ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

発電コストが安いと云って来た原発が福島の事故後の安全対策費が5兆円を超えるというが

2019-08-12 08:43:24 | 社会・経済

私は30数年前に、畳から湧き出るダニ対策の住民運動をして知り合った方からの紹介で、広瀬隆著の「東京に原発を」と云う本を読んでおりました。

時の政府や東京電力が、原子力発電による電気の供給が安価で、なおかつ安全であるという報道を受けて、著者がパロデイで安全であるならば、原発を東京に建設したらと云う本の内容でした。

また当時から事故が起きた時の安全対策費が、非常に高く決して発電コストは安くは無いと、記述しておりました。 

ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故のことも、実際の例から検証を行っていました。 福島原発事故が東日本大震災時の津波によって、残念ながら起こってしまったのですが、余り報道されてない事実の中で、事故前の数年前に時の政府や東京電力が、安全対策について実施しないことを決めていたのです。

事故当時は自民党政権から民主党政権に変わっており、ちょっと知りかじりの菅直人首相が、一人芝居のように動いてしまって、安全対策費をケチってしまった自民党政権時の責任を問われることはありませんでした。

今になって福島原発事故後の安全対策費が5兆円を超えると云っておりますが、未だ増えそうな勢いです。 

改めて広瀬隆さんの本の正しさが、証明されました。 小泉純一郎さんは首相在任中は分からなくても、福島原発事故を通して、改めて原発の建設の中止を呼び掛けられたのは、ちょっと遅いのですが、小泉さんの人間性が現れて、楽しい気分になります。