中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
今年の流行?
毎年1年かけて練り上げる各校の入試問題ですが、毎年毎年、なんか流行みたいなものを感じるときがあります。
例えば昨年は、容積とグラフ、の問題が多かった。
容器に水を入れて、その水面の高さの変化をグラフから読み取り、その容器の高さだったり、水量だったりを求める。
ただ、容器の中に壁があって、それが回転したり、移動したり、あるいは高さが変わったりとまあ、バリエーションが多く、結構面倒な問題が多かったのです。
で、今年。
これまで発表された問題を見ていると、やはり流行っている問題があります。
別に先生方が事前に打ち合わせをしたわけではないだろうが、妙に出題が多い。
それが論理の問題。
あるいは推理の問題と言ってもいいかもしれません。
多湖輝先生の「頭の体操」を思い浮かべていただければいいかもしれない。
何か数字を求める、というのではないのです。
例えば今年の浦和明の星の問題はこんな感じでした。
=================================
次の文章を読んで、( ア )から( カ )を適切にうめなさい
Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさんの5人がクリスマスプレゼントをそれぞれ1個ずつ用意し、Aさんの家に集まってクリスマスパーティーをしました。Aさんは手袋、Bさんはマフラー、Cさんはクッキー、Dさんはイチゴ、Eさんはチョコレートをプレゼントとして持ってきました。
プレゼントはそれぞれ同じ箱に詰め、誰が何をもらえるか分からないようにしてプレゼント交換をしました。交換後に5人は、他の人に見えないようにして箱を開け、全員が、もらったプレゼントは自分の用意したものではないことを確認しました。そして、次のように言いました。
Aさん 「私がもらったのはお菓子だったよ。」
Bさん 「私の好きな食べ物だったから満足しているわ。」
Cさん 「私も欲しいものだった。今度、身に着けて遊びに行こうかな。」
Dさん 「私がもらったのはAさんからのプレゼントじゃないよ。」
Eさん 「私も好きな食べ物だったよ。」
すると、これを聞いていたAさんのお母さんが次のように言いました。
お母さん「Cさんは( ア )、Dさんは( イ )をもらったでしょう。」
Cさん 「その通りです。」
Dさん 「私も、その通りです。では、残りの3人が何をもらったのかも分かりますか。」
お母さん「自分がもらったプレゼントは知っているから、残りの3人の中に、自分以外の2人が何をもらったか分かる人がいるかもしれない。」
このことを聞いた後、( ウ )さんとAさんが同時に「他の2人が何をもらったか分かった。」
と言いました。
お母さんはそれを聞いて、
お母さん「Aは( エ )を、Bさんは( オ )を、Eさんは( カ )をもらったね。」
と言いました。
Aさん、Bさん、Eさん 「その通りです。」
=================================
では、こういう問題で学校は何を求めているのでしょうか?
これは昨年の容積とグラフにも通ずるところですが、情報を読み取り、整理して、論理を組み立てる、というところにあるのです。
ただこういう視点が明確になっている問題ではあるものの、やはり算数の問題としては違和感を感じることがあるかもしれません。
逆に、これはおもしろいと思って、しっかり考える子もいるでしょうが、ただ、時間がなくなってしまう可能性があります。
やはり時計はしっかり見ていないといけない。
どういう問題が出ても、冷静に時間配分を考えて、
「できる問題から解く」
ということを忘れないようにしましょう。
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今日の田中貴.com
水溶液の問題
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中学受験 算数オンライン塾
1月25日の問題
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容器に水を入れて、その水面の高さの変化をグラフから読み取り、その容器の高さだったり、水量だったりを求める。
ただ、容器の中に壁があって、それが回転したり、移動したり、あるいは高さが変わったりとまあ、バリエーションが多く、結構面倒な問題が多かったのです。
で、今年。
これまで発表された問題を見ていると、やはり流行っている問題があります。
別に先生方が事前に打ち合わせをしたわけではないだろうが、妙に出題が多い。
それが論理の問題。
あるいは推理の問題と言ってもいいかもしれません。
多湖輝先生の「頭の体操」を思い浮かべていただければいいかもしれない。
何か数字を求める、というのではないのです。
例えば今年の浦和明の星の問題はこんな感じでした。
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次の文章を読んで、( ア )から( カ )を適切にうめなさい
Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさんの5人がクリスマスプレゼントをそれぞれ1個ずつ用意し、Aさんの家に集まってクリスマスパーティーをしました。Aさんは手袋、Bさんはマフラー、Cさんはクッキー、Dさんはイチゴ、Eさんはチョコレートをプレゼントとして持ってきました。
プレゼントはそれぞれ同じ箱に詰め、誰が何をもらえるか分からないようにしてプレゼント交換をしました。交換後に5人は、他の人に見えないようにして箱を開け、全員が、もらったプレゼントは自分の用意したものではないことを確認しました。そして、次のように言いました。
Aさん 「私がもらったのはお菓子だったよ。」
Bさん 「私の好きな食べ物だったから満足しているわ。」
Cさん 「私も欲しいものだった。今度、身に着けて遊びに行こうかな。」
Dさん 「私がもらったのはAさんからのプレゼントじゃないよ。」
Eさん 「私も好きな食べ物だったよ。」
すると、これを聞いていたAさんのお母さんが次のように言いました。
お母さん「Cさんは( ア )、Dさんは( イ )をもらったでしょう。」
Cさん 「その通りです。」
Dさん 「私も、その通りです。では、残りの3人が何をもらったのかも分かりますか。」
お母さん「自分がもらったプレゼントは知っているから、残りの3人の中に、自分以外の2人が何をもらったか分かる人がいるかもしれない。」
このことを聞いた後、( ウ )さんとAさんが同時に「他の2人が何をもらったか分かった。」
と言いました。
お母さんはそれを聞いて、
お母さん「Aは( エ )を、Bさんは( オ )を、Eさんは( カ )をもらったね。」
と言いました。
Aさん、Bさん、Eさん 「その通りです。」
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では、こういう問題で学校は何を求めているのでしょうか?
これは昨年の容積とグラフにも通ずるところですが、情報を読み取り、整理して、論理を組み立てる、というところにあるのです。
ただこういう視点が明確になっている問題ではあるものの、やはり算数の問題としては違和感を感じることがあるかもしれません。
逆に、これはおもしろいと思って、しっかり考える子もいるでしょうが、ただ、時間がなくなってしまう可能性があります。
やはり時計はしっかり見ていないといけない。
どういう問題が出ても、冷静に時間配分を考えて、
「できる問題から解く」
ということを忘れないようにしましょう。
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