glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

兄弟姉妹が多いということ

2008-05-12 07:07:25 | 福祉と教育
 昨日は久しぶりに子ども相手のボランティアでした。

 他国への理解を持たせるために、展示室に来ていた子どもを集め、展示されている国々からいくつか選び、案内するのです。案内と言っても難しい説明ではなくクイズ形式にしたりと工夫が凝らされています。そしてそのあと、民族衣装を着るという体験があります。

 今まで、大概参加する子は小学生でその幼い兄弟姉妹が数人と言うのが普通でした。ところが今回は20数名のうち小学生が数名で残りは幼児でした。

 さて、さて、クイズや説明はどうすると、ボランティアはあわて気味でした。

 ところが、幼児たちは積極的で、集中してこちらの話を聞き、質問にも即座に反応し、頼もしい限りでした。

 そこにはネパールの居間が展示されています。靴を脱がなければ入れません。靴を脱ぐにも履くにも自力、話を聞くのもきちんと座って聞きました。

 反省会の中で気がついたのですが、その子達の両親の中には赤ちゃんを抱いている方がかなり多かったこと、また妊娠中の母親も数名いたことでした。

 つまり3人兄弟姉妹の1番目や2番目の子どもが多かったのです。幼くても兄であり、姉であるという自負が子どもたちの自立心を育てていることを実感しました。

 ほとんどの家族が夫婦でやってきていました。何と言う呼び名の布だったでしょうか、布で胸に赤ちゃんを抱いている母親に聞きました。『この抱き方お父さんもするんですか。』父親が、『ええ楽ですから』と答えました。『私の息子もそれでどこへでも出かけるんです。』と私も言いました。

 兄弟姉妹が多いということはうまく育てれば子どもの成長を促すと実感した数時間でした。

 子ども3人をほとんど一人で育てた私には二人で子育てを楽しんでいる若い夫婦はまぶしく見えました。

 
コメント (3)
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