glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

ベルリンの壁崩壊20年

2009-11-10 09:32:09 | 平和
 昨日のNHKのベルリンの壁崩壊の特別番組が面白かった。全て見たわけではないのですが・・・。

 特に秘密警察の記録の保管状態。全てがきちんと保管されている。今なお20年前の自分と向き合う人々がいる事は新鮮な驚きでしたし、このような姿勢が今日のヨーロッパにおけるドイツの地位を築いてきたのでろうと感じました。

 (それにしても日本では国民が納めた社会保険料の記録さえきちんと残っていないとは嘆かわしい事です。)

 写しだされるブランデンブルグ門の映像の多くは正面からでは無く裏からでした。これは東ドイツ側から眺めようとする映像の意図を示していたのでしょうか。

 今年の五月も、ベルリンをひとりぶらつきました。ブランデンブルグ門の裏手でいくつもの児童と指導者のグループと会いました。会ったと言うよりそのようグループでごった返していた東宝が正確かもしれません。壁崩壊20周年、記憶を伝える学習だったのかと今気付いた所です。

 コンクリートの壁は壊せたが、西側に飲み込まれてしまった東側の人と西側の人との壁はまだ取り除かれていないという言葉が心に染みました。

 エスペラント市Herzbergで元東と西に住んでいた二人のエスぺランチストとの会話が思い起こされます。
 特に『東側の女性はドイツ人と結婚したがらない。結婚したかったら元東ドイツに来ると素敵な女性が沢山いますよ。』
 この言葉の意味するところは何んでしょうか。自由平等を掲げた社会主義体制の中で女性たちはどんな経験をしたのでしょうか。

 この経済危機を乗り越えたらヨーロッパはもっと平和な地域にになるだろうという予感を得ました。
コメント (4)
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