glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

アジア連邦

2005-11-02 08:56:04 | Weblog
 10月20日~23日に横浜で開催された第92回日本エスペラント大会に夢見るアメリカ女性が参加していました。夢見るというと失礼かも知れません。理想に燃えると表現すべきでしょう。彼女はエスペラント歴10ヶ月、日本に来て1ヶ月ということでした。

 彼女が日本に来た目的は【アジア連邦】を作る運動をするためなのです。彼女は今まで国連の機関(ユニセフであったか、ユネスコであったか)で働いていたそうです。アメリカの横暴に立ち向かいアジアから貧困を無くすためにアジア人が結束してアメリカに立ち向かわなければならない。アジアだけが世界平和を築く原動力になり得ると熱心に話していました。

 今、日本にアジアをまとめてゆく力は無いと私は言いました。靖国参拝問題でアジア中から軍国主義の復活を狙っていると見られています。その日本で運動を展開しても他のアジアの国々の人々が受け入れてくれるか疑問でした。

 彼女が私の意見を理解しているのかいないのか私にはわかりませんでした。10ヶ月の学習ですから、決して流量とは言えないエスペラントで言葉を選び訥々と彼女は持論を述べていました。

 彼女の運動の運命はどうなるかわかりません。私は不可と思えることに挑戦しようとする彼女に声援を送りましょう。

 世界連邦を作ろうとする運動もあります。ノーベル賞を受賞した湯川秀樹氏が日本では有名です。以前、エスペラント大会で湯川博士の未亡人にお会いしたことがあります。彼はエスペランティストではありません。でもエスペラントそのもは支持していたと言うことでした。
 世界連邦設立運動も成功したというわけでは無いにしても延々と続いています。アジア連邦構想も世界平和運動の一つの核として成長する可能性もあります。運動は思いついた人が始めてゆけばよいのです。いつか大河になるかも知れません。

 頑張ってください!   
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (案山子)
2005-11-02 12:07:27
そうですよね。

私たちがネイティブやヨーロッパ系、アフリカ系そしてアジア系と他人種のアメリカが多分わかっていないように、その若い女性もわからないゆえにアジアに前途を見ているのでしょうね。

「どうなるかわからないから、その若い芽を摘んではいけない」…ですね。

私の身近でも最近そう思うことが、一つ二つありました。一人一人の道ですから、本人が肌で感じてこそ実になるのでしょう。

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Unknown (Natsumi)
2005-11-02 16:47:53
私のように、日々の瑣末な出来事に翻弄されている人間もいれば、アメリカからアジアを、そして世界を見つめて運動している人もいるのですね。

自分にできないぶん、応援したいです。

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少しずつ譲り合って~。 (りこ)
2005-11-02 17:36:20
glimiさん今日は。世界中で戦争や紛争をしている当事者同士がお互いを認めあって少しの妥協をすればまた過去を水に流すことが出来れば世界連邦も夢では無いと思えますが負の遺産にばかり目を向けているようでは平和な未来なんて何時まで待っても夢の夢。
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テンプレートが (あまもり)
2005-11-03 13:20:53
思いっきり変わってしまったので、最初間違えたのかと(笑)

アジア連邦ですか。今のASEANではだめだということですね。
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草の根運動 (glimi)
2005-11-03 17:59:43
テンプレート替えた買ったのです。でもお仕着せの写真はいやで・・・。と言ってもどれを選んでも御仕着せに違いありませんが。



お上の考えではなく、庶民が自覚してゆくことが社会を変えてゆく確実な方法だと思います。



ただ、先日の中国の反日運動にしても政府の思惑がちらついていました。あれは草の根とはいえませんけれど。



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