昨日のNHKのベルリンの壁崩壊の特別番組が面白かった。全て見たわけではないのですが・・・。
特に秘密警察の記録の保管状態。全てがきちんと保管されている。今なお20年前の自分と向き合う人々がいる事は新鮮な驚きでしたし、このような姿勢が今日のヨーロッパにおけるドイツの地位を築いてきたのでろうと感じました。
(それにしても日本では国民が納めた社会保険料の記録さえきちんと残っていないとは嘆かわしい事です。)
写しだされるブランデンブルグ門の映像の多くは正面からでは無く裏からでした。これは東ドイツ側から眺めようとする映像の意図を示していたのでしょうか。
今年の五月も、ベルリンをひとりぶらつきました。ブランデンブルグ門の裏手でいくつもの児童と指導者のグループと会いました。会ったと言うよりそのようグループでごった返していた東宝が正確かもしれません。壁崩壊20周年、記憶を伝える学習だったのかと今気付いた所です。
コンクリートの壁は壊せたが、西側に飲み込まれてしまった東側の人と西側の人との壁はまだ取り除かれていないという言葉が心に染みました。
エスペラント市Herzbergで元東と西に住んでいた二人のエスぺランチストとの会話が思い起こされます。
特に『東側の女性はドイツ人と結婚したがらない。結婚したかったら元東ドイツに来ると素敵な女性が沢山いますよ。』
この言葉の意味するところは何んでしょうか。自由平等を掲げた社会主義体制の中で女性たちはどんな経験をしたのでしょうか。
この経済危機を乗り越えたらヨーロッパはもっと平和な地域にになるだろうという予感を得ました。
特に秘密警察の記録の保管状態。全てがきちんと保管されている。今なお20年前の自分と向き合う人々がいる事は新鮮な驚きでしたし、このような姿勢が今日のヨーロッパにおけるドイツの地位を築いてきたのでろうと感じました。
(それにしても日本では国民が納めた社会保険料の記録さえきちんと残っていないとは嘆かわしい事です。)
写しだされるブランデンブルグ門の映像の多くは正面からでは無く裏からでした。これは東ドイツ側から眺めようとする映像の意図を示していたのでしょうか。
今年の五月も、ベルリンをひとりぶらつきました。ブランデンブルグ門の裏手でいくつもの児童と指導者のグループと会いました。会ったと言うよりそのようグループでごった返していた東宝が正確かもしれません。壁崩壊20周年、記憶を伝える学習だったのかと今気付いた所です。
コンクリートの壁は壊せたが、西側に飲み込まれてしまった東側の人と西側の人との壁はまだ取り除かれていないという言葉が心に染みました。
エスペラント市Herzbergで元東と西に住んでいた二人のエスぺランチストとの会話が思い起こされます。
特に『東側の女性はドイツ人と結婚したがらない。結婚したかったら元東ドイツに来ると素敵な女性が沢山いますよ。』
この言葉の意味するところは何んでしょうか。自由平等を掲げた社会主義体制の中で女性たちはどんな経験をしたのでしょうか。
この経済危機を乗り越えたらヨーロッパはもっと平和な地域にになるだろうという予感を得ました。
ベルリンの街はあちこちが工事中で、ガイドさんは、今のドイツはまだ、東西統一からくる不満、不公平感があり、経済も大変だけれど、10年後にもう一度尋ねてみてください。そのときは、もっとよくなったドイツをご案内できると思いますから。
そういう案内を受けてもう10年が経ったとは早いものです。東西の格差はまだなくなっていないようですね。でも、金曜の午後になると、家族で週末を楽しむために、気分がうずうずして、金曜の帰宅は心なしか早めなのですよ、と笑っていらしたけど、仕事に滅私奉公する日本との違い、このドイツ人気質は健在なのでしょうね。でも、壁があるときのほうがよかった、というコメントもあったりしたこと、残念というか、それほど今が快適から遠い、ということでしょうか。
昔は良かった!とう人は日本にも沢山います。
旧東ドイツではほぼ同じ給料の人が一つのコミュニティを作るように住まわされていたので、生活の格差を感じなかったそうです。壁が崩壊し自由にあちこち行けるようになって、いろんな生活水準があることに驚いたと話していました。
確かに旧東ベルリンの方が失業率が高いようです。
今年は一人でウンターリンデンからアレクサンダープラッツ方向へ、またアンネミューゼアムを探して大学裏など歩いたのですが、ベルリンはいつも工事中です。これも失業対策の一つかもしれません。
夏には大きな公園では市の主催や区の主催の物産展や展示会が開かれます。その目的もその地域の整備と経済の活性化だそうです。
なれあいではない計画的前向きな政策姿勢を日本も学ぶべきと感じました。
コレって、不満を抑える対策としては、賢い策なのでしょうね。みんな総じて貧しければ、そんなに苦にならない、人にはそんな性癖があることが理解できます。たから、きっと私たちが発展途上国のひとを報道で見て感じる暮らしの大変さ、と、現地の人たちの感じるものとは別ものなのでしょう。でも、情報が遮断された社会への逆行は困ります。
物を売るためにテレビがコマーシャルをどんどん流し、あるのが平均、とおもっているから、ない生活が辛いのでしょうね。
貧しいことの辛さもあるけど、格差を歴然と見せつけられることの辛さも、人を失望へと追いやっているのかも。自殺数が減らない日本ですし…。
その場所でもう2年も通っている男性を見かけます。歩き方、身のこなし方から推測すると60代前後です。初めは日の当たる場所に座っていたのですが、この1年は炭の目立たぬつ尾ころに位置を変えました。お弁当を食べているのでお金が全くないと訳ではないでしょう。
でも最近ではジャンパーが汚れきっています。寒くなると荷物が多くなります。どこで住んでいるのかなと思います。気になる存在ですが、他の人に迷惑をかけるわけでもないので声をかけるのもためらってしまいます。
子どもたちも、幸せそうな親子も一杯来ます。何を思うのでしょうね、気になる存在です。