親しくしている2部上場の建設会社の工事責任者に、耐震偽装についての現況を聞いてみました。 デベロッパー(マンション分譲開発会社)とは、平面図と立面図でおおよその工事費概算を算出した上で契約をし、それから設計図が描きはじめられるといいます。
予算が出来上がっていますので、出来上がった設計図に対しては、意匠的なものは訂正があるものの。構造的なものについては㎡当たりの鉄筋量が90~100kgを目安にしているということです。 今までの積み重ねられたデーターを基に、よほどのことがない限り、構造的なことまでは口を出さないといっておりました。
分譲マンションについては、デベロッパーより構造計算の見直しを求められており、計算書からの設計図への書き込みが一部、柱の鉄筋が計算値より一本少ないという移し違えによる間違いも見つかったそうですが、再計算しても問題点はなかったといいます。
日本最大手の民間確認検査機関のERIは何年か前に不祥事があり、数ヶ月間の業務停止処分を受けており、それ以来、確認業務が慎重になったようですといっていました。 今回の姉歯元建築士の耐震偽装は、特定行政庁をはじめとして、イーホームズ以外の民間確認検査機関も、不正を見過ごしてきていました。
ビジネスホテルのコンサルタントをしていた総研の内川所長や、それを具体的に建設してきた木村建設のもともとのベースになる数値が、建物の安全性を度外視し、建設コスト削減のための工法および単価基準を重視してきた結果、耐震偽装を起こしやすい構造が、出来上がってきてしまったといえないでしょうか。
木村建設は、ビジネスホテルで得た工法を、分譲マンションにも適用し、被害を大きくすることとなってしまいました。
予算が出来上がっていますので、出来上がった設計図に対しては、意匠的なものは訂正があるものの。構造的なものについては㎡当たりの鉄筋量が90~100kgを目安にしているということです。 今までの積み重ねられたデーターを基に、よほどのことがない限り、構造的なことまでは口を出さないといっておりました。
分譲マンションについては、デベロッパーより構造計算の見直しを求められており、計算書からの設計図への書き込みが一部、柱の鉄筋が計算値より一本少ないという移し違えによる間違いも見つかったそうですが、再計算しても問題点はなかったといいます。
日本最大手の民間確認検査機関のERIは何年か前に不祥事があり、数ヶ月間の業務停止処分を受けており、それ以来、確認業務が慎重になったようですといっていました。 今回の姉歯元建築士の耐震偽装は、特定行政庁をはじめとして、イーホームズ以外の民間確認検査機関も、不正を見過ごしてきていました。
ビジネスホテルのコンサルタントをしていた総研の内川所長や、それを具体的に建設してきた木村建設のもともとのベースになる数値が、建物の安全性を度外視し、建設コスト削減のための工法および単価基準を重視してきた結果、耐震偽装を起こしやすい構造が、出来上がってきてしまったといえないでしょうか。
木村建設は、ビジネスホテルで得た工法を、分譲マンションにも適用し、被害を大きくすることとなってしまいました。