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まず書き慣れる


国語の出題形式で、すべての答えを記述で書かせる学校があります。字数の制限があったり、なかったりしますが、基本的には自分のことばで説明をしないといけない。こういう問題形式の学校は決まっているので、もし、こういう学校を志望するのであれば、早くから対策を始めないといけない。

で、過去問をやらせてみると、一行しか書かない子とか、空白になってしまう子がいます。

入試問題の答えを書くわけだから、正解を書きたい、というのは当たり前の話だから、いろいろ考える。考えるが、うまくまとまらない。上手に書きたいと思うと、さらにうまくいかないようです。

で、そういう子にはとにかく書かせることから始めます。内容はどうでもいい。(というと語弊がありますが、最初から多くを期待しない。)その代わり150字、とか200字とか決めてそこまでは書く。

書けば満点、ということにしてしまう。

記述の中身がどうであるか、というのは書けるようになってから吟味すればいいのであって、まず書けなければ何も始まらない。

で、200字書けばいいんだ、ということで書いてみると、「正解を書かないといけない」というプレッシャーがなくなるので、結構書けるようになります。で、安定して書けるようになるまでは、中身を吟味しない。

そして、答案が結構書けるようになると、案外に中身もまとまってきたりするのです。だから、とにかく書く、書き慣れるようにすることです。

国語の読解問題は1週間に2回とか、ペースを決めてとにかくやり続ける、蓄積することが大事です。その蓄積から確実に力を伸ばすことになる。それがまさに王道と言えるでしょう。

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