glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

菜種

2006-11-05 09:28:22 | 家族・友人・私
 引越しの際にたくさんの菜種の種を見つけました。

 菜種の種と言うべきか、菜の種と言うべきか迷っています。

 室生犀星だったか、三木露風だったか子どもを亡くした時の詩に
 菜種の花は遠くかなたに波をつりて
 いまは、はやしんににさびしいぞ
とか何とか詩っていたのを思い出したので菜種の種と言うべきでしょうか。
 とにかくその種は夫が数年前に取ってものです。もう芽はでないかも知れませんが、ゴミ箱に捨てるには忍びなくもってきました。

 今の家は庭は無く少々地面があるだけです。思い切ってその上にばら撒きました。夫は植えるならちゃんと土を掘って・・・云々と言ったのですが、芽が出ないだろうし、運の良い種だけが生き残っているだろうとか屁理屈を言って蒔きました。

 それがです。密集して芽が出ました。

来春はどうなっているでしょうね。菜の花屋敷(?小さくて屋敷とは言えない!)でしょうか。

 今の楽しみはモロヘイヤの種です。プランターに植えたモロヘイヤを一本残しておきました。まだ7~8センチの青虫大の鞘です。種が落ち、来年芽が出たら客達はモロヘイヤばかり食べさせられるかもしれません  
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4 コメント

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野の花 (あまもり)
2006-11-06 16:34:56
ばらまいただけで芽が出るとはさすが野の花です。
菜種の話、子供の頃に何の本だったのか覚えていないのですが、都で一旗上げようと母を残して京に上った息子が、人の噂にも上るほどの盗賊となり、目が見えなくなった母は、そんな息子のことを知ってか知らずか亡くなってしまった。大金を抱えて帰ってきた息子は母が死んでしまったことを知り号泣して野原にその大金をばらまいて姿を消した。翌年野原には黄金の花が咲いた。これが菜の花だった。
とこんな話なんですが、なぜかいつまでも覚えているのです。
淀川の堤防で黄金の花を見て、菜の花だ!と思ったのですが、それはセイヨウカラシナ。花は似ていますが、辛子は取れても油は取れません。ちゃんちゃんですね。
菜の花屋敷で、モロヘイヤのご馳走、いいですね。
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似たような話の。。 (serena)
2006-11-06 22:30:31
映画を見たことがありますよ、あまもりさん。
話の筋は全く憶えていないのですが、有馬稲子という美しい女優さんが娘の役で母親は誰だったのかも判りません。母が重病で薬代が高い。その薬を買いたくて普段言い寄っていた好きでもない金持ち男の二号になる決心をした娘が、身を売ったお金を持って帰宅すると母は冷たくなっていた、と言うものです。娘は号泣し持っていた札束を部屋中に放り出すというシーンまでしか覚えていません。お札は飛び散ったけれど花にはなりませんでしたが。。。
娘の心情が痛ましく、それで何時までも覚えているのでしょう。どんなに口惜しかったかと。
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Unknown (glimi)
2006-11-07 08:01:50
あまもりさん、serenaさん

 そいう話しを外国人はどう感じるのでしょうね。お話しを作りたいと思うのですが、想像力が欠けてきています。これが年齢を重ねるということでしょうか。

 
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glimiさん、こういう話に (serena)
2006-11-07 09:25:57
国境はないと思いますよ。裸の人間の心情は何処でも同じかと思います。
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