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がまんてきない子


中学受験をする以上、いろいろなことはがまんしなければなりません。

例えば、この夏休み中でも講習があり、家での勉強があり。友だちとプールに行こう、とか遊園地に行こうとかいうプランは断念しなければならない。

また、勉強時間を確保するために、テレビをがまんしたり、ゲームをがまんしたりしなければならないでしょう。

私はよくゲームの禁止令を出していました。

夏休みに入ったら以降、入試が終わるまでゲームはすべて禁止。

漫画やテレビはさておき、ゲームは一度やりだすと、つい時間を忘れてしまう。だから、きりがないのです。

「志望校に合格したいと思う以上、何かはがまんしなければならない」

ということは良く教えておかないといけないわけですが、しかし、これができない子は少なくありません。

家だと監視の目があるので、友だちのウチに上がりこんでみたり、携帯型だと布団の中に潜り込んでやったり。(結果として目が悪くなったりするわけですが。)

こういう執着はある意味、勉強に活かせればよいのですが、しかし、本人がしたいこと、おもしろいと思うことにしか働かない。

で、こういう子どもたちにはよく『切り替えを早くする』という話をしていました。

「漫画が読みたい、でも宿題をやらないといけない。と思うでしょ? そのとき、漫画は今すぐ読まなくてもどこかにいってしまわない。だから切り替えを速くして、宿題をやり、それから漫画、という順番を立てる。」

「でも、宿題もどこにも行かないじゃない。」

「しかし、宿題はやらないといかんわけでしょう。」

「うん。」

「それが済んでからの方が、漫画を読むのも楽しくないか?」

「早く読んでから、宿題をした方が気分がすっきりして。」

「でも、読んでしまうとまた違うのが読みたいでしょ?」

「ま、そうなんだけど」

「だから、切り替えを速くするんだ。とっととやって、安心して読む。」

「でもねえ、お母さんがまた次の課題を出して来たりするんだよ。だから読めないじゃん?」

「・・・・」

親もがまんしないといけないところはありますね。


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