今朝のテレビ番組で・こころの時代・で、伊豆の松崎町の安楽庵の村上光照老師が、「仏の世界を生きる」というタイトルで、話をされていました。 以前にもお話を聴いたことがありますが、お釈迦さまの着ていたお袈裟について、語られていました。
安楽庵の仏壇には、袈裟を折りたたんだ上に、鈴(りん)を置いてあります。 袈裟も長方形の形をしていて、表と裏を縫い針で、ある小さな長方形を一面に配した模様になっており、また壊色(えじき)という自然の色(樹木など)で、黒く染められたものです。
思わず学生時代に着ていた、上野広小路に住んでいたときの、隣に住んでいた米川染物屋さんに、染めてもらった上着が、微妙な真っ黒でない、くすんだような色合いだったことを、思い出しました。 気に入っていたのだけれど、古くなって捨ててしまったのか。
坐禅瞑想を通して、我欲を捨てることにより、仏さまとの波動が合ってくる、仏さまが、降りてきてくださるというのです。
バッハの教会カンタータを聴いていると、胸に響いてくるといいます。 元物理学者だった方らしい表現で、自分で感じて来られたことを、朴訥とした話方で、語られていました。 改めて、村上光照老師の人間としての魅力で、輝いておられました。