ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

仏の世界を生きる伊豆松崎の安楽庵の村上光照老師

2015-01-25 11:57:08 | 坐禅

 今朝のテレビ番組で・こころの時代・で、伊豆の松崎町の安楽庵の村上光照老師が、「仏の世界を生きる」というタイトルで、話をされていました。 以前にもお話を聴いたことがありますが、お釈迦さまの着ていたお袈裟について、語られていました。

 

 安楽庵の仏壇には、袈裟を折りたたんだ上に、鈴(りん)を置いてあります。 袈裟も長方形の形をしていて、表と裏を縫い針で、ある小さな長方形を一面に配した模様になっており、また壊色(えじき)という自然の色(樹木など)で、黒く染められたものです。

 

 思わず学生時代に着ていた、上野広小路に住んでいたときの、隣に住んでいた米川染物屋さんに、染めてもらった上着が、微妙な真っ黒でない、くすんだような色合いだったことを、思い出しました。 気に入っていたのだけれど、古くなって捨ててしまったのか。

 

 坐禅瞑想を通して、我欲を捨てることにより、仏さまとの波動が合ってくる、仏さまが、降りてきてくださるというのです。

 

 バッハの教会カンタータを聴いていると、胸に響いてくるといいます。 元物理学者だった方らしい表現で、自分で感じて来られたことを、朴訥とした話方で、語られていました。 改めて、村上光照老師の人間としての魅力で、輝いておられました。