深夜のテレビで、京都大学の矢野浩之教授が、木材の構成要素であるセルローズのナノ化に成功し、重さは鉄の1/5ながら強度は5倍と云う、セルローズナノファイバーの実用化に成功した映像が、映し出されていました。
自動車のボディやタイヤに利用されるように研究開発され、軽量化に伴う燃費の向上に役立てられるようになると云う。
また、そのCNF-セルローズナノファイバーを特種液につけることにより、透明化する性質を利用して軽いガラスも出来るという。
更にマイナスイオンを持つCNFの性質を利用して、消臭効果を持つ金属分子を混ぜることにより、紙おむつなどの消臭シートを作り上げ、従来製品よりも3倍の消臭効果を発揮すると云います。
CNFの水溶液をインクとして利用したり、化粧水の中にCNFを取り入れることにより、これまで以上の化粧品としての価値を、高めるとのこと。
木材が豊富にある日本でのCNFの様々な分野での実用化が期待されるところです。 楽しみではあります。