ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅の時は舌を上の歯の付け根にそっと付ける

2007-04-16 13:24:14 | 座禅
 座禅(静功)を行う時は、舌を上の歯の付け根にそっと付けます。 体の中に流れる気の大きな通り道である督脈から任脈へつなぐ重要なポイントだからです。

 一般的には、体の後側の背骨と皮膚の間を通る督脈は、下から上に上がってきた気が頭の丁部を通り口の中の舌を通り、体の前側の任脈へと続き臍下丹田に戻っていきます。 舌を上の歯につけていなくても気は流れるのですが、流れの量は少なく、つけておいたほうが良いのです。 

 歯医者さんに治療に行きますと、患者さん達が口をあけて治療を受けておりますので、私自身は気が充満しているなあと、その強さをなんとなく感じます。 治療中に歯と歯の間に脱脂綿などで挟んで噛んだりしていますが、その際にも脱脂綿を通して気が流れていくのを感じます。 あるいは、歯と歯がくっついている時などは、歯から歯へ流れていくのも感じます。

 気の通り道は神経の線に沿って流れているといわれていますので、私の場合は神経が集中する脳を、流れる気がいつも刺激しています。 また顔面も流れているのを感じます。 そのせいか、どちらかというと赤ら顔の印象を与えているようです。 私はゴルフはそれほどしませんので、決して日焼けということではありません。 

 私が座禅を行う時に目を瞑るのは(禅宗では目を半眼にしなさいといいますが)、逆腹式呼吸をしながら息を体の中にイメージしながら吐きますが、目を瞑ったほうがイメージしやすいからです。 呼吸に意識を集中すれば、決して眠くなることはありません。 私は、臍下丹田はどこにあるのだろうと思いながら、座禅に集中していた記憶があります。 呼吸に集中していれば、1時間はすぐ経ってしまいます。