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捨て問は作らない

この時期は安易に捨て問を作ってはいけません。

勉強できる時間は限られるので、ある程度やる問題は絞らなければいけないが、だからといって「難しいから」「ややこしいから」ということだけで排除してしまうと、それがくせになってしまう。

もともとなるべく楽にやりたいというのが本性ですから、易き道を作ってしまうとそのまま下って行ってしまう。

多少しんどい思いをしつつも、がんばっていくから上る道になるわけで、ですから、この時期は安易に捨て問を作ってはいけないのです。

もちろん、試験を受けているときは、できる問題からやっていくのがセオリーで、その通り進めていいが、あくまで「できる問題」を先にやるだけの話であって、「やらない問題」を最初から決めてしまってはいけないのです。

これが受験勉強後半になり、いろいろな問題を見分けられるようになってくれば、捨て問というのもあっていいと思いますが、今はまだ力をつける時期なので「あきらめる問題」を作ってしまうと、いくらでもできてしまう。

そうなると「面倒なことはスルーする」という性分になってしまいます。

このくせは、一度ついてしまうとなかなか直らない。

良く男の子が国語の記述問題をスルーします。

「なんで、書かないの?」
「わからないから」

という場合は大抵、わからなくはない。面倒だからこのくらいいいか、という感じでスルーしてしまう。そうすると記述を書かないから、いつまでもできないし、点数も上がらないのです。

程度の問題ではありますが、簡単にあきらめてしまうくせがつくと、力がつかないから気を付けてください。

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