ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

半身浴も深呼吸の要領で長く吐く呼吸も気の循環をさせてくれるのですが-2

2016-10-26 04:37:19 | 

風呂の入り方を半身浴に変えて以来、肩まで湯に浸からないので、心臓の負担にはならずよく聴く湯船に浸かったまま天に還ってしまうと云う心配は、なくなりました。 何よりも良かったのは、運動も体も動かすこともないのに、とにかく上半身が頭の中まで汗でびっしょりになったことです。

汗をかくということは、新陳代謝が良くなり、なおかつ血液の流れが良くなることです。 私が生まれて初めて気配と云うものを感じたのは、半身浴の時に湯面から出ている背中でした。 あれ、この感じは何かと思ったのですが、後で考え直してみると、背中の真ん中の脊中関と云う気の溜まる丹田が、活性化しつつあったのです。

更に半身浴で下腹の臍下丹田を温めていたので、半身浴を行って1年後に始めた静功-座禅の時に、目覚ましい体の変化をもたらしたのです。

私は毎晩、半身浴で入浴をした後、直ぐに隣室で家族がテレビを観ていて、その音が漏れ聴こえてくる部屋を真っ暗にして、静かに1時間胡座を組んで、深呼吸の要領で出来るだけ長く吐く呼吸を行っていました。 

私の長く吐く呼吸は、自然と吐く息を体の中へ吐く呼吸になっていました。 イメージで体の中へ吐く呼吸が、結果的に体の中の気の循環を促進させてくれることになったのです。

イメージで吐く息を体の中へ吐いたとしても、実際には吐く息は鼻から静かに出ていたのです。 では体の中へ入って行くものは何か、それは実は宇宙に存在する気でした。 体の中へ入って行った気は、基本的には体中にあるツボから排出します。

体の中へ入った気が各ツボから排出する行為を通して、各ツボの気の通りを調節する弁としての機能を強化します。 このことが結果的に自己免疫力を高めることになります。

深呼吸の要領で出来るだけ長く吐く呼吸を、吐く息をイメージで体の中へ吐く呼吸が、結果的に体中の気の循環を促進させて、更に下腹の臍下丹田を活性化させていくのです。