事行けば」
「オイオイ、そんなつれないこと言わんと・・・夜の店仕事もあるし・・・・ね」(笑)

そんな忙しい毎日、私がここ一週間で気になったニュースといえば、小沢問題でもなく、消費税問題でもなく(もう完全に政治には何も期待しておりません。笑)、斎藤佑樹でもサッカーアジアカップでもなく、KARAが今後どうなってしまうのか?それからエリカ様は??チャウチュウそうじゃなくて、『山形大が新「ナスカの地上絵」発見』というニュースでありまして・・・・
えっ?それもどうかと思うって?
まっ、そう言いなさんな。

「山形大学文学部の坂井正人教授(47)の研究チームがナスカ台地南部で、人間の頭部と動物とみられる数メートル大の地上絵2点を新たに発見した。」
というものでありました。
以前もチラッと書きましたが、詳しくないくせに南米の古代文明には興味をいだくのが私なんでして・・・・・

この発見された地上絵は、みなさんご存じの地上絵とはじゃっかん異なる点があります。それは描き方の相違です。
よく知られている『ハチドリ』や『猿』『クモ』といった地上絵が、不毛の大地に散乱する石をはらい取り大地を見せる方法で描かれているのに対して、今回発見された地上絵は、石を集め積み重ねて描くという、つまり、凸と凹が逆なんです。時代的には前者よりさらに古い地上絵なんだそうでありますねぇ、いやぁ面白い。
ナスカにはストーンサークルやケルンといった石を集めた遺跡も多く存在するわけで(これを古代人のシェルターと言った学者もいますけど)、それらとの関連を想像するのもじつに楽しいと思いません?(あはは、私だけかな)

いずれにしても、ナスカの地上絵がなんのために描かれたのかは、未だ完全解明はされていないわけで、あの地上絵を上空からはじめて見たのは、人類なのかはたまた異性物・宇宙人の類なのか・・・・ロマン溢れるお話しじゃござんせんか、ねぇ。

昨日は頭痛で更新できませんでしたので、ここで『料理当番、本日の一品』です。

メインは鱈のホイル焼きです。
アルミホイルに、塩胡椒した生の鱈と、シシトウ、エノキ、長ネギを入れて、パパッと酒をふって蒸し焼きに、火がほぼ通ったら、酒粕、味噌、砂糖(少々)、醤油、酒、卵黄、柚子の皮を練り合わせたものを乗せ、再度オーブントースターで焼き上げました。
これが言うほど手間がかかる料理じゃありませんで、体調不良の我が身にはうってつけでした。
付け合わせは、野菜と豚トロ肉のサラダです。ニンニク、赤ワイン、醤油、バターで作ったソースでいただきました。

さて、今日の一枚は、ディジー・リースです。
ブルーノート盤以外では初のお目見えですかねぇ、ニュー・ジャズ盤です。

リースの魅力は何かと訊かれれば、やはり張り切りすぎずいきがらないという点でしょうか。間違いなくハード・バッパーなんでしょうけど、やはりイギリス育ちだから?でもジャマイカ出身だし・・・・っていう感じが魅力なんだと思います。

ここでもリースのトランペットにはスマートさが見え隠れします。
と、リースを持ち上げたところで、私ねぇ、じつは「SPIRITUS PARKUS」のセシル・ペインが好きなんです。(笑)なんていうかなぁ、バリトンの音がバリバリ響いてきません?
それだけで嬉しくなったりする一枚です。

ASIA MINOR / DIZZY REECE
1962年3月13日録音
DIZZY REECE(tp) JOE FARRELL(ts,fl) CECIL PAYNE(bs) HANK JONES(p) RON CARTER(b) CHARLIE PERSIP(ds)

1.THE SHADOW OF KHAN
2.THE STORY OF LOVE
3.YAMASK
4.SPIRITUS PARKUS
5.SUMMERTIME
6.ACKMET


火の用心さっしゃりませ

2011年01月18日 | a-c

今日の昼飯は、今年になって初の「海見の弁当」でありましたが、まぁ風が強いこと冷たいこと、浜辺を散歩する気にはまったくなりませんでした。(笑)

今年に入り(いや昨年末から?)晴天に恵まれ?先日の雪の薄化粧以外雨らしい雨はまったく降っていません。乾燥注意報が出っぱなしは毎年のことであるにしても、この乾燥はチトきついように思います。日本海側の雪を雨に変えて少々わけてもらうわけにはいきませんかねぇ

さても、こんな時は風邪が怖いわけで、特にナイーブで繊細な私としては、手洗いうがいはもとより予防に努めなければいけません。
「あんたの場合、深酒にだけ気を付ければ心配はナイーブ」
なんじゃそりゃ

もう一つ、注意をせねばイカンのは火の元でありますねぇ
禁煙のおかげで寝たばこの危険だけは回避しておりますが、ちょっとした火元でもこの乾燥と風をもってすれば大火へと変貌するのは必定、気を付けましょう。

大火といえば、今日1月18日は、江戸の三大火のひとつ『明暦の大火』が起きた日なんだそうですね。いわゆる『振袖火事』であります。

時は慶応三年春のこと、麻布百姓町で質屋を営む遠州屋の一人娘、梅野といううら若き子町娘が、母に連れられ菩提寺本郷の本妙寺に参詣に出掛けました。
無事お詣りも済ませ
「梅野や、せっかくここまで来たのだから、浅草の観音様にも詣っていこうかいね」
てなもんで、駕籠に揺られて行きますってぇと
「こんな日和に駕籠は野暮」
ってとこでしょうか、上野池の端仲町の錦袋園の辺で駕籠を降り、親子二人ぶらぶらと歩くことにいたしました。

しばらく行きますてぇと
「・・・・・・・(ポ~~~~)」
突然梅野は足を止め、上野山の方を眺めております。
「これ梅野、どうしちゃったんだいポーッとしちゃって」
若い娘がポーッとする原因なんてぇもんは、今も昔もさほど違いがないもんで、美味しいスイーツか美男子に目を取られる以外ありません。
梅野の場合は斎藤佑樹ばりの寺小姓とすれ違ったのが原因でありました。

以来、梅野は寝ても覚めても「佑ちゃん・・・・・」てなもんで、食事すら喉を通らないありさま。
心配した両親は、八方手を尽くし佑ちゃんの居所を探しますがてんで手がかり無し、日ハムの寮は当時ありませんでしたしねぇ、困ったもんだ。

それでも想い続ける梅野さん、終いにゃ
「愛しき佑ちゃんに逢えぬなら、せめてあのユニフォームを・・・」
なんてぇことまで言い出すもんだから、不憫に思った両親が日ハムのユニフォームを・・・違う違う、あの日確かに寺小姓が着ていた、紫縮緬の畝織の、荒磯と菊の模様を染め、桔梗の縫紋を置いた柄の振袖を作ってあげたんでありますねぇ。
「これにでも袖を通して気を紛らしておくれ」
ところが、両親の想いも虚しく、恋患いが原因か梅野は翌年1月16日に息を引き取ったのでありました。
両親は悲しみに暮れながらもその振袖で棺を蔽い梅野を送り出したのですが、当時、副葬品は寺の湯灌場で働く者たちがもらっていいことになっていたそうで、その振袖もけっきょく売り飛ばされることにあいなります。

するとその翌年、梅野の祥月命日にあたる日に、上野山下の紙商大松屋又蔵の娘、きのが亡くなり、その棺にはあの振袖が掛けてありました。
住職もここで気が付きゃいいもんを、また、売り飛ばしちゃいまして、
またまた、その翌年、同月同日に本郷元町粕屋喜右ェ門の娘、いくの棺に同じ振袖が掛けられ寺に戻ってきました。

さすがにこうなるとほっとけない、住職は三人の娘の両親と相談して「こりゃなんかあるから、この振袖を供養することにしましょうや」ってぇことになったんですなぁ。

明暦三年1月18日、本郷丸山本妙寺で、大施餓鬼を修し燎火にこの振袖を投じて焼くのでありますが・・・・・・
火の中へ振袖を投じた瞬間、一陣の竜巻がぁ(ベベンベンベン)
さながら人が宙を舞うがごとく火の着いた振袖が空を飛ぶと、本堂の軒に「ナイスオン!」
あっという間に火は燃え広がり、おりしも乾燥注意報発令中のお江戸は火の海へと・・・・・・・
これが世に云う『振袖火事』のあらましであります。

この『明暦の大火』、湯島から神田明神、駿河台の武家屋敷、八丁堀から霊岸寺、鉄砲州から石川島と燃え広がり、日本橋・伝馬町まで焼き尽くしたっていいますから、大変な火事ですよね。まっ今はこれほどまでの大火になる事は無いでしょうが、
そこの奥様、あんまりテレビに映る佑ちゃんの勇姿に見とれたりしていると、ほら、油がコンロにかけっぱなしですよ。(笑)

「火の用心さっしゃりませ!」

さて、今日の一枚は、ジャズ・メッセンジャーズです。
定番の「チュニジアの夜」といってもブルーノート盤ではなく、RCA盤です。

このRCA盤は、とかくブルーノート盤と比較されがちですが
「今まで演奏した集大成の「チュニジアの夜」を演奏しよう!」と並々ならぬ意気込みと、ウエイン・ショーターという、ジャズ・メッセンジャーズの一時代を築いた音楽監督が参加したブルーノート盤と比較する必要は私は無いと思ってます。
何故なら、ビル・ハードマン、ジャッキー・マクリーン、それにジョニー・グリフィンという三管の魅力は、リー・モーガン、ショーターという二管とは別ものとして聴くべきもののように感じるからです。
とはいえ、先に買うとすれば、ブルーノート盤を勧めるんですけどね。(笑)

全体に光っているのはグリフィンでしょうか、じつに目立ってます。一方マクリーンは、この時すでに実質メッセンジャーズを離れていたせいでしょうか、若干控えめのように思います。それでもB面ひっくり返して「THEORY OF ART」なんか聴くと、さすがマクリーンと私なんかは思ってしまいますがいかがでしょ?

ともかく、ブルーノートに同名の傑作盤があるだけに、少々影が薄い一枚であるとは思いますが、聴いて損のあるアルバムでは無いと思います。

A NIGHT IN TUNISIA / ART BLAKEY
1957年4月8日録音
ART BLAKEY(ds) BILL HARDMAN(tp) JACKIE McLEAN(as) JOHNNY GRIFFIN(ts) SAM DOCKERY(p) JIMMY DeBREST(b)

1.A NIGHT I TUNISIA
2.OFF THE WALL
3.THEORY OF ART
4.COULDN'T IT BE YOU ?
5.EVANS


たまにはこんな映像も

2011年01月16日 | g-i

大変な寒波の中センター試験も終了したようで、それにしてももう少し天候だの健康だのに作用されない季節に試験を行うてな手は無いもんなんでしょうかねぇ?やっぱ日本も年度初めを夏に変更すっか・・・・そう簡単じゃないのかな(笑)
ともかく、全力を出し切った若者諸君、結果なんざぁ二の次でさぁな、きっとこの経験が後々生きることでしょうよ。

その大寒波の影響で、このあたりも昨晩初雪が降りました。とはいえ、バーコードオヤジも同情しそうなほどうっすらとでありまして、こりゃ乾燥注意報の解消にもなりませんわな。引き続き火の元とインフルエンザにはご注意下さいませ。

「やっぱ、バブさんはベッシー・スミスを知ってたかぁ」
こういう突然のフリはN君と相場が決まっておりますが、
「いやね、昨夜ベッシー・スミスの事をネットで調べてたら、バブさんのブログにもしっかり載ってましたよねぇ」
そりゃまぁ『ブルースの女王』ベッシー・スミスを知らないわけはありませんけど
「なんで?なんで今ベッシー・スミス?」

これがじつに長いようで短い、深い意味なんかまったく無いお話しなんでありまして
「バブさん、バブさんはロックを聴かないから分かんないかもしれないけど、ザ・バンドの曲で「Bessie Smith」ってぇのがあるの知ってます?」
(「先日、ジャズを聴き始めたと言っていたN君が、こんどはTHE BANDかいな」)と思いつつ
「ああ、曲は知ってるよ」

N君は最近「BASEMENT TAPES」のリマスターCDを購入したんだそうで、何故かそのなかの「Bessie Smith」が好きになり、ベッシー・スミスも聴いてみたいと私に音源を求めてきたわけです。
「バブさんの持ってる「MARTIN SCORSESE PRESENTS THE BLUES」を貸して欲しいんですわ、いやタダでとは言いまへん、こないな条件でいかがでっしゃろ」
「関西人が聞いたら絶対に怒るその変な関西弁はやめぃ!」

もちろん条件など無しに音源はプレゼントするつもりですが、その代わりにと彼が貸してくれたのが「BASEMENT TAPES」(まっ持ってなかったからいいか)と、ベッシー・スミスの短編映画「セントルイス・ブルース」やら、キャブ・キャロウェイの「ジルバ・パーティ」、デューク・エリントンの「ブラック・アンド・タン」「シンフォニー・イン・ブラック」、エセル・マーマンの「ビー・ライク・ミー」、アーティ・ショウの「スイング・クラス」なんかが収まったDVDでした。

「いやいやいや、なかなか良い物を」
もちろん、ベッシー・スミスの「セントルイス・ブルース」も楽しみだったのですが、デューク・エリントンの「シンフォニー・イン・ブラック」、これにはビリー・ホリデイが出ているはず、
「楽しみ楽しみ」

まっ、内容は笑っちゃうほどくだらない内容なんですが、寒波の日曜日に小一時間部屋に籠もるにはもってこいでした。
たまにはこういう古い映像もイイですよね。N君には感謝すべきかな。
.
そんなわけで、またまた何もせずに日曜日が終わってしまいそうだったのですけど
「寒いから、いつもよりちょっくら時間をかけて、煮込み料理でも作ろうか」
と奮起!『料理当番、本日の一品』です。(笑)

「安い!硬い!」の牛肉も時間をかけて煮込めばそれなりに食べられます。(圧力鍋の力を一部借りましたけどね。笑)ビーフシチューです。
牛肉嫌いの母も美味しいと言って食べてくれました。私も「ビーフシチュー作るにはワインが必要だから」と無理矢理買わせたワインが飲めて、満足です。(笑)

付け合わせは、マカロニとビーンズのサラダです。

さて、今日の一枚は、やっぱりレディ・デイでしょ、ビリー・ホリデイです。

「ビリー・ホリデイ、あとにも、さきにも、二度と出ない歌手と思う。だからと言って、それが別に重大なことではない。うたなんて、目に見えなくて、形もなければ、匂いもないまるで化物のようなもので、ましてわたしとは余りに違うビリー・ホリデイの世界など永遠に理解できないのだろうが、このひとすじの声が、何故かわたしをどうしようもなくしてしまうのだ」
浅川マキはこんな事言っておりますが・・・・カックイイ(笑)

まっ、サッチモとの共演ウンヌンカンヌンといった説明は、ボーカル無頓着バブには無理でしょうから、たんにレディ・デイの歌声に飲み直すだけといたしましょう。

THE BLUES ARE BREWIN' / BILLIE HOLIDAY
1946年録音

1.KEEPS ON A RAINING
2.GIMME A PIGFOOT AND A BOTTLE
3.BABY I DON'T CRY OVER YOU
4.MY SWEET HUNK O TRASH
5.SOMEBODY'S ON MY MIND
6.GUILTY
7.THE BLUES ARE BREWIN'
8.DO YOUR DUTY
9.BABY GET LOST
10.YOU CAN'T LOSE A BROKEN HEART
11.NOW OR NEVER
12.BIG STUFF


暴露!

2011年01月13日 | g-i

毎日寒いですねぇ、でもまっ冬ですからしかたないでしょ。
と、軽口をたたけるのも、『暑い』より『寒い』の方が好きという体型を繁栄した感覚と、寒いと言ってもそれほどでもないこのあたりの季候のおかげでしょうけど

突然ですが、みなさんは不倫の経験をお持ちでしょうか?
「オイオイ、何を突然、藪らから棒に」
いえね、昨年末話題には取り上げませんでしたが、「とある知り合いが不倫騒動でもめている」という話を耳にしまして、まったくの他人事ですから
「ダンナの不倫なんてぇもんは病気みたいなもんでいずれ冷めるって、ほっときゃいいんだよ」
と、これまた軽口をたたいたのでありました。

年が明けてその騒動がどうなったのかはまだ聞いておりませんけど、昨日のことです。
私は遅い昼食をコンビニ弁当で済まそうと車を駐車場に
車を降りようとする隣に駐車してあった車の持ち主がコンビニから出てきました。
「ん?」


雲一つ無い空に半月がぽっかり浮かんでいました。

ここでいったん話を戻しましょうか。
みなさんに訊いておいて私が不倫経験者であるかどうかお答えしないのもなんですから申しますと・・・・・・・
すでに時効ですからいいでしょ、無いとは言いません。(笑)
何回そういったことがあったのか?
これに関しては、どこからが不倫かという不確定な要素が含まれますのでなんとも言えませんが、人並みに(笑)
いやいや、もちろん全て古い話ですよ。私の場合、容姿はもちろんのこと、人間的にも、あるいは財力的にも不倫が出来るほどの器ではない事に気付いてからは経験がありません。
ただ、昔はどうにも惚れっぽい体質だったようで、自己の魅力云々などまったく無視して「本能のおもむくまま」といったときもあったと、まっそういうことです。(最低ですよね。笑)

あれは田舎に引っ込み、自己の魅力云々なる自我に目覚めはじめ、遅かりしかな「不倫はイカン」と気付きはじめた頃だったでしょうか、それでも病気がすぐに治るわけでもなく・・・・・
ほら、よくありがちなパターンに「相談を受けているうちに・・・・」ってぇのがあるじゃないですか、アレですアレ
何度かお酒を飲みながらあっているうちに、また私の悪い虫がチラチラッと・・・
いやいや、言い訳に聞こえるかもしれませんけど、結果は「深い仲」までは行かなかったんですよ。
ただねぇ、なにしろ狭い田舎町ですから、「路上なんとか」を知り合いに目撃されちゃったりして・・・・(それだって、じゅうぶん浮気か)

まっ、少しだけ大人になっていた私はそこまででグッとこらえ、二人の仲は終わったのでありますが、その後、彼女も結婚をし幸せな生活をおくっていると風の噂に聞いておりました。

またまた話を戻します。
コンビニでたまたま隣に駐車した車の持ち主が戻ってきました。
「ん?????????」
かなり年齢は過ぎておりましたが(おまえもだよ!)間違いなく彼女です。

「おぅ、久しぶり」(何故か変に低くて野太い声で)
「あらバブさん、ほんと久しぶりだねぇ」
あの頃のことなど忘れたかのごとく
「ここ(コンビニ)にはよく来るの?」
「いや、今日はたまたま・・・・・元気だった?」
(やっぱり低い声)
「うん、なんとかね。バブさんも元気そうね。」
「あっあぁ・・・・」
「ごめん、ちょっと急いでるから、またこんどね。」

ハハハハハ、笑っちゃいますね、
そこで彼女に会ったからといって「焼けボッ栗になんとやら」なんてぇことは絶対にないわけですからオドオドする必要もない、普通に挨拶をするくらいでいいんでしょうけど、
こういう時の男ってぇのは、なんともバツが悪いというか、どんな顔すりゃ良いのかも思いつかないんであります。

考えてみりゃ、何事引きずるのが男で、女性はその点サッパリとしているもんで・・・・
「ダンナの不倫なんてぇもんは病気みたいなもんでいずれ冷めるって、ほっときゃいいんだよ」
などと軽口をたたいてしまいましたが、
「○○さん、不倫で良い思いするのは男みたいに思ってるけど、じつは心の傷は男の方が大きかったりするよ。やめときな不倫なんて」
と言いたい、私だけには言われたくないかもしれないですけどね。(笑)

あれ?変な暴露話になっちゃった?

さて、今日の一枚は、不倫話には似つかわしくない可愛いジャケですよね、アンドリュー・ヒルです。

いまさらですが、ヒルは以前私にとって「ヒルのブルーノート盤はどれを聴いてもヒルに大差なし」との考えで、所有盤が少ないミュージシャンでありました。
ところが、長く私のブログをご覧いただいている方にはおわかりと思いますが、私はヒルのピアノが嫌いなわけじゃないでして、けっきょくはブルーノート盤全てを揃えてしまいました。

フロントにブッカー・アービンと、不倫の王者(だったのかな?)リー・モーガンが陣取ったこのアルバムは、そんなブルーノート盤では後期の一枚になるでしょうか。
じつに変化に富んだ魅力的なヒルを聴けるアルバムだと思います。
特に「MIRA」でのヒルのソロは気持ちが良いし、全曲に言えることですが、いかにもモーガンといったソロは聴きごたえがあります。もちろんアービンも・・・じゃっかん「あれ?」ってところが無くもありませんけど、彼らしさは出てるんじゃないかなぁ。

ともかく、第一に押すアルバムでは無いかもしれません、が、聴いて損するアルバムではないと思いますよ。

GRASS ROOTS / ANDREW HILL
1968年8月5日
LEE MORGAN(tp) BOOKER ERVIN(ts) ANDREW HILL(p) RON CARTER(b) FREDDIE WAITS(ds)

1.GRASS ROOTS
2.VENTURE INWARD
3.MIRA
4.SOUL SPECIAL
5.BAYOU RED


春酩鏡大虎

2011年01月09日 | d-f

いやいや寒いですねぇ、松がとれたらなんだか急に寒くなったような、このあたりの明日の最低気温は氷点下の予報が出ています。ヤダヤダ(笑)

成人の日が終わり、明後日11日は鏡開きです。せっせと丸めた鏡餅が満を持して我が胃袋に挑戦してくるわけでありますが、今年はカビの具合はいかがなものでありましょう?

そもそも鏡開きは1月の二十日だったんだそうで、それが江戸時代のとある時期、将軍家の忌日に当たるてんで十一日に変更になったんだそうですよ。今より九日も遅けりゃカビの生え具合もそうとうなもんだったんじゃないかと、心配してもしょもない事を考えたりして(笑)
ちなみに、鏡餅を包丁で切るなんて事はしちゃいけません、そもそも武家で始まった習慣ですから切るは御法度、鏡開きの字のごとく木槌でたたいて割るか、素手で崩していただかねばならんのです、はい。
これをお汁粉なんぞにして食べるのが常套でありますけど、私はお汁粉なんてぇ甘ったるいもんはどうにもいけません。しっかり乾燥させて揚げ餅って手もありますけど、ごくごく弱火で炙って、硬いの覚悟で醤油にチョンとつけて食べる、私はこれに勝る物なしと思っています。最近は歯がちょうろくじゃないんで食べるのに苦労しますけどね(笑)

鏡開といえば、昨年世を騒がせた市川家、9代目市川團十郎が明治時代に初演したという長唄舞踊『春興鏡獅子』てぇ演目が頭に浮かびます。
江戸城内で行われた鏡開きでの余興に大奥の女小性、弥生が手獅子頭を手に舞うと、やがて獅子の精にとりつかれ自ら獅子へと化身するという、アレであります。
海老蔵さんの舞が見られずにガッカリしている方もいらっしゃるんでしょうかねぇ?

さても、
「鏡開きに余興でもお見せしましょうかねぇ、私ゃ何に化身しましょうか?」
「あんたに獅子舞は無理だからね、そうさなぁ、『春酩鏡大虎』なんてぇのはどうだい。」
「そうそう、舞わずとも大酒かっくらえば大虎に・・・って、オイオイ」

てなことで(なにが?)今日は日曜日、お節もどきはともかく初料理当番です。『料理当番、本日の一品』は、こんなものです。

寒かったんでなるたけ暖かいものと思いましてね、ロールキャベツです。とても美味しくできました・・・・・失礼、と食べた人は言ってました。というのも

私はロールキャベツで暖まるよりはねぇ、こっちで一杯の方が芯から温まるってぇもんですから。

さて、今日の一枚は、ドン・エリスです。

米陸軍ジャズ・バンドの一員としてドイツに滞在したのち、実験的トリオ、カルテットを立ち上げたのは1960年代に入ってから、今日のこのアルバムもタイトルどおりそんな一時期のアルバムです。

この方、じゃっかん頭でっかちなイメージが私なんかにはあります。おそらくは音楽理論なんかにもじつに闌けたお人だったのでしょう。
さらに実験的手法もお好きな方で、ハリ・ハルラオなんていうインドの打楽器奏者とセックステットを組んだり、オーケストラに挑戦したり、電気楽器を導入したりと、その後の挑戦も、ちと「エエ?」てな感じを私はしてしまうんでありますが・・・・・

このアルバムも彼のアイディアが詰まった一枚ともいえるわけですけど、私なんかはどうにも理解力に乏しいのか、今一つ揺さぶられるところがありません。
「う~~~ん、何がたんないんだろう?」
やっぱ、臭さですかね臭さ(笑)
土の臭いでも芋っぽい臭いでもそんなエッセンスが加われば、私なんかにゃ伝わり安かなぁ?なんてね。

NEW IDEAS / DON ELLIS
1961年5月11日録音
DON ELLIS(tp) AL FRANCIS(vib) JAKI BYARD(p) RON CARTER(b) CHARLIE PERSIP(bs)

1.NATURAL H.
2.DESPAIR TO HOPE
3.UH-HUH
4.FOUR AND THREE
5.IMITATION
6.SOLO
7.COCK AND BULL
8.TRAGEDY

宣伝!(笑)


モデルにアルバイト生を使いましたが
本人の名誉のため、お目々は隠させていただきました。

「恵方巻きを食べる習慣には一つ二つ言いたいことがある」これは、前にも書いたことですので、それはそれとして。
Mさんのお店でも恵方巻きの予約が始まりました。
「東北でもその習慣」に異論が無く、今年も節分には南南東(今年の恵方ね)を向いて太巻きを食べるというお方、ご用命はぜひともMさんのお店にお願いいたします。


「おれのうた」?

2011年01月05日 | s-u

あっという間に三が日も過ぎ、正常モードに切り替えねばいけません。とはいっても私の場合三が日らしく過ごしたのは2日一日だけですから、まっ簡単ちゃ簡単なんですけどね。
「それを言うなら、一年中三が日みたいに過ごしてるから、でしょ」
まぁ、そうとも言えます。(笑)

その三が日、大雪やら停電で明けた日本海側の地域には、まったくもって申し訳ないくらいの好天気で、暖房も無しに『箱根駅伝』を観戦できるこのあたりの季候にも感謝した三日間でありました。

「つまんねぇ番組ばっかだなぁ・・・・昔はもう少し面白かったような気がすんけど」
元旦に配達された新聞の三が日分テレビ欄を見ながら母がそんなことを言っていました。
そういえば私も『箱根駅伝』以外、ほとんどテレビを見ずに過ごしましたねぇ・・・
みなさんは正月特番で何か面白い番組をご覧になりましたか?
子供たちが小さかった頃は、新聞があるのにわざわざテレビ雑誌を買わされて、
「これとこれは録画でぇ、これとこれは見てぇ・・・」
なんてやらされましたけど、今じゃチェックする気すら起きません。

いや、もとい、一番組だけ録画しました。NHKの「愛されて50年・みんなのうた新春スペシャル!」という番組です。
ずっと以前ですが『まっくら森の歌』という谷山浩子さんの歌を紹介したことがあったのですが、覚えていらっしゃるでしょうか?あの素敵な歌もまた「みんなのうた」で流れていた一曲でありました。
もちろん私は「みんなのうた」を常にチェックするといったマニアではありません。それでも、自分が小さかった頃、子供たちが小さかった頃、「みんなのうた」で流れていたいくつかの曲が、みょうに耳に残っているのです。

 ♪パンパンパンパン パンパンパンパカパンパン パンパンパン
  パンパンパンパン パンパンパンパカパンパンパン・・・♪
とか
 ♪・・・その名も高き トレロ・カモミロ男の中の男だけど・・・♪
とか
ちょっと、出だしを聴けばダダダダーっと歌えるみたいな(笑)

みなさんにも何曲か「みんなのうた」にそれぞれのそんな名曲があるんじゃないかと思うのですがいかがでしょ?
「みんなのうた」がいつの間にか「おれのうた」あるでしょ?

そんな想いでこの「愛されて50年・みんなのうた新春スペシャル!」を見たら、私はそれなりに楽しむことが出来ました。
できるなら、「余計な解説はほどほどにより多くの曲をフルで聴きたかったな」との不満は残りましたけどね。(笑)

今年は「みんなのうた」50周年ということで、まだまだいくつかの企画があるようです。興味があればチェックなさってみてはいかがでしょうか。

さて、今日の一枚は、ビリー・テイラー博士です。
司会者(WLIB放送のジャズ番組やニューポート・ジャズフェスなどでも)としても、また、ニューヨーク・ジャズ・レパートリー・カンパニーの音楽監督も世界ジャズ協会の理事としても活躍し、マサチューセッツ大学の博士号も持っているというビリー・・・・・
これは以前も紹介しましたね、それほどのピアニストなのに日本ではイマイチ知名度が低いのは何故なんでしょうか?
哀愁がない?人間味が薄い?なんとなく優等生?上品すぎる?そんな理由からなんでしょうかねぇ?

以前紹介した「MY FAIR LADY LOVES JAZZ」なんかを聴くと私もじゃっかんそんな不満もわからなくはないんでありますが、あれはほら、クインシーのビッグバンドをバックにという特殊な状況下でありますから。
そのてん、純粋なトリオ演奏となると彼のその上品さが大きな魅力となるわけです。

今日のアルバムは、タイトルどおりハーレムでのライブ盤でありますから、その上品さがウケたかどうかはわかりません。
ただ、我が部屋はハーレムじゃありませんから(違った意味でハーレムは憧れですが、笑)、レコードで聴くぶんには何ら問題がないわけで、なかなかよろしいピアノ・トリオではないかと思います。

ちなみに、ステレオ盤で紹介しておきながらなんなんですが、レコードを購入される際は、できればオリジナルモノラル盤でお買い求めいただくことをお勧めします。

UPTOWN / BILLY TAYLOR
1960年2月4日録音
BILLY TAYLOR(p) HENRY GRIMES(b) RAY MOSCA (ds)

1.LA PETITE MAMBO
2.JORDU
3.JUST THE THOUGHT OF YOU
4.SOUL SISTERS
5.MOANIN'
6.WARM BLUE STREAM
7.BIDDY'S BEAT
8.CU-BLU
9.'S WONDERFULL


運をつかみました!

2011年01月02日 | m-o

1月2日、今日は私にとって唯一と言っていい正月休みです。
昨夜帰宅してから飲んだ酒も良かったんですが、やっぱり朝から飲む酒が美味いんですねぇ・・・(笑)
なんと7時に起床して、即テレビをつけ(箱根駅伝です。)、神棚に柏手打って、まずは御神酒をキュッとね。
雑煮なんてもちろん喰いませんよ。御神酒でのどが潤ったら、さらにビールで潤して、箱根駅伝が大手町をスタートした頃には、日本酒に戻り・・・・・・・「正月ダァ!」(笑)

それにしても箱根駅伝ご覧になりました?
柏原君、やりましたねぇ、3年連続の最終区逆転往路優勝ですよ。凄いじゃありませんかぁ。
母なんか
「○○(私です)、一位いわき総合高校(柏原)、二位会津高校(猪俣)だよ、凄いねぇ、福島県」
何故か箱根の山登りを見ながら郷土愛に目覚めておりました。
「たしかに東洋も早稲田も凄いけど、我が母校だって・・・・・・」
明日の復路も楽しみです。

箱根駅伝往路も終わり、朝からの酒でそりゃもうイイ気分の私はふと気付きました。
「そうだ、完全休日は今日しか無いのだ・・・」(気付くのが遅いっちゅうの)
酔っぱらって一日を終わってしまってはもったいない、とはいえ出掛けるにも車はもちろん自転車も飲酒運転はいけません。
「歩いて初詣行ってくる」
片道20分、氏神様を詣るのは酔い覚ましにピッタリです。携帯音楽プレーヤーを片手に行ってきましたよ。

まずは酔っての参拝をお詫びし、一年の家内安全をお祈りしてまいりました。

そして恒例おみくじでありまして、昨年は『とんぼ玉おみくじ』なるものを引きましたが、
「今年はと・・・・」
『なりたいみくじ』ってぇのにしました。それぞれに「○○になりたい」という願をかけた八種類の色違いの鯛が入っているというおみくじです。

私の鯛は緑色『健康になりたい!』だそうです。
そうですねぇ、もう若い頃のように無理が利かない身体になってますし、昨年禁煙にはなんとか成功したもののまだまだ不摂生は続けているわけですから、
「なんてったって健康第一、頑張るどぉ!」

肝心のおみくじの結果は・・・・・・・
「やったぁ!!」
な、なんと『大吉』ですよ『大吉』、ラッキーカールを当てて以来の快挙です。(笑)
「なになに」

「千里の道も一歩から」というように、事は順序よく運んでいき、次第に運気が開けてきます。樹木が大きく育っていくには時間がかかりますが、あなたもこの強い運勢の波に乗って確実に成長の節をつかんで欲しいもの。
何事も焦ってはいけない。かならず手順を正しく踏んで行動をおこすこと。

だそうです。
仕事運は「かなり大きな事を手にとれる」愛情・恋愛運は「理想的な関係。恵まれた愛」

「いいねいいね、ほんでもって健康運は?」

「日頃の暮らしのリズムを崩さないならまったく心配ない。」

「ってかい、ってかい、つまり、毎日地道に味わう酒は問題ないってかい?」
ありがとうございます。『健康になりたい!』も手に入れたし、リズムを崩すなということであれば・・・・「帰って飲み直すぞう!!」

けっきょく、朝からの酒は抜けることなく夜の酒盛りへとなだれ込んだのでありました。
「あれ?オレ今日メシらしいメシ喰ってねぇんとちゃう?」
「しるか!」

さて、本日の一枚は、昨年12月20日にちょっとヨイショしておいたハンク・モブレーです。
なぜわざわざ「ヨイショしておいた」なんて言うかといいますと、「流行りとか時代の嗜好に無頓着なのか、頑固なのかしらないけど、その相手がマイルスであろうと誰であろうと、そのスタイルは変えようともしない。」と称した彼も、このジャズが混沌とする時代には、まわりがどう扱って良いのか迷わせる存在であった事を、今日のアルバムなんかが如実に語っていると思うからです。

貫き通そうとしたバップスタイルであればこそ、彼の進むべき道は狭められ、そしてポップスをカバーするという事まで行うことになります。
ジョージ・ベンソンのギターで始まるフォー・トップスのヒットナンバー「REACH OUT I'LL BE THERE」なんざ、聴き始めは「どうしたモブレー」と、私なんざぁおもわずツッコミを入れたくなったりして(笑)、それでもモブレーのソロが始まればまぎれもない彼のプレーなんでありますが、そこに70年代前半に消えていくモブレーの姿を感じてしまうのは私だけでしょうか?

それでも、ウッディ・ショウとの掛け合いや、いくぶんは洗練されたかなというモード、そういった部分はじゅうぶんに聴きごたえはあります。

でもなぁ、やっぱりモブレーらしいハード・バップこそ彼の最大の魅力なわけで、時代がそれを許さない、そんな時だったのでしょうか。

REACH OUT ! / HANK MOBLEY
1968年1月19日録音
HANK MOBLEY(ts) WOODY SHAW(tp,flh) GEORGE BENSON(g) LAMONT JOHNSON(p) BOB CRANSHAW(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.REACH OUT I'LL BE THERE
2.UP OVER AND OUT
3.LOOKIN' EAST
4.GOIN' OUT OF MY HEAD
5.GOOD PICKIN'S
6.BEVERLY

おまけ、
「料理当番、本日の一品 2011」なるフォトチャンネルを増設しました。今後料理当番ごとに写真をアップしていきますので、今までの「料理当番、本日の一品」ともども一度ご覧いただけたらなぁ・・なんて思ってるんですが。


明けましておめでとうございます。

2011年01月01日 | a-c

新年あけましておめでとうございます。

2011年、少しでも前進できる年であるよう頑張りたいと思っていますので、よろしくお願いします。
その誓いどおり、例年であれば朝から呑み惚けている元日も今年は違いますよ、一滴も飲んでおりません。(偉い!)
えっ?飲まない理由は他にあるだろうってですか?
鋭い!じつは元日からMさんのお店の手伝いが入っておりまして、午後一番にお店へ行かなくてはいけないものですから・・・・・・(なぁ~~んだぁ。笑)


みなさんへの年賀状です。

てなわけで、せっかく作ったお節もどきも酒といっしょに食べられないというもどかしさもありつつの、明日は完全休日でありますので、箱根駅伝を見ながらの一杯を楽しみにしています。(つまり日にちがずれただけで、例年と何ら変わりないという・・・とほほ)
ともかく、けっこう時間をかけて作ったお節もどきを見てもらいましょうか。

お節もどきも去年とあまり変わり映えしないという話もありつつ、今年も全品手作りとの基本は崩さなかったことを、私なりに評価してるんですけど、どうでしょう?







飲まずともいつもの胡桃をかけた雑煮は、みっちり食べましたよ。

酒抜きとはいえ、例年通りの元旦を迎えた私でありまして、「今年もあまり進歩は望めないのかなぁ」と初日から諦め気味です。
けっきょくは、高望みせず、今年一年も無事に過ごせればいいかなぁ・・・それが今年の目標です。
昨年同様、温かい目で見守っていただければ幸いです。そして、みな様にとって2011年が実り多き年でありますように。

さて、今日の一枚は、元旦恒例ジョン・コルトレーンです。
とはいうものの、コルトレーンもかなり玉薄になってきた感はあります。

このアルバムは、アトランティックに移籍しているにもかかわらずプレスティッジがしつこく未発表曲を発売していた、というその一枚であります。
ずるいのは、ジャケ写真ですよね、「ソプラノ吹いてねぇじゃん!」みたいな(笑)
つまり、アトランティックでの活躍に「うちにもまだ売るべき録音が残ってるぞ!」と、プレスティッジが便乗した感はゆがめないアルバムです。
とはいえ、プレスティッジ時代のコルトレーンが、アトランティック時代のコルトレーンに劣るかということになればそれは別もので、どんな形であれ未発表曲が世に出ることは歓迎すべき事なのであります。(発売が1965年ですから、私がそういうのも変かもしれませんけどね。)

「LAVE」なんか聴くと、まさに「GIANT STEPS」を彷彿させるほどの迫力がありますし、もちろんみなさんお好きなスローテンポの曲もよろしい。
元旦に聴くコルトレーンとしては、まぁまぁよろしいんじゃないでしょうかねぇ?

THE LAST TRANE / JOHN COLTRANE
1957年8月16日, 1958年1月10日, 3月26日録音
JOHN COLTRANE(ts) DONALD BYRD(tp)[1,3] RED GARLAND(p)[1,3,4] PAUL CHAMBERS(b)[1,3,4] EARL MAY(b)[2] LOUIS HAYES(ds)[1,4] ART TAYLOR(ds)[2,3]

1.LOVER
2.SLOWTRANE
3.BY THE NUMBERS
4.COME RAIN OR COME SHINE