ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

脳内の一部が損傷を受けても経絡は生きているので

2014-02-17 06:33:54 | 逆腹式呼吸

 脳溢血や脳梗塞で脳内の一部が損傷を受けても、微細な脳神経と絡み合うように流れている経絡(気の通る道)は生きていますので、気の通りをよくすることによって、脳神経を刺激し、時間がかかるかもしれませんが、治癒できる可能性があると感じております。

 脳内の損傷を受けた細胞に関係するツボ(気の流れを調節する弁)は、その機能に障害が出ます(気の通りが悪くなるという意味です)。 

 口を閉じ鼻だけで呼吸を行います。 深呼吸の要領で大きく息を吸い、出来るだけ長くゆっくりと吐きます。 吐く息はイメージで体の中へ吐きます。 できれば下腹にある臍下丹田に向けて吐きます。

 肩の力を抜き出来るだけリラックスして、上半身が頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで維持しながら、上記の呼吸を続けます。 この呼吸法を継続的に続けることによって、体の中にある経絡の気の通りを良くします。

 私たちは誰もが、お母さんのお腹の中にいたときには、気の通りも充実し、胎息という気の呼吸をしながら、臍の緒を通してお母さんから栄養分をもらって生長してきました。

 お母さんのお腹から生まれ出た瞬間から、胎息という気の呼吸から、空気中の酸素を吸う肺呼吸に変化します。 その過程にお腹で呼吸する腹式呼吸が見られます。

  普通に呼吸ができる人であれば誰でもが、上記の長く吐く呼吸を続けることによって、半ば眠っていた経絡の気の通りを、よくすることができるのです。

 長く吐く呼吸を続けることにより、経絡の気の通りを良くし、ツボの調節の弁も良くし、損傷を受けて脳神経部分をも、恒常的に刺激することによって、改善していくものと感じております。

 そんなことを昨日の深夜の1時間の座禅を行いながら、脳を優しく刺激する動きを感じながら、改めて思ったのです。