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能力と努力

走るのが速い子というのはいます。

運動会でも徒競走は1番、リレーの選手にもなるし、連合運動会の代表にもなる、というような子は、もともと足が速いところはあるが、しかし、それなりの指導者がいて、良いトレーニングをするとさらに速くなります。

で、普通の子もそれなりの指導者がいて、良いトレーニングをするとやはり速く走れる。でも、本当に速く走れる子が真剣に努力をした場合、普通の子は太刀打ちできないでしょう。

で、それがきっとプロの世界だと思うのです。

いよいよワールドカップですが、日本代表の選手は実は、たくさんのサッカープレーヤーから選抜に選抜を重ねて出てきた選手ですから、当然、普通の子がかなうわけがない。

では、中学入試はどうでしょうか?

そう、そんなにすごいものではないのです。まだ12才の子どもたちが結構勉強して、それはそれで大変ですが、だからといって合格する枠はもっと全然多いわけですから、つまり努力が能力をカバーできる範囲の戦いなのです。

確かに頭のいい子はいるし、1回覚えれば忘れない、という子もいるでしょう。しかし、こと忘れない、ということであれば、1回で覚えようが10回やって覚えようが、覚えた、ということでいいわけですから、やはり努力が能力をカバーするわけです。

で、中学受験では、ぜひその経験をしてほしいと思っています。つまり、努力が能力の差を補って余りあることを知ってほしい。

電気がわからなければ、何回も先生に質問して、「もう絶対にわかった」という風になってほしいのです。1回聞いただけでわからなくても、わかるまでやればいいのだということを知れば、この先子どもたちはいろいろなことがさらにできるようになるはずで、その経験をしてもらえれば、中学受験をした甲斐が充分にあるのではないでしょうか。

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