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何ができるようになっていないといけないか

模擬試験が返ってきて、「合格可能性が足りない」という場合、偏差値を上げなきゃ、と考えるのが一般的でしょうが、では具体的に何を変えれば上がるのか、実はつかめていない子が多いのです。

例えば今出てきた点数から、できなかった問題をかんがえてみたとき、
1)全く分からない
2)ミスをして間違えた
の2つの場合が考えられるでしょう。
2)は対処法はある意味簡単で、そのミスを防ぐルーティンを身につけていくことなのですが、(いや、身につくのは簡単ではありません。)、全く分からない、というのは、どこがわからないのか、分析しないといけない。

算数の問題で言えば、問題はいくつかの要素に分割できて、例えば基本パターンが5種類組み合わさっている、というような場合に、その5つのどれかがわかっていない、という場合もあるだろうし、実際にはそう分解できる力がない、という場合もあり得るのです。

で、そこをどう変えるのか?という策は実はあまりとられていない。とられていないまま、勉強を続けるから、相変わらずできるところは同じ、できないところも同じ、ということになっていく。

なので、実際に何ができるようになっていかないといけないか、具体的につかんでおかないといけないのです。これをやらないと、時間はかけたが結果は変わらない、ということになります。折角の夏休みに膨大な時間をかけて勉強させても、結果が変わらない、というのは非効率極まりないので、ここはぜひしっかり分析してみましょう。




今日の田中貴.com
なぜ「まず算数」と言われるのか






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