ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

出来るだけ長く吐く息だけに意識を集中する

2012-09-04 08:52:37 | 座禅

 座禅を行うときに一番難しいのは、如何に意識を一点に集中するかではないかと思います。 無心、無欲の境地になるには、先ず雑念を起きにくい環境づくりが、大切なのです。

  私は、何も分からないままに、無我夢中で長く吐く息だけに、意識を集中していました。 なおかつ吐く息は、体の中へ吐いていました。 しかもラジオ体操で行なった深呼吸の要領でです。

  下腹にあるとされている臍下丹田に向けて吐いていました。 臍下丹田といっても、自分では分かりません。 下腹の何処にあるのだろうと思いながら、ひたすら体の中へ、出来るだけ長く息を吐いていました。

  座禅を行いながら、擬似的に上斜めから下腹を眺めながらも、絶えず臍下丹田は何処だろうかと、探していました。 とにもかくにも、吐く息だけに意識は集中するも、何処だろうと思いながら、座禅を行なっていました。

 そんなある日、突然、自発動を伴いながら、臍下丹田が心臓のように動き始めたのです。 生まれて初めて座禅(静功)を行なってから。1ヶ月半後でした。