イメージで吐く息を体の中へ吐く呼吸法が、分らないという方がおりますので、繰り返し説明したいと思います。
私達はラジオ体操を行うときに、最後に大きく胸いっぱい吸って、ゆっくり吐くという呼吸を思い出します。 大きく吸った息を、基本的にはゆっくり出来るだけ長く吐くだけなのです。
口は閉じ鼻だけで呼吸を行います。 鼻から出来るだけ長く吐くのですが、鼻から息を出すことを意識しますと、なかなか息を長く吐きにくいところがあります。 そこで鼻から息を出すことを一切忘れ、吐く息をイメージで体の中へ吐くのです。
大きく吸った時に最後に少し息が、喉の近くに残っていると思いますが、その息が喉を通り、咽頭部を通り、胸を通り、下腹の臍下丹田(具体的にどこにあるか分からないとは思いますが)へと、イメージして息を吐くのです。
体の中へ入って行く息を追うようにして吐くのがコツです。
下腹の動きは気にせず、大きく吸ってゆっくり吐く呼吸を、繰り返し行います。 全部吐き切ろうとすると苦しくなりますので、苦しくなるちょっと手前で、軽く止めまた大きく息を吸います。 吸う吐く呼吸を1分間に3回出来るように行います。 慣れてくればもっと少なくなります。 私が試しに3分間でどれぐらい呼吸するかを、計測したところ7回でした。
吐く息をゆっくり吐きながら、吐く呼吸に意識を集中しながら座禅を行いますと、意外とあっという間に時間が過ぎていきます。 1時間の座禅はあっという間のはずです。 そんな1時間の座禅を楽しんで下さい。
この呼吸は私達に、微妙な体の変化を感じさせてくれます。
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