ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

はじめは息音が聴こえるように次に出来るだけ息音が聴こえないように吐く

2019-06-20 07:37:03 | 逆腹式呼吸

座禅の時には長く吐く呼吸に意識を集中する方法と、壁面の一点を見つめることで意識を集中する方法があります。 私は壁面の一点に意識を集中する方法は、やったことがありませんが、非常に難しいと感じております。

20数年前に生まれて初めて座禅を行うようになったのは、大学の級友の呼びかけがきっかけでした。 参加料がとても高く躊躇しましたが、思い切って参加することにしました。

週1回、和室で真っ暗闇の中で1時間、座り続けるのでした。 前もって中国からの留学生が、胸の中心が燃えるようなイメージで、座り続けて下さいと話されましたが、私自身は直ぐに、それとは関係なしに大きな息音を立てながら、長く吐く息に意識を集中して座っておりました。

勿論、生まれて初めての胡座を組んでの座禅(静功)でしたので、足は痺れ始めましたが、我慢をして深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、出来るだけ長く息を吐いておりました。

3回目の例会が終わった帰りに、級友が「もう少し静かに座禅をしろよ」と注意をされて、4回目からは、今度は一転して出来るだけ静かに、息音が聴こえないように息を吐いていました。

このことがその後、胎息と云う肺呼吸を伴わない気の呼吸に、結びついて行ったのです。



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