大学を卒業して10年勤めたら辞めようと思いながら、満8年で退職してウロウロしながら1年が過ぎたところで、一念発起して、経済的にも余裕がないにも拘らず、敢えて精神的な余裕を持つためにテニスを始めました。
何時も楽しい提案をしていた大学の級友が、車で通学する姿を見て、経済的に余裕のある人は精神的にも余裕があり、従ってデザイン的にも面白いものを提案出来るのだと感じたのです。
私は、それまでやったことがなかったテニスを、朝6時から9時まで近くにあった市のテニスコートで、コートで知り合った自営のTさんと、雨が降らない限りコートの改修工事が行われるまで、3年間プレイしました。
はじめは自分たちの考えた練習方法で行い、最後は1対1のシングルスの試合をして終わるのです。 家に帰ればヘトヘトで仕事のことを考えることも出来ないような状態でしたが、幸いなことに先ず当面やらなければならない仕事は無く、これから先どのようにして建築の設計の仕事を創って行くかが仕事でした。
私には小学校に行くか行かないかぐらいの子供が2人おり、得るべき収入が無いため母から300万円を借りておりました。 後年もちろん返済した上で、会社を設立した時には監査役として迎え、毎月10万円の仕送りをさせて頂きましたが。
テニスをやっていた3年間、子供たちが学校に通う道すがら私の姿を見ていて、その頃の姿が一番格好が良かったと、最近になって云うのです。
そのような状況にあった時の写真が、机の中から出て来ましたので、改めて長女と長男にメールで送ったのです。 勿論、連れ合いが毎日見ているアイパッドにも送って、若々しい私の姿を見てもらおうと思って、送りました。
娘からはひと言、「老けたね」と返って来ましたが。
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