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クラス分けテストの弊害

先日おりしも同じご相談を受けて、この時期から6年生をお預かりすることにしました。要はここに来てクラス分けテストで今までいたレベルからかなり落ちてしまい、志望校を受けることが難しくなってきたというお話です。この時期になると子どもたちの差は当然縮まってきますから、クラス分けテストでも大きくクラスが変わってしまうことはあるでしょうが、その結果として子どもが自信をなくしてしまったとか、志望校への合格の意欲がなくなってしまったとか、まあそういうことがあるわけです。

もちろん成績がずば抜けてよいというわけではありませんが、それにしてもこの時期にそういう結果をもらってしまうと、なかなか立ち直れないという面はあるでしょう。

クラス分けテストというのは、塾からすればできる子を選抜していくシステムですから上位にいる子どもたちに力をいれれば、当然有名校の合格実績をあげることができます。また上位に入れれば、それなりの結果もついてくるでしょう。しかし反面振り落とされてしまった子どもたちはどうなるの?という面は弊害としては出てくるのです。

やり方を変えれば、また自信を取り戻すこともできるかもしれない。しかし実際にこの時期になってお子さんを引き受ける塾はあまりないというお話なので、お預かりすることにしました。

残りの時間でできることはそう多くはありませんが、しかし自信を取り戻してあげることはできるように思うのです。(まあ、メタメタにやられてしまっていると大変ですが。)子どもの力はどこにいくわけでもない、ただ精神的なものがプラスに出るのか、マイナスに出るのかでやはり結果は大きく違っているでしょう。少なくもいまの状態でいるよりは何か変化を求めた方が可能性は上がる気がしたので、お引き受けすることにしました。

単に塾に預けているだけではなく、お子さんのメンタルな面にはできる限り気を配ってあげてください。この弊害からお子さんを守ってあげられるのは、お父さん、お母さんなのですから。
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グラフと速さ

先日、6年生に速さとグラフの問題を出しました。何もいわず、グラフだけを書いてそこから距離を求める問題だったのですが、割とみんなまじめに速さを計算していたようでした。

しかし速さの問題はグラフにするとよく相似形で解けることがあるのです。実際にその問題も相似形で解くと、それこそ数分で解決するような問題でした。

速さの問題を解くとき、私は子どもたちにグラフを書かせます。というのも、速さの問題というのは条件文が長く、実際に子どもたちが正確に文意をとらえられているか、わからないからです。

書いていくうちに、問題の全容がつかめてくると、
「あれ、ここ相似形じゃない」
と気がつくことも多く、そこから一気に問題が解けてしまうことがあるのです。

速さはグラフで解くと、意外にミスが少なくなります。ただグラフを書くのを面倒だと思う子が少なくありません。この辺は本当は4・5年生から書きなれておくのが良いのですが。
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