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図形が苦手な子

平面図形にしても、立体図形にしても多くの問題はそこに図が表示されているので、文章題に比べれば図形の問題というのは問題の内容の把握はしやすいように思うのです。

しかしながら、図形が苦手だ、という子は少なくありません。もちろん基本的な問題はできるのですが、ちょっと複雑になるとできなくなる。

点が移動したり、平面図形が移動したりすると、あっという間にわからなくなる。あるいは立体図形を切断する、といわれると気持ちが悪くなる。

つまりそれは具体的に空間や図形を把握する力が欠けているのです。

例えば4年生に立方体の見取り図を書かせてみると、たぶんにひしゃげます。

これはやはりそれぞれの辺を平行に書く、というような技量がないので何となく書いてしまい、その結果としてひしゃげる。

自分で書いた図形が傾いたり、つぶれたりする以上、頭の中の図もそうなるわけで、図形の問題を解くのはなかなか厳しくなる。

もちろん練習が大事なのですが、最も重要なことは自分で図を描くことです。

問題に図が書いてあることので別に描かずとも考えられるわけですが、4年生や5年生のうちに描き慣れておくことは大事です。

まず問題の図をまねて描く、ということから始めると図形の描き方がわかってくる。こういうところを平行に書けば、きれいに見えるのね、というようなことが身についてくると、今度は自分で問題にない図も描けるようになります。

そうすると、空間把握能力も上がってくるから切断面がどこを通るかも見当がついてくるわけです。

最初はすごく時間がかかるかもしれませんが、そういうところをないがしろにすると、なかなか力がつかない。

面倒でも必ずノートに自分で図を描く練習をすると、次第に図形の問題はできるようになってきます。

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