ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

イメージトレーニングは大切ですよ

2006-05-04 08:42:15 | 座禅
 暗闇の中で静かに座禅(静功)をすると、常日頃の忙しさの中では分からない何かをつかむことができます。 口は閉じ鼻だけで呼吸をします。 軽く吸ってゆっくり10秒ぐらいかけて吐きます。 吐く時には息が体の中へ入っていくようなイメージで行います。
 座禅を行う時は、よくお寺のお坊さんが無心になれとか、無欲になれとかいいますが、そんな簡単に無心にはなれません。 呼吸に集中することによって雑念がなくなってくるのです。 お臍のちょっと下辺りのお腹に、臍下丹田という気の心臓に当たる部分があります。 呼吸を吐きながら、ひとえに臍下丹田が活性化するように念じながら行います。
 元々私達人間は、この世にお母さんのお腹から出てくるまでは、臍下丹田が活性化し、気の呼吸ー胎息という呼吸をして過ごしてきましたが、生まれ出た瞬間から酸素を吸う肺呼吸になります。 気の呼吸から肺呼吸になる瞬間に、私達はオギャーという泣き声を発声をします。
 座禅を通して、本来私達が持っていた気の呼吸を回復させることが、とても大切なことなのです。 ゆっくり体の中へイメージしながら息を吐くことによって、神経の線に沿って流れているといわれる、気の通り道を良くします。 気の通り道の調節の弁をであるいわゆるツボを刺激し、神経の集中する脳をも快適な刺激をして、私達に至福の時を与えてくれます。 副次的な効果として、健康な体の回復と脳の開発率を高めるということもしてくれます。
 アインシュタインなどの歴史的な著名人は、ものの本によると瞑想を行っていたと聞き及びます。 座禅を行うという生活習慣を、是非みんなにも身につけてほしいといつも思っております。