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自信をなくす子

これから模擬試験も続くし、学校別特訓の演習でも成績発表や組み分けをやるところもあるので、いわゆるデータがたくさん出てきます。

で、そのデータがふるわないと、当然のことながら、自信をなくす子が出てきます。

データも考えもので、いいデータが並べば勢いに乗れるが、逆の結果だとモチベーションを維持するのも大変になる。

本人は勉強している、あるいは努力していると思っても、結果がついてこない、ということになるとがっかりもするし、また経験も少ないから意気消沈してしまうことがあるものです。

これはそれを見ているお父さんやお母さんもそうなる可能性があります。

毎週悪いデータを見せられて、「高い月謝を払っているのに、なんだ」と愚痴の一つも言いたくなる気持ちはよくわかりますが、しかし、それは口にしてはいけない。

さらに子どもの状態を悪くするだけです。

私は、そういう時は敢えて試験は受けさせませんでした。

悪いデータを出す時間は子どもの受験準備には不要です。

その試験時間の分、他の勉強をした方が良い。例えば理科社会の知識が追いついていないのであれば、それをやった方が良いし、算数の基礎にもどった方が良いときにはそうします。

つまり、状況によって子どもに必要な勉強は人それぞれに違うわけで、悪いデータが続いたら、さらにデータを出すよりは、少し間をおいて立て直す時間が必要です。

名選手といえども、スランプの時期はある。まして12歳の子どもたちが、そんなに上手に立ち回れるはずがない。

少しでもできるようになった、と感じられるようになってから、データは出せばいいのです。

別に模擬試験のデータを持って受験するわけではありません。

むしろ、気持ちを前向きにできるように、時間に余裕をもたせた方が良いでしょう。

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