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ピークへ

振り返ってみると、「あのころがピークだったなあ」と思うことがあるかもしれません。

ピークとは、子どもの気持ちも乗っているし、実際に問題もどんどん解ける状態のことです。

で、このピークと入試がちょうど重なれば多少、目標が高くてもクリアしてしまうことがある。だから、何とかピークを入試日に合わせたい。

しかし、それはなかなか難しい話でしょう。

それにどこがピークか、というのは後から振り返ってみて、「ここだったかな」みたいな問題だから、それをうまく調整するなんて相当難しい。

だから、ピークにしちゃう、ことです。

つまり、親も子も入試にピークが来た、という風に思い込む。あるいは思い込ませる工夫をする。

1 勉強は言わずともやる。

2 結構調子よく問題が解ける。

1はまあ、さすがにこの時期、入試まであとちょっとだからやるとは思うのですが、やってなくても「やりなさい」とは言わない。逆に「勉強してるのねえ」と思ってあげることでしょう。

2はこれは私は良くやりますが、敢えて難しい問題はもうやらない。

でもやさしい問題でも間違えるときは間違えるから、とにかく間違えない練習をさせます。

そうすると、できる。

できたら当然のことながらほめる。

「うん、調子いいかも」

こういう時期マイナスのことを言っても何のプラスにもならないことが多いので、うまく乗せられるものなら乗せてしまおう、と考えてしまった方が良いでしょう。

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合格者の分布
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通しげいこ

この時期、一度にすべての教科の過去問をやる時間を取ることを薦めています。

過去問を1教科ずつやる、ということはその教科をていねいに勉強する意味では良いのですが、本番は一気に4教科やるわけで、その体力がついていないといけない。

もちろん模擬試験でもそういう経験はしているわけですが、練習すべきは教科の出来で左右されないようにする、ということなのです。

4教科を一気に解く、というのは平日にはなかなかやれないでしょうが、一気にやると当然、科目ごとにでこぼこが出る。

あ、算数がダメだったから、今回はもうだめだ、みたいな感じにならない。

算数がダメだったら、国語で取り返す、社会で取り返す、みたいなことを考える。

それとやはり一気にやる時間でだんだん疲れてくる部分はあるわけです。

実際に3時間とか4時間ちかくかかるわけだから、体力も必要だし、粘り強さもいる。

そういうことを何度か家で経験することによって、ペース配分や最後までていねいにやる根気強さ、みたいなものを鍛えていけます。

よく私は通し稽古と言っていますが、ぜひこの時期時間をとってやってみてください。

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第162回 手を打ちたいと思うのなら
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11月19日の問題
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合格実績

この時期ぐらいから、そろそろ塾の移動はぎりぎりのところになってくるのではないかと思います。

合格実績に入れる塾生の資格、というのはそれぞれの塾に何らかの内規があって、一応多くの場合「3カ月は指導した」ということが条件になります。

3カ月が充分か、というのはまた議論が分かれるところではあるかもしれませんが、これは決めないとどうしようもないので、こういう決め方をしているわけですが、まあ、塾によっては1か月という場合もあるようです。

で、この期間にそろそろ入ってくる。

つまり、これから移動しても基本的には合格実績にはカウントできない。

しかし、無料イベントだったり、直前対策授業だったり、最後のところで「指導した」という実績を強引に作る塾もないわけではありません。

そういう疑問符がつくような実績をいっしょに発表するのは、本来その塾でがんばって合格した子どもたちにとっては「おもしろくない」部分はあるだろうとは思いますが、そんなことはおかまいなし、とにかく数を増やせと組織的にがんばる塾もあるわけです。

で、そういう数字で~名合格みたいない話を作られても、それはだんだん信用されなくなってくるわけですが、気づいていないのは本人たちだけなのかもしれません。

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数の性質に関する問題
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そうだ、京都に行こう
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志望校が決まらない子


どこを受けるか、ということは早く決めるほど対策が取りやすいことは言うまでもありません。

しかし、成績と合わせて考えないと非現実的な選択になってしまう、と言う考え方も当然のことながらあり、そしてそれを見ているうちにどの学校を受ければいいか、わからなくなってくる部分が出てくるのも事実です。

例えば子どもの偏差値が出る。

その偏差値で多少なりとも挑戦する学校を考えたとき、そこに挑戦する意味は何なのか?

大学受験の成果? 環境?

ならこっちでもいいのではないか?

別に無理をせずともこちらの学校でも似たような大学受験の結果は出ているし…。

というような考えになってくると、当然、子どもたちは子どもたちで決められなくなる。結果としてこの時点で数校には絞り込んだものの、まだ決まらない、ということも充分あり得るだろうと思うのです。

これは偏差値を中心に考えてしまった結果だろう、と思います。

最初にこの学校がいいと魅かれたならば、その学校に入るためにあとは偏差値を上げよう、あるいは多少無理でも挑戦しよう、ということになってくるだろうし、安全な学校についてもその学校に似ているような、環境がなるべく似ているようなそういう学校を探そう、ということになるでしょう。

だから志望校を考える時に、いったん偏差値は考えず、「何を学校に求めるのか?」を考えてみてください。

中高6年間に、子どもたちはいろいろな刺激を受け、さまざまなことに挑戦し、そしてやがて進む道を決めるので、決めてしまえば塾も予備校もいろいろ方法論があるが、その前の過程は実は塾ではできないのです。

そういうチャンスをどう学校が与えてくれるのか。ここに焦点を絞ってみると、案外志望校は絞りやすくなるだろうと思います。

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足切り
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11月17日の問題
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最後のツメ


算数の問題を解いていて、最後に間違える子、というのがいます。

横で見ていると、ちゃんと気づくべきところに気づき、そこから論理的に考えて、式も無事書き終えた。

本人としても、これで答えが出るだろうと思っている。そして見事に割り切れた。

ところが…

最後にもうひとつ詰めが必要だったりするのです。

今出たのは原価。求めるのは定価だったり。

今出たのは太郎君の時速。求めるのはAB間の流れの速さだったり。

ところが割り切れた瞬間に、もう合っているという確信があるから、つい答えを書いちゃったりする。

しかし、それで○をもらえる学校はそう多くはないのです。(記述式の学校なら、多少考えてくれるかもしれませんが。)

途中まで合っていても、正解を書いていなければ得点にはならない。

だから、しっかり最後のツメを過たないようにする練習をしましょう。

私が子どもたちに繰り返し言うチェック項目は

答えが出たと思ったら、もう一度問題文を読む

です。

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多少の苦労は、子どもの成長のプラスに
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コンパス
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同じ学校を受けるのは何回まで?


同じ学校を複数回受験できるようになってきています。

入試が1回だけ、という学校は案外少ない。

第1回入試、第2回入試、という風になっていて、定員を細かく分けて入試を行う学校が多いのです。

で、概ねこういう学校の受験は2回までが適当かな、という気がします。

3回目のチャンスがある学校もあるだろうが、その場合は他の合格校があって、もう1回やろうという余裕がある場合だけ。

これまで2回失敗して、他に合格校がない、というスケジュールは避けた方が良いでしょう。

もちろん家庭が公立でもいいから、という場合は別です。

しかし同じ学校を2回残念というのは、子どもたちにとってはショックです。

そういうのを乗り越えて3回目で合格する子もいますが、そういう子は本当に気持ちが強い子。

最後までがんばる、というのは結構大変なことですが、そういう覚悟がしっかりできているのであれば、最後までやり通した方が本人にとっては納得のいく入試になるでしょう。

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気体の発生に関する問題
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11月15日の問題
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棚上げしよう


算数ができる子、ほどできない問題にこだわる傾向があります。

でも本番で1問にこだわってしまうと、もう時間が圧倒的に足りなくなってしまう。

だからといって安易に捨て問にするのもどうかを思う部分もあるので、いったん兎に角棚上げしましょう。

次の問題にいく。

解ける問題を解いていく、そして、また戻る。また他に行く。

そうやってとにかく解ける問題を先に解いて得点してしまう、というのは正攻法であり、絶対やるべき受験術なのです。

ただし…。

安易に捨てないことは本当に大事です。

他の問題を解きながらも、ちらちら見ているだけで、ふと思いつく、ことはあるもの。

入試は本当に僅差の勝負ですから、ぎりぎり最後にわかった1問で合格ラインを突破することは充分にあり得ます。

最後の1分まで考える、というのは大事な心構えでしょう。

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絶対うかる
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一次試験の発表
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自分で勉強する子はここからが違う


これまで、自分で勉強はしていても、なかなか成績が伸びない、という子がいるかもしれません。

ホントは自分で勉強しているから結構力はついてきているはずなのですが、模擬試験とかで見るとあまり成績が良くない。

でも、そういう子たちは最後のプレッシャーがかかるこの時期に力を発揮します。

自分でやる、ということは自分で入試に挑戦して、何とか合格してやろうという野心がある。だから、自分のいけないところを修正する、ということに対してある意味欲があるわけです。

しかし、勉強をやらされてきた子は、ずっとお父さん、お母さんから言われてやってきているわけで、そこへきて入試本番のプレッシャーがかかると、「もう、いやだ」になることが多いのです。

本当はこの時期、完全に自分で勉強するという体制になっていないといけない。まあ、多くの子どもたちはその体制になっていると思いますが…。

で、だからここから伸びます。ようやくそういう時期になってきた。

なんと遅いことだろうか、と思われるかもしれないが、そうなっただけでも救いがある。可能性がある。

自分で勉強し始めたら、もう、あまり細かいことを言わず、本人たちのやる気に任せてみてください。

「結構ウチの子、やるかも」

とそう思えるシーンにめぐりあえると思います。

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風邪の予防を
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11月13日の問題
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あと何をやる?

入試が近づいてきました。

冬期講習が終わると、埼玉、千葉、関西の入試が始まり、それが一段落したと思ったら、東京・神奈川の入試となり、その先には高校入試、大学入試と続いていくわけですが、まあ、いずれにしても受験シーズンが近づいているわけです。

したがって、残り時間でやれることは限られています。なので、ここで最後の学習計画をしっかり立てましょう。

あと、何をやるか?

私はここでは一点を取りに行くべきだ、と思っています。

つまり、1点でも多く取る工夫をする。

そのためには

1 知識を増やす。(暗記テキストをがんばる。)

2 試験のやり方を工夫する。(いかにミスを減らすか。読み間違い、計算ミスをなくすか。)

3 時事問題を勉強する。

3は学校によるでしょう。あまり出題されない学校であれば、考えなくてもいいと思います。

入試は僅差の勝負ですから、合格点付近にたくさんの子どもたちがいます。

その中でほんの数点で合格したり、補欠になったりするわけだから、1点でも多く取る工夫をすることが一番大事なのです。

漢字の書き取りはハネトメをしっかりやる。

歴史の知識も漢字でしっかり書けるようにする。

そういった細かいことを詰めていきましょう。

またどうしても不得意なことはもう一度時間をとってしっかり復習することです。いやだと思っている問題が出ると、弱気になってしまうから、なるべく不得意な分野は作らないようにする工夫も大事です。

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第161回 入試はあっという間に終わるから
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この問題はもう最後だ


今、やっている問題は、この後入試までやり直す機会がないかもしれません。

しかし、その後本番の入試で出題されたりする。

これは出そうだなあ、と思ってしっかり練習をさせたつもりが「え、やったっけ?」と言われてがっかりしたことがありましたが、まあ、そういうことはよくあるわけです。

だから、今やっている問題はもう、これで最後だ、というつもりでていねいにやった方が良いと思います。

これまではまだ入試まで時間があるから、またやればいいや、的な考えがあったかもしれません。

しかし、もうそういう時間はない、と考えた方が良い時期になりました。

だからこれはもう最後、という気持ちでしっかりやってください。

とはいえ、まだ暗記テキストはまだやる機会があるとは思うのですが、もうそろそろ全部覚える、という気合でやった方が良いでしょう。

そういう気持ちになると、結構、覚えが良かったりしますから…。

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速さに関する問題
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